【成分解析】イハダ 薬用うるおいローション&エマルジョン

イハダ 薬用うるおいローション&エマルジョン 成分解析

Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

今回は、2026年2月21日にリニューアルした「イハダ 薬用うるおいローション&薬用うるおいエマルジョン」を、化粧水と乳液まとめて成分から読み解いていきます。

ドラッグストアの敏感肌スキンケアの定番、イハダのうるおい密封ライン。「肌荒れを防ぐ」がメインの訴求ですが、成分を見るとすでに荒れた肌にも頼れる処方になっています。化粧水と乳液の違いも一緒に見ていきましょう。

ブランドIHADA(イハダ/資生堂)
化粧水薬用うるおいローション 180mL/1,650円(税込)
乳液薬用うるおいエマルジョン 135mL/1,760円(税込)
発売日2026年2月21日(リニューアル)
区分医薬部外品(薬用化粧水・薬用乳液)
イハダ 薬用うるおいローション&エマルジョン
出典:資生堂ニュースリリース(2026年1月20日)
全成分はこちら

化粧水:<有効成分>アラントイン,グリチルリチン酸ジカリウム <その他の成分>精製水,1,3-ブチレングリコール,ジプロピレングリコール, 濃グリセリン, ポリオキシエチレンメチルグルコシド,トレハロース, ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル, ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,ジイソステアリン酸ポリグリセリル,トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル,クエン酸ナトリウム,クエン酸,メタリン酸ナトリウム,ピロ亜硫酸ナトリウム,ワレモコウエキス,L-グルタミン酸ナトリウム,DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液,ワセリン,塩化カルシウム, 塩化マグネシウム,フェノキシエタノール

乳液:<有効成分>アラントイン,グリチルリチン酸ジカリウム <その他の成分>精製水,1,3-ブチレングリコール, 濃グリセリン,α-オレフィンオリゴマー,ジプロピレングリコール,トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル,ワセリン, イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル,モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル, ベヘニルアルコール, 架橋型N,N-ジメチルアクリルアミド-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウム共重合体, バチルアルコール, ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,キサンタンガム,クエン酸ナトリウム,クエン酸,N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル),メタリン酸ナトリウム,D-グルタミン酸,ワレモコウエキス, 塩化カルシウム, 塩化マグネシウム,L-グルタミン酸ナトリウム,DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液,フェノキシエタノール

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。

💡 ひとことで言うと

ありす

Wの肌荒れ防止有効成分[アラントイン]+[グリチルリチン酸ジカリウム]に、高精製ワセリンの「密封ケア」を組み合わせた敏感肌ラインです。

うれしいのは、[アラントイン]が予防だけでなく荒れた肌の修復もサポートしてくれること。予防アイテムと思いきや、すでに荒れた肌にこそ使う価値があります。

ひとことで言えば「困ったときに頼れる、守りのスキンケア」。攻めの美容成分はないけれど、安心感は群を抜く一本です。

🌿 この記事のポイント

  • Wの肌荒れ防止有効成分[アラントイン]+[グリチルリチン酸2K]で肌荒れを防ぐ
  • リニューアルで3つの複合保湿成分(ワレモコウエキスGL/トレハモイストCP/エモリエントDA)を追加
  • 高精製ワセリンの「密封ケア」でうるおいと成分を閉じ込める

※医薬部外品。アラントイン・グリチルリチン酸2Kの承認効能は「肌あれ・あれ性・ニキビを防ぐ」等です。

🧴 有効成分 ― 「予防」だけじゃないWコンビ

化粧水・乳液とも有効成分は[アラントイン]と[グリチルリチン酸ジカリウム]の2種です。

ちょっとした豆知識ですが、この組み合わせはクレ・ド・ポー ボーテ「ル・セラム」(28,600円)の有効成分と同じ。もちろん配合量やほかの美容成分・処方は別物ですが、肌荒れ防止の有効成分という点では同じ顔ぶれを選んでいるのは面白いところです。

[アラントイン]

もともと創傷治癒の文脈で研究されてきた成分で、抗炎症に加えてダメージを受けた角層の修復を助ける(組織修復賦活)作用が知られています。

つまり「これから荒れるのを防ぐ」だけでなく「すでに荒れた肌の回復を助ける」のも得意。やけど薬やおむつかぶれにも使われる実力派です。

[グリチルリチン酸ジカリウム]

甘草由来の抗炎症成分で、医薬部外品の定番。赤みやかゆみを鎮静します。アラントイン(修復寄り)とグリチルリチン酸2K(鎮静寄り)で、鎮めながら回復を促すWアプローチが成立しています。

✨ リニューアルで追加された3つの複合保湿成分

ワレモコウエキスGL(化粧水・乳液 共通)

[ワレモコウエキス]+[濃グリセリン]。ワレモコウは漢方で火傷や皮膚炎に使われてきた生薬で、抗炎症・収れん作用を持ちます。資生堂グループでもキー成分として横断的に使われる素材です。

🔬 研究で分かっていること

富士フイルムの研究では、ワレモコウエキスにシミ形成因子「BMP4」の遺伝子発現を抑える働きがあり、メラニン産生量が約50%減少したというデータも報告されています(出典:富士フイルム)。ただしイハダの配合量で美白効果が出るかは別問題で、ここでは抗炎症・肌荒れ予防の強化という位置づけです。

トレハモイストCP(化粧水限定)

[トレハロース]+[PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル]+[濃グリセリン]。トレハロースは乾燥ストレスから細胞を守る糖で、乾燥ダメージからの保護に働きます。

エモリエントDA(乳液限定)

ここが化粧水と乳液の最大の差。[N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)]はセラミド類似のバリア補強成分で、角層のラメラ構造を支えます。乳液は「角層のバリア構造そのものを補う」役割を持つのがポイントです。

🫧 ベース保湿 ― 化粧水と乳液の違い

化粧水は[BG][DPG][濃グリセリン]中心でさらっとした敏感肌処方。[ポリオキシエチレンメチルグルコシド]でとろみと保水を補います。

乳液は油性の[α-オレフィンオリゴマー]と[ワセリン]が高めの配合順位で、油膜による密封機能が強化。乳化は非イオン界面活性剤+高級アルコールで、いずれも低刺激寄りです。

💧 NMF補強・高精製ワセリン

共通して[L-グルタミン酸Na][PCA-Na]などNMF(天然保湿因子)系のアミノ酸保湿、[塩化カルシウム/マグネシウム]でミネラルバランスを補強。肌本来の保湿メカニズムに沿った設計です。

そしてイハダの代名詞[高精製ワセリン]。不純物を極限まで除いた高精製タイプで、化粧水は控えめ(さらっと)、乳液は高め(しっかり密封)と、役割を分けています。

🔒 防腐・安定化

防腐剤は[フェノキシエタノール]のみで、パラベンフリー・アルコール(エタノール)フリー。pH調整・キレート・酸化防止のスタンダードな成分で安定性を確保しています。

🤔 化粧水と乳液、併用すべき?

医薬部外品は1アイテム単体で効能が認められるので、どちらか片方でも肌荒れ予防は成立します。有効成分やNMF系保湿が共通なので、ライン使いは「似た成分の重ね塗り」になる部分も。

一方でライン使いには、抗炎症成分を重ねられる・合わない他社製品を挟むリスクを避けられる・化粧水で水分→乳液で密封という流れが整う、という特性もあります。敏感な時期にシンプルに揃える選び方とも相性がいいです。

📌 気になる成分・特性

全体に低刺激設計で気になる成分は少なめ。強いて言えば、高精製ワセリンの密封力は脂性肌や夏場には重く感じる場面があること(特に乳液)。また乳液のセラミド類似成分はヒト型セラミドではない点、植物エキスはワレモコウ中心で抗酸化・エイジングケア系は控えめ、という特性は知っておくとよいでしょう。

🔍 相性チェック

🙆‍♀️ 向いていそうな人🔍 要注意な人
✓ 花粉・季節の変わり目で肌荒れを繰り返す📌 美白・シワ改善・毛穴など攻めの美容を求める
✓ すでに荒れた肌を低刺激でケアしたい📌 リッチな使用感や香りの贅沢感が欲しい
✓ アルコール・パラベン・香料が苦手📌 脂性肌でワセリンのべたつきが苦手
✓ 何を使っても合わない超敏感肌の第一選択に📌 成分数が多い多機能なケアが好み

📋 全成分と特徴

成分名役割特徴
アラントイン肌あれ防止(有効成分)抗炎症+角層の修復サポート
グリチルリチン酸ジカリウム肌あれ防止(有効成分)抗炎症の定番(鎮静)
ワレモコウエキスGL(ワレモコウ+グリセリン)保湿・整肌抗炎症・収れん。共通配合
トレハモイストCP(トレハロース ほか)保湿(化粧水)乾燥ダメージから保護
エモリエントDA(N-ラウロイルグルタミン酸ジ… ほか)うるおいバリア(乳液)セラミド類似でバリア補強
L-グルタミン酸Na/PCA-Na保湿(NMF)角層の保水メカニズムに沿う
高精製ワセリンバリア保護密封してうるおいを閉じ込める
α-オレフィンオリゴマー(乳液)エモリエント軽い使用感の油性成分
BG/DPG/濃グリセリン保湿(ベース)低刺激な保湿剤
フェノキシエタノール防腐パラベン・アルコールフリー

※配合の正確な順序・全項目は各商品の全成分表示をご確認ください。

❓ よくある質問

Q. クレ・ド・ポー ボーテの美容液と同じ有効成分って本当?

本当です。クレ・ド・ポー ボーテ「ル・セラム」の有効成分はアラントインとグリチルリチン酸ジカリウムで、イハダと同じ組み合わせ。ただし配合量やほかの美容成分・技術・テクスチャーは大きく異なるので「同じ製品」ではありません。あくまで肌荒れ防止の有効成分の組み合わせが共通、という話です。

Q. しっとりと、とてもしっとり、どっちがいい?

有効成分や処方コンセプトは共通で、違いは主にとろみと保湿感。乾燥が強いなら「とてもしっとり」、べたつきが苦手なら「しっとり」が選びやすいです。

特性タグ: 医薬部外品(薬用化粧水・乳液)/ 肌あれ防止=アラントイン+グリチルリチン酸2K / 高精製ワセリン(密封)/ ワレモコウエキスGL / NMF保湿 / セラミド類似(乳液)/ アルコールフリー / パラベンフリー / 無香料・無着色 / 敏感肌向け

ありす
コスメコンシェルジュ

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。 コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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