【全成分＆成分解析】ビューティーモール オールインワンジェルリッチリフトジェル

Instagramで1.7万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

【毎日更新中】Instagramはこちら⇒@alice_kaiseki

今回はビューティーモールのオールインワンジェルリッチリフトジェルの成分解析です。

オールインワンジェルリッチリフトジェルの成分解析

2022年12月に、ハリ弾力をサポートする成分に関する大幅なリニューアルがあったアイテム。

まずはリニューアルでどう変わったのかを解説していきます。

2022年にリニューアル

• 商品名が「フラーレンオールインワンラメラリッチジェル」→「オールインワンジェルリッチリフトジェル」
• ナイアシンアミドなし→3%配合に
• ペプチドの種類が変更

まず大きな変化は、ナイアシンアミドが3%の濃度で追加されたこと。

ナイアシンアミドはお肌の透明感やハリ弾力をサポートする効果がある保湿・整肌成分で、医薬部外品では美白やシワ改善の有効成分としても認められています。

ビューティーモールのジェルの場合は医薬部外品ではありませんが、3%というのは「多すぎず少なすぎない適切な濃度」なので、かなり嬉しいポイントですね。

あとはペプチドの種類が変わっています。

旧	新
アセチルデカペプチド-3 オリゴペプチド-24 トリフルオロアセチルトリペプチド-2 カフロオイルテトラペプチド-3 ヘキサペプチド-3 トリペプチド-10シトルリン	パルミトイルトリペプチド-1 パルミトイルテトラペプチド-7 パルミトイルトリペプチド-38 酢酸N-プロリルパルミトイルトリペプチド-56

数は減っているのですが、使われているペプチドの種類が変わっています。

種類を見た感じ、おそらく「MATRIXYL 3000」「MATRIXYL SYNTHE’6」「MATRIXYL MORPHOMICS」の3つのペプチド原料が使われていますね。

世界的にも有名なマトリキシルという原料で、ペプチドの中でも特におすすめのもの。

規定値以上の濃度が入ったものには、認証マークがつくので、このジェルは既定値濃度には満たしていないようですが、それでも入っているだけで大きなメリットのある成分です。

「マトリキシルの認証マーク付き」にこだわるなら、同時発売のオールインワンLぺプチジェルがおすすめです。

あとはビタミンCの種類が減ったり、セラミドの種類が増えたりと、いろいろ変わっていますが、ビューティーモールなので基本的な「大幅な改良リニューアル」だと思ってOKです。

他の訴求成分をチェック

ビタミンC誘導体（VCIP・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、APPS・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、アスコルビルリン酸Na）

攻めのスキンケアでは必須級に取り入れたい、ビューティーモールで定番の整肌成分。持続力に優れたVCIPや、浸透力に優れたAPPSが入っています。

ビタミンE誘導体（トコフェリルリン酸Na）

こちらもビューティーモールで定番の整肌成分。高い抗酸化力（製品の抗酸化）を持っています。原料が高いので、入っているのは当たりです！

セラミド系（カプロオイルフィトスフィンゴシン、セラミドAP、セラミドNP、セラミドNG、セラミドNS、セラミドAS、グルコシルセラミド、セラミドAG、セラミドEOP）

セラミドは人の肌の角質層で、細胞同士の接着剤のような役割を果たす成分。不足すると乾燥やゆらぎの原因になるので、スキンケアでは必須級に取り入れたい保湿成分です。

フラーレン

ビタミンCの100倍とも言われる、高い抗酸化力（製品の抗酸化）を持っています。成分重視のブランドではよく見かける優秀な成分です。

他にもお肌を健やかに保つ［パンテノール］［グリチルリチン酸2K］や、ヒアルロン酸などの定番の保湿成分も入っています。

オールインワンじゃなくても使用OK

アイテム分類はオールインワンですが、「他にも使いたいアイテムがある！」って人も多いんじゃないでしょうか。

そういう人は、無理にオールインワンとして使わなくてもOK👍

美容液や、仕上げのジェルクリーム的な立ち位置で、他のアイテムとの併用も出来ます。

しっかり保湿成分が入っているから、もちろんオールインワンとしての使用もOKです🙌

デメリットはあるの？

• フラーレンマークがついていない
• APPSやTPNaの濃度は不明
• セラミドも濃度不明

ビューティーモールの他のアイテムを見てみると「マトリキシルマーク付き」「フラーレンマーク付き」「APPS＆TPNaを1%配合」「セラミドを12%配合」と、各成分の濃度が記載されたものがありますが、このジェルはそういった記載はナイアシンアミドだけなんです。

各成分の濃度にこだわるなら、記載のあるものを選んだ方が良いでしょう。

オールインワンジェルリッチリフトジェルはいろんな成分をバランス良く取り入れるタイプのアイテムです。

まとめ

オールインワンジェルリッチリフトジェルの良いところはこの2つ。

• ビューティーモールの中では買いやすい価格設定
• スキンケアで取り入れたい成分がバランス良く入っている

予算を抑えたい人や、濃い成分だと刺激を感じやすい人、ビューティーモールをまず手軽に始めてみたい初心者さんにおすすめのアイテムです。

レビュー記事はこちら

全成分と配合目的（予想）

成分名	概要・目的	評価
水	ベース
グリセリン	ベース（保湿）
BG	ベース（保湿）
ナイアシンアミド	整肌・透明感＆ハリ弾力サポート	★
ペンチレングリコール	ベース（保湿・抗菌）	△
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル	油溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
トコフェリルリン酸Na	油溶性ビタミンE誘導体（整肌・製品の抗酸化）
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na	APPS・両親媒性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
パルミトイルトリペプチド-1	ペプチド（ハリ弾力サポート）
パルミトイルテトラペプチド-7	ペプチド（ハリ弾力サポート）
パルミトイルトリペプチド-38	ペプチド（ハリ弾力サポート）
酢酸N-プロリルパルミトイルトリペプチド-56	ペプチド（ハリ弾力サポート）
アスコルビルリン酸Na	APS・水溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）
パンテノール	整肌
カプロオイルフィトスフィンゴシン	疑似セラミド（保湿）
セラミドAP	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドNP	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドNG	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドNS	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドAS	ヒト型セラミド（保湿）
グルコシルセラミド	保湿
セラミドAG	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミドEOP	ヒト型セラミド（保湿）	★
フラーレン	整肌・製品の抗酸化	★
α-アルブチン	整肌
グルタチオン	整肌・製品の抗酸化	★
コレステリルグルコシド	保湿
水添レシチン	両性界面活性剤（乳化）
フィトステロールズ	保湿・乳化安定
ヒメフウロエキス	植物エキス（保湿）
ユビキノン	保湿・製品の抗酸化
水溶性プロテオグリカン	保湿
ポリクオタニウム-51	リピジュア（保湿）
セイヨウオオバコ種子エキス	植物エキス
アーチチョーク葉エキス	植物エキス（引き締め）
キハダ樹皮エキス	植物エキス（整肌・引き締め・抗菌）
シクロペンタシロキサン	シリコーン（皮膜形成）
スクワラン	炭化水素油（エモリエント）
ホホバ種子油	エステル油（エモリエント）
加水分解ヒアルロン酸	保湿
ヒアルロン酸クロスポリマーNa	保湿
ヒアルロン酸Na	保湿
カプリリルグリコール	保湿・抗菌
PVP	保湿
グリチルリチン酸2K	整肌	★
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン	乳化安定
オクチルドデカノール	高級アルコール（エモリエント）
ポリソルベート20	非イオン界面活性剤（乳化）
ポリアクリル酸Na	増粘
カルボマー	合成ポリマー（増粘・乳化安定）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
水酸化K	ph調整
フェノキシエタノール	#N/A	#N/A