ビーグレン QuSomeローション 【全成分＆成分解析】

アメリカ発の高機能スキンケアブランド・ビーグレンの化粧水・QuSomeローションの成分解析です。

浸透力と保湿力を最大限に向上することで、「17時間」の持続型”超”保湿をテーマにしています。

ベースの保湿成分がプロパンジオールになっています。

設計の都合上で使われたのでしょうが、高濃度で配合するには刺激がやや心配な成分です。

しっかり成分を浸透させるために、非イオン界面活性剤（乳化剤）の量もかなり多そうですね。

高濃度で配合されている界面活性剤は、ビーグレン独自の浸透技術・Qusomeに関連する成分です。

独自処方・ChargedQusomeアクティベートプラスコンプレックス

保湿するだけでなく角層のバリア機能もサポートしてくれる複合成分です。

5つの訴求成分とQusomeから構成されています。

１．エクトイン

微生物から得られる環状アミノ酸。

多くの水分を抱え込む力を持っています。

２．アミトース3LGA（３－ラウリルグリセリルアスコルビン酸）

浸透力に優れた両親媒性のビタミンC誘導体です。

従来のビタミンC誘導体にある、製品の抗酸化や整肌だけでなく、セラミドをサポートする効果が確認されています。

３．発酵ローズハチミツ（グルコノバクター／ハチミツ発酵液）

ハチミツ由来の発酵エキスです。

お肌のターンオーバーをサポートし、柔らかく整ったお肌へ導きます。

４．VCエチル（3-O-エチルアスコルビン酸）

水溶性のビタミンC誘導体です。

浸透性・即効性・持続性に優れており、お肌の状態を整え、透明感のあるお肌へ導きます。

５．フカスセラツスエキス

乾燥状態でも75%がミネラルと言われる海藻由来のエキスです。

お肌の潤いやバリア機能をサポートします。

独自処方・QuSomeヒーリングコンプレックス

お肌の炎症を防いだり、荒れがちなお肌を整える複合成分です。

4つの訴求成分とQusomeから構成されています。

ピリドキシンHCl

ビタミンB6の塩酸塩です。

肌荒れを防ぎ、肌を健やかに保ちます。

アラントイン

肌本来の機能をサポートし、肌荒れを防ぐ成分です。

肌荒れケア系の医薬部外品の有効成分としても使用されています。

アクアタイド（ヘキサカルボキシメチルジペプチド－１２）

天然保湿因子をヒントに開発された次世代ペプチドです。

お肌の潤いを保ちながら、ストレスを溜めない肌へ導きます。

EDP3 （オリゴペプチド-24）

エイジングケアで注目されているEGFに似た性質を持つペプチドです。

お肌のターンオーバーをサポートして整え、うるおいやバリア機能のサポートします。

敏感肌適正は低め

• ベースがプロパンジオール
• 非イオン界面活性剤だけど、乳化剤の量がかなり多そう
• とにかく角層にしっかり浸透させる設計になっている

これらの点から、敏感肌適正は低めです。

肌荒れを防ぐような成分は多く入っていますが、元々肌が弱くて荒れがちな人にはあまりおすすめできないかな。

成分名	目的	評価
水	ベース
プロパンジオール	ベース（保湿・抗菌）	△
ＢＧ	ベース（保湿）
ジミリスチン酸ＰＥＧ－１２グリセリル	非イオン界面活性剤（乳化）
ジステアリン酸ＰＥＧ－２３グリセリル	非イオン界面活性剤（乳化）
ラフィノース	オリゴ糖（保湿）
スクワラン	炭化水素油（エモリエント）
エクトイン	アミノ酸（保湿）
３－ラウリルグリセリルアスコルビン酸	両親媒性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化・セラミドケア）	★
ヘキサカルボキシメチルジペプチド－１２	ペプチド（保湿・整肌）
オリゴペプチド－２４	ペプチド（整肌）
３－Ｏ－エチルアスコルビン酸	水溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
アラントイン	整肌	★
ピリドキシンＨＣｌ	ビタミンB6（整肌）
グルコノバクター／ハチミツ発酵液	発酵エキス（角質ケア）
フカスセラツスエキス	海藻エキス（保湿・整肌）
コレステロール	エモリエント
トコフェロール	整肌・製品の抗酸化
乳酸	ph調整orピーリング
ステアラミドプロピルジメチルアミン	陽イオン界面活性剤・第三級アミン系（コンディショニング）
エチルヘキシルグリセリン	保湿・抗菌
フェノキシエタノール	防腐剤
ＥＤＴＡ－２Ｎａ	キレート