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今回は、@cosmeベストコスメアワードで殿堂入りしたヒットアイテム、ヒロインメイク「スピーディーマスカラリムーバー」を成分から読み解いていきます。
「ウォータープルーフマスカラが落ちない」「こすってまつ毛が抜ける」——そんな悩みに応える定番リムーバー。なぜこすらず落ちるのか、クレンジングと何が違うのかを、成分の観点から見ていきましょう。
| ブランド | ヒロインメイク(伊勢半) |
| 価格 | 924円(税込) |
| 容量 | 6.6mL |
| 発売日 | 2023年8月8日 |
| 区分 | 化粧品(ポイントメイクリムーバー) |
全成分はこちら
イソヘキサデカン、トリエチルヘキサノイン、イソドデカン、ミネラルオイル、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、BG、アーモンド油、ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、カニナバラ果実油、オタネニンジン根エキス、ローヤルゼリーエキス、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、トコフェロール、メチルパラベン、スクワラン
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
💡 ひとことで言うと

このリムーバーは全16成分のシンプル処方で、ほとんどが油性成分。界面活性剤で乳化するのではなく、溶剤の力でマスカラの皮膜を直接溶かすタイプです。
だからこすらずするんと落ちて、まつ毛への摩擦が少ない。とくにヒロインメイク自身のウォータープルーフマスカラと相性が良い作りです。
ひとことで言えば「落ちないマスカラを作ったメーカーが、最適な落とし方まで設計した」一本。まつ育効果は控えめなので、そこは割り切りが必要です。
🌿 この記事のポイント
- 溶剤でマスカラの皮膜を直接溶かす方式で、こすらず落とせる
- 自社マスカラと同じ溶剤[イソドデカン]を使い、相性がいい
- イオン性界面活性剤フリー・アルコールフリーで目にしみにくい設計
※この製品は化粧品(ポイントメイクリムーバー)。使用後はクレンジングまたは洗顔が必要です。
🤔 マスカラリムーバーとクレンジング、何が違う?
普通のクレンジングは界面活性剤でメイクを乳化して洗い流す仕組み。ファンデやリップはこれで十分落ちます。
でもウォータープルーフマスカラの皮膜は「ワックス+シリコーン樹脂+耐水性ポリマー」で非常に頑丈。乳化だけで落とそうとすると、どうしてもゴシゴシこすることになります。
このリムーバーは油性溶剤がマスカラの皮膜に直接浸透して溶かすアプローチ。だからこすらず「するん」と落ちるのが、クレンジングとの根本的な違いです。
🧴 溶剤系ベース成分 ― マスカラを溶かす主役
全成分の上位は油性溶剤。[イソヘキサデカン](1番目)は軽いオイルで、ワックスやシリコーン樹脂を溶かす力が高い主役。揮発が遅く、まつ毛の上で溶かす時間を確保します。
[トリエチルヘキサノイン](2番目)はさらっとしたエステルオイルで溶解のサポート役。
[イソドデカン](3番目)は揮発性の高い溶剤。ヒロインメイクのウォータープルーフマスカラの全成分1番目も、まさにこの[イソドデカン]。同じ溶剤で溶かす設計だから自社マスカラと相性がいい、というわけです。揮発後はまつ毛に油分が残りにくいのも利点。
[ミネラルオイル(流動パラフィン)](4番目)は揮発しないオイルで、溶解を持続的にサポートしつつ、まつ毛・まぶたへの摩擦を和らげる緩衝材の役割も担います。
💧 乳化・洗浄のキーマン
注目は[(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー]。シリコーン系のノニオン(非イオン)乳化剤で、油性成分を水となじませ、あとのクレンジングで洗い流しやすくします。
この成分のおかげでイオン性界面活性剤フリー=目にしみにくい処方が成立。目元に使う製品としては大事なポイントです。
🌿 まつ毛ケア成分 ― 「まつ育」にどこまで効く?
公式は「まつ毛美容液成分配合」とアピール。[アーモンド油][ツバキ種子油][アルガンオイル][カニナバラ果実油(野バラ)]などのオイルと、[オタネニンジン根エキス][ローヤルゼリーエキス]が入っています。いずれもまつ毛にうるおいと柔軟性を与えるエモリエント成分です。
ただ正直に言うと、リムーバーの接触時間は数十秒〜数分。劇的なまつ育効果を期待するのは現実的ではありません。「マスカラオフ時のダメージ軽減」と捉えるのがちょうどいい温度感です。
🔁 自社マスカラとの相性がいい理由
ヒロインメイクのスーパーWPマスカラのベースは[イソドデカン+トリメチルシロキシケイ酸+ワックス類]。このリムーバーの溶剤と同系統なので、皮膜に浸透しやすい設計です。
しかもマスカラ側にもリムーバー側にも同じまつ毛ケア成分が入っていて、メイクからオフまで一貫したコンセプト。「落ちないマスカラ」と「落とすリムーバー」を同じメーカーが作っている強みです。
🫧 その他の成分
[BG]は保湿・安定化、[(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル]はワックスエステルで液だれしにくいとろみを作ります。[トコフェロール(ビタミンE)]は酸化防止、[スクワラン]は低刺激なオイルでまつ毛を保護。[メチルパラベン]は防腐力がマイルドな定番防腐剤で、ごく微量の配合です。
📌 気になる成分・特性
全体にシンプル&低刺激でクセは少なめ。ただし特性として、油性成分メインなので使用後はクレンジングまたは洗顔が必須(これ単体では完結しません)。またマスカラ専用でアイライナー等には不向き、コームタイプなので慣れるまで付きすぎることがある、6.6mLと容量は控えめ、という点は知っておくとよいでしょう。お湯落ち(フィルム)タイプのマスカラにはオーバースペックです。
🔍 相性チェック
| 🙆♀️ 向いていそうな人 | 🔍 要注意な人 |
|---|---|
| ✓ ウォータープルーフマスカラ(特にヒロインメイク)を愛用 | 📌 お湯落ち・フィルムタイプしか使わない |
| ✓ こすらずマスカラを落としてまつ毛の負担を減らしたい | 📌 アイメイク全体を一度に落としたい |
| ✓ まつ毛パーマ・エクステで摩擦を最小限にしたい | 📌 ケアの手順を増やしたくない |
| ✓ シンプルで刺激の少ないリムーバーが欲しい | 📌 拭き取りが苦手 |
📋 全成分と特徴
| 成分名 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| イソヘキサデカン | 溶剤(ベース) | マスカラ皮膜を溶かす主役 |
| トリエチルヘキサノイン | 溶剤・エモリエント | 軽いエステルオイル |
| イソドデカン | 溶剤 | 自社マスカラと同じ。揮発性が高い |
| ミネラルオイル(流動パラフィン) | 溶解サポート・保護 | 持続的に溶かす・摩擦を緩和 |
| (PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー | 乳化 | ノニオンで目にしみにくい・洗い流しやすく |
| アーモンド油/ツバキ種子油/アルガンオイル/野バラ油 | まつ毛ケア(エモリエント) | うるおい・柔軟性 |
| オタネニンジン根エキス/ローヤルゼリーエキス | まつ毛ケア | コンディショニング |
| スクワラン | 保護 | 低刺激なオイル |
| (ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル | 粘度調整 | 液だれしにくいとろみ |
| トコフェロール/メチルパラベン | 酸化防止・防腐 | 製品の安定性(微量) |
※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。
❓ よくある質問
Q. 普通のクレンジングオイルではダメ?
落とせなくはないですが、クレンジングオイルの主役は界面活性剤による乳化。ウォータープルーフの強固な皮膜を乳化だけで落とそうとするとこすりがちです。このリムーバーは溶剤で直接溶かす方式なので、こすらずに済み、まつ毛の負担が少なくなります。
Q. ヒロインメイク以外のマスカラにも使える?
使えます。ウォータープルーフマスカラの多くは似た溶剤・ワックス系の処方なので効果を発揮します。ただし処方によって落ちやすさに差は出ます。自社マスカラとは同じ溶剤系統で相性が特に良いのは事実です。
Q. まつ育効果はある?
「生やす・伸ばす」意味でのまつ育は期待しない方が無難です。配合のケア成分はエモリエント中心。ただ、こすらず落とせることで物理的ダメージを減らせる、という間接的な意味ではまつ毛にやさしい設計です。
Q. 使用後にクレンジングは必要?
必要です。溶かしたマスカラと油性成分をまつ毛から除くため、その後のクレンジングまたは洗顔は必須。リムーバーを塗ったあと、通常のクレンジングとなじませて洗い流してください。
特性タグ: 化粧品(ポイントメイクリムーバー)/ 溶剤で溶かすタイプ / 炭化水素溶剤(イソヘキサデカン・イソドデカン)/ イオン性界面活性剤フリー / アルコールフリー / 無香料・無着色 / まつ毛ケア成分(エモリエント)/ 自社WPマスカラと好相性 / 使用後クレンジング必須

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