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「冷凍庫で一晩凍らせてから使う美容液」。そう聞いて、正直に言うと私は最初「本当に大丈夫なの?」と思いました。2026年6月21日に数量限定で発売された、資生堂の「S ソルベセラム」です。資生堂グループとしては初めての“凍らせるスキンケア”ということで、日本経済新聞でも取り上げられ(出典4)、日経トレンディの2026年下半期ヒット予測にも選ばれた話題のアイテムなんですよね。
この製品は2種類あります。今回解析するのが「ジューシープランプ」=うるおい毛穴ケア(キー成分は[ナイアシンアミド][水溶性コラーゲン])、もう一方が「フレッシュクリア」=うるおい透明感ケア([2-O-エチルアスコルビン酸][グルタチオン])です。香りもベリー系とシトラスミント系で分けられていて、同じ剤形でも中身の設計はきちんと変えてあります(出典3)。
今日は、この「アイスデリバリー処方」という体験設計がどんな仕組みなのかを公式の説明から追いかけつつ、本題として全成分22個を並べて「結局この1本は肌に何をしてくれるのか」を根拠とセットでお話ししていきますね。

体験がおもしろい商品って、つい「話題性だけでしょ」と身構えちゃうんですが、この子は成分表を見ると意外とちゃんと考えて組まれていました。そこが今回いちばんお伝えしたいところです。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ひとことで言うと

ひとことで言うと、これは「夏のテカリ・毛穴の目立ちを、ひんやりした使い心地ごと引き受ける美容液」です。公式が打ち出す「アイスデリバリー処方」は、凍らせるとソルベ状になるジェルが肌の上でとけながら冷感成分と美容成分を届ける、という設計(出典2)。中身を見ると、毛穴・皮脂ケアの担当は臨床データのある[ナイアシンアミド]、うるおい担当は[水溶性コラーゲン]と[グリセリン]、肌あたりを整えるのが[CICA]と[アラントイン]。そして体感の冷たさは[メントール]と配合4位の[エタノール]が作っています。この最後の2つが、うれしい人と苦手な人がはっきり分かれるポイントだと思います。
このアイテムのポイント
基本情報

| ブランド | SHISEIDO(資生堂) |
| 価格・容量 | 65g 税込2,530円(参考小売価格/専用スパチュラ付き) |
| 発売日 | 2026年6月21日(数量限定発売) |
※数量限定での発売のため、購入を考えている方は資生堂オンラインストアや店頭で在庫状況をご確認ください。
「アイスデリバリー処方」ってどんな仕組み?

まずはメーカーが何を言っているのかから見ていきますね。資生堂はこの製品の開発背景として、冷感コスメの市場規模が2021年から2025年にかけて約2.5倍に拡大した一方、実際に使ったことがある人は2割にとどまるという自社調査(2025年10月・20〜29歳女性360名)を挙げています。不満として多かったのが「冷たさが物足りない」「スキンケア効果への不安」「暑さでケアが面倒」の3つ。そこに応える形で企画されたのがこの製品だ、という説明です(出典2)。
2025年9月に出た「肌グミ」に続くブランド第2弾という位置づけで、若い世代に新しい体験を届けることを狙った企画だと公式は説明しています(出典2)。話題づくりが先にあるのではなく、「冷たさが物足りない」という不満に処方で答えにいった、という順番なんですね。
凍らせるとソルベ状に変わる理由

公式サイトの説明はこうです。「凍ったうるおいチャージボールがじわっと肌どけし、美容成分&冷感成分を肌に届ける」「肌どけ後は肌表面でベールを形成」「うるおいを閉じ込めてきゅっと引き締まったシャキぷる肌」(出典3)。使い方は、一晩を目安に冷凍庫に入れてソルベ状にし、付属のスパチュラで全体をよく混ぜてから、アーモンド粒1コ分をほおや額など冷やしたいところからなじませる、というもの。常温のままでもみずみずしい冷感を楽しめる、とも書かれています。
では、それを成分表のどこが担っているのか。ポイントは、配合6・7番目の[カルボマーNa]と[キサンタンガム]という2種類の増粘剤だと思います。[カルボマーNa]はアクリル酸系の合成ポリマーで、ジェルのとろみを作る定番成分。[キサンタンガム]は微生物発酵由来の多糖類で、こちらもとろみと安定性を担当します。この2つを組み合わせると、水がベースの処方でも「シャリッと崩れるけれど、混ぜればなめらかに戻る」という半固形の食感を作りやすくなります。かき氷やシャーベットの口どけを、増粘剤の設計で作っているようなイメージですね。
ちなみに凍結時の物性そのもの(何度でどんな結晶になるか、といったデータ)は資生堂から公表されていないので、ここは全成分からの読み取りです。ただ、増粘剤を2種類重ねている点と、公式が「スパチュラで全体をよく混ぜてから」と指定している点は、ちゃんとつながっていると思います。
美容液効果・うるおいマスク効果・収れん効果の3つ
公式は「美容液効果」「うるおいマスク効果」「収れん効果」の3つで“シャキぷる肌”へ導く、と明記しています(出典2)。抽象的に聞こえますが、成分表と突き合わせるとそれぞれの担当がはっきり見えてきます。
- 美容液効果 → [ナイアシンアミド][水溶性コラーゲン][ツボクサ葉/茎エキス(CICA)][アラントイン]が担当。毛穴・うるおい・肌あたりの部分です。
- うるおいマスク効果 → [カルボマーNa][キサンタンガム][グリセリン]。増粘剤が肌の上に残ってベールになり、その中に保湿成分をとどめる設計。「肌どけ後は肌表面でベールを形成」という公式表現と一致します。
- 収れん効果 → [エタノール][メントール]。揮発と冷感で「きゅっと引き締まった」体感を作る部分です。

公式の言う3つの効果、ちゃんと担当成分が割り振られていました。とくに「うるおいマスク効果」がゲル化剤の膜のことだと分かると、なぜ増粘剤を2種類も入れているのかが腑に落ちます。
全成分から見る「うるおい毛穴ケア」の実力
ここからが本命です。全成分表示は配合量の多い順(1%以下は順不同)というルールなので、並びを見ると処方の力の入れどころが見えてきます(出典1)。
- ①[水]②[グリセリン]③[BG]④[エタノール]⑤[DPG]…ここまでがベース
- ⑥[カルボマーNa]⑦[キサンタンガム]…剤形をつくる増粘剤
- ⑧[メントール]⑨[アラントイン]⑩[ユーカリ油]…冷感と整肌
- ⑪[ナイアシンアミド]⑫[水溶性コラーゲン]…公式が打ち出すキー成分
キー成分が11・12番目、というのは押さえておきたいところです。とはいえ配合順だけで「効かない」と決めつけるのも早すぎます。前半に来ているのは水・保湿剤・増粘剤という、どんな美容液でも必ず量が必要になる基剤ばかり。それらの後ろに機能成分が並ぶのは、この剤形ではごく自然な並びなんですよね。配合%は非公表なので、「効果が確立した成分を使っている」ことと「この製品でどれくらい効くか」は分けて考えるのが誠実だと思います。
毛穴・皮脂ケアの主役|ナイアシンアミド
公式が「うるおい毛穴ケア」の中心に置いているのが[ナイアシンアミド](ビタミンB3)です(出典3)。日本では美白・シワ改善・肌荒れ防止の有効成分として承認されていて、化粧品でもかなり広く使われている定番成分。決してこの商品だけの珍しい成分ではありません。ただ、定番になったのはそれだけデータが積み上がっているからでもあります。
研究で分かっていること
日本人女性を対象にした試験で、2%の[ナイアシンアミド]を4週間使ったところ、皮脂の分泌量がはっきりと減ったことが報告されています(出典5)。また5%配合品を12週間使った別の試験では、毛穴の目立ち・肌のキメ・色ムラなど複数の項目で改善が確認されました(出典6)。いずれもP&G社などによる一般的な学術データで、資生堂の自社試験ではありません。
毛穴の目立ちには、皮脂が多く出て毛穴の出口が押し広げられることや、たまった皮脂が酸化して黒ずんで見えることが関わっています。[ナイアシンアミド]が皮脂の量そのものにアプローチできるなら、夏のテカリ由来の毛穴悩みとは相性がいい、という理屈になりますね。
ただし正直にお伝えすると、これらのデータは2%・5%という濃度が明示された試験のものです。本品の配合%は非公表で、配合順は11番目。同じ効果がそのまま出ると考えるのは飛躍だと思います。[ナイアシンアミド]そのものについては、ナイアシンアミドを主役に据えた他の解析記事でもう少し詳しくまとめているので、気になる方はどうぞ。

[ナイアシンアミド]は「実力があるけど、化粧品ではよく見かける定番」。この商品ならではの珍しい成分ではないぶん、期待は持ちつつ落ち着いて見ていいと思います。
うるおいを支える|水溶性コラーゲン
もうひとつのキー成分が[水溶性コラーゲン]。コラーゲンを低分子化して水に溶けるようにしたもので、化粧品では肌の表面で水分を抱える保湿膜をつくる目的で配合されます。
研究で分かっていること
加水分解コラーゲンペプチドについては、飲むタイプ(サプリメント)の臨床試験で肌の水分量などの改善が報告されています(出典8)。ただしこれは口から摂取した試験であり、本品のように肌に塗る使い方でも同じ結果が得られるとは限りません。塗る用途では、肌の上に均一な保湿膜をつくるという物理的な役割が中心と考えるのが妥当です。
ここで思い出したいのが、公式の言う「うるおいマスク効果」です。増粘剤のベールと[水溶性コラーゲン]の保湿膜は、方向性としてはとてもよく合っています。冷やして毛穴まわりが引き締まって見えている間に、水分を逃がしにくい膜をかけておく——そういう組み立てだと読むと、成分の並びが素直に理解できます。
ちなみに資生堂は「コラーゲンラボ」として30年にわたるコラーゲン研究の蓄積を公開しているメーカーでもあります(出典10)。本品そのものを対象にした試験データは公開されていませんが、こうした蓄積を持つ会社が選んだ成分だという点は、設計への信頼として受け取っていい部分だと思います。

塗るコラーゲンは「肌の中のコラーゲンを増やす」ものではなく、「表面でうるおいを抱える膜」。そこを分かって使えば、じゅうぶん頼れる保湿成分だと思います。
縁の下の力持ち|CICA・アラントイン・グリセリン
2種共通のキー成分として公式が挙げているのが[ツボクサ葉/茎エキス](CICA)と[アラントイン]、そして[グリセリン]です(出典3)。
[ツボクサ葉/茎エキス]はいわゆるCICA。培養した肌の細胞を使った研究で、有効成分のひとつであるマデカッソシドが、肌の水の通り道であるアクアポリン3や、角層をつくるロリクリンといった保湿に関わる因子を増やすことが報告されています(出典7)。ヒトの肌でそのまま同じ効果が出ると決まったわけではありませんが、保湿に関わる仕組みの手がかりとして紹介します。CICA全般の話はCICA(ツボクサエキス)単体の解析記事にまとめています。
[アラントイン]は、医薬部外品では抗炎症の有効成分としても使われるおなじみの成分(本品は化粧品なので有効成分表示ではありません)。肌あたりをやさしくする方向の成分です。[グリセリン]は配合2位で、この処方のうるおいのベースそのもの。
この3つが入っていることには、地味ですが意味があると思っています。というのも、次に見る[エタノール]と[メントール]は、体感を強くするかわりに肌あたりが刺激的になりやすい成分だから。刺激的な体感をつくる成分と、肌をなだめる成分を同居させているのが、この処方のバランス感覚だと感じました。
冷感体験を作る|メントール・ユーカリ油・エタノール

この製品の体験価値をいちばん作っているのは、実は[メントール]かもしれません。
研究で分かっていること
皮膚には冷たさを感じ取るセンサー(TRPM8という受容体)があり、[メントール]はこのセンサーに直接くっついてスイッチを入れます。つまり実際に皮膚の温度が下がっていなくても、脳は「冷たい」と受け取るという仕組みです(出典9)。
ここが大事なところで、凍らせた製品が肌にのれば当然ひんやりしますが、その冷たさは肌の上でとけていくうちに消えていきます。[メントール]はその後も「冷たい」という感覚を残してくれる。つまり物理的な冷たさ(凍結)と、感覚的な冷たさ(メントール)を二段構えにしているのがこの処方です。公式が挙げていた「冷たさが物足りない」という不満に、両面から答えにいっているわけですね。
[ユーカリ油]も清涼感と香りを兼ねる精油成分で、同じ方向を後押しします。そして[エタノール]。配合4位という上位に置かれていて、揮発するときに熱を奪ってひんやり感を出し、皮脂を溶かしてさっぱりした肌ざわりにし、香料や[ユーカリ油]のような油性成分を水ベースの処方に溶かし込む役割も担っています。この製品の「きゅっと引き締まる」体感は、かなりの部分がここから来ていると考えられます。

[メントール]の冷たさは「錯覚」ですが、暑い日にそれが助けになるのは本当のこと。ただ、この二段構えの冷たさが苦手な人もいるので、そこは次でちゃんとお話ししますね。
正直に気になる点|エタノール×メントールの刺激は大丈夫?
いちばん気にしておきたいのが、[エタノール]が配合4位に入っていることです。全成分の上位のほうにあるので、比較的しっかり入っていると推測されます。
ただ、これを頭ごなしに「悪い成分が入っている」と読むのは違うと思っています。ここまで見てきたとおり、[エタノール]はこの製品が売りにしている冷感・収れん・さっぱり感を成立させている中心の成分で、香料やユーカリ油を溶かし込む処方上の必要性もあります。「入れないほうがよかった成分」ではなく、「この体験を作るために選ばれた成分」と読むのが正確です。
そのうえで、苦手な人がいるのも事実です。[エタノール]は揮発するときに肌の水分も一緒に持っていくため、乾燥しやすい肌ではつっぱりを感じることがあります。アルコール過敏の方では赤みやひりつきが出ることも。そこに[メントール]の冷感刺激が重なるので、体感の強さは全体的に強めの部類です。
とくに、洗顔直後で肌のバリアが一時的に弱っているときや、日焼け後・肌荒れ中の使用は避けたほうが無難だと思います。使うなら化粧水のあと、肌が落ち着いている状態で。

清涼系コスメを使って「気持ちいい」と思えるタイプなら、たぶん大丈夫。逆に、メントール入りのシートマスクでピリッとしたことがある人は、腕などで試してからのほうが安心です。
向いている人・確認したい人
🙆♀️ 向いていそうな人
- 夏の火照り・皮脂によるテカリが気になって、ひんやりした使用感を楽しみたい人
- 毛穴の目立ちとうるおい不足の両方をケアしたい人
- 清涼系・収れん系の化粧品を使って「気持ちいい」と感じるタイプの人
- スキンケアが面倒になりがちな真夏に、続けたくなる仕掛けがほしい人
🔍 事前に確認したい人
- 乾燥肌・アルコール過敏の人 → [エタノール]が配合4位、さらに[メントール]も入っています
- 肌荒れ中・日焼け直後の人 → 落ち着いてからのほうが安心です
- 冷凍庫で一晩凍らせる手間を負担に感じる人 → 常温でも使えますが、それだと売りの半分を使わないことになります
- じっくり買い足していきたい人 → 数量限定発売なので、在庫状況の確認が必要です

「夏だけ、暑い時期だけの相棒」と割り切って選ぶのがいちばん幸せな使い方かなと思います。通年で使う保湿の主力にするタイプの子ではないですね。
よくある質問
Q. 凍らせないで使ってもいいですか?
A. 大丈夫です。公式も「常温でもみずみずしい冷感を楽しめます」と明記しています(出典3)。[メントール]と[エタノール]が入っているので、凍らせなくてもひんやり感自体は出ます。ただ、シャリッとしたソルベの食感やスパチュラで混ぜる体験はこの製品ならではの部分なので、一度は凍らせて試してみてほしいなと思います。
Q. フレッシュクリアとどちらを選べばいいですか?
A. 目的で分かれます。毛穴の目立ち・皮脂・うるおい不足が気になるならジューシープランプ([ナイアシンアミド][水溶性コラーゲン]、ベリー系の香り)。くすみ・透明感が気になるならフレッシュクリア([2-O-エチルアスコルビン酸][グルタチオン]、シトラスミント系の香り)です(出典3)。[CICA][アラントイン][グリセリン]は2種共通なので、土台の考え方は同じですね。
Q. 使えば毛穴は本当に小さくなりますか?
A. 使った直後に感じる「きゅっと引き締まった感じ」は、冷たさと[エタノール]の収れん感による一時的なものが大きいと思います。一方で[ナイアシンアミド]には皮脂の分泌や毛穴の見た目についてのヒト臨床データがあり(出典5・出典6)、続けて使うことで皮脂由来の毛穴の目立ちが落ち着いていく可能性はじゅうぶんあると考えています。ただし本品の配合%は非公表なので、そこは期待しすぎずに。
Q. 冷凍庫に入れっぱなしでも大丈夫ですか?
A. 公式の使い方は「一晩を目安に冷凍庫に入れるとソルベ状になります」というもの(出典3)。保管方法については製品の注意書きに従ってくださいね。食品と一緒に入れることになるので、置き場所だけは分けておくと安心だと思います。
まとめ

最後にまとめますね。S ソルベセラム(ジューシープランプ)は、凍らせた物理的な冷たさと[メントール]の感覚的な冷たさを二段構えにして、夏のテカリ・毛穴悩みに向き合う美容液でした。毛穴・皮脂担当は臨床データのある[ナイアシンアミド]、うるおい担当は[水溶性コラーゲン]と[グリセリン]、肌あたりを整えるのが[CICA]と[アラントイン]。増粘剤2種でつくるベールが「うるおいマスク効果」の実体です。
気になる点は、配合4位の[エタノール]と[メントール]の組み合わせ。これはこの製品の売りそのものを支えている設計なので欠点ではないのですが、乾燥肌・アルコール過敏の人には合わないこともあります。逆に、清涼系が好きな人にとっては「ちゃんと冷たい」ことが最大の魅力になるはず。
話題性が先行しやすい製品ですが、成分表を並べてみると、公式の言う3つの効果にきちんと担当成分が割り振られた、まじめな夏コスメでした。数量限定なので、気になっている方は在庫があるうちに、というのが正直なところです。
全成分と特徴
| 成分名 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水 | ベース(溶媒) | 配合1位。全成分を溶かし込む処方の土台で、ジェル⇄ソルベの変化そのものを担う水分 |
| グリセリン | 保湿 | 配合2位。角層の水分保持を助ける定番の保湿剤。公式が挙げる2種共通のキー成分 |
| BG | 保湿・溶剤 | 多価アルコール。うるおいを保ちつつ、防腐効果を補助する働きもある |
| エタノール | 溶剤・清涼・収れん | 配合4位。揮発時のひんやり感・収れん感・可溶化を担う。乾燥肌やアルコール過敏の人は刺激を感じることがある |
| DPG | 保湿・溶剤 | BGと同系統の多価アルコール。粘性の調整と、揮発によるひんやり感にも寄与 |
| カルボマーNa | 増粘・ゲル化 | アクリル酸系ポリマー。ジェルのとろみと、凍らせたときのソルベ状の骨格をつくる |
| キサンタンガム | 増粘・安定化 | 微生物発酵由来の多糖類。カルボマーNaと組み合わせてテクスチャーを安定させる |
| メントール | 清涼 | 冷刺激センサー(TRPM8)を活性化し、皮膚温が下がっていなくても「冷たい」と感じさせる(出典9) |
| アラントイン | 整肌 | 医薬部外品では抗炎症の有効成分としても使われる定番成分(本品は化粧品のため有効成分表示ではない) |
| ユーカリ油 | 清涼・着香 | 清涼感と香りを兼ねる精油。精油成分のため、ごくまれに刺激の報告がある |
| ナイアシンアミド | 整肌(キー成分) | ビタミンB3。2%で皮脂分泌の抑制、5%で毛穴の見た目の改善というヒト臨床データがある(出典5・出典6) |
| 水溶性コラーゲン | 保湿(キー成分) | 低分子化したコラーゲン。肌の表面に均一な保湿膜をつくる(出典8) |
| PPG-13デシルテトラデセス-24 | 可溶化剤 | 非イオン性の界面活性剤。香料やユーカリ油を水ベースの処方に均一に溶かし込む |
| クエン酸Na | pH調整 | クエン酸と組み合わせて処方のpHを整える |
| クエン酸 | pH調整 | 肌のpHに近づけ、使用感と成分の安定性を保つ |
| EDTA-2Na | キレート剤 | 微量の金属イオンを捕まえ、変色や酸化を防ぐ安定化の裏方 |
| ピロ亜硫酸Na | 酸化防止 | 亜硫酸系の酸化防止剤。他の成分の酸化・変色を防ぐ |
| トコフェロール | 酸化防止(ビタミンE) | 脂溶性の抗酸化成分。油分や香料の酸化を防いで品質を保つ |
| ツボクサ葉/茎エキス | 整肌・保湿 | CICA。マデカッソシドが保湿に関わる因子(アクアポリン3・ロリクリン)を高めると、培養細胞を使った研究で報告されている(出典7) |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | パラベンフリー処方で広く使われる防腐剤。BGと組み合わせて防腐設計を組むのが一般的 |
| 香料 | 着香 | ベリー系の甘くさわやかな香り(出典3)。一括表示のため個別成分は非開示 |
| 赤227 | 着色 | タール系色素。2024年に業界団体が不純物の管理値を定める自主基準を発出している(出典11) |
※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。配合量は非公開です。
特性タグ:毛穴・皮脂ケア/保湿/冷感・清涼/アルコール配合/パラベンフリー/数量限定
参考文献・出典
- 資生堂オンラインストア「S ソルベセラム」製品ページ(全成分表示・価格・容量・使用方法の一次情報):https://www.shiseido.co.jp/sw/onlinestore/products/H97701.html
- 株式会社資生堂 ニュースリリース「酷暑を乗り切る新習慣!凍らせてシャリッ、まるでソルベな氷点下美容液 誕生」2026年4月22日配信(開発背景・自社調査・アイスデリバリー処方・3つの効果の一次情報):PR TIMES版/資生堂グループ企業情報サイト版
- 資生堂「ソルベセラム」特設サイト(アイスデリバリー処方の説明・キー成分・香り・使い方・常温使用の可否):https://www.shiseido.co.jp/sorbetserum/
- 日本経済新聞「資生堂、凍らせて使う美容液『S ソルベセラム』発売」2026年4月22日:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC225KM0S6A420C2000000/
- Draelos ZD, Matsubara A, Smiles K. “The effect of 2% niacinamide on facial sebum production.” Journal of Cosmetic and Laser Therapy. 2006;8(2):96-101.(日本人女性を対象としたヒト臨床試験)DOI:10.1080/14764170600717704
- Bissett DL, Oblong JE, Berge CA. “Niacinamide: A B Vitamin that Improves Aging Facial Skin Appearance.” Dermatologic Surgery. 2005;31(s1):860-865.(5%配合・12週間のヒト臨床試験)DOI:10.1111/j.1524-4725.2005.31732
- “Propionibacterium acnes related anti-inflammation and skin hydration activities of madecassoside, a pentacyclic triterpene saponin from Centella asiatica.” Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry.(培養細胞・アクアポリン3/ロリクリン等の保湿関連因子)DOI:10.1080/09168451.2018.1547627
- “The Efficacy and Safety of CollaSel Pro® Hydrolyzed Collagen Peptide Supplementation…” Journal of Clinical Medicine. 2024;13(18):5370.(経口摂取のヒト臨床試験。塗布での効果を示すものではない)DOI:10.3390/jcm13185370
- 生理学研究所 温度生物学(熱生物学)研究班「TRPM8 と冷刺激受容」ハンドブック(メントールの冷感メカニズムの基礎研究解説):https://www.nips.ac.jp/thermalbio/handbook/1-9v2.pdf
- 資生堂「コラーゲンラボ」(コラーゲン研究30年の蓄積を公開する自社サイト):https://www.shiseido.co.jp/collagenlabo/
- 厚生労働省 事務連絡「タール色素(赤色227号等)における特定芳香族アミンの管理値設定(自主基準)の発出について」令和6年3月22日:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8351&dataType=1&pageNo=1

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