【全成分＆成分解析】ビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにするマッサージ洗顔ジェル

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今回はビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにするマッサージ洗顔ジェルの成分解析です。

ビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにするマッサージ洗顔ジェルの成分解析

この製品の特徴は「泡立たない」洗顔料であること。

成分を見ていても、一般的な洗顔料に入っている「界面活性剤」は洗浄力・気泡力を発揮するほど入っていません。

つまり一般的な洗顔料とはちょっと違った仕組みで汚れを落とす洗顔料なんです。

そして「違った仕組み」のキー成分となるのが［トロメタミン］です。

トロメタミンで角栓を分解

毛穴の詰まり（角栓）は「皮脂」と「たんぱく質」が絡まりあって出来ています。

同じ花王から出ているソフィーナiP ポアクリアリングジェルウォッシュのサイトにある説明が一番わかりやすいので、これを見てください。

ビオレの洗顔ジェルも、全く同じ中身ではないものの、これと同じような技術が使われています。

石けんなどの洗浄成分では洗い流せない頑固な角栓を、先に分解させることで洗浄する仕組みです。

これはソフィーナiPだけでなく、定価3520円の「ルナソル スムージングジェルウォッシュ」や、定価4,950円の「エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ」にも使われている技術。

もちろんそれぞれに独自の成分や技術を使っているので、完全な代用品として使うことは出来ませんが、角栓を溶かすための軸となる技術は同じです。

ビオレといえば弱酸性だけど、この洗顔ジェルはアルカリ性

ビオレといえば「お肌と同じ、弱酸性で優しく洗おう」というコンセプトを持ったブランド。

ビオレママになろう♪弱酸性ビオレ♪というCMを耳にします。

でも、この『ビオレ おうちdeエステ 肌をなめらかにするマッサージ洗顔ジェル』は、化粧品としてはそこそこ強めのアルカリ性です。

人間のお肌は弱酸性の性質を持ち、強いアルカリに触れると溶けてしまいます。

実際は化粧品なのでそこまでドロドロに溶かすようなパワーはありませんが、多少の角質を溶かす力はあります。

口コミでも言われているとおり、1回使っただけでも、表面の汚れがよく落ちてツルンとなると思います。

「朝に使うと化粧ノリがよくなる」というのも、名前のとおり肌表面の角質が落ちて、なめらかになるからです。

ただし大きなデメリットがあって、アルカリは健康なお肌まで溶かしたり、刺激になることがあるんですよね💦

特に公式の言う通りに毎日使っていると、どんどんお肌が薄くなって弱まってしまう可能性があります。

敏感肌の人だと、1回使っただけでもピリピリしちゃう人も結構いるかも💦

肌が弱くなく、毛穴の詰まりや肌のごわつきが気になっているのなら、週1～2回のスペシャルケアぐらいなら悪くないですが、毎日使うのはちょっと不安を感じます。

マッサージしながら使うとしても、30秒ぐらいで洗い流したほうが良いでしょう。

炭バージョンはどうなの？

2022年に発売した限定品です。

大まかな構成は通常のなめらか洗顔ジェルと同じで、炭を足すことで吸着力を少しアップさせています。

まとめ

プチプラ価格ながらも、独自の技術を使ったハイレベルな洗顔ジェル。

大げさに言うと「溶かす」ものなので、使用頻度に注意は必要ですが、頑固な角栓に悩んでいる人には強い味方になるでしょう。

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
ソルビトール	糖アルコール（保湿）
トロメタミン	ph調整
トレハロース	オリゴ糖（保湿）
アルギニン	アミノ酸（保湿）
マンニトール	水溶性多価アルコール（保湿）
（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（C10-30））クロスポリマー	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
ヒドロキシエチルセルロース	多糖類（増粘）
ラウレス-21	非イオン界面活性剤（乳化）
ミリスチン酸	高級脂肪酸（調整or石けん合成）
ラウレス-4カルボン酸	カルボン酸系陰イオン界面活性剤（洗浄or乳化）	★
EDTA-2Na	キレート
水酸化K	ph調整
フェノキシエタノール	防腐剤
香料	香料	△

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