【全成分＆成分解析】オルビス リッチミルキーリファイナー

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

今回はオルビス リッチミルキーリファイナーの成分解析です。

オルビス リッチミルキーリファイナーの成分解析

13,200円の「ポーラ B.Aローションイマース」と同じ知見を元に開発された拭き取り美容液です。

「ポーラ B.Aローションイマース」は糖化汗から肌を守ることがテーマ、「オルビス リッチミルキーリファイナー」は古くなった角層が糖化する前に取り除くことがテーマです。

ベース成分・基本の構成をチェック

ベースの保湿成分は［グリセリン］と［BG］で、化粧水や美容液によくある構成です。

拭き取り系ですが［エタノール］は入っておらず、強く角質を剥がすような成分もナシ。

ゴシゴシ擦らない限りは、少ない肌負担で使えそうな構成です。

キー成分はこの4つ

キーとなる成分は公式に小さく書かれているのを発見。

基本的には書かれている通りだと思って良いと思います。

リッチメドウスイート（セイヨウナツユキソウ花エキス）

クイーン・オブ・ザ・メドゥ（草原の女王）とも呼ばれるハーブから得られる植物エキス。

明るくて柔らかい肌を保つ保湿成分です。

ユズセラミド（ユズ果実エキス）

人の肌のセラミドと似た性質を持つ、ユズ由来の植物エキス。

うるおってごわつきのない肌に導く保湿成分です。

ポリHEMAグルコシド

角質膜に似た性質を持つ、合成ポリマーの一種。

うるおいをキャッチし蓄える機能を有する保湿成分です。

トリエチルヘキサノイン

植物の油脂と同じ構造を持った合成油脂。

固くなった角層を柔らかくほぐし、取り除きやすくする成分です。

オルビス リッチミルキーリファイナーのコンセプトである「古くなった角層が糖化する前に取り除く」ことに大きく関わってきそうですね。

［トリエチルヘキサノイン］自体は珍しい成分ではありませんが、他の成分との組み合わせや乳化方法などを工夫していると思われます。

まとめ

高価格帯ブランドを持つメーカーならではの、研究の成果を活かした系アイテムです。

デメリットを挙げるなら、プチプラか微妙な価格設定の割には、与える系の成分はやや物足りないかも。

でも、古くなった角質を適切に取り除くのも、重要なスキンケアのひとつ。

お肌のごわつき・くすみが気になる人は使ってみる価値があると思います✨

全成分と配合目的（予想）

成分名	概要・目的	評価
水	ベース
グリセリン	ベース（保湿）
ＢＧ	ベース（保湿）
水添ポリ（Ｃ６－１４オレフィン）	炭化水素油（エモリエント）
トリエチルヘキサノイン	合成油脂（エモリエント）
グリセレス－１２	保湿
セイヨウナツユキソウ花エキス	保湿
ユズ果実エキス	植物エキス（保湿）	★
ポリＨＥＭＡグルコシド	合成ポリマー（エモリエント）
ＤＰＧ	ベース（保湿）	△
ジメチコン	シリコーン（皮膜形成）
（アクリル酸／アクリル酸アルキル（Ｃ１０－３０））コポリマー	#N/A	#N/A
ポリソルベート６０	非イオン界面活性剤（乳化）
セタノール	高級アルコール（調整）	（旧）
ステアリン酸ソルビタン	非イオン界面活性剤（乳化）
水酸化Ｋ	ph調整
トコフェロール	ビタミンE（整肌・製品の抗酸化）
メチルパラベン	防腐剤	（旧）
プロピルパラベン	防腐剤	（旧）

よくある疑問に回答

拭き取りって肌に負担にならないの？

エタノールフリー＆強く角質を剥がす構成なので、拭き取り系の中ではマイルドに使える部類です。拭き取るので肌負担がゼロとは言えませんが、ゴシゴシ擦らない限りは大きな負担にはならなさそう。「糖化汗を含む古い角質を取り除く」メリットの方が大きいです。