こんにちは。Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
8月に入って、なんだかいつものスキンケアがしみる、頬はカサつくのにTゾーンはテカる……そんなふうに「肌がゆらいでいるな」と感じることはありませんか?
季節の変わり目に肌が不安定になるのは、肌のバリア機能が一時的に乱れているサインとされています。とくに残暑から秋にかけては、夏のあいだに浴びた紫外線や、冷房による乾燥のダメージがまとめて表に出やすい時期。毎年この時期になると同じように荒れる、という方も多いところです。
この記事では「ゆらぎ肌ってどんな状態?」「なぜ今の時期にゆらぐの?」「今日からできる対処法」の3つをまとめました。先に結論だけ言うと、この時期にやりたいのは新しいケアを足すことより、刺激を減らして整えることのほうです😊
そもそも「ゆらぎ肌」ってどんな状態?

「ゆらぎ肌」は医学用語ではなく、肌のコンディションが一時的に不安定になっている状態を指すときによく使われる言葉です。もともと敏感肌ではない人でも、季節や体調によって一時的に敏感な状態に傾くことがあります。
よくあるサインのセルフチェック
まずは、今の肌に当てはまるものがないか見てみてください。
- いつも使っている化粧水が、なんだかピリッとしみる
- カサつく部分とテカる部分が同時にある
- 頬やあごに赤み・ほてりが出やすい
- メイクのノリが悪く、ファンデがよれる・粉っぽくなる
- ざらつき・ゴワつきで、化粧水の入りが悪い感じがする
2つ以上思い当たるなら、肌が「今はいつもどおりでは対応しきれない」とサインを出している状態かもしれません。ここで「荒れてるから、しっかりケアしなきゃ」と角質ケアや新しい美容液を足したくなるのですが、その足し算がかえって負担になることもあるんです🤔
ちなみに、乾燥するのにテカる、というインナードライの可能性もあります。ゆらぎ肌と症状が重なる部分も多いので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
主な原因はバリア機能の乱れ

肌のいちばん外側にある角層は、角層細胞というレンガを、セラミドなどの細胞間脂質がモルタルのようにつないだ構造をしています。この構造がうるおいを抱えこみ、外からの刺激をブロックしてくれている……というのがバリア機能の基本的な考え方です。
気温や湿度の急な変化、紫外線、汗や皮脂の変化、さらに睡眠不足やストレスによる自律神経・ホルモンバランスの乱れなどが重なると、このモルタル部分がすき間だらけになりやすいとされています。すき間ができるとうるおいが逃げやすくなり、同時に外からの刺激も届きやすくなる。だから「乾燥する」のと「いつもの化粧水がしみる」は、別々の不調に見えて、じつは同じバリアの乱れから同時に起こる自然なセットなんです。
なぜ8月〜9月は特にゆらぎやすいの?「秋枯れ肌」の正体
ゆらぎ肌というと花粉の時期をイメージしがちですが、じつは夏の終わりから秋口も、負けないくらいゆらぎやすい時期と言われています。この時期特有の不調は「秋枯れ肌」と呼ばれることもあります。
夏に浴びた紫外線ダメージが秋に表面化する仕組み

肌は一定の周期で新しい細胞に入れ替わっていきます。そのため、夏に受けた紫外線の影響はその場で完結するわけではなく、少し時間差をおいて、くすみやゴワつき、乾燥として感じられることがあるとされています。日焼け止めをきちんと塗っていても、通勤・洗濯物・レジャーと積み重なる紫外線をゼロにするのは難しいですよね😅
加えて、汗をかいた肌はそのぶん水分が蒸発しやすく、皮脂も酸化しやすい状態。夏のあいだ肌は「うるおっている」ように見えて、じつは汗と皮脂でごまかされていただけということも少なくありません。気温と湿度がすっと下がる秋口に、その素の状態が一気に見えてくる——これが秋枯れ肌のイメージです(アクセーヌ「秋のスキンケア」)。
冷房による乾燥・室内外の温度差も追い打ちに
もうひとつ見落としがちなのが冷房です。冷房の効いた室内は湿度が下がりやすく、長時間過ごすと肌の水分が奪われやすい環境になります。そこから外に出れば、35℃近い暑さと高い湿度。1日に何度も繰り返される温度差は、肌だけでなく自律神経にも負担になりやすいと言われています。
「夏なのに肌がつっぱる」「エアコンの風が当たる側の頬だけカサつく」というときは、季節というより環境のほうがすでに秋(というより冬に近い乾燥)になっている、と考えるとしっくりきます。
今日からできる「ゆらぎ肌」対処法
ここからが本題。ゆらいでいるときのケアは、足すより引くが基本です。順番に見ていきますね。
1. 洗顔を”摩擦レス”に見直す

肌が敏感に傾いているとき、いちばん最初に見直したいのが洗顔です。ゆらいでいるサインが出ているのに、スクラブや酵素洗顔、拭き取りシートを使い続けると、残っていてほしい皮脂や角層まで一緒に落としてしまうことがあります。ゴワつきが気になるときほど角質ケアをしたくなるのですが、この時期はいったんお休みするのが無難です。
- 泡はしっかり立てて、指が直接肌に触れないくらいのクッションにする
- すすぎはぬるま湯(32〜34℃くらい)で。熱いお湯は皮脂を落としすぎやすい
- タオルはこすらず、押さえて水気を取る
- 朝はぬるま湯だけ、という日があってもOK
クレンジングも同じで、この時期だけはオイルからミルクやクリームに替える、という選び方もあります。落とす力が強いほど肌に必要なものも落ちやすいので、メイクの濃さに合わせて使い分けるのがいちばん現実的かなと思います👌
2. さっぱり処方 → とろみ処方へ段階的にシフト
夏用にさっぱりしたテクスチャーの化粧水・ジェルに切り替えていた方は、そろそろ少し保湿力のあるタイプへ段階的に戻していくタイミングです。急に全部を秋冬仕様にするのではなく、まずは夜だけとろみのあるものにする、乳液を1品足してみる、というふうに少しずつ変えていくと、肌の反応も見やすくなります。乳液とクリームの使い分けに迷うときは、こちらの記事も参考にしてみてください。
この時期の見直しポイントを表にまとめました。
| アイテム | 残暑〜秋の変わり目に見直すなら |
|---|---|
| 洗顔・クレンジング | 角質ケア系はいったんお休み。摩擦の少ない方法に |
| 化粧水 | アルコール感の強いさっぱり系 → 低刺激・しっとり系へ |
| 乳液・クリーム | 夏に減らしていたなら、まず夜だけ復活させる |
| 日焼け止め | 秋も続けたまま、質感をしっとりタイプに見直す |
| スペシャルケア | 攻めるケアより、まずは鎮静・保湿を優先する |
とくに日焼け止めは、涼しくなったからといって手放すものではなく、1年を通して続けたうえで、季節に合わせて質感を選び直すものと考えるのがおすすめです。夏に日差しを浴びた直後の肌は、まず火照りや乾燥を落ち着かせるケアを先に。集中的なケアを始めるのは、肌が落ち着いてからで遅くありません。
3. 低刺激な処方を選ぶときの視点
ゆらいでいるときにアイテムを選ぶなら、成分表の細かいところより先に、次の3つを見るとわかりやすいです。
- うるおいを補う成分が入っているか:セラミドやアミノ酸系の保湿成分は、角層のすき間をうるおいで満たす発想の成分として定番です
- 肌荒れを防ぐ設計になっているか:グリチルリチン酸2Kなどの有効成分を配合した医薬部外品や、ドクダミ・ツボクサ(CICA)などの植物エキスで整えるタイプがあります
- 刺激になりやすい要素が抑えられているか:アルコール(エタノール)フリー、無香料・無着色など。ゆらいでいるときは、香りの心地よさより刺激の少なさを優先すると失敗しにくいです
参考までに、この考え方に当てはまる定番アイテムをいくつか挙げておきますね(どれも私が全員におすすめするというより、「こういう設計のもの」という例として見てもらえたらうれしいです)。
セラミド系でうるおいを補いたいなら:花王のキュレルは、セラミドの働きに着目した「セラミド機能成分」を配合した医薬部外品のライン。IIIはいちばんこっくりしたタイプで、秋以降の乾燥期に切り替える人が多い定番です。
アミノ酸系でやさしく整えたいなら:第一三共ヘルスケアのミノン アミノモイストは、9種の保潤アミノ酸を配合した敏感肌向けライン。もっとしっとりタイプは、夏用のさっぱり処方から段階的に切り替えるときの候補になります。
鎮静系の韓国コスメを試すなら:Anuaのドクダミ77 スージングトナーは、名前のとおりドクダミ由来のエキスを主役に据えたトナー。日差しを浴びた日の火照りを落ち着かせたい、というニーズで人気を集めているアイテムです。
どれを選ぶにしても、ゆらいでいる時期の新しいアイテムは1度に1品ずつ。同時に3品替えてしまうと、合わなかったときにどれが原因かわからなくなってしまいます。心配なときは、腕の内側などで先に試してから顔に使うと安心です。
4. 睡眠・食事・ストレスケアなど生活面も味方に
身も蓋もない話ですが、ゆらぎ肌はスキンケアだけでどうにかしようとすると空回りしやすいところがあります。自律神経やホルモンバランスの乱れも一因とされているので、睡眠時間を30分早める、湯船に浸かる、冷たい飲みものを少し減らす……といった小さな見直しのほうが効くこともあります。
夏の疲れが出やすい時期でもあるので、「肌が荒れている=ケアをサボったせい」と自分を責めなくて大丈夫です。肌のほうが正直に、体の状態を教えてくれているだけなので😊
こんな人は見直したい/このままでOKな人
今すぐ見直したいサイン
- 化粧水がしみる・ヒリつく日が数日続いている
- 赤みやかゆみが出てきた
- スクラブ・酵素洗顔・拭き取り化粧水を、今も週2回以上続けている
- 夏用のさっぱり処方のままで、夕方につっぱりを感じる
この場合は、いったん洗う・保湿する・日中は守るの3ステップまでケアを削って、様子を見るのがおすすめです。品数を減らすのは後退ではなく、肌が落ち着くのを待つための立派な作戦だと思っています。
様子見でOKなケース
- 朝はつっぱるけれど、保湿後はとくに気にならない
- Tゾーンのテカりはあるが、赤みやしみる感じはない
- 肌の調子は変わらないが、なんとなく季節的に不安なだけ
こうしたときは、無理に総入れ替えする必要はありません。今のケアで問題が出ていないなら、それが今の肌に合っているという証拠。乳液やクリームを1品足して様子を見るくらいで十分なことが多いです👌
※本記事は一般的に知られている情報をまとめたものです。肌のゆらぎ方や合うアイテムには個人差があり、すべての方に同じことが当てはまるわけではありません。強い赤み・かゆみ・痛みが続くとき、症状が悪化するときは、自己判断で対処せず皮膚科など医療機関にご相談ください。
まとめ|季節の変わり目こそ「攻めない」スキンケアを
この記事のまとめ
- ゆらぎ肌=バリア機能が一時的に乱れて、刺激を受けやすくなっている状態
- 8〜9月は、夏の紫外線ダメージの表面化+冷房による乾燥が重なりやすい時期
- やることは「足す」より「引く」。角質ケアはお休みし、摩擦の少ない洗顔に
- さっぱり処方からしっとり処方へは、夜だけ・1品ずつ段階的に
- 日焼け止めは秋も続けたまま、質感を見直す。日差しを浴びた日はまず落ち着かせるケアを優先
- 睡眠・入浴など生活面の見直しも、立派なゆらぎ肌対策
毎年この時期に肌が荒れると「またか……」と気が重くなりますが、裏を返せば来る時期がわかっている不調でもあります。荒れてから慌てるより、今のうちに洗顔とテクスチャーを見直しておくと、秋本番がぐっとラクになりますよ。
今日から変えられるところを、ひとつだけでも。あなたの肌が穏やかな秋を迎えられますように😍

肌が「炎上」しやすい時期のケアについて書いたこちらのレビューもあわせてどうぞ。
この記事で紹介したアイテム
【参考】
アクセーヌ「秋のスキンケア」

コメントを残す