【成分解析】SK-II フェイシャル トリートメント セラム|ピテラ×ナイアシンアミドが“第2位・第4位”の理由



Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

今回は、2026年7月20日に全国発売される SK-II の新美容液「フェイシャル トリートメント セラム(略称 FTS)」を、全成分表から丁寧に読み解いていきます。SK-II といえば化粧水の「フェイシャル トリートメント エッセンス」がとても有名ですが、今回のセラムはブランド初の「マイクロ流体テクノロジー」を採用した新処方。定番の濃縮ピテラに、新開発の“マイクロオイルビーズIII”を組み合わせた、なかなか解析しがいのある一本です。

正直に言うと、30mLで¥19,910・50mLで¥29,920(いずれも税込)という価格は、気軽に試せる金額ではありません。だからこそ「買う前に、成分の根拠をちゃんと知っておきたい」という方が多いと思います。この記事では、話題の新処方“マイクロオイルビーズIII”がどんな成分でできていて、何のために作られたのかも含めて、できるだけそのままお伝えしますね。

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。

ひとことで言うと

ありす

この商品の核は、新処方「マイクロオイルビーズIII」と、化粧水でもおなじみの[ガラクトミセス培養液(ピテラ)](全成分第2位)。“保湿でフタをする”のではなく肌自身のバリアを立て直す方向に設計された処方だと私は読み取りました。

このアイテムのポイント

  • 新処方「マイクロオイルビーズIII」(16,000個・粒径0.7mm)は、殻を持たず“ビーズそのものが美容成分”という設計で、この商品の核となる独自処方技術であること
  • 主役の[ガラクトミセス培養液(ピテラ)]には、公式の由来訴求とヒト試験まで揃った研究データがあること
  • SK-IIは「ストレスで肌年齢が最大+5.5歳進む」という独自調査を根拠に、この処方を設計したと説明していること

商品概要・基本情報

SK-II フェイシャル トリートメント セラムのボトル画像
(出典:P&Gプレステージ合同会社 ニュースリリース 2026年6月15日/PR TIMES)
ブランドSK-II(P&Gプレステージ合同会社)
価格・容量30mL ¥19,910/50mL ¥29,920(税込)
発売日2026年7月1日 先行発売 → 2026年7月20日 全国発売

テクスチャー・香り(SK-II初のウッディフローラル)

テクスチャーは、こっくりしたゼリー状。肌にのせるとみずみずしく広がる設計だそうです。そして個人的にいちばん驚いたのが香り。SK-II製品として初めて香りを採用していて、希少な日本のミズナラ(水楢)の樹からインスパイアされたウッディフローラルとのこと。これまでのSK-IIの独特な発酵の香りが苦手だった方には朗報かもしれませんが、逆に「無香料がいい」という方には確認ポイントになります(この点は後半でも触れますね)。

SK-IIが見つめた「ストレスと肌年齢」というテーマ

今回の発売にあたってSK-IIが発表した独自調査によると、日々のライフストレスは701の遺伝子発現に影響し、ストレスが多い場合は20代〜30代前半で肌年齢が+1.8歳、30代後半〜40代では+5.5歳進むとされています(出典:P&Gプレステージ ニュースリリース)。この“ストレスで老ける肌”という課題意識こそが、FTSの処方ストーリー全体の出発点になっているようです。

先にお伝えすると、この数字はP&Gプレステージが独自に行った調査によるもので、具体的な対象者数や調査方法までは公開されていません。ただ、このあと出てくるピテラの抗炎症・抗酸化研究は、理論上こうしたストレス性の肌ダメージに働きかける方向性と重なるので、“なぜこの処方なのか”を理解するヒントとして紹介しますね。

新処方「マイクロオイルビーズIII」とは何か

この製品でいちばん語りたいのが、新開発の[マイクロオイルビーズIII]です。SK-II公式は「マイクロオイルビーズIIIは、ビーズそのものが美容成分」とはっきり説明していて、硬い殻に包まれていないぶん美容成分が肌の上に溶け込むようになじむ設計になっています(出典:SK-II公式製品ページ)。マイクロ流体テクノロジーによって粒径を約0.7mmまで小さくすることで肌との接触面積を広げ、50mLに約16,000個も配合。あのこっくりしたテクスチャーは200回以上の試作を重ねて完成させたそうです(出典:WWDJAPAN)。

ビーズの中身についても公式に説明があって、[トリエチルヘキサノイン](エモリエント剤)や[酢酸トコフェロール](酸化防止剤)などを含む“整肌複合成分”だとされています(出典:P&Gプレステージ ニュースリリース)。この2つの成分は全成分表でも実際に確認できますし、ビーズを均一に分散させる骨格として[(ヒマシ油/IPDI)コポリマー]も配合されています。つまり[マイクロオイルビーズIII]は、殻を持たない設計そのものと中身の整肌成分の組み合わせによって効果を生み出している、この商品の処方の核だと言えます。

マイクロオイルビーズが硬い殻を持たず肌になじむイメージイラスト
マイクロ流体テクノロジーによる新処方「マイクロオイルビーズIII」のイメージ(ありす作成)
ありす

新処方の[マイクロオイルビーズIII]は、殻を持たず“ビーズそのものが美容成分”というめずらしい設計。中身の[トリエチルヘキサノイン]や[酢酸トコフェロール]が、なじみの良さと肌あたりのやさしさを両方かなえているんだと思います。

成分別解説|配合目的グループごとに読み解く

①ベース・溶媒(水・グリセリン・BGなど)

土台をつくるのは[水](第1位)と[グリセリン](第3位)。[グリセリン]は空気中や角層の水分を抱え込む定番の保湿剤で、第3位という高い位置にあることから、保湿の主力として効かせているのが分かります。[BG]や[ペンチレングリコール]は保湿と溶剤を兼ねつつ、防腐を助けて処方全体をやさしく保つ役割。[キシリトール]も角層の水分保持をサポートします。

②エモリエント(こっくりゼリー質感とオイルビーズの土台)

[トリエチルヘキサノイン](第5位)は軽くさらっとした合成エステル油。第5位という位置は「みずみずしいのに、オイル膜でうるおいをしっかり守る」という設計の表れだと思います。注目したいのが[(ヒマシ油/IPDI)コポリマー]で、これは油性の皮膜・増粘系ポリマー。新処方[マイクロオイルビーズIII]の“油相”を安定に分散させる骨格と考えられ、あの独特のなじみの良さを裏側で支えている成分です。

③訴求・有効成分(ピテラ・ナイアシンアミド・パンテノールほか)

ここが主役の集まるグループ。[ガラクトミセス培養液(ピテラ)]は次の章でたっぷり解説しますね。ここで触れておきたいのが[パンテノール](プロビタミンB5)。角層で水分を抱えるだけでなく、バリア回復・TEWL(経表皮水分蒸散量)の低下・再上皮化の促進が報告されている、頼れる保湿サポート成分です(出典7)。

つまり[パンテノール]は、ピテラ・ナイアシンアミドの「バリア強化」路線を、第三の角度から下支えする配合と読めます。

ありす

[パンテノール]は角層のうるおいを守りながら水分の蒸発(TEWL)を抑えるとヒト研究で示された成分。ピテラや[ナイアシンアミド]の“バリアを立て直す”路線を第三の角度から支える、地味だけど頼れる名脇役だと感じます。

[ナイアシンアミド](ビタミンB3)は、全成分第4位というやや高めの配合位置にありますが、SK-IIに限らずスキンケア全般で広く使われている定番の実力成分でもあります。メラニンのもと(メラノソーム)が肌の表面に運ばれる働きを抑える機序で、日本人女性を対象にした研究でも顔の色素沈着が有意に軽くなったと報告されていますし(出典5)、12週間の比較試験では小ジワや赤み、黄ぐすみの改善も報告されています(出典6)。角層のセラミドや遊離脂肪酸の合成を促し、バリアの土台づくりを助ける働きも知られています。ピテラの“バリアを立て直す”路線と重なる、手堅い一角として捉えるとちょうどいいと思います。ただし濃度は非開示です。「配合濃度が明記された製品も比較したい」という方は、ナイアシンアミド濃度を公表しているAnua 桃70% ナイアシンセラムの成分解析もあわせてどうぞ。

[パルミトイルジペプチド-7]はシグナルペプチドで、抗炎症・エイジングケアをサポートする目的で配合されている成分です。同じパルミトイル型のペプチド類には肌のハリ・小ジワケアに関する研究報告があるものもありますが、この成分単体を対象にした独立の査読ヒト臨床データは現時点で確認できていません。効果を断定はせず、「配合意図」として紹介するのが誠実だと思います。[酢酸トコフェロール](ビタミンE誘導体)は抗酸化の補助で、油分の酸化防止も兼ねています。こちらはさっきの[マイクロオイルビーズIII]の中身の整肌成分としても働いています。

④増粘・安定・皮膜(ビーズを均一に分散させる骨格)

[(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー]や[ポリアクリル酸グリセリル]、[ヒドロキシエチルセルロース]がゲル化剤。あの“こっくりしたゼリー状”の感触と、約16,000個のオイルビーズを均一に散らす骨格をつくっています。[AMP]はpH調整とポリマー中和のスイッチ役です。

⑤防腐・キレート(パラベンフリー設計)

[フェノキシエタノール]・[安息香酸Na]・[ベンジルアルコール]・[エチルヘキシルグリセリン]の組み合わせで防腐。パラベンを使わない設計で、[EDTA-2Na]が金属イオンを抑えて品質を安定させています。

⑥香料・着色(初採用の香りと法定色素)

さっき書いたとおり[香料]はSK-II初採用のウッディフローラル。[黄4][赤504][青1]は製品の色味を整える法定色素で、効能はありません。ごくまれに色素に敏感な方がいるため、事実としてお伝えしておきます。

⭐注目成分|ガラクトミセス培養液(ピテラ/GFF)― 化粧水でもおなじみ、全成分第2位の核心

SK-IIの化粧水「フェイシャル トリートメント エッセンス」でもおなじみの、ブランドを象徴する成分。それが[ガラクトミセス培養液]、通称ピテラです。酵母様菌ガラクトミセスの発酵ろ液で、ビタミン・アミノ酸・有機酸・ミネラルを含む複合原料。ただの保湿成分ではなく、“肌のバリアに関わる遺伝子を動かす”ことがヒト・試験管の両面で示されているのが強みです。

SK-II公式によると、開発のきっかけは1970年代。酒蔵の杜氏さんの手が、顔のシワとは対照的になめらかで美しいことに開発チームが着想を得て、研究が始まったのだそうです。そこから350種以上あった酵母の中からたった1つの株を選び抜き、独自のプロセスで発酵。ピテラの一滴は1万個以上の酵母の生命活動から生まれ、50種類以上のビタミン・アミノ酸・ミネラル・有機酸を含む「唯一無二の存在」とSK-IIは説明しています(出典:SK-II公式「ピテラ™とは?」)。人工的には再現できない、発酵によって育まれた成分というわけです。

ガラクトミセス培養液がAhRとNRF2を介してバリア関連の遺伝子を高めるまでを示したフロー図
ピテラのバリア強化メカニズム(ありす作成/出典1・2)

バリア遺伝子を用量依存的にONにする(in vitro)

実は[ガラクトミセス培養液]、ただ肌をうるおすだけの成分ではありません。ヒトの肌細胞を使った研究では、フィラグリンやクローディンといったバリアに関わる遺伝子の働きが、濃度を上げるほど強まったことが確認されています(出典1)。

AhR/NRF2デュアルアゴニストとしての抗炎症エイジング

さらに、肌の防御スイッチと呼ばれるAhRと、抗酸化のスイッチであるNRF2という2つの経路を同時に働かせ、フィラグリンを増やしながら老化のサインを抑えることも報告されています(出典2)。刺激で肌のバリアが崩れそうなときも、その働きを支える力があるようです(出典3)。さっきの「ストレスで肌年齢が進む」というSK-IIの課題意識とも、理論上つながる働きです。

12か月ヒト試験でシワ・シミ・肌荒れが有意改善

何より心強いのが、実際に人が使い続けた試験です。毎日12か月使い続けたところ、シワや色素斑、肌のざらつきが目に見えて改善し、うるおいが増えて水分の蒸発(TEWL)も減ったと報告されています(出典4)。

機序(試験管)からヒト臨床(12か月連用)まで揃っているのは、化粧品原料としては厚い部類だと思います。

公平性の注記(P&G/SK-II関連研究者による論文が中心)

一方で、これらの論文の多くはSK-II/P&G関連の研究者によるものです。データ自体は査読誌に載っていて価値がありますが、「独立した第三者による大規模比較」まで揃っているわけではない、という点は公平に添えておきます。

ありす

主役の[ガラクトミセス培養液(ピテラ)]は、肌のバリアに関わる遺伝子を働かせることが試験管からヒト12か月試験まで揃って報告されている核心成分。全成分第2位という位置に、SK-IIの本気がそのまま出ていると私は読みました。

ピテラ×ナイアシンアミドの合わせ技|“角層バリアを立て直す”処方ストーリー

ここまで読むと見えてくるのが、この2成分の共通点です。[ガラクトミセス培養液]はバリア遺伝子(フィラグリン・クローディン)をONにし、[ナイアシンアミド]はセラミドを増やしメラノソーム移行を止める。どちらも“角層バリア”という一点でつながっているんです。そこに[パンテノール]のTEWL低下が下支えとして加わる。

つまりFTSは、「上から保湿でフタをする」のではなく、「肌自身のバリアを立て直す」方向に設計されているのだと思います。これがこの美容液の成分ストーリーの核だと私は読み解きました。

“肌のバリアを立て直す”という考え方に興味を持った方は、セラミド機能成分でバリアケアをするキュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの成分解析も参考になります。

ありす

ピテラは“バリア遺伝子、ナイアシンアミドは“セラミドと美白。役割は違っても、どちらも「角層バリアを立て直す」一点でつながっているのがFTSの設計。上からフタをするより、肌の土台を育てる美容液だと私は捉えています。

正直に気になる点

良いところだけでなく、気になる点も率直にお伝えします。

ナイアシンアミド濃度が非開示

さっき書いたとおり、配合順位からの推測にとどまります。「高濃度美容液を確実に選びたい」という方には、濃度が明記された製品のほうが判断しやすいかもしれません。

香料・着色料(黄4/赤504/青1)の有無

SK-II初の香りと法定色素が入っています。無香料・無着色を徹底したい方は、ここを確認材料にしてください。

まれな一過性の赤み・ヒリつき

[ガラクトミセス培養液]も[ナイアシンアミド]も一般に忍容性は高い成分ですが、[ナイアシンアミド]は高濃度でまれに一過性の赤み・ヒリつきが報告されています(濃度依存で、通常は軽微)。心配な方は少量からのパッチテストが安心です。

ありす

気になるのは、ナイアシンアミド濃度が非開示なこと、SK-II初の香りと法定色素(黄4/赤504/青1)が入ること、まれに一過性の赤み・ヒリつきが出る場合があること。無香料派や敏感肌の方は、ここを確認材料にしてほしいなと思います。

相性チェック|こんな人におすすめ/注意したい人

🙆‍♀️ 向いていそうな人

  • ハリ低下・乾燥・ツヤ不足が気になる30〜50代
  • “ストレスで老けた気がする”肌をケアしたい方
  • ピテラは好きだけど、バリア・美白のサポートも足したい方
  • こっくり系のうるおいテクスチャーが好きな方

🔍 注意したい人

  • 無香料・無着色を徹底したい方(初採用の香り・法定色素あり)
  • [ナイアシンアミド]高濃度に敏感な経験がある方
  • 成分の濃度が明記されていないと選びにくい方
ありす

まとめると、ハリ・乾燥・ツヤ不足が気になる30〜50代で、こっくりしたうるおいが好きな方に向く一本。逆に無香料・無着色を徹底したい方や濃度表記がないと選びにくい方は慎重に、というのが私の線引きだと思います。

よくある質問

Q. マイクロオイルビーズIIIに効果はあるの?
A. SK-II公式が「ビーズそのものが美容成分」と説明している通り、殻を持たない設計と中身の整肌成分(トリエチルヘキサノイン・酢酸トコフェロールなど)の組み合わせが、なじみの良さと肌あたりのやさしさを生み出しています。ビーズという“形”自体の効果を検証した査読データはまだありませんが、中身を構成する成分にはそれぞれ保湿・抗酸化の役割が確認されています。

Q. ピテラとマイクロオイルビーズIII、どちらが決め手?
A. どちらか一方というより役割分担で読むのがおすすめです。[ガラクトミセス培養液(ピテラ)]は“角層バリアを立て直す”働きを担う中身の主役、[マイクロオイルビーズIII]はその美容成分を心地よくなじませる届け方の主役。両方が揃って初めてFTSらしい使用感と処方ストーリーが完成すると私は見ています。

Q. 敏感肌でも使える?
A. 主要成分の忍容性は一般に高めで、パラベンフリー設計です。ただし香料・色素が入っているので、敏感な方は腕の内側などでパッチテストをしてから顔に使うと安心です。低刺激・鎮静処方をより重視したい方は、ナイアシンアミド(B3)配合のAnua ドクダミ77 B3ZINC スージングセラムもあわせてご覧ください。

Q. 先行発売と全国発売、何が違う?
A. 発売日の違いだけで、中身は同じです。2026年7月1日に@cosme SHOPPINGや伊勢丹などで先行発売され、7月20日から全国発売になります。

ありす

ここまでを一言で言うと、FTSは新処方「マイクロオイルビーズIII」と、化粧水でもおなじみのピテラを軸にした美容液。殻を持たないビーズの設計とヒト試験まで揃った研究データが、高価格に見合う根拠になっていると私は感じました。

まとめ|SK-II フェイシャル トリートメント セラムは“成分表で語る”美容液

SK-II フェイシャル トリートメント セラムは、新処方[マイクロオイルビーズIII]というこの商品ならではの処方技術と、化粧水でもおなじみの[ガラクトミセス培養液(ピテラ)](全成分第2位)を軸にした一本でした。ビーズの中身を構成する成分や、ピテラの由来・研究データまで踏み込むと、成分表の随所にSK-IIのこだわりが見えてきます。[ナイアシンアミド]の濃度が非開示であることなど、きちんと押さえるべき点もあります。

それでも、「肌自身のバリアを立て直す」という一貫したストーリーと、ヒト試験まで揃った研究データは、高価格に見合う根拠を持っていると私は感じました。あなたの肌悩みや好みと照らして、選ぶ判断材料になればうれしいです。

あわせて読みたい:同じSK-IIのエイジングケアライン「SK-II ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス」の成分解析もチェックしてみてください。

全成分と特徴

成分名役割特徴
水ベース・溶媒全成分の基礎。みずみずしいテクスチャーの骨格をつくる
ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)訴求・有効成分(ピテラ)バリア遺伝子を高める複合発酵原料。ブランドの核・全成分第2位
グリセリンベース・保湿剤定番のヒューメクタント。水分を抱え込みうるおいを保つ
ナイアシンアミド訴求・有効成分美白・シワ・バリアの三拍子が報告される定番成分。全成分第4位
トリエチルヘキサノインエモリエント・処方技術軽い合成エステル油。マイクロオイルビーズIIIの整肌複合成分でもある
BGベース・保湿剤保湿+溶剤。防腐を助ける
ペンチレングリコールベース・保湿剤保湿+溶剤。処方の低刺激化に寄与
PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリンベース・保湿剤水溶性の保湿・感触調整ベース
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルエモリエントエモリエントエステル。なめらかな感触に整える
PEG-32ベース・保湿剤水溶性の保湿・感触調整ベース
パンテノール訴求・有効成分プロビタミンB5。バリア回復・TEWL低下が報告される成分
(ヒマシ油/IPDI)コポリマーエモリエント・処方技術マイクロオイルビーズIIIの油相を安定分散させる骨格と考えられる
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー増粘・安定・皮膜ゼリー状の質感とビーズの均一分散を支える
フェノキシエタノール防腐・キレート防腐剤
キシリトールベース・保湿剤糖アルコール系の保湿剤
AMP増粘・安定・皮膜pH調整とアクリル系ポリマーの中和・増粘のスイッチ
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルエモリエントエモリエントエステル。肌をやわらかく整える
安息香酸Na防腐・キレート防腐剤
酢酸トコフェロール訴求・有効成分・処方技術ビタミンE誘導体。抗酸化補助+マイクロオイルビーズIIIの整肌複合成分
パルミトイルジペプチド-7訴求・有効成分シグナルペプチド。ハリ・エイジングケアをサポートする意図で配合
EDTA-2Na防腐・キレート金属イオン封鎖剤。防腐力の安定と変色防止
ヒドロキシエチルセルロース増粘・安定・皮膜増粘・ゲル化剤
香料香料・着色SK-II初採用のウッディフローラルの香り
エチルヘキシルグリセリン防腐・キレート抗菌補助+エモリエント。パラベンフリー設計を支える
ポリクオタニウム-39増粘・安定・皮膜カチオン性ポリマー。感触向上・保湿膜形成
ポリアクリル酸グリセリル増粘・安定・皮膜増粘・ゲル化剤
ベンジルアルコール防腐・キレート防腐剤
黄4香料・着色法定色素。効能はない
赤504香料・着色法定色素。効能はない
青1香料・着色法定色素。効能はない

※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。配合量は非公開です。

特性タグ:#SK-II / #ピテラ / #マイクロオイルビーズIII / #エイジングケア / #ナイアシンアミド / #敏感肌チェック

参考文献・出典(7件)
  1. Nakajima A, Sakae N, Yan X, Hakozaki T, Zhao W, Laughlin T, Furue M. “Transcriptomic Analysis of Human Keratinocytes Treated with Galactomyces Ferment Filtrate, a Beneficial Cosmetic Ingredient.” Journal of Clinical Medicine. 2022;11(16):4645. DOI:10.3390/jcm11164645
  2. Yan X, Tsuji G, Hashimoto-Hachiya A, Furue M. “Galactomyces Ferment Filtrate Potentiates an Anti-Inflammaging System in Keratinocytes.” Journal of Clinical Medicine. 2022;11(21):6338. DOI:10.3390/jcm11216338
  3. Takei K, Mitoma C, Hashimoto-Hachiya A, Takahara M, Tsuji G, Nakahara T, Furue M. “Galactomyces fermentation filtrate prevents T helper 2-mediated reduction of filaggrin in an aryl hydrocarbon receptor-dependent manner.” Clinical and Experimental Dermatology. 2015;40(7):786-793. DOI:10.1111/ced.12635
  4. Miyamoto K, Inoue Y, Yan X, Yagi S, Suda S, Furue M. “Significant Reversal of Facial Wrinkle, Pigmented Spot and Roughness by Daily Application of Galactomyces Ferment Filtrate-Containing Skin Products for 12 Months—An 11-Year Longitudinal Skin Aging Rejuvenation Study.” Journal of Clinical Medicine. 2023;12(3):1168. DOI:10.3390/jcm12031168
  5. Hakozaki T, Minwalla L, Zhuang J, et al. “The effect of niacinamide on reducing cutaneous pigmentation and suppression of melanosome transfer.” British Journal of Dermatology. 2002;147(1):20-31. DOI:10.1046/j.1365-2133.2002.04834.x
  6. Bissett DL, Oblong JE, Berge CA. “Niacinamide: A B Vitamin that Improves Aging Facial Skin Appearance.” Dermatologic Surgery. 2005;31(7 Pt 2):860-866. DOI:10.1111/j.1524-4725.2005.31732
  7. Proksch E, de Bony R, et al. “Topical use of dexpanthenol: a 70th anniversary article.” Journal of Dermatological Treatment. 2017;28(8):766-773. DOI:10.1080/09546634.2017.1325310

商品・公式情報
SK-II公式 商品ページ:https://www.sk-ii.jp/product/facial-treatment-serum
SK-II公式「ピテラ™とは?」:https://www.sk-ii.jp/what-is-pitera
P&Gプレステージ プレスリリース(PR TIMES, 2026年6月15日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000064854.html
@cosme 公式商品情報:https://www.cosme.net/products/10294906/
WWDJAPAN(テクスチャー試作回数の報道):https://www.wwdjapan.com/articles/2391238

ありす
コスメコンシェルジュ

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。 コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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