こんにちは。Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
ドラッグストアのヘアケア売り場に行くと、以前より高い価格帯のシャンプーがぐっと増えたと感じませんか? 数百円で買えるのが当たり前だったはずなのに、気づけば1,000円台のボトルが棚の中心にいる、という光景も珍しくなくなりました。
とはいえ「じゃあ、いくらのものを買えばいいの?」と聞かれると、意外と答えにくいですよね。そこで今回は、ヘアケアの相場をプチプラ・中価格・サロン専売の3段階に整理してみました。
あわせて、「シャンプーの高級化が進んでいる」というトレンドの語られ方と、調査データに出てくる”みんなの実際の予算”のギャップにも正直に触れていきます。どこにお金をかけるか迷っている方の判断材料になればうれしいです😊
まず結論|ヘアケアの相場感をざっくり言うと
細かい話に入る前に、いまのヘアケア(シャンプー・トリートメント)の価格帯をざっくり整理すると、次の3段階になります。
ヘアケアの相場・ざっくり早わかり
- プチプラ帯:500〜1,000円前後(ドラッグストアの定番ブランド)
- 中価格帯:1,000〜2,000円前後(新興ブランド・大手のこだわりライン。いま棚の中心になりつつある層)
- サロン専売・高級ライン:3,000〜6,000円前後(上は1万円を超えるものも)
そして忘れたくないのが、調査データで見るとシャンプーに1,000円以下しか使わない人がいまだに6割超という現実。「高級化が進んでいる」という話と、みんなの実際の財布事情には、まだけっこう距離があります。
つまり「相場が上がってきているのは本当。でも、無理に合わせなくてもいい」というのが、この記事の結論です。ここから、それぞれの価格帯で何が違うのかを見ていきましょう😊
価格帯早見表|プチプラ・中価格・サロン専売の3段階

まずは全体像から。同じ「シャンプー」でも、価格帯によって買える場所も、力を入れているポイントも変わります。
| 価格帯 | 主な購入場所 | 力を入れているポイント | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①プチプラ帯 500〜1,000円前後 | ドラッグストア・スーパー・ネット通販 | 毎日気兼ねなく使える洗浄+指通りのケア | 家族で共有したい/量をたっぷり使いたい人 |
| ②中価格帯 1,000〜2,000円前後 | ドラッグストア(バラエティショップ・ネット通販も) | 処方のこだわり・香り・パッケージのデザイン性 | 髪のダメージやうねりが気になり始めた人 |
| ③サロン専売・高級ライン 3,000〜6,000円前後(1万円超も) | 美容室・正規取扱店 | 髪質・施術に合わせた専門的な処方と提案 | カラーやパーマを繰り返している/プロに相談して選びたい人 |
ざっくり言えば、価格が上がるほど「自分の髪質に合わせて細かく選べる」方向にシフトしていくイメージです。単純に「高い=良い」ではなく、選択肢の細かさと相談できる相手が増えていく、と考えると分かりやすいと思います👌
①プチプラ帯(500〜1,000円前後・ドラッグストア中心)
いわゆる昔ながらの「シャンプーの相場」がこの帯です。大容量ボトルが1,000円以下で買え、詰め替えを使えばさらにコストが下がります。家族全員で同じものを使う、シャワーのたびにたっぷり使う、というスタイルなら今でもいちばん現実的な選択肢です。
正直な位置づけとしては、「毎日しっかり洗って、指通りを整える」という基本のケアをするもの。洗浄力がはっきりめの処方が多く、スタイリング剤や皮脂をすっきり落としたい人には相性がいい一方で、乾燥が気になる髪だと少しきしみを感じることもあります。そのぶんトリートメントやアウトバスで補う、という組み立てが定番です。
この価格帯は、高価格帯のような踏み込んだ機能性を求めるものではなく、続けやすさが最大の武器。「合わなかったら次で変えればいい」と気軽に試せるのも、じつは大きなメリットだと思います😊
②中価格帯・新興ブランド(1,000〜2,000円前後)
ここ数年でいちばん層が厚くなったのが、この価格帯。ボタニスト、&honey、エイトザタラソといった新興ブランドがドラッグストアの棚を広く取り、大手メーカーもこの帯に力を入れたラインを投入しています。
「シャンプーが高くなった」と感じる正体は、たいていこの帯の存在感が増したこと。数百円だった売り場の中心が、1,000円台に置きかわってきたという変化です。処方のこだわりに加えて、香りやボトルのデザイン性を打ち出しているものが多く、バスルームに置いたときの気分の上がり方まで含めて価格に乗っている、と考えると納得しやすいかもしれません。
ダメージやうねりが気になり始めた人が、まず試しやすいのもこのゾーン。プチプラからのステップアップ先として、いちばん現実的な価格差だと思います👌
③サロン専売・高級ライン(3,000〜6,000円前後、1万円超も)
美容室で取り扱われている専売品や、通販中心の高級ラインがこの帯です。3,000〜6,000円あたりが中心で、上を見れば1万円を超えるものもあります。
この価格帯のいちばんの価値は、成分そのものよりも「自分の髪を見た人が選んでくれること」かもしれません。カラーやパーマの履歴、くせの出方、頭皮の状態まで踏まえて美容師さんが提案してくれるので、選択の精度が上がります。ハイトーンカラーを続けている、縮毛矯正をしている、といった施術の履歴が多い髪ほど、専門的な処方が生きやすいと言われています。
逆に、とくに大きなダメージ要因がない髪の場合は、価格差ほどの違いを感じにくいことも。「高いものに変えたのに思ったほど…」となりやすいのもこの帯なので、まずはサロンで小さいサイズやトライアルから試すのがおすすめです🤔
「シャンプーは1,500円が当たり前」は本当?トレンドと実際の予算のギャップ

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。ヘアケアの高級化はたしかに進んでいるのですが、「みんながもう高いシャンプーを使っている」わけではありません。トレンドとして語られる価格と、実際の購入価格には、はっきりした差があります。
語られている「ヘアケアの高級化」トレンド
美容業界のトレンド予測では、「スキンケア発想のヘアケア」という文脈でヘアケアの単価上昇が取り上げられています。以前は数百円が相場だったシャンプーが、いまは1,500円前後が当たり前になりつつある——という語られ方です。背景にあるのはスキンフィケーション(ヘアケアのスキンケア化)という考え方で、髪や頭皮も肌と同じように、洗う・与える・守るという多段階でケアしよう、という発想の広がりだとされています。
実際、洗い流さないタイプの軽いトリートメントが伸びていたり、シャンプーとトリートメントの間に挟む「ヘアエッセンス」という新しいカテゴリが登場したりと、ステップが増える方向に商品が動いているのは事実です。ステップが増えれば、1回のバスタイムにかかる金額も自然に上がります。これが「高級化」の実態のひとつだと思います。
※「1,500円が当たり前になりつつある」という数字は、業界のトレンド予測資料で紹介されているもので、公的な統計ではありません。あくまで売り場の傾向を示す目安として受け止めるのが安全です。
調査データが示す「実際はシャンプー+トリートメントで2,000円以内」という現実
一方で、消費者側の予算を聞いた調査を見ると、まったく違う景色が見えてきます。株式会社イークスが30歳以上の女性150名に行った調査(2022年6月実施)では、こんな結果が出ています。
- シャンプーは1,000円以下を購入している人が60%以上。3,000円以上の高価格帯を選ぶ人は4.7%だけ
- シャンプー+トリートメントの合計予算は「2,000円以内」が65%で最多(4,000円以上は年齢とともに増える傾向)
- 洗い流さないトリートメント(アウトバス)は「使用していない」が約60%。30代では6割が使っているのに対し、40代以降は3割程度に下がる
調査時期が2022年なので今の売り場とは多少ズレがあるとはいえ、「シャンプー1本に1,000円以下」がまだ多数派という温度感は、じゅうぶん参考になると思います。詳しい調査結果はイークスのプレスリリースで公開されています。
つまり、売り場では1,000円台のボトルが目立つようになったけれど、多くの人はそこまで予算を上げていない、というのが実情。「相場が上がったから自分も上げなきゃ」と焦る必要はないということです。むしろ大事なのは、上げるなら、どのアイテムに上げるかという配分の話だと思います😊
予算を上げるならどこから?の考え方
- 髪の傷みが気になる → シャンプーよりトリートメント・アウトバスから上げるほうが変化を感じやすいと言われます
- 頭皮のかゆみ・ベタつきが気になる → 洗浄まわり、つまりシャンプーの見直しから
- とくに悩みがない → 今のもので十分。浮いたぶんはドライヤーやブラシなど道具に回すのも手
新しいステップ「ヘアエッセンス」って何のためのアイテム?

相場の話をするうえで無視できないのが、この数年で増えてきた「ヘアエッセンス」という選択肢。アウトバスケアを使っていない人が6割という調査結果もあるくらいなので、そもそも何をするアイテムなのか分かりにくいのが正直なところだと思います😅
シャンプー→ヘアエッセンス→トリートメントという位置づけ
ヘアエッセンスと呼ばれるものは、大きく2種類あります。
- インバスタイプ…お風呂の中で、シャンプーのあと・トリートメントの前に使う。髪をやわらかく整えて、あとに使うトリートメントをなじみやすくする「下地」のような役割
- アウトバスタイプ…タオルドライ後の髪に使う、洗い流さないタイプ。乾燥やドライヤーの熱から守り、指通りを整える役割
スキンケアにたとえるなら、インバスタイプは導入美容液(ブースター)、アウトバスタイプは乳液やクリームでフタをする役割に近いイメージ。ヘアケアがスキンケアの考え方に寄っていく「スキンフィケーション」というのは、まさにこういうステップの増え方のことを指しています。
とはいえ、ステップが増えるぶんお金も時間もかかるので、全部を一気に揃える必要はありません。まず1つだけ足すなら、乾かす前に使うアウトバスタイプが分かりやすいと思います。毎日のドライヤーは髪にとって負担が大きいので、そこを守る一手間は実感につながりやすいポイント。アウトバスのヘアミルクなら、プリュスオー ハイドロミルクのレビューでも軽さと仕上がりのバランスに触れているので、選ぶときの参考にしてみてください👌
THE ANSWER シーズナルケア SS スーパーラメラシャンプー/EXトリートメント|中価格帯の一例
THE ANSWER(ジアンサー)シーズナルケア SS の公式サイトで商品を見る
「1,000円台後半のシャンプーって、何にお金がかかっているの?」を知るのにちょうどいい一例が、花王のTHE ANSWER。ドラッグストアで買える中価格帯の中でも、上のほうに位置するラインです。
| ブランド | THE ANSWER(ジアンサー)/花王 |
|---|---|
| 価格・容量 | スーパーラメラシャンプー 約1,870円*²/400mL、EXトリートメント 約1,870円*²/220g |
| 発売日 | 2026年2月26日先行発売、2026年4月4日から全国の一部店舗で発売 |
「シーズナルケア SS」は、湿度が高い季節に向けた季節設計のライン。公式サイトによると、加水分解ケラチン・セラミドα・リンゴ酸・ラノリン脂肪酸・脂肪酸グリセリドαという「美髪5大必須成分」(補修*¹)に加えて、高湿度下で髪内部の水の動きを抑えるマンニトールを配合しているとのこと。湿気でうねる・広がるという悩みに向き合った設計、という位置づけですね。
処方面では、ノンシリコーン、サルフェート(硫酸系洗浄成分)フリー、パラベン・合成着色料フリー。独自の「ラメラプラットフォーム技術」をうたっていて、大手メーカーが研究を重ねて打ち出している着眼点がはっきり見えるラインです。EXトリートメントのほうは、5大成分のうちセラミドα・脂肪酸グリセリドα・リンゴ酸を高濃度で配合しているとされています。
価格について補足すると、公式サイトには税込価格の明記がなく、各ECサイトの実売価格を見るとシャンプー・トリートメントともに1,760〜1,870円あたり。2本そろえると3,500円前後になるので、プチプラ帯からの乗り換えだと、けっこうな価格差を感じる帯だと思います😅
ちなみに詰め替え用(320mL)も用意されていて、実売1,400円前後。継続するなら詰め替えを併用すると1回あたりのコストは下げられます。なお公式サイトには「1本で何ヶ月分」といった具体的な使用期間の記載は見当たらなかったので、この記事では髪の長さや使用量で大きく変わる前提で、あえて試算はしていません。
emplir(アンプリール)プレミアム ヘアエッセンス|”黒美容液”という一例
もうひとつ、「増えたステップ」の代表例として紹介したいのが、emplirのプレミアム ヘアエッセンス。前の章で説明したインバスタイプ(シャンプーのあと・トリートメントの前に使う)のアイテムです。
| ブランド | emplir(アンプリール) |
|---|---|
| 価格・容量 | 1,980円(税込)/210mL |
| 発売日 | 公式ショップに記載が見当たらず(2026年8月時点) |
見た目のインパクトがあるのが、真っ黒な液色。これはヘマチンという成分を高配合していることによるもので、ケラチンとあわせて配合された”黒い美容液”としてうたわれています。ヘマチンはサロン向けの製品でもよく使われてきた成分で、カラーやパーマを繰り返した髪のケアという文脈で語られることが多い成分です。
使い方は、シャンプー後の髪になじませてから、いつものトリートメントを重ねるだけ。トリートメントを買い替えずに、1ステップ足すだけで済むのがこのタイプの気軽さだと思います👌
一方で正直な話をすると、これは「シャンプー+トリートメント」の予算に、まるまる2,000円が上乗せされるということでもあります。調査で見た「合計2,000円以内」という多数派の予算感からすると、けっこう思い切った投資。カラーやブリーチを繰り返していて、いまのトリートメントだけでは物足りない…という段階になってから検討するのが、いちばん納得しやすい取り入れ方かなと思います🤔
価格帯ごとに向いている人・向いていない人
相場が分かっても、結局知りたいのは「で、自分はどれを選べばいいの?」ですよね。髪悩みとライフスタイル別に、目安を整理してみました。
| 価格帯 | 向いている人 | あまり急がなくていい人 |
|---|---|---|
| ①プチプラ帯 500〜1,000円前後 | 家族で共有する/髪が長くて使用量が多い/とくに大きなダメージ要因がない/まずは続けることを優先したい | ブリーチや縮毛矯正を繰り返していて、洗い上がりのきしみがつらい人 |
| ②中価格帯 1,000〜2,000円前後 | ダメージやうねりが気になり始めた/香りやデザインも含めてバスタイムを楽しみたい/プチプラから一段上げたい | いまのプチプラで不満がない人(変えても差を感じにくいことがあります) |
| ③サロン専売・高級ライン 3,000円〜 | カラー・パーマ・縮毛矯正の履歴が多い/自分の髪をプロに見て選んでほしい/髪が「いちばん直したいところ」である | まずは乾かし方やドライヤーの見直しで変わる余地がある人 |
意外と見落とされがちなのが、いちばん右の列。「価格を上げる前に、まずやることがある」場合もけっこうあります。たとえば、濡れた髪を自然乾燥のまま放置している、ドライヤーを至近距離で当てている、といった毎日の習慣は、シャンプーの価格差より大きく仕上がりを左右することも。
頭皮のコリやベタつきが気になるなら、洗い方や頭皮ケアの道具を見直すのも選択肢です。頭皮エステ機器を使ってみたレビューもあわせてどうぞ。カラーの色持ちが悩みなら、カラーシャンプーで黄ばみを抑えるケアのように、価格帯を上げるのではなく目的別のアイテムを足すほうが近道なこともあります😊
まとめ|価格だけで選ぶ前に知っておきたいこと
ヘアケアの相場・まとめ
- 相場はプチプラ500〜1,000円/中価格1,000〜2,000円/サロン専売3,000円〜の3段階
- 売り場の中心は1,000円台に移りつつあるけれど、調査ではシャンプーに1,000円以下という人が6割超。相場に合わせて焦る必要はない
- 予算を上げるなら、髪の傷みが悩みならトリートメント・アウトバスから、頭皮の悩みならシャンプーから
- ヘアエッセンスのような「増えたステップ」は、いまのケアで物足りなくなってからで十分間に合う
- 価格を上げる前に、乾かし方・ドライヤーの使い方といった習慣を見直すと、お金をかけずに変わる余地があることも
ヘアケアは毎日続くものだからこそ、「背伸びして買った1本」より「気持ちよく使い続けられる1本」のほうが、結果的に髪にとって良かったりします。相場はあくまで目安として、自分の悩みと予算のバランスで選んでいきましょうね✨
この記事で紹介したアイテムは、こちらからチェックできます😊
【注記】
*¹ 補修=うるおいを与えて、髪をなめらかに整えること(メーカーの表記に準じています)。
*² 価格は2026年8月上旬時点の各通販サイトでの実売価格の目安です(税込)。販売店やタイミングによって変わります。
※本記事は公開されている公式情報・調査データをもとにした一般的な情報の整理です。価格や仕様は変更されることがあります。感じ方には個人差があり、頭皮のかゆみ・湿疹などが続く場合は、自己判断せず皮膚科など専門機関にご相談ください。

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