アスタリフト ジェリーアクアリスタ 【全成分＆成分解析】

洗顔後、化粧水の前に先行美容液として使用するアイテムです。

ざっくり言うと、良さげな美容成分をガンガン入れたタイプの美容液です。

ベースの保湿成分はグリセリンやベタイン。

このあたりはよく見かけるものですね。

自己復元ジェリーの仕組み

高濃度（全成分の4番目）で配合されている（PEG-240／デシルテトラデセス-20／HDI）コポリマーに「形状記憶性」があるからです。

コレ自体はどの会社でも買える原料ですし、特に美肌効果があるとかではありません。

あくまでもジェリーの感触を作る目的の成分です。

独自のナノセラミドを配合

3種類のヒト型セラミド（セラミドEOP、NP、AP）が配合されています。

他社で使われているヒト型セラミドと同じではなく、独自の技術で世界最小サイズにナノ化したんだとか。

セラミドコスメとしての機能もかなり期待できそうですね。

訴求成分のラインナップはかなり豪華

セラミド以外の目立った訴求成分はこのあたり。

• パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na（ビタミンC誘導体）
• アセンヤクエキス
• 水溶性コラーゲン
• 加水分解コラーゲン
• ヘマトコッカスプルビアリス油（アスタキサンチン）
• トマト果実エキス
• アセチルヒドロキシプロリン
• 加水分解シロバナルーピンタンパク
• トコフェロール

ほとんどの成分は、製品の抗酸化や、保湿＆お肌を整える目的で配合されています。

他のコスメではあまり見かけないものも多いですが、なかなか良さそうなラインナップ。

製品が赤い色をしているのは、着色料ではなくヘマトコッカスプルビアリス油（アスタキサンチン）の色ですね。

ジェリーの赤い色こそが、アスタキサンチンを高濃度で配合している証です。

高い浸透力を持つビタミンC誘導体（APPS）も配合されていますが、安定性が低い成分なので、ジェリー状の製品に入れてどの程度効果を発揮できるのかは微妙なところです。

敏感肌適正で気になる部分

ジェルの中に多くの訴求成分を混ぜ込むために界面活性剤の量はちょっと多めかも。

刺激になりにくい非イオン界面活性剤や両性イオン界面活性剤だし、それぞれの濃度は1%以下だけど、敏感肌の人は注意してください。

あと、使われている防腐剤の種類（ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル）がちょっと微妙かな。

スパチュラは付いているものの、容器に直接スパチュラ（人によっては指）を突っ込んで使うタイプの製品なので、防腐剤の量はちょっと多めかもしれません。

そもそも、肌への優しさよりも、がっつり訴求成分を入れることに注力したタイプの製品なので敏感肌適正はイマイチかも。

「攻めのスキンケア」として使いたいアイテムです。

成分名	目的	評価
水	ベース
グリセリン	ベース（保湿）
ベタイン	アミノ酸誘導体（保湿）
（PEG-240／デシルテトラデセス-20／HDI）コポリマー	合成ポリマー（増粘・形状記憶）
BG	ベース（保湿）
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na	両親媒性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
セラミドEOP	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドNP	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドAP	ヒト型セラミド（保湿）	★
アセンヤクエキス	植物エキス（保湿・整肌）	★
水溶性コラーゲン	保湿
加水分解コラーゲン	保湿
ヘマトコッカスプルビアリス油	アスタキサンチン（整肌・製品の抗酸化）	★
トマト果実エキス	植物エキス（保湿・製品の抗酸化）	★
アセチルヒドロキシプロリン	アミノ酸誘導体（保湿）
加水分解シロバナルーピンタンパク	保湿・整肌
トコフェロール	整肌・製品の抗酸化
コレステロール	エモリエント
エチルヘキシルグリセリン	保湿・抗菌
トリ（カプリル酸／カプリン酸）グリセリル	エステル油（エモリエント）
オレイン酸ポリグリセリル-10	非イオン界面活性剤（乳化）
ミリスチン酸ポリグリセリル-10	非イオン界面活性剤（乳化）
ステアリン酸ポリグリセリル-2	非イオン界面活性剤（乳化）
ミリスチン酸オクチルドデシル	エステル油（エモリエント）
ステアリン酸スクロース	非イオン界面活性剤（乳化）
レシチン	両性イオン界面活性剤（乳化）
ダマスクバラ花油	精油
ラウリルカルバミン酸イヌリン	植物由来成分（乳化）
オレイン酸	高級脂肪酸（調整or石けん合成）
エタノール	ベース	△
香料	香料	△
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル	防腐剤	△
フェノキシエタノール	防腐剤
メチルパラベン	防腐剤	（旧）