Instagramで1.7万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
【毎日更新中】Instagramはこちら⇒@alice_kaiseki
今回は肌ラボの白潤薬用美白乳液の成分解析です。
肌ラボからは「白潤」と「白潤プレミアム」が出ていますが、こちらの記事では通常の「白潤」の乳液を解析しています。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
肌ラボ 白潤薬用美白乳液の成分解析
- お手頃価格でトラネキサム有効成分の美白ケア
- ビタミンC誘導体を配合
- プレミアムより有効成分が少ない
医薬部外品のため、有効成分をメインに解説していきます。
有効成分はトラネキサム酸
以前は有効成分がアルブチンでしたが、リニューアルされてトラネキサム酸になりました。
プレミアムはグリチルリチン酸2Kと2種配合なので、基本的にはプレミアムを使ったほうが良い気がします。
有効成分ではないけれど。。。
[ビタミンCリン酸Mg]はリン酸L-アスコルビルマグネシウムとも呼ばれ、美白有効成分として登録されている成分です。
アルビオンのホワイトニングパウダーや、アスタリフト、エリクシールホワイトなどの美白コスメにも配合されている人気の成分です。
ビタミンC誘導体の中では安定性が高く、そこそこ効果が期待できそうな成分。
ただし肌ラボ 白潤薬用美白乳液では有効成分にはなっていないので、効果が期待できるほどの濃度が入っているか怪しいところです。
その他の成分は解析困難?
化粧品の場合は、全成分は濃度が高い順に記載するルールがありますが、医薬部外品はその限りではありません。
その他の成分の先頭に来ているのが加水分解ヒアルロン酸とヒアルロン酸Na-2。
ヒアルロン酸は1%入れると中身はドロッドロになる成分なので、成分は濃度順に並んでなさそうですね。
全体をざ~っと見た感じでは、濃度が高そうなベースの保湿成分・油分は特に気になることはなく、無難な構成って感じです。
よくある疑問を解決
- プレミアムとの違いは?
-
一番大きな違いは有効成分です。プレミアムは通常版に入っている[トラネキサム酸]に加え、抗炎症成分の[グリチルリチン酸2K]が追加されています。お値段はそれほど変わらないので、基本的には白潤プレミアムの方がおすすめです。
- ニキビに効果はある?
-
整肌系の成分は入っているものの、ニキビケアに対応した抗炎症タイプの化粧品ではありません。ニキビが気になるのであれば、抗炎症成分を配合した白潤プレミアムの乳液を使いましょう。
- 「極潤」との違いは?
-
同じロート製薬から出ている肌ラボのスキンケアラインです。白潤は美白ラインで、極潤は通常の保湿ラインやシワ改善の極潤薬用ハリシリーズが出ています。
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
トラネキサム酸 | 美白 | ★(有) |
加水分解ヒアルロン酸 | 保湿 | |
ヒアルロン酸Na-2 | 保湿 | |
ビタミンCリン酸Mg | 水溶性ビタミンC誘導体(整肌・製品の抗酸化) | ★ |
ビタミンE | 酸化防止剤 | |
ハトムギ発酵液 | 植物発酵エキス(整肌) | |
ヨクイニンエキス | 植物エキス(整肌) | |
BG | ベース(保湿) | |
DPG | ベース(保湿) | △ |
α-オレフィンオリゴマー | 炭化水素油(エモリエント) | |
ペンチレングリコール | ベース(保湿・抗菌) | △ |
濃グリセリン | 保湿 | |
ジグリセリン | 保湿 | |
メドウフォーム油 | 油脂(エモリエント) | |
ステアリン酸ソルビタン | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
イソステアリン酸POE(20)ソルビタン | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
カルボキシビニルポリマー | 合成ポリマー(増粘・乳化安定) | |
エデト酸塩 | キレート | |
ヒドロキシエチルセルロース | 非イオン性多糖類(増粘) | |
トリオクタン酸グリセリル | エステル油(エモリエント) | |
キサンタンガム | 多糖類(増粘) | |
ベヘニルアルコール | 高級アルコール(乳化安定・調整) | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |