【全成分＆成分解析】アネッサ パーフェクトUVスキンケアジェル

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今回は強力なUVブロック膜を作る日焼け止め・アネッサ パーフェクトUVスキンケアジェルの成分解析です。

アネッサ パーフェクトUVスキンケアジェルの成分解析

日焼け止めなのでまずは紫外線をカットする成分から見ていきましょう。

紫外線吸収剤がメイン

紫外線をカットする成分はこんな感じ。

• メトキシケイヒ酸エチルヘキシル（紫外線吸収剤）
• サリチル酸エチルヘキシル（紫外線吸収剤）
• ホモサレート（紫外線吸収剤）
• ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン（紫外線吸収剤）
• エチルヘキシルトリアゾン（紫外線吸収剤）
• ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル（紫外線吸収剤）
• 酸化チタン（紫外線散乱剤）

紫外線吸収剤が6種類使われています。

どれも国内で認可されている成分ですが、刺激性の指摘があるものも。

「低刺激な成分」よりも「しっかり紫外線をカットすること」にこだわって作られている気がします。

とはいえ資生堂製品なので、めちゃくちゃ危険ってことはないです。

「肌が弱い人は注意した方が良いかもね～」程度の認識でOKです。

エタノール量が多め

全成分の1番目が水で、2番目がエタノール。

水が多く、エタノールも高配合なので、べたつきにくく、さっぱりしたテクスチャが作れます。

ただしエタノールは、肌質によっては乾燥や刺激の原因になる成分なので、苦手な人はご注意ください。

逆にエタノールを避けて日焼け止めを探すと、仕上がりがベタベタしたり、上手く肌に伸びて密着してくれないものが多くなります。

エタノールが大丈夫な肌質で、使用感の良い日焼け止めを探しているなら「エタノール高濃度」はむしろメリットの大きい要素です。

美容成分をチェック

• アクアインプール：ＰＥＧ／ＰＰＧ－９／２ジメチルエーテル（保湿）
• キサンタンガム
• アクアインプール：ＰＥＧ／ＰＰＧ－１４／７ジメチルエーテル（保湿）
• 異性化糖（保湿）
• グリチルリチン酸２Ｋ（整肌）
• チャエキス（整肌）
• トルメンチラ根エキス（引き締め）
• アセチルヒアルロン酸Ｎａ（保湿）
• 水溶性コラーゲン（保湿）

資生堂が得意な保湿成分を普通に入れましたって感じです。

特に珍しいものは無いけれど、シンプルに良いラインナップって感じ。

お値段がそこまで高くないし、そもそも日焼け止めは紫外線をブロックすることが最重要なアイテムなので、これはこれでOKです。

オートブースター技術を搭載

具体的にどの成分がポイントかは明かされていませんが、金のアネッサには「オートブースター技術」が搭載されています。

空気中の水分や汗などに反応して、UVブロック膜が均一化し、強くなる技術。

シリーズ内でも、オートブースター技術を搭載した金のアネッサは「特に崩れにくい日焼け止め」になっているんです。

石けん落ちって書いているけれど・・・

「石けん落ち」と表記があり、「石けん」の泡によって分解されて落ちやすくなる処方で作られています。

https://www.youtube.com/watch?v=M2ZKx0rEzOM&list=TLGGq9tvtgqC-0MxNDA2MjAyMg&t=3s

資生堂は「水で落ちず、石けんで落ちる製剤」の研究に力を入れてるんです。

＞＞資生堂・石けん落ちの研究資料

ここで注意してほしいのが、あくまでも「石けん」で落ちる日焼け止めであること。

肌への優しさを重視したアミノ酸系の界面活性剤など、「石けん」以外の洗浄成分を使った洗顔料では落ちない可能性が高いです。

あと、そもそも被膜力が強いクレンジングなので、石けんでもどこまで落ちるのかはやや不安かも。

せめてお顔はクレンジングを使った方が良い気がします。

ボディは、固形石鹸などでしっかり洗ってあげるのがおすすめです。

まとめ

日本最大手の化粧品メーカー・資生堂が本気で作った崩れにくい日焼け止め。

ドラッグストアで売っている手軽な日焼け止めの中では少しお値段は張りますが「崩れにくい」を重視して選ぶのなら、優秀な日焼け止めです。

ただし成分的に低刺激ではないので、肌への負担を重視するなら「崩れにくい日焼け止めが必要な日」だけ使う方法もアリです。

全成分と配合目的（予想）

成分名	概要・目的	評価
水	ベース
エタノール	ベース	△
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル	紫外線吸収剤	△
ジメチコン	シリコーン（皮膜形成）
サリチル酸エチルヘキシル	紫外線吸収剤
ホモサレート	紫外線吸収剤	！
ＰＥＧ／ＰＰＧ－９／２ジメチルエーテル	アクアインプール（保湿・浸透サポート）
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン	紫外線吸収剤	△
セバシン酸ジイソプロピル	エステル油（エモリエント）
エチルヘキシルトリアゾン	紫外線吸収剤
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル	紫外線吸収剤	△
シリカ	顔料
酸化チタン	顔料（着色or紫外線散乱剤）
グリセリン	ベース（保湿）
カプリリルメチコン	シリコーン（皮膜形成）
ＰＥＧ－６０水添ヒマシ油	非イオン界面活性剤（乳化）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
ＰＥＧ／ＰＰＧ－１４／７ジメチルエーテル	アクアインプール（保湿・浸透サポート）
異性化糖	保湿	★
グリチルリチン酸２Ｋ	整肌	★
チャエキス	植物エキス（整肌）
トルメンチラ根エキス	植物エキス（引き締め・製品の抗菌）
アセチルヒアルロン酸Ｎａ	保湿
水溶性コラーゲン	保湿
ＰＰＧ－１７	保湿
（アクリルアミド／アクリル酸ＤＭＡＰＡ／メタクリル酸メトキシＰＥＧ）コポリマー	合成ポリマー（皮膜形成）
（パルミチン酸／エチルヘキサン酸）デキストリン	増粘・ゲル化・調整
トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸	皮膜形成
含水シリカ	顔料（着色 or コーティング or 皮脂吸着）
アルキル（Ｃ３０－４５）メチコン	シリコーンワックス
オレフィン（Ｃ３０－４５）	シリコーンワックス
トリエトキシカプリリルシラン	シリコーンエーテル（コーティング）
カルボマー	合成ポリマー（増粘・乳化安定）
水酸化Ｋ	ph調整
カンテン	増粘
（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０－３０））クロスポリマー	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
ジステアリルジモニウムクロリド	陽イオン界面活性剤・第四級アンモニウム系（コンディショニング）
ＢＧ	ベース（保湿）
ステアリン酸	高級脂肪酸（調整or石けん合成）
パルミチン酸デキストリン	増粘・乳化安定
ＰＥＧ－６	保湿
ＢＨＴ	製品の酸化防止	（旧）
クエン酸	ph調整
クエン酸Ｎａ	ph調整・キレート
トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルジメチコン	シリコーン（皮膜形成）
トコフェロール	ビタミンE（整肌・製品の抗酸化）
フェノキシエタノール	防腐剤
香料	香料	△
合成金雲母	顔料