【全成分＆成分解析】ビオレ パチパチはたらくメイク落とし

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

今回は花王・ビオレのパチパチはたらくメイク落としの成分解析です。

「花王」「パチパチ」と聞くと、ソフィーナipのような炭酸コスメを思い浮かべる方も多いと思いますが、この製品には炭酸は入っておらず、別の方法でパチパチ感を作っています。

ビオレ パチパチはたらくメイク落としの成分解析

まずはパチパチの仕組みから解析していきますね。

パチパチの理由は特殊なポンプ

この製品のコンセプトである「パチパチ」。

これは特定の成分の効果ではなく、特殊な形状のポンプが、プッシュした時に大量の空気を取り込んだ泡を作ることで、パチパチさせているようです。

特殊な泡が作れるポンプを開発した点は、評価できるポイント。

その泡による、摩擦レスでの洗浄力の向上もあるでしょう。

ただ、口コミを見る限り、使っても思ったほどパチパチしないみたいです😓

洗浄力成分はかなり弱め

洗浄成分はほとんどが非イオン界面活性剤で、微量の両性界面活性剤と陰イオン界面活性剤が入っています。

泡による洗浄力の向上を加味しても、洗浄力は弱そうな印象。

パッケージに書いている「持続ファンデ、ウォータープルーフUVまで落とす！」というのは、ちょっと無理があるような気がします。

美容成分は、ほとんどなし

ベースの成分に保湿効果のあるBGやグリセリンを入れている程度で、一般的に「美容成分」と呼ばれるようなものは、特に入っていません。

まぁクレンジングに入っている成分は洗い流されるので、そこまで大きな意味はないのですが、ちょっとした保湿成分は少し入れておいて欲しいかな💦

まとめ

まず大前提として、ソフィーナのような炭酸効果を期待して買うアイテムではありません。

クレンジングとしての性能も、あまり期待できなさそう。

メイクが薄い方で、パチパチ泡の感覚を楽しみたいのと、摩擦を防ぐ目的でならアリだと思います。

ただ「美容成分」や「メイクを落とす効率」で選ぶなら、あまりオススメできるポイントはない感じです😲

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
ＢＧ	ベース（保湿）
ＰＥＧ-６（カプリル酸／カプリン酸）グリセリズ	非イオン界面活性剤（乳化）
グリセリン	ベース（保湿）
ＰＰＧ-９ジグリセリル	保湿・泡質向上
イソステアリン酸ポリグリセリル-２	非イオン界面活性剤（乳化）
エタノール	ベース	△
ラウリン酸ＰＥＧ-１２	非イオン界面活性剤（乳化）
テトラオレイン酸ソルベス-３０	非イオン界面活性剤（乳化）
トロメタミン	ph調整
ラウリルヒドロキシスルタイン	両性界面活性剤（洗浄）
ステアリン酸ＰＥＧ-１５０	非イオン界面活性剤（乳化）
イソステアリルグリセリル	エモリエント
ラウレス硫酸Ｎａ	陰イオン界面活性剤（洗浄）
コハク酸	ph調整・収れん
水酸化Ｎａ	ph調整
フェノキシエタノール	防腐剤
香料	香料	△