【成分解析】ヒロインメイクSP スピーディーマスカラリムーバー

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Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

今回は、@cosmeベストコスメアワード2025で殿堂入りを果たしたモンスター級のヒットアイテム、ヒロインメイク「スピーディーマスカラリムーバー」を成分面からガッツリ解析していきます。

「ウォータープルーフマスカラが全然落ちない…」「クレンジングでゴシゴシこすってまつ毛が抜ける…」そんな悩みを持つ人から圧倒的な支持を受けているこのリムーバー。ポイントメイクリムーバーランキングでも不動の1位に君臨し続けています。

でも、本当にまつ毛に優しいの?クレンジングとの違いは?まつ育にも良いの?そのあたりを成分の観点から徹底的に見ていきましょう👌

ブランド名ヒロインメイク(伊勢半)
価格924円
容量6.6mL
発売日2023年8月8日
全成分はこちら

イソヘキサデカン、トリエチルヘキサノイン、イソドデカン、ミネラルオイル、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、BG、アーモンド油、ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、カニナバラ果実油、オタネニンジン根エキス、ローヤルゼリーエキス、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、トコフェロール、メチルパラベン、スクワラン

公式のアピールポイント

  • 落ちにくいウォータープルーフマスカラもこすらずするんとオフ。まつ毛とまぶたに負担をかけにくい
  • まつ毛美容液成分(オタネニンジン根エキス・ツバキオイル・アーモンドオイル・アルガンオイル・ローヤルゼリーエキス・野バラオイル)配合で、傷みやすいまつ毛にうるおいを与える
  • 無香料・無着色・イオン性界面活性剤フリー・アルコールフリー・皮フ刺激テスト済みで、目にしみにくいやさしい処方
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
目次

成分解析

まず最初に、このリムーバーの処方設計の特徴をお伝えしておくと、全16成分というかなりシンプルな構成です。そしてそのほとんどが「油性成分」で占められています。

これがまさにマスカラリムーバーとしての核心部分。なぜ油性成分がマスカラを落とすのか、そしてなぜ普通のクレンジングではダメなのかを解説していきます。

そもそもマスカラリムーバーとクレンジングは何が違うの?

ここが一番知りたいポイントだと思うので、先に解説します。

普通のクレンジングは、「界面活性剤」の力でメイクを乳化して水で洗い流す仕組みです。ファンデーションやリップなど一般的なメイクはこれで十分落ちます。

オイルやバームなどはこれに加えて「油」でメイクを先に浮かせますが、どちらかというとメインは界面活性剤です。

一方、ウォータープルーフマスカラの皮膜は「ワックス+シリコーン樹脂+耐水性ポリマー」で構成されていて、界面活性剤による乳化だけでは太刀打ちできないレベルの耐久性を持っています。

このリムーバーは、界面活性剤の力ではなく「溶剤の力で直接マスカラの皮膜を溶かす」というアプローチ。油性溶剤がマスカラのワックスやシリコーン樹脂に直接浸透し、皮膜構造そのものを溶解・分解してくれるわけです。

だからこそ、ゴシゴシこすらなくても「塗るだけでするん」と落ちる。これがクレンジングとの根本的な違いです👌

溶剤系ベース成分 – マスカラを溶かす主役たち

[イソヘキサデカン](全成分1番目)

全成分表示のトップに来ている主役中の主役。炭素数16の分岐鎖炭化水素で、軽い質感のオイルです。

エモリエント性(肌を柔らかくする作用)に優れた成分ですが、このリムーバーにおける主な役割は「溶剤」。他の油性成分を溶かし込む力が高く、ウォータープルーフマスカラに使われるワックス類やシリコーン樹脂を溶解する能力を持っています。

イソドデカンと比べて揮発性が低いのが特徴で、塗布した後もまつ毛の上にしばらく留まってくれるため、マスカラとしっかりなじむ時間を確保できます。眼刺激性もほとんどないとのデータが出ており、目元に使う製品のベースとして適した選択です。

[トリエチルヘキサノイン](全成分2番目)

トリメチロールプロパンと2-エチルヘキサン酸のエステルオイル。さらっとした使用感で肌なじみが良く、他のオイルと混ざりやすいのが特徴です。

このリムーバーでは、イソヘキサデカンと一緒にマスカラの油性皮膜を溶解するサポート役として機能。エステルオイルならではの「軽さ」が、べたつきの少ない使用感にも貢献しています。

[イソドデカン](全成分3番目)

炭素数12の分岐鎖炭化水素で、揮発性の高い溶剤です。

ここが非常に面白いポイント。実はヒロインメイクのスーパーウォータープルーフマスカラ(ロングUP・ボリュームUP)の全成分1番目に記載されているのが、まさにこの[イソドデカン]なんです。

つまり、マスカラ側のベース溶剤とリムーバー側の溶剤が同じ成分。「同じ溶剤で溶かす」という化学的に理にかなった設計で、自社マスカラとの相性が特に良いのはこれが理由です。マスカラが乾いた後に残るワックスやシリコーン樹脂の皮膜に対して、同系統の溶剤が浸透しやすいという仕組みですね。

イソドデカンは揮発性が高いため、塗布後はすみやかに蒸発してまつ毛に油分が残りにくいというメリットもあります。

[ミネラルオイル](全成分4番目)

いわゆる「流動パラフィン」。高度に精製された炭化水素オイルで、ベビーオイルの主成分としても有名です。

不揮発性のオイルなので、揮発性の高い[イソドデカン]が蒸発した後もまつ毛の上に留まり、マスカラの溶解を持続的にサポートしてくれます。また、まつ毛やまぶたの皮膚に対する保護効果もあり、リムーバー使用時の摩擦を軽減する緩衝材的な役割も果たしています。

乳化・洗浄のキーマン

[(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー](全成分5番目)

このリムーバーの処方設計で最も注目すべき成分のひとつ。シリコーン系の乳化剤で、油性成分と水をつなぐ橋渡し役です。

なぜこの成分が重要かというと、このリムーバーは使用後にクレンジングや水で洗い流す必要があるから。いくらマスカラを溶かしても、油性成分がまつ毛にべったり残ったままでは困りますよね。

この成分が配合されていることで、リムーバーの油性成分が水となじみやすくなり、後のクレンジングでスムーズに洗い流せるようになっています。

そして「イオン性界面活性剤フリー」を実現しているのもこの成分のおかげ。ノニオン(非イオン)性のシリコーン系乳化剤なので、目にしみにくい処方が可能になっています。これは目元に使う製品としてはかなり重要なポイントです👌

まつ毛ケア成分 – 「まつ育」にどこまで効くのか?

公式では「まつ毛美容液成分配合」とアピールされていますが、成分的にどうなのか、正直に見ていきます。

[アーモンド油]

オレイン酸やリノール酸を豊富に含む植物オイル。エモリエント効果が高く、まつ毛にしなやかさと柔軟性を与えてくれます。まつ毛の乾燥やパサつきを防ぐ効果は期待できます。

[ツバキ種子油]

日本では古くから髪のケアに使われてきたオイル。オレイン酸含有率が非常に高く、まつ毛のキューティクルを保護し、水分の蒸発を防ぐ効果があります。

[アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)]

ビタミンEが豊富で抗酸化力が高いオイル。毛髪の弾力性や光沢を向上させる効果が報告されており、まつ毛のダメージ補修が期待できる成分です。

[カニナバラ果実油(野バラオイル)]

ローズヒップオイルとも呼ばれ、リノレン酸やビタミンCを含む美容オイル。肌の保湿・柔軟効果に優れ、まつ毛の根元の皮膚をすこやかに保つ効果が期待できます。

[オタネニンジン根エキス]

高麗人参の根から抽出されるエキス。血行促進作用や細胞活性化作用が報告されており、まつ毛ケア製品にはよく配合される成分です。

[ローヤルゼリーエキス]

ミツバチが分泌するローヤルゼリーから得られるエキス。アミノ酸やビタミンB群が含まれ、保湿・コンディショニング効果があります。

まつ育成分の正直な評価

この製品の役目は、マスカラを溶かして落とすこと。

リムーバーとして使用する時間はせいぜい数十秒〜数分程度なので、その短い接触時間で劇的なまつ育効果を期待するのは現実的ではないです。

とはいえ、「マスカラを落とす」というまつ毛にとってストレスフルな工程で、少しでもまつ毛をいたわる成分が入っているのは好印象。何も入っていないリムーバーよりは確実にマシです。過度な期待はせず、「マスカラオフ時のダメージ軽減」として捉えるのが正解👌

その他の成分

[BG(1,3-ブチレングリコール)]

保湿剤として広く使われるおなじみの成分。ここでは製品の安定性を高める目的や、まつ毛への保湿効果のために配合されていると考えられます。

[(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル]

ワックスエステルの一種。リムーバーの粘度調整やテクスチャーの安定化に貢献。コームで塗布する際に液だれしにくい適度なとろみを生み出しています。

[トコフェロール(ビタミンE)]

抗酸化成分。製品中の油脂類の酸化を防止する目的での配合がメイン。まつ毛への抗酸化効果も副次的に期待できます。

[スクワラン]

軽い質感のオイル。人の皮脂にも含まれる成分で刺激性が極めて低く、目元に使う製品への配合に適しています。まつ毛の保護効果もあります。

[メチルパラベン]

防腐剤。パラベンと聞くと敬遠する方もいますが、メチルパラベンは防腐力がマイルドなタイプで、化粧品では最もポピュラーな防腐剤のひとつ。配合量もごく微量で、安全性に問題のある濃度ではありません。

自社マスカラとの相性が特に良い理由

先ほど触れた通り、ヒロインメイクのスーパーWPマスカラシリーズ(ロングUP、ボリュームUP)のベースは[イソドデカン+トリメチルシロキシケイ酸+ワックス類(マイクロクリスタリンワックス、セレシン)]という構成。

このリムーバーに含まれる[イソヘキサデカン][イソドデカン]はいずれも同系統の炭化水素溶剤で、マスカラのワックスやシリコーン樹脂を溶かすのに最適な溶剤です。

さらに、マスカラ側にもリムーバー側にも同じ「まつ毛ケア成分」(アーモンド油、ツバキ種子油、アルガンオイル、カニナバラ果実油、オタネニンジン根エキス、ローヤルゼリーエキス、スクワラン)が配合されているのも見逃せないポイント。メイクからメイクオフまで一貫したまつ毛ケアのコンセプトで設計されていることがわかります。

同じメーカーが「落ちないマスカラ」と「落とすリムーバー」をセットで開発しているからこそ、マスカラの処方を知り尽くした上でリムーバーの溶剤を選定できている。これは他社リムーバーにはない強みです👌

メリット・デメリット

メリット

  • 炭化水素溶剤ベースの処方で、ウォータープルーフマスカラの皮膜を直接溶解。こすらずに落とせるためまつ毛への物理的負担が少ない
  • イオン性界面活性剤フリー・アルコールフリーで目にしみにくい処方設計。敏感な目元にも使いやすい
  • 自社マスカラ(スーパーWPシリーズ)と同系統の溶剤を使用しており、相性が抜群
  • 全16成分というシンプル処方。余計な成分が入っていないので、肌トラブルのリスクが低い
  • 924円で繰り返し使えるコスパの良さ。@cosme殿堂入りの実力は成分的にも納得
  • 無香料・無着色で不要な添加物を極力排除

デメリット

  • まつ毛美容液成分はあくまで「エモリエント」レベル。本格的なまつ育効果は期待できない
  • 油性成分がメインのため、リムーバー使用後に必ずクレンジングまたは洗顔が必要。これ単体で完結はしない
  • コームタイプのため、慣れないうちは液がつきすぎることがある(口コミでも多い指摘)
  • 6.6mLという容量は毎日使うとやや少なめ。ヘビーユーザーはコスパが悪く感じる可能性
  • あくまで「マスカラ専用」リムーバー。アイライナーなど他のアイメイクには不向き
  • 他社のフィルムタイプやお湯落ちマスカラには過剰スペック。このリムーバーが必要なのはウォータープルーフタイプ

向いている人・不向きな人

向いている人 ✅

  • ウォータープルーフマスカラ(特にヒロインメイクのスーパーWPシリーズ)を愛用している方
  • クレンジングでマスカラがなかなか落ちず、ゴシゴシこすってしまっている方
  • まつ毛の抜けや切れが気になっていて、メイクオフの負担を減らしたい方
  • まつ毛パーマやまつ毛エクステをしていて、目元への摩擦を最小限にしたい方
  • シンプルな処方で刺激の少ないリムーバーを探している方

不向きな人 ❌

  • お湯落ちマスカラやフィルムタイプマスカラしか使わない方(オーバースペック)
  • アイメイク全体を一気に落としたい方(あくまでマスカラ専用。アイメイク全体のオフには別途ポイントリムーバーやクレンジングが必要)
  • スキンケアのステップをなるべく減らしたい方(クレンジング前にひと手間増える)
  • コットンやティッシュでの拭き取りがどうしても苦手な方

まとめ

ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバーは、「落ちないマスカラを作ったメーカーが、自ら最適な落とし方を提案している」という成り立ちの製品です。

成分的には、炭化水素溶剤([イソヘキサデカン][イソドデカン])を軸にした油性処方で、マスカラのワックスやシリコーン樹脂を直接溶かすというストレートな設計。界面活性剤でゴリゴリ乳化するのではなく、同系統の溶剤で「溶かす」アプローチだからこそ、まつ毛への物理的負担が少ないのです。

特に、自社マスカラ(スーパーWPシリーズ)のベース溶剤と同じ[イソドデカン]を配合している点は見逃せません。マスカラの処方を知り尽くした上でのリムーバー設計は、他社製品にはない大きなアドバンテージです。

一方で、「まつ毛美容液成分配合」というアピールについては、あくまでもエモリエント(保湿・保護)レベルであり、本格的なまつ育効果を期待するのは現実的ではありません。まつ育を本気で考えるなら、別途まつ毛美容液の併用をおすすめします。

924円で@cosme殿堂入りの実力。ウォータープルーフマスカラユーザーなら、まつ毛を守るための「必要経費」として持っておいて損はないアイテムです✨

よくある質問

普通のクレンジングオイルではダメなの?

落とせなくはないですが、クレンジングオイルの主な洗浄メカニズムは「界面活性剤による乳化」。ウォータープルーフマスカラのワックス+シリコーン樹脂の強固な皮膜を乳化だけで落とそうとすると、どうしてもゴシゴシこする必要が出てきます。このリムーバーは「溶剤で直接溶かす」方式なのでこする必要がなく、まつ毛への負担が段違いに少ないです。

ヒロインメイク以外のマスカラにも使えるの?

使えます。ウォータープルーフマスカラの多くは似たような溶剤・ワックス系の処方を採用しているため、他社のマスカラにも効果を発揮します。ただし、マスカラの処方によって落ちやすさに差が出ることはあります。自社マスカラとは同じ溶剤系統を使っている分、相性が特に良いのは事実です。

まつ育効果はあるの?

「まつ毛を生やす・伸ばす」という意味でのまつ育効果は期待しない方がいいです。配合されているケア成分はすべて「エモリエント成分」で、まつ毛に潤いを与えて保護する役割。ただし、クレンジングでゴシゴシこすることによるまつ毛の物理的ダメージを防げるという意味では、間接的にまつ毛の健康を守ってくれます。本格的なまつ育には、別途まつ毛美容液を使いましょう。

使用後にクレンジングは必要?

はい、必要です。このリムーバーは油性成分でマスカラを溶かしますが、溶けたマスカラと油性成分をまつ毛から除去するために、その後のクレンジングまたは洗顔は必須。リムーバーを塗った後、通常のクレンジングとなじませてから洗い流してください。

お湯落ちマスカラにも使ったほうがいいの?

お湯落ちタイプ(フィルムタイプ)のマスカラは、ぬるま湯+洗顔で十分落とせる設計です。わざわざこのリムーバーを使う必要はなく、コスト的にももったいない。このリムーバーの出番は、ウォータープルーフタイプのマスカラを使っているときです。

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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