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今回は「メイク・ザラつき・毛穴づまりもおみごと三段落ち」のコンセプトでお馴染みの、ファンケルのマイルドクレンジングオイルの成分解析です。
初回はハーフサイズが500円で試せる
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
累計の販売本数は1億本を突破した、大ヒット商品!
「しっかりメイクを落としたい」「毛穴の詰まりが気になる」って
ファンケル マイルドクレンジングオイルの成分解析
クレンジングなので、まずはメイクを落とす成分から見ていきましょう。
メインの成分はエステル油
メイクの汚れを溶かし込むメインの成分はエチルヘキサン酸セチルというエステル油。
クレンジングオイルのメインの成分は洗浄力が強い順に『炭化水素油⇒エステル油⇒油脂』です。
エステル油はクレンジングの主成分では、中間的な洗浄力を持つ、バランス型のオイル成分です。
ただし、成分を見た感じ乳化剤を多めに配合しているので、他のエステル油メインのクレンジングよりもスルッと落ちるかも。
そこそこ濃いメイクの方、落ちにくい下地やファンデを使っている方でもちゃんと落とせると思います。
スルッと落ちるということは、クレンジング時の肌への摩擦も減らせるのでお肌に優しいポイントです👍
クレンジングにかける時間は短くなりますが、ダブル洗顔は必要なタイプなので、時短としては微妙かな。
ちなみに価格は少し高くなりますが、グループ会社のアテニア スキンクリア クレンズ オイルなら、ベースとなる成分はほぼ同じですが、W洗顔不要です。
濡れた手OKファンケルの特許が関係
一般的な「濡れた手で使えるクレンジングオイル」というのは、サラッとしたテクスチャになるので、肌に馴染みにくく使いにくいというデメリットがあります。
ファンケルのクレンジングオイルは特殊な成分を上手く配合することで、肌にしっかり馴染むのに、濡れた手でも使える設計を実現しました。
この設計はファンケルの特許なので、アテニアを含むファンケルのコスメでしか使えません。
昔、DHCがこの特許技術を使ったクレンジングを使って裁判になったらしいですね💦
ちなみに濡れた手OKといっても、濡れていると多少クレンジング力は落ちる可能性はあるでしょう。
落ちにくいメイクをしている人は、濡れる前か、手と顔の水分を拭き取ってから使うことをおすすめします。
良く落ちる=乾燥リスクは多少ある
これはどの製品でも言えることですが、よく落ちるクレンジングというのは油を落とす力が強いので、お肌に必要な皮脂まで奪う可能性があります。
もちろんメイクを落とさずにいるよりはマシですが、多少の乾燥リスクはあると思います。
油性のエモリエント成分を入れることで、しっとり感を出していますが、肌が本来持つ皮脂には敵いません。
お肌の乾燥が強い方には、あまり向いてないかも。
また、メイクが薄い方には、ここまで強い洗浄力のクレンジングは不要です。ミルクや油脂タイプのクレンジングオイルで肌にうるおいを残しましょう。
敏感肌に嬉しい無添加処方
エタノール、着色料、香料などの余計なものが入っていないコンセプトは◎。
乾燥さえ大丈夫なら、敏感肌の人でも使いやすそうです✨
あと防腐剤ですがパラベンなどの強い防腐剤は入っていません。
油の酸化を防止するトコフェロールや、抗菌性のある成分を配合することで、防腐剤を入れない処方になったのしょう。
また、水が入っていないオイルベースの製品なので、そもそも強い防腐剤は必要ありませんね。
「120日のフレッシュ期限があるから防腐剤が少ない」という話も聞きますが、フレッシュ期限はあくまでも新鮮に使える期間で、実際の使用期限は未開封で製造年月日より3年間。
他社の一般的なオイルクレンジングと違いはありません
2021年リニューアルで「毛穴ケア」により特化
2021年11月リニューアル | 旧タイプ |
---|---|
エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、グリセリン、トリデカン、ジカプリリルエーテル、メドウフォーム油、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジグリセリン、ホップエキス、チャ葉エキス、オニイチゴ根エキス、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ヒマワリ種子油、BG、ペンチレングリコール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-2アルギニン、ステアリン酸イヌリン、水、トコフェロール、乳酸 | エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、(カプリル酸/カプリン酸)カプリリル、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、グリセリン、ジカプリリルエーテル、ジメチコン、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、メドウフォーム油、ジグリセリン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ダイズ油、ステアリン酸イヌリン、トコフェロール |
ベースとなる「メイクを浮かせる成分」「洗い流す成分」の部分に変更はありません。
ただ、低濃度の油剤の種類は変わっていますし、全成分上は変わらない程度の変更はあるかもしれないので、そこで使用感やメイク落ちが変わってくるでしょう。
また、今回最大の変更点は「3つの植物エキスの追加」です。
角栓をふやかして洗い流しやすくする[ホップエキス]、洗い流したあとのお肌を引き締める[緑茶エキス]が配合。
公式サイトには書かれていませんが[オニイチゴ根エキス]も同様に引き締め系の成分です。
あとちょっとめずらしい成分が「PPG-2アルギニン」という成分。
調べてみると[乳酸][水]と共に「WILBRIDE® R-PL」という原料として流通しているようですが、この原料はヘアケア製品にツヤを出す目的で配合されるものなんですよね。
なので、この原料を本当に使っているのかは不明。
まぁおそらく、仕上がりのお肌の見た目を整えるために配合されている感じだと思います。
あと、成分上は前タイプにはない「水」が追加されているのですが、これはわざわざ入れたのではなく、植物エキスなどの他の原料を入れた時に、一緒に入ったものだと思います。
アテニアのクレンジングとはどう違う?
ざっくり言うなら、ファンケルはW洗顔が必要、アテニアはW洗顔が不要であること。
そして最大の特徴は「ファンケルは毛穴」「アテニアはくすみ」の悩みに特化していることです。
詳しい比較は別記事にまとめています。
まとめ
- メイクをするっと落とせるしっかりオイルクレンジングが良い
- 毛穴の詰まりが気になる
この2つの条件を満たす、1,000円台で買えるクレンジングとしては、技術・成分的にめちゃくちゃお買い得だと思います。
初回はハーフサイズが500円で試せる
レビュー記事はこちら
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
エチルヘキサン酸セチル | エステル油(メイクを浮かす) | |
ジイソノナン酸BG | エステル油(メイクを浮かす) | |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 | 非イオン界面活性剤(洗い流し) | |
ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20 | 非イオン界面活性剤(洗い流し) | |
オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20 | 非イオン界面活性剤(洗い流し) | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
トリデカン | エモリエント | |
ジカプリリルエーテル | エモリエント | |
メドウフォーム油 | 油脂(エモリエント) | |
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル | エモリエント・乳化安定 | |
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン | シリコーン(被膜形成) | |
ジグリセリン | 保湿 | |
ホップエキス | 植物エキス(ほぐし成分) | ★ |
チャ葉エキス | 植物エキス(整肌・引き締め) | ★ |
オニイチゴ根エキス | 植物エキス(保湿・引き締め) | ★ |
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) | エステル油(エモリエント) | |
ヒマワリ種子油 | 油脂(エモリエント) | |
BG | ベース(保湿) | |
ペンチレングリコール | ベース(保湿・抗菌) | △ |
PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン | グリセリン誘導体 | |
PPG-2アルギニン | 保湿 | |
ステアリン酸イヌリン | 増粘 | |
水 | ベース | |
トコフェロール | ビタミンE(整肌・製品の抗酸化) | |
乳酸 | ph調整orピーリング |
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