リッツモイスト エッセンス（美容液）【全成分＆成分解析】

多種類の訴求成分を配合した美容液・リッツモイスト エッセンスの成分解析です。

ベースとなる保湿成分はさっぱり＆低刺激なBG。良い成分です。

3番目に来ている「クリスマムマリチマムカルス培養液」は1%以上配合されることのない成分なので、残りは1％以下の濃度だと予想されます。

この製品の特徴は、配合されている美容成分の種類がめちゃくちゃ多いこと！

ざっくりと美容成分と目的を上げてみると

• クリスマムマリチマムカルス培養液・・・幹細胞エキス、セラミドの生成、保湿、バリア機能サポート、
• エリンギウムマリチムムカルス培養液・・・保湿、引き締め、ハリ
• リンゴ果実培養細胞エキス・・・保湿、抗酸化、ターンオーバー
• 水溶性コラーゲン・・・・保湿、ハリ弾力
• 加水分解コラーゲン・・・保湿、ハリ弾力
• クダモノトケイソウ果実エキス・・・保湿、抗酸化
• ザクロ果実エキス・・・保湿、抗酸化
• サッカロミセス溶解質エキス・・・保湿、バリア機能
• 酵母エキス・・・保湿
• 加水分解ヒアルロン酸・・・保湿
• グルコシルヘスペリジン・・・血行促進
• オタネニンジン根エキス・・・保湿、美白、血行促進
• 水溶性コラーゲンクロスポリマー・・・保湿
• 金・・・抗酸化
• アラントイン・・・抗炎症
• アーモンドエキス・・・保湿
• エチルヘキシルグリセリン・・・保湿
• リピジュア（ポリクオタニウム-51）・・・保湿
• グリセリン・・・保湿
• アミノ酸類・・・保湿

※アミノ酸類・・・リシンＨＣｌ、ヒスチジンＨＣｌ、アルギニン、タウリン、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、・フェニルアラニン、プロリン、チロシン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na

薬機法の関係でメーカー側からこのような効果があるとは宣伝できませんが、成分的にはこんな感じですね。

幹細胞エキスはお肌のキメを整えたり、保湿する成分として最近注目されている成分。原料コストが高いのでプチプラ化粧品に配合されているのは珍しいことですね。

他にもいろんな効果が期待できる成分が入っていますが、数が多すぎてひとつひとつの効果は期待できません。

ざっくり全体として「お肌の保湿に良い成分がたっぷり入っている」「抗酸化、ハリ弾力、血行促進などの効果があれば良いなぁ～」と思っておきましょう。

敏感肌適正としては、成分の数が多いので、肌に合わない成分が入ってくることは多いかも。特に血行促進系やアラントインは赤みが出る人もいるかもしれません。

美容成分以外の成分はけっこう良い感じ。

ベースの成分は低刺激だし、エタノール、香料、着色料などの気になる成分も入っていません。

とろみは増粘剤でつけていますが、特にデメリットはありません。

「成分が多すぎてひとつひとつの効果が発揮できないかも」というデメリットはありますが、全体を見ると良い成分構成かなぁと思いました。

いろんな美容成分が入った美容液としてはお値段3000円前後とお安めだし、使ってみる価値はあると思います。

リッツの化粧水とどう違う？

ベースとなる保湿成分はどちらもBGです。

今回はそれぞれ片方には入っていない「美容成分」にざっくりと印をつけてみました。

美容液

化粧水

水、ＢＧ、クリスマムマリチマムカルス培養液、エリンギウムマリチムムカルス培養液、リンゴ果実培養細胞エキス、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、クダモノトケイソウ果実エキス、ザクロ果実エキス、サッカロミセス溶解質エキス、酵母エキス、加水分解ヒアルロン酸、グルコシルヘスペリジン、オタネニンジン根エキス、水添レシチン、水溶性コラーゲンクロスポリマー、レシチン、金、リシンＨＣｌ、ヒスチジンＨＣｌ、アルギニン、プルラン、タウリン、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、セリン、バリン、アスパラギン酸Ｎａ、トレオニン、アラニン、イソロイシン、アラントイン、フェニルアラニン、プロリン、キサンタンガム、アーモンドエキス、エチルヘキシルグリセリン、カルボマー、水酸化Ｋ、（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０－３０））クロスポリマー、ポリクオタニウム－５１、グリセリン、セルロースガム、炭酸水素Ｎａ、チロシン、イノシン酸２Ｎａ、グアニル酸２Ｎａ、フェノキシエタノール

水、ＢＧ、グリセリン、ベタイン、ペンチレングリコール、リンゴ果実培養細胞エキス、コンフリーカルス培養エキス、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、エクトイン、セラミドＮＰ、セラミドＮＧ、セラミドＡＰ、水溶性プロテオグリカン、ヘキサカルボキシメチルジペプチド－１２、クダモノトケイソウ果実エキス、ザクロ果実エキス、グルコシルヘスペリジン、オタネニンジン根エキス、ヒアルロン酸ＰＧ、水添レシチン、水溶性コラーゲンクロスポリマー、レシチン、キサンタンガム、イソマルト、金、アルギニン、リシンＨＣｌ、ヒスチジンＨＣｌ、カラスムギ穀粒エキス、エチルヘキシルグリセリン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、スクワラン、プロパンジオール、ジイソステアリン酸ポリグリセリル－１０、クエン酸Ｎａ、トリエチルヘキサノイン、（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０－３０））クロスポリマー、水酸化Ｋ、クエン酸、ビオサッカリドガム－１、トコフェロール、タウリン、ダイズステロール、グルタミン酸、ロイシン、グリシン、セリン、バリン、トレオニン、アスパラギン酸Ｎａ、アラニン、イソロイシン、セルロースガム、アラントイン、フェニルアラニン、プロリン、炭酸水素Ｎａ、チロシン、グアニル酸２Ｎａ、イノシン酸２Ｎａ、フェノキシエタノール

それぞれ独自の美容成分がけっこう入っていて、プチプラ化粧品でよくある「化粧水と美容液を両方使っても、同じような成分重ね塗りしてるだけ」ということはありません。

美容液のメインの美容成分として独自配合されているのはクリスマムマリチマムカルス培養液とエリンギウムマリチムムカルス培養液という幹細胞エキス。

リンゴ果実培養細胞エキスも幹細胞エキスですが、化粧水にも入っています。

他にも何種類か美容液独自の成分がありますが、解析のところに書いたので詳細は割愛します。

一方で化粧水にだけ入っている成分で注目したいのが「セラミド」。

化粧水にはNP、NG、APの3種類が入っていますね。

美容液にもセラミドの合成をサポートする成分は入っていますが、セラミド自体は入っていません。

セラミドはお肌の表面にある角質層の細胞間脂質を構成する主な成分で、お肌のバリア機能や保湿にとても重要な役割を持っています。

化粧水に入っているのは、中でも特に効果が望めるヒト型セラミドなんです。

他の方の成分解析でも、セラミドは特に評価の高い成分ですね。

原価が高いので、濃度は低いですが、わずかでも入っているとメリットの大きい成分なんですね。

なので私なら「化粧水か美容液、どちらか一方を選んで」と言われたら、化粧水を選びます。もちろん美容液自体に悪い部分があるわけではないので、両方使いたいところですけどね✨

まとめ

• 美容成分がめちゃくちゃ多く入ってる。（その分ひとつひとつは少なくて効果が期待できるか微妙）
• 香料などの余計なものや刺激の強いものはあまり入っていない
• セラミドが入っている化粧水の方が確実な効果を期待できるかも・・

全成分と 配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
ＢＧ	ベース（保湿）
クリスマムマリチマムカルス培養液	植物性幹細胞培養液（保湿）
エリンギウムマリチムムカルス培養液	植物性幹細胞培養液（保湿）
リンゴ果実培養細胞エキス	植物性幹細胞培養液（保湿）
水溶性コラーゲン	保湿
加水分解コラーゲン	保湿
クダモノトケイソウ果実エキス	植物エキス（整肌・製品の抗酸化）
ザクロ果実エキス	植物エキス（保湿）
サッカロミセス溶解質エキス	発酵エキス（保湿）
酵母エキス	保湿・整肌
加水分解ヒアルロン酸	保湿
グルコシルヘスペリジン	整肌
オタネニンジン根エキス	植物エキス（保湿・整肌）
水添レシチン	両性界面活性剤（乳化）
水溶性コラーゲンクロスポリマー	保湿
レシチン	両性イオン界面活性剤（乳化）
金	整肌・製品の抗酸化
リシンＨＣｌ	天然保湿因子成分（保湿）
ヒスチジンＨＣｌ	天然保湿因子成分（保湿）
アルギニン	天然保湿因子成分（保湿・ph調整）
プルラン	多糖類（増粘）
タウリン	天然保湿因子成分（保湿）
グルタミン酸	天然保湿因子成分（保湿）
グリシン	天然保湿因子成分（保湿）
ロイシン	天然保湿因子成分（保湿）
セリン	天然保湿因子成分（保湿・ph調整）
バリン	天然保湿因子成分（保湿）
アスパラギン酸Ｎａ	天然保湿因子成分（保湿）
トレオニン	天然保湿因子成分（保湿）
アラニン	天然保湿因子成分（保湿）
イソロイシン	天然保湿因子成分（保湿）
アラントイン	整肌	★
フェニルアラニン	天然保湿因子成分（保湿）
プロリン	天然保湿因子成分（保湿）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
アーモンドエキス	植物エキス（保湿）
エチルヘキシルグリセリン	保湿・抗菌
カルボマー	合成ポリマー（増粘・乳化安定）
水酸化Ｋ	ph調整
（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０－３０））クロスポリマー	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
ポリクオタニウム－５１	リン脂質ポリマー（保湿）
グリセリン	ベース（保湿）
セルロースガム	増粘、調整
炭酸水素Ｎａ	ph調整
チロシン	天然保湿因子成分（保湿）
イノシン酸２Ｎａ	天然保湿因子成分（保湿）
グアニル酸２Ｎａ	天然保湿因子成分（保湿）
フェノキシエタノール	防腐剤