【全成分＆成分解析】エイトザタラソ ユーCBD&リフレッシング クレンズ 美容液シャンプー

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

今回はステラシードの人気のシャンプーブランド・エイトザタラソから出ているユニセックスライン「エイトザタラソ ユーCBD&リフレッシング クレンズ 美容液シャンプー」を解析していきます。

エイトザタラソ ユーCBD&リフレッシング クレンズ 美容液シャンプーの成分解析

シャンプーなので、まずは洗浄成分から見ていきましょう。

洗浄成分をチェック

ラウラミドプロピルベタイン

両性界面活性剤。
低刺激＆マイルドな洗浄成分で、ベビー用品にもよく使われています。

ラウロイルメチルアラニンＮａ

アミノ酸系の界面活性剤です。
低刺激＆マイルドな洗浄成分でシャンプーの洗浄成分としては非常におすすめ。
コンディショニング成分（カチオン性ポリマー）との組み合わせで、仕上がりの手触りを改善してくれる効果もあります。

オレフィン（Ｃ１４－１６）スルホン酸Ｎａ

市販の安い成分でよく見かけるラウレス硫酸Naとほぼ同等の、高い洗浄成分を持っています。
全成分の1番目に書かれていると、洗浄力はかなり強く、髪や肌の乾燥・刺激の原因になりやすいかも。　
この製品の場合は3番目なので「補助的な洗浄成分として、洗浄力を少し上げている」という意味では、そんなに悪い成分ではありません。

コカミドプロピルベタイン

こちらも両性界面活性剤。
低刺激＆マイルドな洗浄成分で、ベビー用品にもよく使われています。

両性系、アミノ酸系の洗浄成分がベースですが、3番目に高い洗浄力を持つオレフィン（Ｃ１４－１６）スルホン酸が入っています。

なので、アミノ酸系のシャンプーの中では洗浄力は少し高めかな。

毎日使うのであれば、こういった人がメインターゲットだと思います。

• しっかり整髪料を使っている人
• 髪が汚れやすい生活の人
• 頭皮の油が出やすい人
• 髪のダメージが少ない人

ただ実際、ブリーチありの私が毎日使っても、そこまで乾燥を感じることはありません。

保湿・補修成分で上手く補っているか、3番目でもそこまで濃度が高くないんじゃないかと思います。

あとは低濃度ですが、泡質を良くするような非イオン界面活性剤もけっこう入っていて、両性系・アミノ酸系ベースのシャンプーにしては、しっかり泡立ってくれます。

保湿＆補修成分をチェック

キトサンサクシナミド

髪に吸着して被膜を作り、保護する成分です。
甲殻類由来の成分で、アレルギー物質は除去されてると思いますが、強いアレルギーを持っている人は控えた方が良いかもしれません。

加水分解コンキオリン

「真珠エキス」などと呼ばれています。水溶性のポリペプチドで、髪にハリコシを与えます。

加水分解コラーゲンPGプロピルメチルシランジオール

ドライヤーやヘアアイロンの熱に反応してキューティクルを補修してくれます。

カンナビジオール

「CBD」の成分です。大麻草に含まれる物質ですが、中毒性や幻覚作用のある部分とは異なる物質で、化粧品の成分として認可されています。髪ではなく頭皮環境を整えることが主な目的の成分ですが、その効果はかなり注目されていて、サロンシャンプーに配合されることもあります。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル

VCIPと呼ばれる油溶性のビタミンC誘導体です。こちらも髪というより地肌向けの整肌成分ですね。

スクワラン

人の皮脂と近い性質を持つ油分です。髪や地肌の潤いを守ります。

植物・海藻エキス類

スサビノリエキス、ツボクサエキス、オウゴン根エキスなどなど、植物・海藻系のエキスも結構入っています。
多少の保湿・整肌効果は期待しても良いかな～と思いますが、イメージ作りの面が強いかも。

あと、コンディショニング成分も多種類がブレンドされており、仕上がりの手触りにもこだわって配合している感じがします。

カチオン性ポリマーが中心で、そこまで刺激の強いものは入っていないのですが、人によっては刺激を感じたり、ヌルヌル感が苦手って人もいるかもしれません。

成分のラインナップとしては、倍以上するサロン系シャンプーにも負けないような、非常に豪華な構成です。

最大のデメリットでありメリットは「匂い」

エイトザタラソユーはユニセックスタイプで「ムスキーサボンの香り」をイメージして作られています。

「男臭い」感じじゃなく、中性的なイケメンっぽいおしゃれな匂い。

そんなに強い香りではないけれど、パートナーがいる女性はシャンプー変えたことを知られてなかったら、鼻の良いと浮気疑われるぐらいメンズ寄りの香りです。

メンズが使う場合は？

香り的には、かなりおすすめです。

強すぎない香りだし、程よい男らしさがあって、女性ウケはかなり良いと思います。

成分的には、オレフィンスルホン酸が入っているので、アミノ酸や両性イオン系オンリーのシャンプーに比べると、皮脂の多い男性でもしっかり洗えると思います。

人それぞれだけど、ハイダメージヘアでなければ、男性はこのぐらいの洗浄力は最低限あった方がむしろ良い。

ただしベースは優しい成分なので、がっつり整髪料使っている人や、現場仕事などで髪の汚れが激しい人には洗浄力は足りないかも。

そういった場合は、もっと強いシャンプー使うか、2度洗いした方が良いと思います。

まとめ

「程よく洗浄力があり、補修成分もしっかり入ったシャンプー」を探している人には、かなりコスパの良いシャンプーなんじゃないかと思います。

プチプラ寄りの価格なので、補修成分の濃度等は低めかもしませんが、それでも成分のセンスがかなり良い！

「洗浄成分」「保湿＆補修成分」「コンディショニング成分」どれもが、かなりこだわった多種類の成分を上手くブレンドしている感じですね。

ちなみに「もう少し洗浄力が優しいもの」「女性的な香り」を求めるのであれば、エイトザタラソの他ラインのアイテムがちょうど良いかな～と思います。

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
ラウラミドプロピルベタイン	両性界面活性剤（洗浄補助）
ラウロイルメチルアラニンＮａ	アミノ酸系陰イオン界面活性剤（洗浄）
オレフィン（Ｃ１４－１６）スルホン酸Ｎａ	陰イオン界面活性剤（洗浄）	△
コカミドプロピルベタイン	両性界面活性剤（洗浄）
カンナビジオール	整肌
海水	保湿
水溶性コラーゲン	保湿
スサビノリエキス	海藻エキス（保湿）
スクワラン	炭化水素油（エモリエント）
キトサンサクシナミド	被膜形成・保湿
海シルト	汚れ吸着
加水分解コンキオリン	真珠エキス（保湿）
ツボクサエキス	植物エキス（整肌）
オウゴン根エキス	植物エキス（整肌）
イタドリ根エキス	植物エキス（整肌・透明感サポート）
カンゾウ根エキス	植物エキス（整肌）
チャ葉エキス	植物エキス（整肌）
ローズマリー葉エキス	植物エキス（整肌・製品の抗菌）
カミツレ花エキス	植物エキス（整肌）
リモニウムゲルベリエキス	植物エキス（保湿・コンディショニング）
ショウガ根エキス	植物エキス（整肌・温感）
セイヨウハッカ葉エキス	植物エキス（整肌・皮脂コントロール）
メントール	冷感
加水分解コラーゲンＰＧプロピルメチルシランジオール	シリル化ペプチド（毛髪補修・保湿）
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル	油溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
ラウリン酸ポリグリセリル－１０	非イオン界面活性剤（乳化）
ＢＧ	ベース（保湿）
イソペンチルジオール	保湿・抗菌
ＰＥＧ－２カプリリルアミン	非イオン界面活性剤（泡質改善）
ＰＰＧ－１０ソルビトール	泡質改善・ヘアスタイリング
ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ－７グリセリル	非イオン界面活性剤（乳化）
セテアレス－６０ミリスチルグリコール	非イオン界面活性剤（乳化・気泡補助）
コカミドＤＥＡ	非イオン界面活性剤（洗浄）
コカミドメチルＭＥＡ	非イオン界面活性剤（泡質改善）
デシルグルコシド	非イオン界面活性剤（洗浄）
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド	カチオン性ポリマー
ポリクオタニウム－７	カチオン性ポリマー（コンディショニング）	△
ポリクオタニウム－１０	カチオン化セルロース（コンディショニング）
ポリクオタニウム－２２	カチオン性ポリマー（コンディショニング）
ポリクオタニウム－４７	コンディショニング
塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン	カチオン化デンプン（コンディショニング）
塩化Ｎａ	調整
ＥＤＴＡ－２Ｎａ	キレート
クエン酸Ｎａ	ph調整・キレート
クエン酸	ph調整
ペンテト酸５Ｎａ	キレート
フィチン酸	キレート
酸化銀	防腐剤
安息香酸Ｎａ	防腐剤	（旧）
フェノキシエタノール	防腐剤
香料	香料	△