有効成分:ライスパワーNo.11
その他の成分:水、1,3-ブチレングリコール、2-エチルヘキサン酸セチル、濃グリセリン、ステアリン酸、ミリスチン酸オクチルドデシル、ホホバ油、オリブ油、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、ベヘニルアルコール、ショ糖脂肪酸エステル、モノステアリン酸ポリグリセリル、マルチトール、メチルポリシロキサン、N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム、バチルアルコール、メチルパラベン、天然ビタミンE、L-アルギニン、キサンタンガム、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エデト酸二ナトリウム、L-セリン、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、ヒアルロン酸ナトリウム(2)
- 米から生まれた皮膚水分保持能改善成分ライスパワーエキスNo11を配合した薬用クリーム
- その場限りのスキンケアではなく「お肌本来の状態を改善」するのが目的
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成分解析
医薬部外品のため、その他の成分は濃度順に記載されておらず配合量は読み取れません。
なので今回は有効成分である「ライスパワーNo11」と「リスクのある成分はないか」という点をメインに解析していきますね。
ライスパワーNo11はちょっと珍しい成分
肌荒れやアトピー向けの化粧品の成分の方針は大きく分けて2種類。
- グリチルリチン酸2Kなど抗炎症成分で、肌の炎症を鎮めるタイプ(根本的な解決ではないけど、すぐに効果が出やすい)
- セラミドなど細胞間脂質を補う成分で、肌のバリア機能を高めるタイプ(すぐに効果は出にくいけど、肌の根本的なケアができる)
ライスパワーNo11は後者です。
アトピスマイルは有効成分としてセラミドの生成を助ける「ライスパワーNo11」や、天然保湿因子を構成するアミノ酸が入っています。
つまりアトピスマイルは『肌の保湿&バリア機能を高めて、肌の状態を根本から改善していくクリーム』ということです。
また、有効成分ではないものの、グリチルリチン酸2Kが入っているので、抗炎症効果も期待できるかも。
そしてこの『ライスパワーNo11』を使ったコスメって珍しくて、私の知っている限りではアトピスマイルを販売する勇心酒造株式会社とKOSEのコスメにしか入っていません。
他の成分に比べて、ライスパワーNo11を試したことがある方も少ないんじゃないでしょうか。
なので他の肌荒れケアコスメで効果を得られなかった方にも試してみる価値はあるんじゃないかと思います。
低刺激でお肌に優しい処方
「リスクのある成分はないか」に関しては、明らかに刺激などのリスクが高い成分は入っていません。
気にする人が多そうな成分はパラベンですね。パラベンの中でも刺激が強めと言われているバチルパラベンも入っています。
どうしてもパラベンが不安だと感じる方は、アトピスマイルは合わないかもしれませんね。。。
パラベンは化粧品の防腐として少量配合される分には安全な成分だし、刺激が弱いメチルパラベンなどと組み合わせて配合されているので、私はそこまで問題ないとは考えています。
他にも乳化などの調整系の成分でわずかな刺激のリスクのある成分はちょこちょこ見当たります。
でも、他の敏感肌・アトピー向け製品にも同じように入っているレベル。
全体としてはかなり低刺激で、敏感肌やアトピー肌の根本的なケアにおすすめのクリームです。
まとめ
- ライスパワーNo11はお肌の保湿&バリア機能を高めて、根本から解決する成分
- ライスパワーNo11は他のコスメにはあまり入っていない珍しい成分
- 気になるものはゼロではないけど、基本的には低刺激でお肌に優しい設計
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全成分の詳細
ライスパワーNo.11 | 保湿 |
---|---|
水 | ベース |
1,3-ブチレングリコール | ベース(保湿) |
2-エチルヘキサン酸セチル | エステル油 |
濃グリセリン | 保湿 |
ステアリン酸 | 洗浄or調整 |
ミリスチン酸オクチルドデシル | エステル油 |
ホホバ油 | エステル油 |
オリブ油 | 保湿orクレンジング |
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル | エステル油 |
ベヘニルアルコール | 乳化安定・調整 |
ショ糖脂肪酸エステル | 乳化 |
モノステアリン酸ポリグリセリル | 乳化or分散 |
マルチトール | 保湿 |
メチルポリシロキサン | 皮膜形成 |
N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム | 乳化 |
バチルアルコール | 保湿 |
メチルパラベン | 防腐 |
天然ビタミンE | 酸化防止剤 |
L-アルギニン | 保湿・ph調整 |
キサンタンガム | 増粘 |
プロピルパラベン | 防腐 |
ブチルパラベン | 防腐 |
エデト酸二ナトリウム | キレート |
L-セリン | 保湿 |
疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース | 増粘 |
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 | 乳化・増粘 |
2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール | ph調整 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 整肌 |
ヒアルロン酸ナトリウム(2) | 保湿 |
ライスパワーNo.11 | 保湿 | 医薬部外品として一定量配合した場合「皮膚水分保持能の改善」が認められた有効成分です。 肌の保湿・バリア機能にとても重要なセラミドの生成を助けます。 肌を根本から整えるスキンケアに優秀な成分です。 |
---|---|---|
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
1,3-ブチレングリコール | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますが、さっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
2-エチルヘキサン酸セチル | 保湿orクレンジング | 化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。 クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。 炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。 |
濃グリセリン | 保湿 | 化粧品によく使われる低刺激な保湿成分です。 一般的なグリセリンは85%前後の濃度ですが、濃グリセリンは95%以上の濃度。 グリセリンよりもさらに保湿力が高く、重いテクスチャをしています。 |
ステアリン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。刺激が少し強めです。 テクスチャ調整や乳化の補助のために配合されることもあります。 |
ミリスチン酸オクチルドデシル | 保湿orクレンジング | 化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。 クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。 炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。 |
ホホバ油 | 保湿orクレンジング | 植物(ホホバ)の種から採れるけど、油脂ではなくエステル油に分類される成分。 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌なじみがよく、さっぱりした使用感が特徴。 油脂に比べて安定性が高く、アクネ菌のエサにならないので、ニキビ肌でも使いやすい油性成分です。 |
オリブ油 | 保湿orクレンジング | オリーブの果実から採れる油脂です。 皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。 油脂の中ではやや重めのテクスチャで、しっとり感は強いですが、配合量が多いとべたつくことも。 また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意です。 |
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル | 保湿orクレンジング | 化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。 クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。 炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。 |
ベヘニルアルコール | 乳化安定・調整 | 水の中に油が溶け込むO/W型の乳化を安定させます。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。 製品のテクスチャを調整するために配合されることもあります。 |
ショ糖脂肪酸エステル | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 |
モノステアリン酸ポリグリセリル | 乳化or分散 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 酸化チタンなどの顔料を水中に分散する目的で配合されることもあります。 |
マルチトール | 保湿 | グリセリンに近い働きをする、一般的な保湿成分です。 湿度による変化を受けにくい、安定した性質を持ちます。 |
メチルポリシロキサン | 皮膜形成 | 肌や髪に皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る、直鎖状シリコーン(ジメチコン)です。 ジメチコンはシリコーンの中で皮膜力が高く、重いテクスチャを持ちます。 メチルポリシロキサンはジメチコンの中ではやや軽め。 嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。 高濃度で日焼け止めやファンデーションに配合されていると落としにくく、毛穴の詰まりの原因になることがあります。 ヘアケア商品で高濃度の場合は、ぺたんと重い髪になりやすいので注意しましょう。 |
N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム | 乳化 | アミノ酸系のアニオン(陰イオン)界面活性剤です。乳化目的で配合されます。 アニオン界面活性剤では珍しく、洗浄・気泡力をほとんど持ちません。 電解質との相性が良く、主にビタミンC誘導体やアミノ酸などの電解質を含む成分の乳化に使われます。 高濃度では刺激の可能性はゼロではありませんが、乳化剤として入っている程度ではほぼ無刺激でしょう。 |
バチルアルコール | 保湿 | 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。 べたつきにくく、さっぱりした被膜を作るのが特徴。 増粘してテクスチャを整える役割もあります。 |
メチルパラベン | 防腐 | ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。 パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。 メチルパラベンは代表的なパラベン4種類の中で、少し防腐力は弱めですが、低刺激です。 |
天然ビタミンE | 酸化防止剤 | 製品の酸化を防ぎます。 ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。 防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。 |
L-アルギニン | 保湿・ph調整 | 人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれます。 他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。 製品をアルカリ性にするph調整の役割も。 基本的には刺激はありませんが、まれにピーリング目的で高濃度で配合されているものがあります。 その場合は乾燥や刺激の原因になりがちなので使い方に注意しましょう。 |
キサンタンガム | 増粘 | 化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。 |
プロピルパラベン | 防腐 | ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。 パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です |
ブチルパラベン | 防腐 | ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。 パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。 ブチルパラベンは代表的なパラベン4種類の中でも高い防腐力を持ちますが、刺激は強くなるので要注意です。 |
エデト酸二ナトリウム | キレート | 製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。 刺激の可能性も指摘されていますが、化粧品に少し配合される程度ではそれほど影響はありません。 品質の維持に意味のある成分ですし、無理に避ける必要はないでしょう。 |
L-セリン | 保湿 | 人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれます。 他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。 |
疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース | 増粘 | 化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。 |
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 | 乳化・増粘 | 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 肌への刺激はほとんどないと言われていますが、わずかな眼睛刺激は指摘されています。 |
2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール | ph調整 | 製品をアルカリ性にするph調整剤です。 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 抗炎症 | 肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。 有効成分として配合できる成分で、ある程度の濃度があれば、けっこうすぐに効果が現れます。 抗炎症成分が複数配合されていたり、他の抗炎症系コスメと重ね塗りしたり、長期的に使いすぎると、肌本来の機能が弱まる可能性もあるので注意。 |
ヒアルロン酸ナトリウム(2) | 保湿 | 化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。 肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。 粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。 |