【成分解析】ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX|APPS×ナイアシンアミドの実力とVCエチル非配合の真相

Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

「ビタミンC化粧水といえばこれ」と言われるくらい長く売れている、ドクターシーラボの[VC100]ライン。その化粧水が2025年2月にリニューアルして、パッケージも白ベースに変わりました。ドラッグストアでもECでもずっと上位にいるロングセラーなので、名前は知っているという方も多いと思います。

ただ、この製品って広告では「3種のビタミンC」「VCエチル配合」みたいな言葉をよく見かけるのに、実際の全成分を読んでみると「あれ?」と首をかしげるところがあるんです。今回はそのあたりも含めて、公式の全成分表示をベースに、私なりに正直に解析していきますね。

なお、今回とりあげるのは公式オンラインショップの「VC100エッセンスローションEX(商品コード00111976)」です。実はVC100ローションには世代違い・スペシャル版があって、そこがこの記事のいちばんの読みどころにもなっています。

ひとことで言うと

ありす

本品EXの主役は「高浸透ビタミンC=APPS」と「安定型ビタミンC=SAP」の2種+[ナイアシンアミド]。広告で聞く”VCエチル入りの3種のビタミンC”は、実はこのEXには入っていません。エタノール無添加なので、アルコールが苦手な人でも使いやすいビタミンC化粧水だと思います。

この記事のポイント

この記事のポイント

  • 主役は「マイクロ高浸透ビタミンC」=[パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)]。全成分の5番目と上位にあり、処方の中心。水にも油にもなじむ両親媒性で、角層を通り抜けやすいのが特徴です。さらに独自の「マイクロ安定化技術」でカプセル化し、肌に触れるまで安定して届ける設計とも訴求されています(カプセル化技術自体の安定性を示す第三者データは確認できず、ブランドの実績からして相応にしっかりしていそうというのが正直な評価です)。細胞内のビタミンCを増やしたという研究や、毛穴まわりの色素沈着がまず改善したという小さなヒト試験があります(出典1・2)。
    確信度:機序+小規模ヒトデータあり。ただし「◯倍浸透」等の数値、カプセル化の安定性はメーカー公表のみ。
  • これはリニューアル品。”VCエチル入りの3種のビタミンC”は本品EXには入っていません。EX(00111976)の実体はAPPS+[アスコルビルリン酸Na(SAP)]の2種+[ナイアシンアミド]。VCエチルを実配合するのは別世代のスペシャル版(商品コード00113491)です。
    確信度:強い(公式全成分を直接確認済み)。
  • [ナイアシンアミド]を上位(7番目)に配合。メラニンの受け渡しを抑える美白の働きに、バリアを整える・炎症を抑えるが加わる”三刀流”。ハイドロキノン4%と比較した小規模な試験で、統計的に有意な差が見られなかった(=一定の改善が期待できそう)という報告もあります(出典7)。
    確信度:機序は比較的しっかり。ただし1件の限られた試験結果で、本品の配合濃度も非公開のため過度な期待は禁物。

基本情報

ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEXのパッケージビジュアル
(出典:JNTLコンシューマーヘルス株式会社 ニュースリリース 2025年2月17日/PR TIMES)
ブランドDr.Ci:Labo(ドクターシーラボ)/JNTLコンシューマーヘルス
価格・容量28mL〜285mLの容量バリエーションあり(価格は公式オンラインショップ参照)
発売日2025年2月17日(VC100ライン刷新の第1弾・白パッケージ)
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。

成分解析

ここからは、注目したい成分を役割ごとに見ていきますね。研究データはあくまで参考として軽く添えつつ、「結局この化粧水は肌に何をしてくれるのか」を中心にお話しします。全成分は配合量の多い順に並んでいて、この製品は薬用(医薬部外品)ではなく化粧品なので「有効成分/その他の成分」という区分けはなく、26成分がフラットに並んでいます(全成分の一覧表は記事の最後にまとめています)。

主役はAPPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)― 速く深く届く高浸透ビタミンC

まず本品のいちばんの主役、[パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na]。原料名では「アプレシエ」、通称[APPS]と呼ばれる高浸透ビタミンC誘導体です。メーカーが「マイクロ高浸透ビタミンC」と呼んでいるのがこれで、全成分でも5番目と上位に配合されています。

何がすごいかというと、ビタミンC(L-アスコルビン酸)に、水になじむリン酸基と、油になじむパルミチン酸(長い油の鎖)の両方をくっつけた構造をしていること。つまり1分子で水にも油にもなじむ「両親媒性」なんです。肌の角層は油の膜(脂質バリア)で守られているので、水にしか溶けないビタミンCは本来なかなか入りにくい。でもAPPSは油になじむ部分を使ってこのバリアを通り抜けやすく、肌の中でビタミンC本体に変換される、という設計です。

さらにメーカーは、このAPPSを独自の「マイクロ安定化技術」でカプセル化し、「肌に触れるまで高濃度で安定してお届けする」とも訴求しています。ドクターシーラボは化粧品開発に力を入れてきたブランドなので、技術としてはそれなりにしっかり作り込まれているのだろうとは思います。ただ、このカプセル化がどのくらいの期間・条件でAPPSの安定性を守れているのか、という第三者データまでは見つけられませんでした。公式の定性的な説明以上のことは分からない、というのが正直なところです。

両親媒性のAPPSが角層の脂質バリアを通り抜け肌の中でビタミンCに変換されるまでのフロー図
APPSの浸透機序(筆者作成/出典1:Shibuya et al., Nutrients 2017;9(7):645)

研究で分かっていること

ヒトの真皮線維芽細胞にAPPSを1時間加えると、細胞の中のビタミンCが約4.1倍に増えたという報告があります(純粋なビタミンCでは2.3倍)。しかもビタミンCを運ぶ専用の輸送体に頼らずに入っていた=「壊れずに速く入る」裏付けと考えられています。三次元の表皮モデルでもビタミンC量が上がりました(培養細胞・皮膚モデルでの研究/出典1)。人での試験としては、APPSの外用で「まず毛穴まわりの色素沈着から改善した」という小規模な試験もあります(単盲検・プラセボ対照の短報/出典2)。

これとは別に、ドクターシーラボ(JNTLコンシューマーヘルス)は2025年6月、皮膚科学系の国際学会「IMCAS Asia 2025」でAPPS配合の化粧水・乳液に関する臨床データを発表しています。1日2回・8週間使用で、うるおいが21.6%、ハリが14.6%、ツヤが8.7%向上し、色素沈着は5.9%減少、コラーゲン合成も促進されたとのことです(出典:JNTLコンシューマーヘルス株式会社 2025年6月18日配信/PR TIMES)。こちらは学会で発表されたメーカー自社の臨床データで、被験者数や試験デザインの詳細、査読の有無までは確認できていないので、あくまで参考情報として捉えてください。

正直に留保しておきたいのは、「ビタミンCの◯倍浸透」といった具体的な倍率は、原料メーカーの定性的な説明が中心で、私が一次データまで確認できたわけではない、ということ。また「安定型」と紹介されがちなAPPSですが、水溶液の中ではむしろ加水分解を受けやすい一面もあります。だからこそ本品は、後で出てくるアルギニンやクエン酸NaによるpH安定化と、メーカー独自のカプセル化技術による保護という、いわば二重の設計で安定性を支えているのだと考えられます(ただしカプセル化そのものの安定性データは前述のとおり未確認です)。

ありす

ざっくり言うと、APPSは「バリアをすり抜けて肌の中でビタミンCに戻る、通り抜け上手なビタミンC」。くすみや透明感に期待したい人にはうれしい成分だと思います。ただ研究の多くは培養細胞や小さな試験段階なので、「絶対シミが消える」ではなく「理論的には期待できる」くらいの温度感で捉えるのがちょうどいいかなと思います。

相棒のSAP(アスコルビルリン酸Na)― 水系で安定・皮脂ケアも

6番目に来るのが[アスコルビルリン酸Na]、通称[SAP]。こちらは水になじみやすい「安定型」のビタミンC誘導体で、処方の水の部分にしっかり安定して存在してくれます。肌の酵素でビタミンCに変換されるのは同じ。APPSが「浸透」担当なら、SAPは「安定・皮脂ケア・美白」担当という感じで、性格の違う2種を組み合わせているのが本品の設計です。

研究で分かっていること

5%のSAPローションでニキビが12週間で有意に改善したというヒトの試験(出典3)や、1%のSAPでアクネ菌を抑えたり、紫外線による皮脂の酸化を抑えたという報告があります(出典4)。ただし本品のSAP濃度は非公開なので、これらの試験と同じ効果が本品で出るとは限りません。

ありす

SAPは皮脂の酸化やニキビにもうれしいというデータがあるので、テカリやざらつきが気になる人にも合いやすいビタミンCだと思います。APPSとSAP、性格の違う2枚看板なのがこの化粧水の面白いところですね。

ナイアシンアミド ― 美白・バリア・抗炎の三刀流

7番目の[ナイアシンアミド]も、この製品では見逃せない存在です。上位に入っていて、しかも働きが幅広い。私は勝手に”三刀流”と呼んでいます。

  • 美白:メラニンが入った袋(メラノソーム)を、肌の細胞へ受け渡すのを抑えることで、表面のメラニンを減らす働き(出典5)。
  • バリア強化:セラミドなどの角層の脂質が作られるのを助けて、肌の水分の蒸発を抑える=乾燥に強い肌に(出典6)。
  • 抗炎・抗酸化:肌のゆらぎや炎症を落ち着ける方向の働き。

研究で分かっていること

4%のナイアシンアミドと4%のハイドロキノン(美白の代表成分)を顔の左右で比較した、肝斑を対象にした小規模な試験(8週間)があります。この試験では、両者の改善度に統計的な有意差は見られなかった=ナイアシンアミド側も一定の改善は見られた、という報告ですが(出典7)、あくまで対象者数の限られた1件の試験結果であり、これだけで「ハイドロキノンと同等の効果がある」と言い切れるものではありません。副作用の報告がナイアシンアミド側でやや少なかったという点も、参考情報にとどめてください。人での有効域はおおむね2〜5%とされます(総説/出典8)。

ここでも正直に。本品のナイアシンアミド濃度は公表されていないので、「有効域に入っているか」は分かりません。とはいえ全成分で7番目という上位配合なので、そこそこ効いていることは期待していいと思います。

ナイアシンアミドという成分そのものについては、当ブログの「ナイアシンアミドとは?」の記事でも詳しく解説しているので、あわせてどうぞ。

ありす

ナイアシンアミドは美白もバリアも炎症ケアもこなす、いわば器用な優等生。ビタミンC誘導体とは違う角度から透明感を後押ししてくれるので、2種のビタミンCとの相性もいいと思います。

保湿・整肌を支える処方設計(ヒアルロン酸・リピジュア系ポリマーなど)

ビタミンCの印象が強い製品ですが、化粧水として気持ちよく使うための保湿設計もしっかりしています。

  • [ヒアルロン酸Na]:肌表面で水を抱える定番。しっとり・つや感を演出します。
  • [加水分解ヒアルロン酸]:低分子にして角層になじみやすくしたタイプ。分子量の違うヒアルロン酸を重ねて「表面+角層」の保湿を厚くする狙い。
  • [加水分解コラーゲン]:塗った後のなめらかさ・ハリ感を出す保湿成分(塗ったコラーゲンが肌のコラーゲンになるわけではありません)。
  • [ポリクオタニウム-51(=リピジュア)]:細胞膜に似たリン脂質ポリマー。高い保水力と摩擦の少なさで「もちっ」とした感触を作る、医療材料由来の低刺激系ポリマーです。
  • [ポリクオタニウム-61]:ポリクオタニウム-51と同系統のカチオン性ポリマー。保水皮膜を作り乾燥から守るヴェールになります。
  • [グリセリン]:代表的な保湿剤(ヒューメクタント)。土台のうるおいを支えます。
  • [BG]:保湿・溶剤。化粧水のベースとしておなじみの成分。
  • [DPG]:グリセリンより軽い使用感を作る保湿・溶剤成分。
  • [トレハロース]:糖類の保湿成分。乾燥時に細胞・タンパク質を保護する性質があります。
ありす

ビタミンC化粧水って人によっては「さっぱりしすぎ」と感じることもあるのですが、本品はリピジュアやヒアルロン酸で保湿の層をきちんと作っているので、しっとり寄りの使い心地だと思います。

防腐・pH安定の裏方(フェノキシエタノール・アルギニン・クエン酸Naほか)

最後に、目立たないけれど大事な裏方たち。

  • [フェノキシエタノール]:パラベンフリーの本品で防腐を担う主防腐剤。
  • [1,2-ヘキサンジオール]:フェノキシエタノールと組んで防腐系を軽くする抗菌補助成分。4番目と上位配合。
  • [アルギニン]:ビタミンC誘導体は酸化やpHの影響を受けやすいので、pHを中和して安定化を下支えします。
  • [クエン酸Na]:アルギニンと並び、pHを一定に保つ緩衝剤としてビタミンC誘導体の安定化を支えます。
  • [PEG-30グリセリルココエート]:エタノール無添加でも、柑橘精油などの油性成分を透明な化粧水に均一に溶かし込む可溶化剤。
  • [PEG-32]:保湿・溶剤としても働くポリエチレングリコール。可溶化・粘度調整を補助(重合度小さめ)。
  • [PEG-75]:保湿・溶剤としても働くポリエチレングリコール。可溶化・粘度調整を補助(重合度大きめ)。
  • [PPG-10メチルグルコース]:糖由来の可溶化・エモリエント成分。
  • [PPG-20メチルグルコース]:糖由来の可溶化・エモリエント成分。
  • [ポリソルベート80]:柑橘精油を透明な処方に溶け込ませる可溶化・乳化剤。
ありす

この可溶化剤の並びが地味に大事で、「アルコールを使わずに精油入りの透明な化粧水を成立させる」ための工夫なんです。エタノールが苦手な人への配慮が処方から読み取れて、私は好印象でした。

正直に気になる点

いいところばかりではなく、買う前に知っておいてほしい点も率直に書きますね。

「VCエチル・3種のビタミンC」は本品EX(00111976)には非配合|別世代スペシャル版との違い

これがこの記事でいちばんお伝えしたいところ。広告や紹介記事で「高浸透持続型ビタミンC=[VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)]を加えた3種のビタミンC」という言葉を見かけると思うのですが、今回の本品EX(公式商品コード00111976)の全成分には、VCエチル(エチルアスコルビン酸)は含まれていません。私が公式の全成分表示を直接確認しています。

本品EXに実在するビタミンC誘導体は、[APPS]と[SAP]の2種。ここに[ナイアシンアミド]を足した「2+1」設計、というのが正確な姿です。

じゃあ「VCエチルの3種」は何なのかというと、それを実配合しているのは別世代のスペシャル版(商品コード00113491)のほう。そちらはAPPS+VCエチル(SAPは非配合)という別の組み合わせです。つまり広告文と全成分が矛盾しているわけではなく、「どの世代・どの品番の話か」で中身が変わる、ということ。

  • VCエチル目当ての人は、品番00113491(スペシャル版)を選ぶ必要があります。
  • 「どのVC100を買えばいいか」で迷っている人は、パッケージ(白=新EX/オレンジ=旧)と品番を必ず確認してください。

なお、リニューアル前(オレンジパッケージ・旧処方)のVC100エッセンスローションEXを解析した記事もあります。「リニューアルで何が変わったのか」が気になる方は、旧処方時代のVC100 EXを解析した記事もあわせてどうぞ。

ありす

正直、ここは私も最初「あれ?」と思ったところ。広告の言葉だけで買うと「思っていたビタミンCと違った」となりかねないので、VCエチル狙いの人はとくに品番チェックをおすすめします。

柑橘精油(グレープフルーツ・オレンジ果皮油)と清涼成分(乳酸メンチル)の注意点

本品は「無香料・アルコール(エタノール)無添加」を謳っていますが、成分表の末尾に[グレープフルーツ果皮油][オレンジ果皮油]という柑橘の精油と、[乳酸メンチル]という清涼成分が入っています。

  • 香りは「無香料」ではなく精油由来。配合は末尾=ごく微量ですが、柑橘の香りが苦手な人・柑橘でかぶれた経験がある人は、パッチテストをしてからのほうが安心です。
  • [乳酸メンチル]はメントールより穏やかな、じんわりした冷感を出す成分。清涼感が心地よい人もいますが、冷感が苦手な人や敏感肌の人は反応することもあるので、こちらも頭に入れておいてください。
ありす

「アルコール無添加=刺激ゼロ」ではないんですよね。精油と清涼成分が入っているぶん、敏感肌さんは腕の内側などで一度試してからがおすすめです。無添加表示は便利ですが、中身は成分表で確かめるのがいちばんだと思います。

向いている人/使う前に確認したい人

🙆‍♀️ 向いていそうな人

  • ビタミンC美容で「透明感・くすみ・毛穴・キメ」にアプローチしたい人。
  • アルコール(エタノール)が苦手で、それでもビタミンC化粧水を使いたい人(本品はエタノール無添加)。
  • APPS(高浸透ビタミンC)とナイアシンアミドを化粧水段階でまとめて取り入れたい人。
  • 入手性のよいロングセラーや、容量バリエーション(28mL〜285mL)を重視する人。

🔍 使う前に確認したい人

  • 柑橘の香り・精油が苦手/柑橘でかぶれた経験がある人(末尾微量だがパッチテスト推奨)。
  • 清涼感・冷感が苦手/敏感肌の人(乳酸メンチルによるじんわり冷感あり)。
  • ビタミンC誘導体で過去にピリついた経験がある人(pH・濃度で軽い刺激が出ることがあります)。
  • 「VCエチル入りの3種のビタミンC」目当ての人(本品EXには非配合。実配合は別世代のスペシャル版00113491)。
ありす

ざっくり言うと「アルコールが苦手なビタミンCユーザー」にはかなり合いやすい一本。逆に柑橘や冷感が苦手な敏感肌さんは、香り・使用感の相性を先に確かめてほしいなと思います。

同じVC100ラインのシートマスクを解析した記事もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. VC100エッセンスローションEXには「VCエチル」は入っていますか?
A. 本品EX(公式商品コード00111976/白パッケージ)には入っていません。実在するビタミンC誘導体はAPPSとSAPの2種です。VCエチルを配合しているのは別世代のスペシャル版(品番00113491)なので、購入時は品番を確認してください。

Q. 医薬部外品(薬用)の美白化粧水ですか?
A. いいえ、本品は化粧品です。そのため「有効成分」という表示区分はなく、全26成分がフラットに並びます。ただしAPPS・SAP・ナイアシンアミドといった、研究データのあるビタミンC誘導体・美容成分が上位に配合されています。

Q. アルコールが苦手ですが使えますか?
A. 本品はエタノール(アルコール)無添加です。ただし柑橘精油と清涼成分(乳酸メンチル)は入っているので、香りや冷感が気になる方はパッチテストをおすすめします。

Q. これを使えばシミは消えますか?
A. 化粧品なので「シミが消える」と断定はできません。ただAPPSやナイアシンアミドには、くすみ・色素沈着に関する研究データがあり、透明感の底上げは理論的に期待できます。過度に期待しすぎず、日々のケアとして続けるのが現実的だと思います。

まとめ

ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX(00111976)は、「高浸透ビタミンC=APPS」と「安定型ビタミンC=SAP」の2種に、美白・バリア・抗炎の三刀流[ナイアシンアミド]を上位で組み合わせた、”攻めの透明感”設計のビタミンC化粧水でした。エタノール無添加で、アルコールが苦手な人でも取り入れやすいのが大きな魅力です。

いっぽうで、広告で聞く「VCエチル入りの3種のビタミンC」は本品EXには非配合で、それは別世代のスペシャル版の話。ここを知らずに選ぶと「思っていたのと違う」になりかねないので、品番チェックはぜひ。柑橘精油と清涼成分の相性だけ気をつければ、ビタミンC美容の入り口として頼れる一本だと思います。

ビタミンC誘導体そのものをもっと知りたい方は、当ブログの「ビタミンC誘導体とは?」の記事もあわせてどうぞ。

全成分リスト

化粧水の全成分は原則「配合量の多い順」で並びます。上位は水や保湿基剤で、その直後に有効・訴求成分が来るのが本品の並び。全26成分の役割と特徴を、配合量の多い順に一覧表にまとめました。

成分名役割特徴
ベース溶媒
DPG保湿・溶剤軽い使用感、有効成分を溶かす
グリセリン保湿低刺激の定番ヒューメクタント
1,2-ヘキサンジオール保湿・抗菌補助防腐系を軽くする設計、上位配合
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)ビタミンC誘導体(主役)両親媒性で角層を通りやすい高浸透型
アスコルビルリン酸Na(SAP)ビタミンC誘導体水系で安定、皮脂ケア・美白
ナイアシンアミド美白・バリア・抗炎上位配合、三刀流の働き
ヒアルロン酸Na保湿表面で水を抱える
加水分解ヒアルロン酸保湿低分子で角層になじむ
加水分解コラーゲン保湿・感触改良なめらかさ・ハリ感
ポリクオタニウム-61整肌ポリマー保水皮膜、しっとりヴェール
BG保湿・溶剤化粧水の土台
PEG-30グリセリルココエート可溶化剤精油・油性成分を溶かす
PEG-32保湿・溶剤粘度・感触調整(重合度小さめ)
PEG-75保湿・溶剤粘度・感触調整(重合度大きめ)
PPG-10メチルグルコース保湿・エモリエント糖由来、しっとり感
PPG-20メチルグルコース保湿・エモリエント糖由来、のびの良さ
アルギニンpH調整VC処方の中和・保湿
トレハロース保湿保水膜、低刺激
ポリクオタニウム-51(リピジュア)整肌ポリマー高保水・摩擦低減、低刺激
ポリソルベート80可溶化・乳化精油を透明処方に溶け込ませる
乳酸メンチル清涼感穏やかなじんわり冷感
クエン酸NapH緩衝VC誘導体の安定化を下支え
フェノキシエタノール防腐主防腐剤、パラベンフリーの要
グレープフルーツ果皮油香り(精油)柑橘精油、末尾微量
オレンジ果皮油香り(精油)柑橘精油、末尾微量

※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。配合量は非公開です。

特性タグ:エタノール無添加 / 無香料(精油で香りづけ)/ 無鉱物油 / パラベンフリー / アレルギーテスト済み

ありす

あらためて表で見ると、5番目にAPPS、6番目にSAP、7番目にナイアシンアミドと、注目成分がぎゅっと上位に固まっているのが分かりますね。ビタミンC推しの化粧水らしい並びだなと思いました。

参考文献・出典

  1. Shibuya S, Sakaguchi I, Ito S, et al. “Topical Application of Trisodium Ascorbyl 6-Palmitate 2-Phosphate Actively Supplies Ascorbate to Skin Cells in an Ascorbate Transporter-Independent Manner.” Nutrients. 2017;9(7):645. DOI:10.3390/nu9070645 https://doi.org/10.3390/nu9070645
  2. Inui S, Itami S. “Perifollicular pigmentation is the first target for topical vitamin C derivative ascorbyl 2-phosphate 6-palmitate (APPS): randomized, single-blinded, placebo-controlled study.” J Dermatol. 2007;34(3):221-223. DOI:10.1111/j.1346-8138.2007.00256.x https://doi.org/10.1111/j.1346-8138.2007.00256.x
  3. Woolery-Lloyd H, Baumann L, Ikeno H. “Sodium L-ascorbyl-2-phosphate 5% lotion for the treatment of acne vulgaris: a randomized, double-blind, controlled trial.” J Cosmet Dermatol. 2010;9(1):22-27. DOI:10.1111/j.1473-2165.2010.00480.x https://doi.org/10.1111/j.1473-2165.2010.00480.x
  4. Klock J, et al. “Sodium ascorbyl phosphate shows in vitro and in vivo efficacy in the prevention and treatment of acne vulgaris.” Int J Cosmet Sci. 2005;27(3):171-176. DOI:10.1111/j.1467-2494.2005.00263.x https://doi.org/10.1111/j.1467-2494.2005.00263.x
  5. Hakozaki T, Minwalla L, Zhuang J, et al. “The effect of niacinamide on reducing cutaneous pigmentation and suppression of melanosome transfer.” Br J Dermatol. 2002;147(1):20-31. DOI:10.1046/j.1365-2133.2002.04834.x https://doi.org/10.1046/j.1365-2133.2002.04834.x
  6. Tanno O, Ota Y, Kitamura N, et al. “Nicotinamide increases biosynthesis of ceramides as well as other stratum corneum lipids to improve the epidermal permeability barrier.” Br J Dermatol. 2000;143(3):524-531. DOI:10.1111/j.1365-2133.2000.03705.x https://doi.org/10.1111/j.1365-2133.2000.03705.x
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  9. Dr.Ci:Labo公式オンラインショップ「VC100エッセンスローションEX」商品ページ(全成分・容量・使用方法・無添加情報/商品コード00111976):https://www.ci-labo.com/shop/item/SkinCare/Lotion/00111976.html
  10. PR TIMES/JNTLコンシューマーヘルス株式会社 プレスリリース「透明感、リミットレス。ドクターシーラボ®の『VC100ライン』が新たな技術を携えて、新発売。」(配信日 2025年2月17日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000002961.html
  11. PR TIMES/JNTLコンシューマーヘルス株式会社 プレスリリース「ドクターシーラボ® 『IMCAS Asia 2025』にて皮膚科学研究の最新臨床データを発表」(配信日 2025年6月18日/APPS配合製品の自社臨床データ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000606.000002961.html
ありす
コスメコンシェルジュ

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。 コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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