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今回は「SK2のそっくりさん」と呼ばれて話題になった、フロムネイチャー AGE トリートメントエッセンスの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
全く同じ原料が使われているわけではないけれど「プチプラ価格で近いもの」としてはおすすめ度の高いアイテムだよ!
フロムネイチャー AGE トリートメントエッセンスの成分解析
まとめ
全成分と配合目的(予想)
成分解析
フロムネイチャー AGE トリートメントエッセンスは「SK2と同じ成分が入っている」「SK-IIのジェネリック」として有名な韓国コスメです。
最近、パッケージが最近変更されているようですね。
以前のパッケージはSK2そっくりだったので、怒られたのかな・・💦
SK2と同じ成分がベース
似ていると言われているのは「SK2 フェイシャルトリートメントエッセンス」。
フロムネイチャーの化粧水は公式(楽天)で340mlサイズが2880円、SK2は230mlサイズが19360円なので、10倍ぐらいお値段が違うことに❗
これが全く同じ成分ならSK-IIが詐欺みたいな話ですが、実際のところどうなんでしょう・・・。
まず比べた結果がこちらです。
フロムネイチャー AGE トリートメントエッセンス | SK2 フェイシャルトリートメントエッセンス |
---|---|
ガラクトミセス培養液、ナイアシンアミド、精製水、アデノシン、ヒアルロン酸Na、BG、スベリヒユエキス、アメリカアサガオ種子エキス、シャクヤク花エキス、サッカロミセス/ヨロイグサ根発酵エキス、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール、クロルフェネシン | ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)、BG、ペンチレングリコール、水、安息香酸Na、メチルパラベン、ソルビン酸 |
どちらも全成分の一番目が『ガラクトミセス培養液』になっています。(SK2ではピテラと呼ばれていますね)
フロムネイチャーは濃度95.7%、SK-IIも90%以上は入っています。
つまりどちらも成分のほとんどが『ガラクトミセス培養液』なんです。
ただし、同じ名称が付いているから、同じ成分とは限りません。
わかりやすく例えると、コンビニで売っている200円のタピオカミルクティーと、高級店の800円のタピオカミルクティーって、同じ『タピオカミルクティー』でも全然違うものですよね。
化粧品でも、名称が同じだとしても、細かい原料や製造方法で使用感や効果は違ってくるんです!
SK2のピテラは滋賀県にある自社工場で世界中に数人しかいないプロフェッショナルによって製造されているので、他のメーカーが全く同じものを使うことは不可能です。
なので、フロムネイチャーに入っているガラクトミセス培養液と、SK2に入っているガラクトミセス培養液(ピテラ)は全く同じではありません。
使う人の肌との相性にもよりますが、やはり開発コストがかけられているSK-IIのピテラの方が良い効果を生み出す可能性は高いと思います💦
また、別の成分といっても原料や製造過程は似ているので、全く別の成分を使ったコスメよりは近い効果・使用感を発揮するとは思います。
「SK-IIを試して気に入ったけど、お値段的に続けられない😥」という方は、フロムネイチャーの化粧水を試してみる価値はあると思います。
そもそもガラクトミセス培養液って何?
ひとことで言うと「栄養をたっぷり含んだ発酵エキス」の一種です。
ガラクトミセス菌を牛乳で培養した液体から作られる成分で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などのお肌に必要な栄養をがたくさん入っています。
お肌の天然保湿因子と同じ成分も入っていて、美容効果としてはなかなか良さげ。
デメリットは、独特な香りがすることと、人によっては刺激になりやすいことです。
合わない人だとけっこう肌荒れしちゃうこともあるので、始めて使う時は注意した方が良いと思います。
フロムネイチャーの方が美容成分が入ってる!?
『ガラクトミセス培養液』以外の成分を見ていくと、SK2は一般的な保湿剤(BGとペンチレングリコール)以外は調整系の成分のみ。つまりピテラの力だけを売りにした成分なんです。
フロムネイチャーはナイアシンアミドやヒアルロン酸、植物エキスなど、他の美容成分もそこそこ入っている感じ。
特に1%以上の濃度で入っていそうなナイアシンアミドは、美白、抗炎症、抗シワなどの作用も期待できると言われ、コスメ開発者界隈でも注目されている成分✨
正直、ガラクトミセス培養液よりもナイアシンアミドの方がエイジングケア的に良い効果を発揮するんじゃないかなぁというレベルです👍
『ガラクトミセス培養液』以外に良い成分が入っているかという点でみたら、価格が安いフロムネイチャーの方が上なんです。
その他の成分で気になる部分
香料、着色料、エタノールなどは不使用ですが、防腐剤に少し気になる成分が。
『クロルフェネシン』は旧表示指定成分の一種で、粘膜に使用される化粧品には配合が禁止されています。
配合量がごくわずかなので気にしなくても良いレベルではありますが、わざわざこれを使っているのは微妙な印象ですね💦
まとめ
- 主な成分『ガラクトミセス培養液』はSK-IIのピテラと近い性質を持つけれど、全く同じ原料を使っているわけではない
- 『ガラクトミセス培養液』以外の美容成分はフロムネイチャーの方が上かも
- 防腐剤に微妙な成分が使われているけど、低濃度だから無視できるレベル
全成分
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
ガラクトミセス培養液 | 発酵エキス(保湿・整肌) | |
ナイアシンアミド | 整肌・透明感&ハリ弾力サポート | ★ |
精製水 | ベース | |
アデノシン | ハリ弾力サポート | |
ヒアルロン酸Na | 保湿 | |
BG | ベース(保湿) | |
スベリヒユエキス | 植物エキス(保湿) | |
アメリカアサガオ種子エキス | 植物エキス(保湿) | |
シャクヤク花エキス | 植物エキス(保湿) | |
サッカロミセス/ヨロイグサ根発酵エキス | 植物発酵エキス(保湿・整肌) | |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿・抗菌 | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | |
クロルフェネシン | 防腐剤 | (旧) |