Instagramで1.7万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
今回はインスタの質問箱やDMでよく頂く「小学生・中学生のスキンケア」についての話をします。
ちなみにこの記事、親の財布を苦しめる高額スキンケアを売りつける要素は一切ありません。
紹介している商品は、スーパー・ドラッグストア・Amazonなどで買えもののみ。
価格も1,000円以下を中心に、1番高いものでも2,000円台です。
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小学生・中学生でもスキンケアは必要です
まず結論をいうと「肌を綺麗に保つ」ことを考えるなら、小学生・中学生でも次のスキンケアは必要です。
- 日焼け止め
- クレンジング(日焼け止め次第)
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液(皮脂量による)
「小学生から、早くない!?」と驚く人もいるかもしれませんが、これをやっておくだけで、思春期の肌荒れ・ニキビや、将来のシミ・シワに差が出てきます。
「子供に化粧品なんて必要ない!」って言う人もいますが、必要な理由もいまから説明し、低価格でも中身の良いスキンケア製品を紹介します。
日焼け止めが必要な理由
まず最重要なのは日焼け止め。
紫外線は年齢や性別に関係なく、誰にでも平等に降り注ぎます。
若い健康な肌だと紫外線に対する防御力は高いですが、紫外線ダメージをゼロにすることはできません。
小学生・中学生の場合、外で過ごす時間が長く、大人よりも浴びる紫外線量は多くなりがちです。
毎日浴びる紫外線が少しずつ肌へダメージを与えて、将来のシミ・シワの原因に。
さらに紫外線によるバリア機能の低下や皮脂の酸化は、思春期に悩みがちな肌荒れやニキビの原因になります。
これを読んでいるのが小学生・中学生本人なら、親を説得してでも日焼け止めを買ってもらって塗るべき。
親側なら、子供を説得してでも、日焼け止めをきちんと塗らせるべき。
学校で禁止されていても、戦って許可させるレベルに塗ってほしいです。
クレンジングが必要な理由
続いて「子供にクレンジング!?」と思うかもしれませんが、これは日焼け止めを落とすため。
「石けん落ち」を名乗る日焼け止めも出ていますが、実際に洗顔料で落ちる製品は少ないです。
本当に石けんで落ちるレベルの日焼け止めは崩れやすいので、外で過ごすことの多い小学生・中学生には不向き。
ただし日焼け止めって100%綺麗に落とさなきゃダメってものではないので、そこは調整次第かな。
「しっかりクレンジングをすることによる乾燥」と「洗顔料だけで洗うことで、肌に残った日焼け止めによる肌負担」を天秤にかけて考える部分ではありますが、使ったほうが調子が良ければ使いましょう。
特に「レジャー用の崩れにくい日焼け止め」を使った日は、クレンジングした方が安心ですね。
クレンジングは基本、肌に優しく、洗い流しも簡単なミルクタイプがおすすめです。
洗顔料が必要な理由
ひとつめの理由はクレンジングをしない場合に日焼け止めを落とすため。
ふたつめの理由は、皮脂や肌についた汚れをしっかり落とすためです。
個人差はありますが、小学生・中学生の肌は大人以上に皮脂が多く出ます。
そんな皮脂を適切に落とさず放置していると、ニキビができやすくなります。
また、外遊びで肌についた雑菌も、肌トラブルの原因に。
肌質によって程度は異なるものの、お湯だけ洗顔ではなく、洗顔料を使ったほうが良いでしょう。
特に小学校高学年頃からは皮脂が増えやすいので、よっぽど肌が弱いor乾燥するって子じゃない限りは、洗顔料を使った方が良いです。
ただしW洗顔不要のクレンジングを使っている場合は、夜は使わなくてもOKです。
化粧水が必要な理由
日々のクレンジングや洗顔で、肌が本来持つ潤いは流れ落ちていきます。
プチプラでも良いので、流れ落ちた潤いを補ってあげることが必要です。
「与えるため」ではなく「失ったものを補うため」に保湿するので、子供でも保湿は必要なんです。
高い美容成分が入ったものは必要ありませんが、基本の保湿は必須。
さらに美白化粧水なら、日中の紫外線ダメージから肌を守る効果も期待できます。
肌がゆらぎやすい子、ニキビができやすい子は、肌荒れ防止効果のある薬用化粧水を使うのもおすすめです。
乳液が必要な理由
乳液は「必須」ではないけれど、検討したほうが良いアイテム。
若いお肌は自分で皮脂を出す能力が高いので、乳液がなくても大丈夫な子は多いです。
でも全ての子が適切な量の皮脂が出せるとは限りません。
皮脂が足りていない場合は、乳液を使ってしっかりお肌に蓋をして、水分の蒸発を防ぎましょう。
ちなみにニキビが出来やすい子は乳液を避けがちですが、乾燥が原因でニキビが出来ることもあります。
お肌の状態を見て、必要であれば乳液も取り入れましょう。
小学生・中学生が化粧品を使うのは肌に悪い?
- 紫外線ダメージから肌を守る
- 汚れを肌から落とす
- 洗顔で失った潤いを補う
この3つのスキンケアは、年齢にかかわらず大切なこと。
もちろん子供のスキンケアには、油分がこってり入ったクリームを使ったり、刺激になるような強い製品を使うのは避けた方が良いです。
でもここで挙げているような「必要な基本のケア」であれば、「肌に合わない」ケースを除いてデメリットはありません。
むしろ「紫外線ダメージ」「雑菌や酸化した皮脂」「乾燥し、バリア機能が落ちること」の方がよっぽど「肌に悪い」ので、小学生・中学生でも化粧品は積極的に使っていきましょう。
高いスキンケアは不要です!!!
若いお肌は、肌本来の力が高いので、高額なスキンケアを使う必要はありません。
もし芸能人を目指してて、どんなにお金をかけてでもケアしたいっていうのなら、高い化粧品を検討しても良いとは思います。
でも、基本的には1,000円ぐらいで買えるようなプチプラ製品でOK。
ネットで子供用のスキンケアを調べてると、何千円もするような聞いたこと無いブランドのスキンケアがこれ良いよ!って紹介されてることがあるけど、大手のプチプラで十分です。
もちろん高いものは中身にお金をかけている可能性が高いし、それが肌に合う可能性もありますが、高いから良いとも限りません。
「安いものは質が悪い」と感じる人もいるかもしれませんが、国内大手メーカーの低価格ブランドから選べば劣悪な製品はありえません。
安いものでも「基本のスキンケア」には十分なスペックがあります。
小学生・中学生におすすめのスキンケアまとめ
値段はなるべく1,000円以下のものを中心に、高くても2,000円台を目安に集めています。
日焼け止め
- ニベアサン プロテクトウォーターミルク マイルド
- ビオレ UV キッズ ピュアミルク
- アネッサ パーフェクトuv スキンケアジェル
- ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス
- ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション
- アトピタ 保湿UVクリーム
コスパと肌への優しさなら「ニベアサン プロテクトウォーターミルク マイルド」や「ビオレ UV キッズ ピュアミルク」がおすすめ。
どちらも紫外線吸収剤フリー&エタノールフリーで刺激になりにくく、SPF50+PA+++でミルクタイプなので、紫外線カット性能もばっちり。
お値段も600~700円ぐらいなのでお手頃です。
ただしビオレキッズピュアミルクは、白浮きがかなり強いみたいで、賛否両論分かれるアイテムですね。
ニベアの方が使い勝手は良いかな~と思います。
あと追加で持っておくと便利なのは「アネッサ パーフェクトuv スキンケアジェル」か「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス」。
強力な膜を作って崩れにくいタイプなので、スポーツやレジャー時に活躍します。
どちらもミルクタイプも出ていますが、使用感がべったり重いので、子供には使いにくいかな。
日焼け止めのベタベタ感を嫌がる子なら「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション」もおすすめ。
紫外線カット成分を寒天ゲルで包み込むことで、べたつきの少ないさらっとした使用感を作り上げています。
お肌が弱い子には「アトピタ 保湿UVクリーム」もおすすめ。
優しい成分で作られているし、ウォーターベース処方なので、クレンジングなしでも落ちやすいです。
ただし崩れやすいし、紫外線カット性能は低めなので、こまめな塗り直しが必要になります。
クレンジング
上2つがミルクタイプで、ファンケルはオイルタイプです。
例として挙げましたが、大手メーカーのクレンジングミルクでこの価格帯なら、大きな優劣の差はないので、変なメーカーじゃなければ他のブランドでもOK。
使う本人の好みで選んでも良いんじゃないかと思います。
「どれが良いか教えて!」というのなら、コスパと肌への優しさ重視なら、「カウブランド 無添加メイク落としミルク」が無難です。
もう少しクオリティが高いものであれば、ちょっと高めだけど「パラドゥ スキンケアクレンジング」かなって感じ。
アネッサパーフェクトUVやアスリズムなど、落ちにくいタイプの日焼け止めを使っている場合は、オイルタイプを検討しても良いかも。
若い人におすすめなのは「毛穴の詰まり」の悩みにも特化した「ファンケルマイルドクレンジングオイル」。
お値段もお手頃だし、初回500円のお試しボトルも出ています。
休みの日にメイクしている場合のクレンジングにもおすすめです。
洗顔料
マイルドな順に並べてみました。
「肌ラボ 極潤 ヒアルロン泡洗顔」は洗浄成分の濃度が低め&超優しいものを使用した洗顔料。
とにかく潤いを残して、優しく洗いたい人向けです。
洗い流しても肌に残りやすい吸着型のヒアルロン酸も入っています。
「なめらか本舗 薬用泡洗顔」はアミノ酸系洗浄成分で、ややマイルドな部類ですが、肌ラボよりは洗浄力強め。
強すぎず弱すぎない、バランス型の洗顔料向けです。
肌荒れ防止の有効成分も入っています。
「スキンライフ 薬用泡のふんわり洗顔」は洗浄成分は優しいけれど、殺菌成分や酵素が入っています。
肌荒れ防止の有効成分も入っていて、ニキビが気になる人におすすめです。
化粧水
「安くて無難な保湿ケア」ならセザンヌがおすすめ。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸などの基本的な保湿成分が入っています。
410mlの大きめサイズでお値段は638円なのでコスパもバツグン。
さらに機能性を求めるなら、3つの医薬部外品も検討してみてください。
メラノCCはビタミンC誘導体・VCエチルが有効成分になった美白&肌荒れ防止化粧水。
ややオイリー肌の子や、ニキビが気になる子におすすめです。
通常タイプとしっとりタイプが出ていますが、通常タイプはエタノールが多いので、しっとりタイプがおすすめです。
肌ラボ白潤プレミアムはメラノCCよりはマイルドな美白&肌荒れ防止化粧水。
メラノCCよりは乾燥肌の子や、肌の弱い子でも使いやすいアイテムです。
イハダ薬用ローションは抗炎症成分を2種類配合した肌荒れ防止化粧水。
お肌が荒れやすい子の守りのケアとしておすすめです。
乳液
プチプラ乳液で成分的にイチ推しなのはケアセラ。
7種類の天然型セラミドが入っていて、スキンケアで最重要な保湿成分・セラミドをしっかりと補ってくれます。
「ベビー」って書いてるのを嫌がるなら、青のボトルの通常タイプも売っています。
お値段は1,000円を少し超えちゃいますが、2000ml入りなので、そこそこ長持ちします。
販売場所は、化粧品売場よりも、ベビー用品売場の方がよく見かけます。
ドラッグストアに置いてないことも多いですが、Amazon等でも買えますよ!
残りの4種は、同じラインの化粧水と似たような特徴ですね。
メラノCCのみ、有効成分のビタミンC誘導体が化粧水よりマイルドなものになっています。
大人のスキンケアだと「プチプラを同じスキンケアラインで揃えると、似たような成分を塗り重ねるだけだから無駄」って考え方もあります。
でも、小学生・中学生のスキンケアなら、あれこれ美容成分を取り入れることを考えなくても良いので、肌に合ったものをライン使いする方針でもOKです。
まとめ
ここまでの長文、お付き合いいただきありがとうございます🙌
今紹介した情報を見ながらスキンケアを選べば、小学生・中学生の基本のスキンケアはクリアです🌟
各ジャンルごとに多くの製品をあげちゃったので、最後に「保湿・優しさ」「ニキビケア」に分けて、とりあえずこれ買っとけば良いよリストを置いておきますね!
保湿・優しさ重視の人
日焼け止め
クレンジング
洗顔料
化粧水
乳液
ニキビケア重視の人
日焼け止めとクレンジングは保湿重視と同じものがおすすめです。
ニキビの悩みが軽いケースと、皮脂が多くニキビの悩みも重いケースにわけて紹介しますね。
ニキビの悩みが軽い場合
洗顔料
化粧水
乳液
洗顔料は適度に汚れを落としつつ、抗炎症成分でニキビを予防する、なめらか本舗の薬用泡洗顔がおすすめ。
保湿アイテムは製品ジャンル的には「美白」なんですが、ニキビが出来やすい人にもおすすめの成分。
メラノCCはビタミンCと抗炎症成分が有効成分になっていますし、白潤プレミアムには抗炎症成分が入っています。
皮脂多め・ニキビの悩みが重い場合
洗顔料
化粧水
乳液
洗顔料は皮脂をしっかりとるための洗浄力強めタイプ。殺菌成分も入っています。
一方で保湿アイテムは、Wの抗炎症成分が入ったイハダと、攻めすぎない有効成分のメラノCCで優しく守るケアがおすすめです。
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