【全成分＆成分解析】ヒアロワン

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

マヨネーズでお馴染みのキユーピーが開発したオールインワンジェル・ヒアロワンの成分解析です

ヒアロワンの成分解析

この製品のコンセプトは「5種のヒアルロン酸」「卵殻膜エキス」です。

単なる「ヒアルロン酸配合のオールインワン」なら1,000円前後のプチプラコスメでも存在します。

でも、キユーピーのヒアロワンは、さまざまな機能を持つヒアルロン酸や、注目の美容成分・卵殻膜エキスなども入っていて、お肌の潤いやハリ不足を感じている人におすすめの内容になっています。

5種類のヒアルロン酸

ヒアルロン酸Na

基本の形のヒアルロン酸です。
角質層の表面で水分を抱え込み、潤いをキープしてくれます。

加水分解ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸Na

ヒアルロン酸を加水分解して、分子を小さくした成分です。
角質層の深くまで浸透し、潤いを抱え込みます。

ヒアロリペア（加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12－13)グリセリル）

ヒアルロン酸Naに疎水基を付けた成分です。
通常のヒアルロン酸より肌になじみやすく、水で流れにくいメリットがあります。

ヒアロキャッチ（カルボキシメチルヒアルロン酸Na）

ヒアルロン酸Naの一部にカルボキシル基を付けたヒアルロン酸です。
通常のヒアルロン酸よりも多くの水分を抱え込み、3倍の水分保持力を持っています。

ヒアロベール（ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム）

ヒアルロン酸にカチオン基をつけ、プラスに帯電させた成分です。
吸着性に優れ、水に流されにくいので、洗顔料・ボディソープ・シャンプーなどに入っていても、メリットの大きな成分です。
ただしカチオン化されており、陽イオン界面活性剤の一種です。
陽イオン界面活性剤と聞くと若干不安を覚えますが、原料メーカー（キユーピー）の資料では刺激性なしとのデータが出ています。

そしてこの製品のすごいところが、いま紹介した機能的なヒアルロン酸は、キユーピーが原料を作っているということ。

あくまでも予想ですが、原料メーカーが直接製品を作っているので、濃度や設計はかなり期待できるんじゃないでしょうか？

卵殻膜エキス

卵の薄皮から取れる成分。

お肌を保湿し、ハリ弾力をサポートします。

アルマードやオージオなどの高価格帯の美容液でも使われている注目の美容成分。

こちらもキユーピーが原料を作っている成分です。

敏感肌適正も高そう

この製品のコンセプトとなる「ヒアルロン酸」「卵殻膜エキス」はどれもマイルドに使える成分。

ベース成分も敏感肌の人でも使いやすい、BGやスクワランをベースに作られています。

乳化も非イオン界面活性剤や両性界面活性剤を使っていて、ざっと見た感じ刺激が気になるものは特になし。

着色料や香料などの無駄なものも入っていません。

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
BG	ベース（保湿）
スクワラン	炭化水素油（エモリエント）
メチルグルセス-20	保湿（エモリエント）
パルミチン酸エチルヘキシル	エステル油（エモリエント）
ペンチレングリコール	ベース（保湿・抗菌）	△
グリセリン	ベース（保湿）
ミリスチン酸ポリグリセリル-10	非イオン界面活性剤（乳化）
マカデミア種子油	油脂（エモリエント）
加水分解ヒアルロン酸	保湿
加水分解ヒアルロン酸Na	保湿
カルボキシメチルヒアルロン酸Na	保湿
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム	陽イオン界面活性剤（コンディショニング）
加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12－13)グリセリル	保湿
ヒアルロン酸Na	保湿
加水分解卵殻膜	保湿	★
レシチン	両性界面活性剤（乳化）
水添レシチン	両性界面活性剤（乳化）
コメヌカ油	油脂（エモリエント）
カニナバラ果実油	油脂（エモリエント）
オリーブ果実油	油脂（エモリエント）
コメヌカスフィンゴ糖脂質	植物セラミド（保湿）
トリ(カプリル酸／カプリン酸)グリセリル	エステル油（エモリエント）
(アクリレーツ／アクリル酸アルキル(C10－30))クロスポリマー	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル	増粘
オレイン酸ポリグリセリル－10	非イオン界面活性剤（乳化）
トコフェロール	ビタミンE（整肌・製品の抗酸化）
トコトリエノール	製品の抗酸化
ペンテト酸5Na	キレート
水酸化Na	ph調整