【全成分＆成分解析】肌ラボ 極潤 薬用ハリ乳液

肌ラボのシワ改善化粧水・極潤 薬用ハリ乳液の成分解析です。

1,000円ちょっと（オープン価格）で買えるプチプラなのに、シワ改善の有効成分・ナイアシンアミドを配合していると話題になったこのコスメ。

実際の中身はどうなのか、成分を解析していきます。

まずこの製品、同ラインの化粧水と訴求成分はほぼ同じです。

乳液に必要なものを少し足していますが、あまり目立った差はありません。

なので、まずは化粧水の成分解析を読んでから、乳液独自の部分をこの記事で読んでいくのが理解しやすいと思います。

• 有効成分のナイアシンアミドについて
• 訴求成分について
• 敏感肌適正について
• 旧商品との買い間違いに注意

このあたりの要素は、化粧水とほぼ同じです。（めちゃくちゃ細かい部分は少し違っているのですが、まぁほぼ同じです。）

ナイアシンアミド配合の乳液も他社から出ていますが、この価格帯っていうのは今のところ、他には出ていません。

化粧水と乳液で何が違うかと、油分の量と少しの訴求成分ですね。

薬用ハリ乳液の油分について

• シア脂
• トリ（カプリル・カプリン酸）グリセリル
• ジメチコン

「乳液」なので当然、化粧水よりは多くの油分が入っていて、水分の蒸発を防いだり、お肌を柔らかく整えてくれます。

あとは油分が増えることで、乳化剤の種類も増えています。

リピジュアを配合

訴求成分で目立った違いと言えば、乳液にのみリピジュア（2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液）が配合されている所です。

「ヒアルロン酸を超える保湿力」と言われている成分で、肌ラボシリーズのコンセプトをぶち壊しに行くような機能性・・・っていうのは言い過ぎですが、保湿成分としては良い成分。

生体適合性が高く、刺激になりにくいので、目薬や医療分野でも使われています。

ライン使いは無駄？

ざっと成分を見た感じ、化粧水と乳液の成分にそこまで大きな差はなく、ライン使いしても「ほぼ同じ成分を塗り重ねているだけ」ということになります。

「塗り重ねて、しっかり成分を取り入れたい」って考え方もあるとは思いますが、私なら「ライン使いよりも他のアイテムを使って、いろんな成分を取り入れたい」ってタイプです。

化粧水の成分解析はこちら

クリームの成分解析はこちら

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
ナイアシンアミド	美白・シワ改善	★（有）
ヒアルロン酸Na-2	保湿
加水分解ヒアルロン酸	保湿
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム	保湿
アセチルグルコサミン	アミノ糖（保湿）
オウバクエキス	植物エキス（整肌・引き締め・抗菌）
シア脂	油脂（エモリエント）
BG	ベース（保湿）
濃グリセリン	保湿
α-オレフィンオリゴマー	炭化水素油（エモリエント)
トリ（カプリル・カプリン酸）グリセリル	エステル油（エモリエント）
ペンチレングリコール	ベース（保湿・抗菌）	△
ジグリセリン	保湿
メドウフォーム油	油脂（エモリエント）
PEG （30）	保湿
ジメチコン	シリコーン（被膜形成）
親油型ステアリン酸グリセリル	非イオン界面活性剤（乳化）
イソステアリン酸POE（20）ソルビタン	非イオン界面活性剤（乳化）
POEベヘニルエーテル	非イオン界面活性剤（乳化）
2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液	リピジュア（保湿）
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
エデト酸塩	キレート
TEA	ph調整	（旧）
セタノール	高級アルコール（調整）	（旧）
ベヘニルアルコール	高級アルコール（乳化安定・調整）
フェノキシエタノール	防腐剤