【成分解析】エチュード シーバムコントロールパウダー

エチュードのフェイスパウダー「シーバムコントロールパウダー」の成分解析です。

2021年1月のRAXYに、ツムツムコラボのドナルドのパッケージが入っていました。

この製品、全成分はなんと1種類！（笑）

なので今回は「シリカ」についての説明がメインとなります。

エチュード シーバムコントロールパウダーの成分解析

全成分が「シリカ」のみなので、シリカの性質について説明します。

また、エチュードのシーバムコントロールパウダーとよく比較される、イニスフリーのノーセバムミネラルパウダーとの違いも比べてみました。

ただのシリカなの？

シリカしか入っていないなら、原料（シリカの粉末）をそのまま買ったほうが安いんじゃないの？と思っちゃいますが、そういうわけではありません。

例えば同じ「焼きリンゴ」でも、使ったりんごの品種、栽培方法、切り方、加熱方法などで味は全然違いますよね？

化粧品でも同じように「原料の質」「製造方法」の違いで、使用感や効果は大きく変わってきます。

そもそも買ったところで定価830円なので、普通のシリカの粉末を買うのと価格もほとんど変わりません。

そもそもシリカって何？

シリカはガラスに含まれている「二酸化ケイ素」と呼ばれる体質顔料の1種です。

ミネラルファンデーションにもよく使われる成分ですね。

粒子の大きさによって性質は異なりますが、おそらくこの製品に含まれるシリカは粒子が大きなタイプ。

他の顔料に比べて、ふわっとした質感です。

シリカにはどんな効果があるの？

主な効果はこの2つです。

• 肌の上の余分な油を吸い取る（皮脂吸着効果）
• 光を反射させて、肌の凸凹やムラを隠す（ソフトフォーカス効果）

目で見えないサイズの細かい穴が空いた粉末で、皮脂を吸い取ってくれます。

白い粉末なので、多少白くはなったり毛穴を隠してくれますが、肌に色を乗せるような効果はなく、部分的に塗っても自然です。

なので、鼻やおでこなどの皮脂が出やすい部分に付けるのが良いかと思います。

また、肌の表面をコーティングしてさらっとしてくれるので、マスクにファンデーションがつくのを予防する目的でも優秀な成分です。

デメリットは乾燥

「皮脂を吸着する」というのは、メリットのひとつですが、デメリットでもあります。

目元・口元・頬などの皮脂が少なく乾燥しやすい部分に塗ると、肌に必要な油分まで吸い取って、乾燥してしまうんです。

肌質にもよりますが、基本は「油分が出る場所やマスクで擦れる場所」にだけ塗るのがおすすめです。

余計なものが全く入っていない

全成分はシリカのみなので、余計なものは一切入っていません。

パウダーなので雑菌が繁殖しにくいからか、防腐剤も入っていません。（大丈夫なのか・・・？）

成分がシンプルなので「シリカさえ肌に合えばアレルギーや刺激が起こりにくい」というメリットがあるんです。

シリカ自体が肌に合わなかったり、皮脂を吸いすぎて乾燥するってこともあると思いますが、基本的には肌に優しい成分構成だと思います。

イニスフリーのパウダーとどう違うの？

エチュード シーバムコントロールパウダー	イニスフリー ノーセバム ミネラルパウダー
シリカ	シリカ、変性コーンスターチ、(ジメチコン／ビニルジメチコン）クロスポリマー、トリ（カプリル酸／カプリン酸）グリセリル、マイカ、メチコン、チャ葉エキス、ジメチコン、メンタアルベンシス葉エキス、ミネラル塩、カプリル酸グリセリル、BG、エチルヘキシルグリセリン、水、１，２－ヘキサンジオール、（エチレン／アクリル酸）コポリマー、香料

イニスフリーのパウダーもシリカ主成分になっているので、よく似た構成です。

ただし同じシリカでも、原料や製造方法が違うので、全く同じというわけではありません。

イニスフリーは油分や保湿成分が入っているので、少しだけしっとりした仕上がりになりそう。

余計なものが混ざっていない、エチュードのシーバムコントロールパウダーの方が皮脂の吸着力は高いような気がします。

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成分解析のまとめ

• 光を反射させて肌のアラを隠し、余分な皮脂を吸着するコスメ
• シリカだけのシンプルな構成だから、肌に優しく、吸着力も高い
• 肌質によっては必要な皮脂まで吸い取って乾燥しやすいから注意