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FAS(ファス)から、2026年8月26日に『FAS ザ プランプ セラム ファンデーション』が発売されました。30mL・税込7,700円、全5色展開で、SPF31・PA+++の美容液ファンデーションです(出典1・出典5)。予約は8月10日からで、8月19日には阪急うめだ本店で先行発売されていました。FASにとっては初のベースメイクで、同時に「ザ プランプ プレストパウダー」も登場しています(出典2・出典5)。
FASは「Fermentation and Science(発酵と科学)」の頭文字をとったブランド名で、運営は株式会社シロク。あの『N organic(エヌオーガニック)』と同じ会社です(出典6・出典9)。発酵をブランドの軸に置いていて、公式サイトには「透明感は戻り光量(光が肌に入り、真皮層で反射して出ていく光の量)で決まる」という独自の考え方まで書かれています(出典3)。スキンケアでやってきたその発酵の話を、今回はじめてファンデーションに持ってきたかたちですね。
公式のコピーは「ひと塗りで、光満ちるプランプ肌」。「矛盾に溢れる大人のベースメイク選びに、カバー力と透明感を両立する美容液ファンデーション」として、下地不要・テクニック不要で12時間化粧もち、とうたっています(出典5)。容器は発酵の泡をモチーフに、2つの泡が重なるデザインになっています(出典8)。

発酵ブランドが作る美容液ファンデ、と聞くと「スキンケア寄りでカバー力は弱いのかな」と思いがちですよね。でも成分表を見ると、UVカットも顔料の作り込みもしっかり入っていました。発酵の独自成分も、ちゃんと処方の真ん中に置かれていましたよ。
ひとことで言うと

ひとことで言うと、「日中つけているあいだも発酵成分のケアを続けながら、下地なしでSPF31・PA+++までまかなう」ことを狙って組まれた美容液ファンデーションです。核になっているのは、羽曳野産の完熟いちじくを酵母で発酵させた独自成分[ロドトルラ/イチジク果実発酵油]と、京都産の黒米を二段階発酵させた[サッカロミセス/コメ発酵液]、京丹波産「丹波黒」由来の[加水分解ダイズエキス]の3つ。この水溶性と油溶性の組み合わせを、公式は「タイムリリース エイジングケア」と呼んでいます。UVカットはUVB吸収剤・UVA1吸収剤・酸化チタンの三段構えで、香料もエタノールも入っていません。朝のベースメイクを一本で終わらせたい人、発酵系のスキンケアが好きな人とよくかみ合う1本です。
このアイテムのポイント
- 目玉は世界初をうたう独自成分「いちじく発酵オイル」。大阪府羽曳野市産の完熟いちじくを、油脂をつくって蓄える働きをもつ酵母と組み合わせて発酵させた自社原料です。全成分表では[ロドトルラ/イチジク果実発酵油]として12番目にあります(出典1・出典5)。
- 黒米発酵液(11番目)と黒豆ペプチド(13番目)が隣り合って並ぶ「タイムリリース エイジングケア」設計。水溶性でなじみの早い成分と、油溶性でじっくり働く成分を組み合わせて、ファンデーションをつけているあいだケアを続ける狙いです。ファンデの平均着用時間12時間という生活実態から逆算して作られています(出典5)。
- UVB吸収剤(5番目)+UVA1吸収剤DHHB+酸化チタンの三段構えで、下地なしでSPF31・PA+++。「下地不要」は使い勝手の話だけでなく、処方としてもちゃんと成立させにきています(出典1)。
基本情報

| ブランド | FAS(ファス)/株式会社シロク |
| 価格・容量 | 30mL 7,700円(税込)/全5色 |
| 発売日 | 2026年8月26日(8/19 阪急うめだ本店先行、予約は8/10から) |
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
世界初の独自成分「いちじく発酵オイル」の中身
まずメーカーの説明から。公式リリースにはこう書かれています。「大阪府羽曳野市産の完熟いちじくを発酵させることで生み出した世界初の独自成分」で、「完熟いちじくと油脂をつくり蓄積する働きをもつ酵母を組み合わせて発酵させたもの」。働きとしては「肌のうるおいを守る働きだけでなく日中の紫外線などによるダメージから肌を守り、日中に加速しやすいエイジングを防ぐ働きを持っています」とのことです(出典5)。
全成分表では、[ロドトルラ/イチジク果実発酵油]という表示名で12番目に並んでいます(出典1)。この表示名、前半の「ロドトルラ」が発酵に使った酵母の名前なんです。つまり酵母の属名と果実名が1つの成分名になっている、発酵由来の原料だと名前から分かるタイプ。ちなみにこういう機能性の発酵オイルは、もともと1%に満たない量で設計するのが業界的にふつうなので、12番目という位置は「量が少ない」という話ではなく、この手の原料らしい立ち位置です。

では、この酵母はどんな微生物なのか。ロドトルラ属は、糖から油脂をつくって細胞内に貯めこむ「油脂酵母」として知られていて、同時にβ-カロテン・トルレン・トルラロドシンといったカロテノイド色素もつくります。2022年の総説では、このうちトルラロドシンが構造上、β-カロテンやトルレンよりも強い抗酸化力を持つ可能性があると整理されています(出典11)。油をつくる酵母で、しかも抗酸化性の色素を持つ。公式が言う「油脂をつくり蓄積する働きをもつ酵母」という説明と、「紫外線などによるダメージから肌を守る」という方向は、素材の性質としてつながっています。
研究で分かっていること
いちじく(Ficus carica)由来のエキスについては、培養細胞とヒトの両方で調べた報告があります。ストレスホルモンを与えた細胞では脂質の過酸化が25%、タンパク質のカルボニル化が約50%おさえられ、セラミドの合成は約150%に増加、セラミドづくりに関わるβ-グルコセレブロシダーゼの遺伝子発現も上がりました。さらに20〜27歳の40名を対象にした4週間のヒト試験では、経表皮水分蒸散量(TEWL)が12.2%低下したと報告されています(Dini I, ほか Antioxidants. 2021;10(4):515/出典10、培養細胞試験+ヒト試験)。
セラミドが増えて水分の蒸発が減る、という流れは「うるおいを守る」という公式の説明とまっすぐ重なります。ただ、ここはきちんと線を引いておきたいところ。この研究で使われたのは、いちじくの植物細胞を培養して得たエキスで、FASの発酵オイルとは作り方そのものが違う素材です。だから数値をそのまま当てはめることはできません。「いちじく由来の成分が肌のバリアに効いてくる」という方向性の裏づけとして読むのがちょうどいい距離感だとみています。

いちじく発酵オイルは「果実」と「油をつくる酵母」の合わせ技。いちじく側にはセラミドを増やしてうるおいを逃しにくくするデータがあり、酵母側には抗酸化性の色素をつくる性質があります。素材の両方に理屈があるのは、けっこう気持ちのいい組み立てです。
黒米発酵液×黒豆ペプチドの「タイムリリース エイジングケア」
このアイテムでいちばん面白いと感じたのが、ここです。公式の説明では、水溶性で肌なじみの早い成分と、油溶性でじっくり浸透する成分を組み合わせることで、ファンデーションを着けている間、持続的にスキンケア効果を届ける設計なのだそう。開発のきっかけになった数字も出ています。ファンデーションの平均着用時間は約12時間、いっぽうで夜のスキンケアのあと就寝までは平均約7時間。肌にのっている時間でいえば、ファンデのほうが夜のスキンケアより長い——そこから逆算してケア成分を仕込んだ、というわけです(出典5)。
言われてみると、たしかにそうなんですよね。朝塗って夜まで一緒にいるものを「ただ色をのせるもの」で終わらせるのはもったいない。発酵ブランドらしい発想だと感じました。
全成分表を見ると、水溶性パートの[サッカロミセス/コメ発酵液]が11番目、油溶性パートの[加水分解ダイズエキス]が13番目。あいだに独自のいちじく発酵オイルをはさんで、3つの発酵由来成分が11〜13番目にかためて並んでいます(出典1)。ここが処方の真ん中、という作り方が成分表からそのまま読めます。

黒米発酵液(サッカロミセス/コメ発酵液)|10年かけた自社原料
公式の説明では「京都産の滋養豊かな黒米を使用し、二段階発酵を経て低分子化された発酵液は738種もの成分を含み、肌にすっとなじんですこやかさをキープします」(出典3)。もとになっているのは京都府京丹後市の古代米で、アントシアニンが豊富なタイプ。発酵には1万種から選んだ「サッカロミセス・べローナ」という、アルコールをほとんどつくらない酵母を使っています。開発にかかった期間は10年。関連する特許(JP2018002607A「γ-アミノ酪酸が富化された米をサッカロミセス・べローナで発酵させた発酵液」)も取得済みです(出典3・出典7)。
特許の名前に出てくる「γ-アミノ酪酸」、これはGABAのことです。つまりこの発酵液はGABAを多く含むお米を、お酒にならない酵母で発酵させたもの。そこを押さえておくと、研究の話が読みやすくなります。
研究で分かっていること
GABAを豊富に含む乳酸菌発酵米胚芽エキスについて、111名を対象にした12週間のランダム化・二重盲検・プラセボ対照試験が行われています。プラセボ群と比べて、シワの深さ・肌の弾力・水分量・皮膚の密度・ターンオーバーが有意に改善し、経表皮水分蒸散量(TEWL)も低下したという結果でした。有害事象はなし。背景としては、この発酵エキスがMMP-1・フィラグリン・AQP3といった肌の指標に関わることが示されています(Park Y, ほか Food Sci Biotechnol. 2025;35(3):639-648/出典12、ヒト試験)。ただしこれは飲んで調べた試験で、肌に塗った試験ではありません。
経路が違うので、この数字をそのままファンデーションに置き換えることはできません。そこは正直にお伝えしておきます。それでも、GABA豊富な発酵米エキスという素材そのものが、ヒトで肌の指標を動かしうることを111名規模で示したデータがあるのは心強いところ。しかも二段階発酵で低分子化しているという説明は、塗って使うときに狙いどころがあるという話でもあります。
黒豆ペプチド(加水分解ダイズエキス)|京丹波の「丹波黒」から
もう一方の油溶性パート。公式は「大粒かつ高タンパク質なブランド黒豆を100%使用したペプチドは、イソフラボンを豊かに含み肌にハリを与えます」と説明しています(出典3)。品種は京丹波の在来種「丹波黒」で、無農薬栽培。公式サイトのジャーナルには栽培農家の田村哲也さんの記事まであって、「良質で通常の大豆よりも豊富にイソフラボンが含まれており、種皮には抗酸化作用のあるアントシアニンもたっぷり」と紹介されています(出典4)。産地も品種も栽培方法まで指定している原料って、そう多くありません。
ペプチドというのは、アミノ酸がいくつかつながった小さなかたまりのこと。種類と働きの違いはペプチドとは?種類・働き・選び方を成分から解説でまとめているので、そこから知りたい方はどうぞ。
研究で分かっていること
大豆イソフラボンと皮膚については、2つの方向からデータがあります。ひとつは卵巣を摘出した高齢ラットにゲニステイン(大豆由来イソフラボン)を12週間与えた試験で、コラーゲンの厚みが有意に増え、皮膚の破断強度(引っぱりへの強さ)はエストラジオールやラロキシフェンを上回る改善を見せました(Polito F, ほか Br J Pharmacol. 2012;165(4):994-1005/出典13、動物試験)。もうひとつは、同じ大豆由来のダイゼインがTGF-β/Smadという経路を活性化してコラーゲン合成を促したという報告です(Zhao D, ほか Australas J Dermatol. 2015;56(1)/出典14、培養細胞試験)。
「ハリを与える」という公式の言い方に対して、コラーゲンづくりの側から説明できるデータがそろっているかたちです。動物と培養細胞の段階なので、塗ってすぐハリが出ますという話にはなりませんが、成分選びの理屈としては筋が通っています。

「タイムリリース」は、水になじむ黒米発酵液が先、油になじむ黒豆ペプチドがあとからゆっくり、という時間差の作り方。黒米側はGABA発酵米としてヒト試験、黒豆側はイソフラボンとしてコラーゲンのデータがあります。どちらも素材の足腰は確かだと受け止めています。
同じ会社の「N organic」には入っているの?
気になって調べてみました。FASを展開する株式会社シロクには、もうひとつ主力ブランドの『N organic』があります。「黒米発酵液 Nオーガニック」「サッカロミセス/コメ発酵液 シロク」などで横断して探してみたのですが、N organic側でこの発酵液を使っている形跡は見つかりませんでした。黒米発酵液もいちじく発酵オイルも、10年かけてFASのために開発された原料のようで、いまのところグループ内でも共通では使っていないみたいです。N organic側の処方の作り方はN organic Basic バランシング エッセンスミルクの解析で見ているので、同じ会社の別の路線として比べてみるとけっこう面白いですよ。
「下地不要」を成り立たせているUVカット設計
公式が推している「下地不要」「テクニック不要で12時間化粧もち」(出典5)。ラクそうでいいなと思って成分表を見たら、UVカットのところがなかなか本気でした。吸収剤2種+散乱剤の三段構えになっています。
- [メトキシケイヒ酸エチルヘキシル](UVB吸収剤)が5番目。かなり上位で、SPF31の土台を担っているとみられます。EUの科学委員会(SCCS)は2025年6月の意見書で、この成分を日焼け止めや顔・手のクリームなどで最大10%まで安全と結論しました(出典16)。
- [ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル](通称DHHB)が18番目。波長の長いUVA1まで受け持つ吸収剤です。UVBだけでなくUVAも守りにいっているので、PA+++がここから出てきます。
- [酸化チタン](紫外線散乱剤・白色顔料)も入っています。紫外線を跳ね返す働きと、カバー力の両方を兼ねる成分です。

吸収剤と散乱剤って何が違うの?というところは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いとは?選び方を成分から解説、顔料タイプまで含めた全体像は紫外線カット成分の種類とは?にまとめています。
研究で分かっていること
DHHBについては、日焼け止め処方に入れて光安定性と光毒性を調べた研究があります。HPLCと分光測定で評価したところ、DHHBは試した処方すべてで光に対して安定で、培養細胞の試験でも光毒性は認められませんでした。いっぽうで、同じ処方に入れたアボベンゾン(別のUVA吸収剤)の光安定性を高める働きは確認されなかったとも報告されています(Kawakami CM, ほか Eur J Pharm Sci. 2017;99:299-309/出典15、培養細胞試験)。
つまりDHHBは自分がくずれにくいタイプ。他の成分を守る働きまで期待できるわけではないけれど、長時間つけたままにするファンデーションのUV成分としては、この「自分がへたらない」性質がそのまま持ちのよさにつながります。12時間つけている前提の商品なので、ここを選んでいるのは理にかなっています。
吸収剤の安全性についても触れておきます。先ほどのSCCSの意見書では、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルに内分泌活性(エストロゲン作用と弱い抗アンドロゲン作用)があることも記載されています。そのうえで安全余裕度が十分に高いことから、最大10%までなら大人も子どもも安全という結論になっています(出典16)。気になる方は、情報の出どころと結論までセットで見ておいてもらえたらと思います。
もうひとつ、成分表の読み方で勘違いしやすいところ。[酸化チタン]が32番目という後ろの位置にありますが、ここから配合量は読めません。日本の全成分表示は、1%以下の成分と着色剤については順不同で書いてよいルールになっているからです。酸化チタン・酸化鉄・マイカ・合成フルオロフロゴパイトが最後にまとまっているのは、ファンデーションではごくふつうの書き方です。

UVカットはUVB吸収剤・UVA1吸収剤・酸化チタンの三段構え。DHHBは光でへたりにくいタイプなので、長時間つけるファンデとは相性がいい組み合わせです。「下地不要」はコピーだけの話ではなさそうですね。
残りの成分をグループ別に見る
このアイテムは医薬部外品ではなく化粧品なので、有効成分という区分はありません。全成分は配合量の多い順(ただし1%以下と着色剤は順不同)で並んでいます。全34成分のうち、ここまでで触れた発酵3成分とUV成分をのぞいた残りを、役割ごとに整理しておきますね。
うるおいの土台をつくる水・保湿成分
ベースの[水]に、[BG][イソペンチルジオール][プロパンジオール]という多価アルコール系の保湿剤が3種類。どれも保湿と感触調整を兼ねつつ、防腐を助ける働きもあります。3つを使い分けているのは、しっとり感とさっぱり感のバランスを取りにいっているからだとみています。
そこに[グリコシルトレハロース]と[加水分解水添デンプン]のセットが入ります。この2つはいつも一緒に使われる保水コンビで、肌の表面に薄い保湿膜をつくって乾燥を防ぐ役どころ。[エチルヘキシルグリセリン]も保湿成分ですが、こちらは防腐剤の効きを助ける役目も兼ねています。[硫酸Mg]はミネラルで、油の中に水が散った状態(W/O乳化)を安定させたり、とろみを調整したりするために入っています。
色・ツヤ・ぼかしを担うパウダー成分
仕上がりを決めているのがここです。肌色をつくるのは[酸化チタン](白)と[酸化鉄](赤・黄・黒)。ツヤを出すのが[マイカ]と[合成フルオロフロゴパイト]で、後者はマイカの合成版(合成雲母)です。天然のマイカに入ることがある微量の金属不純物を避けながら、やわらかい光沢を出せるのが合成版の良さ。「透明感」をうたうブランドが選ぶのは納得できます。
そして、わたしが地味に注目したのが8番目の[ホウケイ酸(Ca/Al)]。光を拡散させるパウダーで、毛穴や小ジワの影をぼかす、いわゆるソフトフォーカス効果を狙う成分です。これが8番目という上位にいるのは、「毛穴や小ジワといった肌の細かい凹凸」をなめらかに見せたいという公式の狙い(出典5)と、そのまま重なります。
顔料はそのままでは油になじまずダマになるので、表面を加工してから使います。それが[トリイソステアリン酸イソプロピルチタン][トリエトキシカプリリルシラン][ハイドロゲンジメチコン][水酸化Al]、そしてアミノ酸系の分散剤[ステアロイルグルタミン酸2Na]。4種類も表面処理の成分を使っているのは、顔料をきれいに散らして白浮きとムラを抑えたい処方だということです。シリコーンで撥水処理した顔料は、汗や皮脂での崩れにも強くなります。「テクニック不要」「12時間もち」を支えているのは、こういう地味な成分だったりします。

光を散らすパウダーが8番目と上位にあって、顔料の表面処理も4種類。つまり「カバーして隠す」より光で凹凸をぼかす方向のファンデです。厚塗り感が苦手な人にはうれしい作りだと感じています。
「メモリーオイルゲル」とつけ心地をつくるオイル・ゲル化剤
公式がもう1つ名前をつけている技術が「メモリーオイルゲル」。日本初配合の感触調整成分で、「肌なじみのよい性質を持つオイルを独自の技術によってゲル化した成分は、もっちりと肌に密着し、毛穴や小ジワといった肌の細かい凹凸に落ちにくいため、手早くなめらかな仕上がりを実現します」と説明されています(出典5)。
これが成分表のどれなのかは商品名としては書かれていないので、処方の中身から読みにいきます。オイルをゲル状に固める役割の成分は2つあって、9番目の[水添(スチレン/ブタジエン)コポリマー]と、20番目の[ジステアルジモニウムヘクトライト]。前者はオイルをゲル化する高分子エラストマーで、後者は粘土を油になじむよう加工したオルガノクレイです。9番目という上位にゲル化高分子が来ているのは、この技術の中心を担っているのが前者だと読める位置取りだとみています。
オイルがゲルになると何が変わるのか。液体のままだと重力と皮脂に負けて凹みに流れこみ、毛穴や小ジワのところに溜まって夕方の「毛穴落ち」になります。ゲル状なら形を保ったまま密着するので、凹みに流れこみにくい。「落ちにくい」の正体は、くずれにくさではなく“流れこみにくさ”なんです。

ゲルのまわりを固めているオイルも見ておきます。2番目の[トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル]はヤシ油由来の軽いエステル油、3番目の[(C15―19)アルカン]は植物由来のアルカン系油分で、酸化しにくくミネラルオイルの代わりに使われます。この2つが上位に来ているので、重たくないオイルを土台にした処方です。さらに[ジメチコン]でなめらかな伸びとヨレにくさを足しています。
水と油をつないでいるのは[ポリリシノレイン酸ポリグリセリルー3][ジイソステアリン酸ポリグリセリルー3][セスキイソステアリン酸ソルビタン]の3種。どれも油の中に水を抱えこませるタイプの乳化剤で、水溶性の黒米発酵液をオイル主体の処方に閉じこめておくために欠かせない骨格です。タイムリリース設計が成り立つかどうかは、この乳化がうまくいっているかにかかっています。
処方を安定させる・守る成分
残りは品質管理まわりです。[テトラ(ジーt―ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル]は酸化防止剤で、オイルやUV吸収剤の劣化を防ぎます。防腐は[フェノキシエタノール]と、先に出てきた[エチルヘキシルグリセリン]の組み合わせ。パラベンを使わない処方でいちばんよく見かける定番の組み方で、ここに特別な懸念はありません。[水酸化Na]はpHを整える調整剤です。

「メモリーオイルゲル」は、オイルをゲルにして凹みに流れこませないという発想。毛穴落ちが悩みの人にはいちばん効いてくるポイントかもしれません。防腐・酸化防止はごく標準的で、ツッコミどころのない作りでした。
正直に気になる点
処方そのものに「ここはどうなの」と言いたくなるところは、ほとんどありませんでした。香料もエタノールも入っていないし、防腐も標準的。そのうえで、買ってから「思っていたのと違った」にならないように、先に知っておきたいことを3つ挙げておきますね。
SPF31・PA+++は「毎日の紫外線」向け。レジャーには足りない
下地なしでこの数値が出るのは便利ですが、日本の日焼け止めはSPF50+・PA++++まであります。通勤・買い物・室内中心の1日なら十分な数値ですけれど、真夏の屋外レジャーや長時間の運動には足りません。そういう日は専用の日焼け止めを下に仕込むか、別のベースにするのが安心です。あと、ファンデーションは日焼け止めほどたっぷり塗らないので、表示どおりのSPFが出ているとは考えにくいところ。そこは日焼け止め全般に共通する前提ですね。
紫外線吸収剤に反応したことがある人は、先にパッチテストを
UVカットの主役が[メトキシケイヒ酸エチルヘキシル]と[DHHB]という化学的な吸収剤です。どちらも低刺激性が高く、SCCSも安全と結論している成分(出典16)ですが、吸収剤全般にまれに反応する人はいます。日焼け止めでピリついた経験がある方は、二の腕の内側などで様子を見てから顔に使うのがおすすめです。散乱剤だけの処方(ノンケミカル)を探している方には、このアイテムは当てはまりません。
独自成分の数値はメーカー公表値。第三者の検証データはこれから
「738種」「1万種から厳選した酵母」「10年の開発期間」「化粧もち12時間」といった数字は、どれもメーカーが公表しているものです(出典3・出典5)。第三者機関がこの発酵オイル・発酵液そのものを検証したデータは、いまのところ公開されていません。ただ、原料の分析値や化粧もちの試験はどのメーカーも自社で測るものなので、そこを理由に信用できないという話にはなりません。しかも10年かけて特許まで取っている原料ですから(出典7)、持っているデータは公表されている以上にあるはずです。薬機法の都合で書けないことも多いので、ここは「これから出てくるのを楽しみに待つところ」くらいの受け止め方がちょうどいいとみています。

気になる点は「SPF31は日常向け」「吸収剤が主役」「公表値が中心」の3つ。どれも処方の欠点ではなくて、買う前に知っておきたい前提のほうです。中身は丁寧に作られていました。
こんな人に向いている/確認したい人
🙆♀️ 向いていそうな人
- 朝のベースメイクを一本で終わらせたい人(下地・日焼け止め・ファンデを兼ねる設計)
- 毛穴落ち・小ジワへの入りこみが悩みの人(光拡散パウダーが8番目+ゲル化オイルの組み合わせ)
- 発酵系のスキンケア成分が好きな人(黒米・いちじく・黒豆の3本立て)
- 香料入りのベースメイクが苦手な人([香料]の表示なし。エタノールも不使用)
- 厚塗り感よりも、光でぼかす自然な仕上がりが好きな人
🔍 事前に確認したい人
- 紫外線吸収剤で反応した経験がある人 → [メトキシケイヒ酸エチルヘキシル]と[DHHB]が主役です
- ノンケミカル(散乱剤のみ)を探している人 → 吸収剤と散乱剤のハイブリッド処方です
- 真夏の屋外で長時間過ごす予定がある人 → SPF31・PA+++なので、別に日焼け止めを重ねたいところ
- 細かい色合わせをしたい人 → 全5色です。明るさ・暗さの両端が必要な方は、店頭で確認してからのほうが安心(出典1)
- 7,700円/30mLという価格をどう見るか → ファンデーションとしては高価格帯です。下地と日焼け止めを兼ねる前提で考えると見え方が変わります

「朝の工程を減らしたい」「毛穴落ちをなんとかしたい」という2つが重なる人に、いちばんかみ合う1本だとみています。逆にノンケミカル派と、細かい色合わせをしたい人は先に確認してほしいところ。
よくある質問
Q. 本当に下地なしで大丈夫ですか?
A. 公式が「下地不要」とうたっている設計です(出典5)。成分表を見ても、UVB吸収剤・UVA1吸収剤・酸化チタンでSPF31・PA+++をまかない、光拡散パウダーとゲル化オイルで毛穴の凹凸をぼかす作りになっていて、下地の仕事をちゃんと自分で持っています。ただ、皮脂がとくに出やすい部分だけ崩れ防止の下地を仕込む、というような部分使いは好みで足してもいいと思います。
Q. 香りやアルコールは入っていますか?
A. 全34成分のなかに[香料]も[エタノール]も入っていません(出典1)。香りつきのベースメイクが苦手な方、アルコールでピリつきやすい方には使いやすい処方です。ちなみに発酵液を使っていてもアルコール臭が心配ないのは、公式が「アルコールをほぼ作らない酵母」で発酵させていると説明しているから(出典3)。そこは発酵ブランドらしい作り込みですね。
Q. 色はどう選べばいいですか?
A. 全5色で、01N PALE VEIL/02N NEUTRAL VEIL/02C DUSK VEIL/03N AMBER VEIL/04N DEEP VEIL という展開です(出典1)。数字が明るさ、アルファベットが色みの方向を表す一般的な表記になっていて、同じ02でもNとCの2つがあります。ただ各色の対応する肌トーンまでは製品ページで案内されていないので、はじめての方は店頭か公式のカラーカウンセリングで合わせるのが確実です。
Q. クレンジングは必要ですか?
A. 油性の成分とシリコーン、そして撥水処理をした顔料が主体の処方です。洗顔料だけでは落としきれない可能性が高いので、クレンジングを使うのが無難だとみています。せっかくUVと顔料を密着させる作りになっているので、落とすところはきちんと落としてあげてください。
Q. ファンデーションでもスキンケア効果は期待できますか?
A. 公式はファンデの平均着用時間12時間という実態から「タイムリリース エイジングケア」を組んでいます(出典5)。成分表でも黒米発酵液・いちじく発酵オイル・黒豆ペプチドが11〜13番目に並んでいて、置き場所としてはしっかり中心です。素材それぞれには、GABA発酵米のヒト試験(出典12)、いちじくエキスのセラミド・TEWLのデータ(出典10)、大豆イソフラボンのコラーゲンのデータ(出典13・出典14)があります。美容液の代わりになるとまでは言えませんが、「つけている12時間を遊ばせない」という発想には十分な根拠があると受け止めています。
まとめ

最後にまとめますね。FAS ザ プランプ セラム ファンデーションは2026年8月26日発売の美容液ファンデで、30mL・7,700円・全5色・SPF31・PA+++。核になっているのは、羽曳野産いちじくを酵母で発酵させた世界初の独自成分[ロドトルラ/イチジク果実発酵油](12番目)と、京都産黒米の[サッカロミセス/コメ発酵液](11番目)、京丹波「丹波黒」の[加水分解ダイズエキス](13番目)。水溶性と油溶性を組み合わせた「タイムリリース エイジングケア」として、つけている12時間を遊ばせない設計です。UVカットはUVB吸収剤(5番目)+UVA1吸収剤DHHB+酸化チタンの三段構えで、下地なしでも成立。光拡散パウダーが8番目と上位にあり、ゲル化オイルで毛穴の凹みに流れこみにくくしているので、仕上がりは「隠す」より「ぼかす」方向。香料・エタノール不使用で、防腐もごく標準的でした。
調べていていちばん感心したのは、「ファンデの着用時間12時間、夜のスキンケアから就寝まで7時間」という切り口の立て方でした。スキンケアで勝負してきたブランドが、いちばん長く肌にのっているものはファンデだと気づいてベースメイクに来た、という流れが処方からそのまま読めます。発酵3成分の置き場所も、UVの組み方も、顔料の表面処理の丁寧さも、その話とちゃんと噛み合っていました。あとはこのファンデーション自体での試験データが出てきてくれたら、言えることがもっと増えそうです。公表されたらこの記事にも追記しますね。
FASはこれまで美容液「ザ ブラック ブライトセラムⅡ」やクリーム「ザ ブラック クリーム」などスキンケアを中心に展開してきたブランドで、どちらも発酵をテーマにした処方でした。発酵のかけ方の違いを比べてみるのも面白いと思います。
全成分と特徴
全成分の一覧を見る(34成分)
| 成分名 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水 | 基剤 | 処方のベースとなる水 |
| トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | エモリエント | ヤシ油由来の軽いエステル油。さらっとした伸びをつくる |
| (C15―19)アルカン | エモリエント | 植物由来のアルカン系油分。酸化しにくく、ミネラルオイルの代わりに使われる |
| BG | 保湿・溶剤 | ブチレングリコール。保湿と感触調整を兼ね、防腐を補う働きもある |
| メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤(UVB) | SPFの土台。SCCSは2025年に最大10%までの使用を安全と評価 |
| ポリリシノレイン酸ポリグリセリルー3 | 乳化 | 油の中に水を抱えこませる(W/O型)非イオン界面活性剤 |
| イソペンチルジオール | 保湿・溶剤 | さっぱりした保湿剤。抗菌性を補う目的でも使われる |
| ホウケイ酸(Ca/Al) | 光拡散パウダー | 光を散らして毛穴や小ジワの影をぼかす。8番目と上位にある |
| 水添(スチレン/ブタジエン)コポリマー | 油性ゲル化剤 | オイルをゲル状に固める高分子。「メモリーオイルゲル」の中心とみられる |
| 硫酸Mg | 安定化 | ミネラル。W/O乳化の安定やとろみの調整に使われる |
| サッカロミセス/コメ発酵液 | 保湿(キー成分) | 公式が「黒米発酵液」と呼ぶ自社原料。京都産黒米を二段階発酵。10年開発・特許あり |
| ロドトルラ/イチジク果実発酵油 | 保湿(キー成分) | 公式が「いちじく発酵オイル」と呼ぶ世界初の独自成分。羽曳野産いちじく×酵母の発酵油 |
| 加水分解ダイズエキス | 保湿(キー成分) | 公式が「黒豆ペプチド」と呼ぶ京丹波産「丹波黒」由来。イソフラボンを含む |
| グリコシルトレハロース | 保湿 | 糖由来の保湿成分。加水分解水添デンプンとセットで使われる |
| 加水分解水添デンプン | 保湿 | 肌表面に薄い保湿膜をつくる |
| プロパンジオール | 保湿・溶剤 | べたつきにくい保湿剤。感触づくりも担う |
| エチルヘキシルグリセリン | 保湿・防腐補助 | フェノキシエタノールの効きを助ける |
| ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 紫外線吸収剤(UVA1) | DHHB。光に強く、波長の長いUVAを受け持つ |
| ジイソステアリン酸ポリグリセリルー3 | 乳化 | 油中水型の乳化を支える |
| ジステアルジモニウムヘクトライト | 増粘(オルガノクレイ) | オイルにとろみを出し、顔料の沈降を防ぐ |
| セスキイソステアリン酸ソルビタン | 乳化 | 乳化の安定を助ける補助剤 |
| ジメチコン | エモリエント | シリコーン油。なめらかな伸びとヨレにくさをつくる |
| 水酸化Al | 顔料の表面処理 | 酸化チタンの表面をコートして安定させる |
| テトラ(ジーt―ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル | 酸化防止 | 油分やUV吸収剤の劣化を防ぐ |
| ハイドロゲンジメチコン | 顔料の表面処理 | 顔料に撥水性を与え、汗・皮脂での崩れを抑える |
| フェノキシエタノール | 防腐 | パラベンを使わない処方で広く使われる防腐剤 |
| 水酸化Na | pH調整 | 処方のpHを整える |
| トリイソステアリン酸イソプロピルチタン | 顔料の表面処理 | 顔料を油になじませ、ダマつきを防いで均一な発色を助ける |
| ステアロイルグルタミン酸2Na | 分散・乳化助剤 | アミノ酸系。顔料の分散を安定させる |
| トリエトキシカプリリルシラン | 顔料の表面処理 | シリコーン処理で肌なじみをよくし、白浮きを抑える |
| 合成フルオロフロゴパイト | パール剤 | 合成雲母。微量金属の不純物を避けつつ、やわらかいツヤを出す |
| 酸化チタン | 紫外線散乱剤・白色顔料 | 紫外線を跳ね返す働きとカバー力を兼ねる |
| 酸化鉄 | 着色顔料 | 赤・黄・黒の顔料で肌色をつくる |
| マイカ | パール剤 | 雲母。光を反射してツヤを出す |
※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。化粧品の全成分表示は配合量の多い順ですが、1%以下の成分と着色剤は順不同で記載できるため、後半の並びから配合量は読み取れません。配合量は非公開です。この記事の全成分は公式製品ページで確認しました(出典1)。
特性タグ:化粧品(医薬部外品ではありません)/美容液ファンデーション/SPF31・PA+++/下地不要設計/発酵由来成分(黒米・いちじく・黒豆)/紫外線吸収剤+散乱剤のハイブリッド/香料不使用/エタノール不使用/全5色
参考文献・出典(16件)
- FAS 公式製品ページ「FAS THE PLUMP SERUM FOUNDATION」(全成分表示・価格・容量・全5色の色名の確認に使用。取得日 2026年9月23日):https://fas-jp.com/products/VMaxZQ9slPPF4sA4
- FAS 公式ティザーページ「ザ プランプ シリーズ」(シリーズ構成・姉妹品のプレストパウダーの紹介):https://fas-jp.com/teaser/foundation-makeup-2026
- FAS 公式ブランドページ(黒米発酵液「738種」「二段階発酵」「サッカロミセス・べローナ」、黒豆ペプチド、戻り光量の考え方の説明):https://fas-jp.com/about
- FAS 公式ジャーナル「黒い土」(京丹波の在来種「丹波黒」・無農薬栽培・栽培農家の田村哲也さんの紹介):https://fas-jp.com/journals/13
- PR TIMES(株式会社シロク)新商品リリース(発売日・価格・SPF/PA・いちじく発酵オイル/メモリーオイルゲル/タイムリリース エイジングケアの説明・平均着用時間12時間などの公表値):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000057605.html
- PR TIMES(株式会社シロク)「紋章」誕生リリース(会社概要・FAS=Fermentation and Science というブランド名の由来):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000057605.html
- 特許 JP2018002607A「γ-アミノ酪酸が富化された米をサッカロミセス・べローナで発酵させた発酵液」(黒米発酵液の発酵技術)Google Patents:https://patents.google.com/patent/JP2018002607A/ja
- ファッションプレス「FAS ザ プランプ セラム ファンデーション」(容器デザイン・テクスチャーの紹介):https://www.fashion-press.net/news/148048
- WWDJAPAN「FAS」ブランド設立の経緯に関する記事(株式会社シロクと発酵へのこだわり):https://www.wwdjapan.com/articles/1608637
- Dini I, Falanga D, Di Lorenzo R, et al. “An Extract from Ficus carica Cell Cultures Works as an Anti-Stress Ingredient for the Skin.” Antioxidants. 2021;10(4):515.(培養細胞試験+40名のヒト試験。いちじく細胞培養エキスのセラミド合成・TEWLのデータ):https://doi.org/10.3390/antiox10040515
- Li Z, Li C, Cheng P, et al. “Rhodotorula mucilaginosa—alternative sources of natural carotenoids, lipids, and enzymes for industrial use.” Heliyon. 2022;8(11):e11505.(総説。ロドトルラ属の油脂生産とカロテノイド・トルラロドシンの抗酸化性):https://doi.org/10.1016/j.heliyon.2022.e11505
- Park Y, Won K, Kim M, et al. “Effect of oral intake of lactic acid bacterium fermented rice germ extract (LFRGE) on human skin: a randomized, double-blinded, placebo-controlled study.” Food Sci Biotechnol. 2025;35(3):639-648.(111名・12週間のヒト試験。経口摂取による評価):https://doi.org/10.1007/s10068-025-02075-8
- Polito F, Marini H, Bitto A, et al. “Genistein aglycone, a soy-derived isoflavone, improves skin changes induced by ovariectomy in rats.” Br J Pharmacol. 2012;165(4):994-1005.(動物試験):https://doi.org/10.1111/j.1476-5381.2011.01619.x
- Zhao D, Shi Y, Dang Y, et al. “Daidzein stimulates collagen synthesis by activating the TGF-β/smad signal pathway.” Australas J Dermatol. 2015;56(1).(培養細胞試験):https://doi.org/10.1111/ajd.12126
- Kawakami CM, Máximo LN, Fontanezi BB, et al. “Diethylamino hydroxybenzoyl hexyl benzoate (DHHB) as additive to the UV filter avobenzone in cosmetic sunscreen formulations.” Eur J Pharm Sci. 2017;99:299-309.(DHHBの光安定性・光毒性評価):https://doi.org/10.1016/j.ejps.2016.12.031
- 欧州委員会 消費者安全科学委員会(SCCS)”Opinion on Ethylhexyl Methoxycinnamate (EHMC)” SCCS/1671/24、2025年6月26日採択(最大10%までの使用は安全との結論、内分泌活性についての記載):https://health.ec.europa.eu/publications/sccs-opinion-ethylhexyl-methoxycinnamate-ehmc-cas-no-5466-77-383834-59-7-ec-no-226-775-7629-661-9_en
