オルビスのエイジングケアライン・オルビスユーの洗顔料『オルビスユーウォッシュ』を成分解析してみました。
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オルビスユーウォッシュの成分解析
洗浄成分
保湿成分の「グリセリン」をベースにすることで、洗いながら潤いをキープする洗顔料です。
洗浄成分は『ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、水酸化K、ステアリン酸』。一般的な石けんベースのタイプですね。しっかりと洗浄力があるので、石けんで落ちるタイプのメイクは問題なく落とせそうです。
石けん以外では、非イオン界面活性剤のデシルグルコシドを入れることで、洗浄による刺激を緩和してくれる可能性があります。
『モロッコ溶岩クレイ』も入っているので、毛穴の汚れや皮脂などを吸着する効果も、ただの石けんベースの洗顔料よりはあるかな。
保湿成分
『ヤグルマギク花エキス、モモ葉エキス、アマモエキス』の3つはオルビスの独自成分『キーポリンブースター』のことを指します。
キーポリンブースターは肌の角質層のすみずみまで行き渡り、うるおいとハリ感を与える成分。試験結果などは見当たりませんでしたが、オルビスは研究に力を入れているブランドなので、信用できる成分だと思います。
あとはグリセリンに近い働きをするマルチトールも保湿成分として入っています。BGとDPGも全成分に書かれていますが、1%以下なので原料に混ざってる程度で影響はなさそうです。
その他の成分
個人的にちょっと気になったのは陽イオン界面活性剤が2つ入ってるという点。
ポリクオタニウム-7とポリクオタニウム-39で、泡質の向上や洗い上がりのお肌の質感を良くするために配合されます。
製品の使用感は良くなるんですが、カチオン系の成分なので、若干の刺激の可能性はあります。
市販の洗顔料には良く入っている成分だし極めて危険というわけではありませんが、敏感肌向けかと言われると、頷けない成分です。
そもそも石けん+クレイで洗浄高めの洗顔料なので、お肌が弱い人や、超乾燥肌の人には不向きかと思います。
特にお肌にトラブルがない人は問題なく使えそうな洗顔料です。
成分解析のまとめ
- 洗浄力はそこそこありそう
- オルビス独自の保湿成分・キーポリンブースターを配合
- 泡質や仕上がりを良くする成分に刺激の可能性あり
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全成分の詳細
水、グリセリン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、水酸化K、ステアリン酸、マルチトール、デシルグルコシド、モロッコ溶岩クレイ、ヤグルマギク花エキス、モモ葉エキス、アマモエキス、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-39、BG、DPG、セルロースガム
水 | ベース |
---|---|
グリセリン | ベース(保湿) |
ミリスチン酸 | 洗浄or調整 |
パルミチン酸 | 洗浄or調整 |
ラウリン酸 | 洗浄or調整 |
水酸化K | 洗浄or調整 |
ステアリン酸 | 洗浄or調整 |
マルチトール | 保湿 |
デシルグルコシド | 洗浄 |
モロッコ溶岩クレイ | 洗浄 |
ヤグルマギク花エキス | 整肌 |
モモ葉エキス | 整肌 |
アマモエキス | 保湿 |
ポリクオタニウム-7 | コンディショニングor調整 |
ポリクオタニウム-39 | 泡立ち |
BG | ベース(保湿) |
DPG | ベース(保湿) |
セルロースガム | 調整 |
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
---|---|---|
グリセリン | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。 高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。 |
ミリスチン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中で、泡の持続性に優れているという特徴があります。 乳化の補助のために配合されることもあります。 |
パルミチン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。 乳化の補助のために配合されることもあります。 |
ラウリン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 無理に避けるほどではありませんが、石けんに使われる高級脂肪酸の中では刺激が強いです。 乳化の補助のために配合されることもあります。 |
水酸化K | 洗浄or調整 | 強いアルカリの性質を持ち、高級脂肪酸や油脂と混ざることでカリ石けん素地(陰イオン界面活性剤)になります。 水酸化Naで作った石けん素地に比べて、水に溶けやすいので、主に液体タイプの化粧品に使われます。 単独では強い刺激のある成分ですが、化粧品では中和されているため刺激はほぼありません。 製品の増粘やph調整のために配合されることもあります。 |
ステアリン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。刺激が少し強めです。 テクスチャ調整や乳化の補助のために配合されることもあります。 |
マルチトール | 保湿 | グリセリンに近い働きをする、一般的な保湿成分です。 湿度による変化を受けにくい、安定した性質を持ちます。 |
デシルグルコシド | 洗浄 | アルキルグルコシド系の非イオン(ノニオン)界面活性剤です。 他の界面活性剤の刺激を和らげる作用があります。 弱いですが、洗浄や泡立ちも少しあります。 刺激は少ないし避けるほどではありませんが、脱脂力はそこそこあるので、高濃度で配合されていると乾燥の原因になる可能性はあります。 |
モロッコ溶岩クレイ | 洗浄 | モロッコで採れる粘土で、毛穴の汚れや余分な皮脂を吸着して落とします。 ミネラル成分によってお肌を整える効果も。 肌への刺激はほとんどありませんが、脱脂力は高めなのと、目に入ると刺激になりやすいので濃度が高い場合は注意です。 |
ヤグルマギク花エキス | 整肌 | 肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。 お肌の保湿や収れん作用もあると言われています。 植物成分なのでグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分と比べると抗炎症作用はおそらくおだやかです。 |
モモ葉エキス | 整肌 | 肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。 お肌や製品の抗菌や、収れん作用もあると言われています。 植物成分なのでグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分と比べると抗炎症作用はおそらくおだやかです。 |
アマモエキス | 保湿 | 肌の角質の水分保持機能をサポートします。 アマモは浄化作用のある海草で、海の環境保全のためにも植えられています。 美白や皮脂バランスを整える効果もあると言われています。 |
ポリクオタニウム-7 | コンディショニングor調整 | 第四級アンモニウム塩型のカチオン(陽イオン)界面活性剤・帯電防止剤です。 シャンプーやトリートメントに配合すると、手触りが良くなります。 洗顔やボディーソープに配合すると、すべすべ感を演出します。 泡質を改善させる効果もあります。 カチオン界面活性剤なので多少の懸念されますが、無理に避けるレベルではありません。 |
ポリクオタニウム-39 | 泡立ち | 第四級アンモニウム塩型のカチオン(陽イオン)界面活性剤・帯電防止剤です。 気泡向上効果が高く、製品の泡立ちを良くしてくれます。 帯電防止や、洗浄成分の刺激を緩和してくれる効果も。 カチオン界面活性剤なので多少の刺激は懸念されますが、無理に避けるレベルではありません。 |
BG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
DPG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。 眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。 |
セルロースガム | 調整 | 増粘、感触改善、泡の安定化など化粧品のテクスチャを整えます。 乳化安定のために配合される場合もあります。 |