【全成分&成分解析】アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル(ハトムギ化粧水)

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こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨

今回は「スキコン」と呼ばれるアルビオンのロングセラー化粧水・薬用スキンコンディショナーの成分解析です。

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
目次

アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャルの成分解析

医薬部外品なのでその他の成分は濃度順とは限りませんが、ざっと見た感じ、濃度順の可能性が高そうです。

ベースの保湿成分は[ 1,3-ブチレングリコール ]。化粧水でいうところの「BG」という成分ですね。

1種類だけで、グリセリンフリーで作られています。

あとは目立った点はこんな感じ。

  • 有効成分
  • ハトムギエキス
  • 他の訴求成分
  • すっとした使用感
  • にごりの理由
  • 敏感肌適正

この6つの項目に分けて、解説していきます。

有効成分はグリチルリチン酸2K

アルビオンのスキコンは、有効成分としてグリチルリチン酸2Kを配合した医薬部外品です。

抗炎症系の成分で、人によっては1回使っただけで、そこそこお肌が整うこともあるかも。

ただ、これに関しては、医薬部外品の有効成分なので、他のコスメと比べてもあまり差はありません。

グリチルリチン酸2Kはプチプラコスメの有効成分としても普通に入っていますし、そこまでスゴイ要素ではないですね。

ハトムギエキス(ヨクイニンエキス)について

この製品のコンセプト成分です。

その名の通り植物のハトムギから抽出されるエキスで、保湿・整肌効果に優れています。

ハトムギエキス自体は、1,000円以下のプチプラ化粧水でもよく使われているのですが、スキコンのハトムギは一味違います。

使用しているハトムギは北海道の有機JAS規格を満たした畑で有機栽培された「オーガニック北のはと」という品種。

本来、温かい地方で育つ植物であるハトムギを、力強く育てるために、あえて寒い地域で育てています。

収穫したハトムギは「爆砕」という特殊な製法を使い、エキスを抽出。

どの程度効果があるかは不明だし、肌との相性もありますが、プチプラコスメに入っているハトムギエキスよりも、かなりこだわって作られています。

他の訴求成分

ハトムギ以外にも[ハマメリスエキス ][マロニエエキス]などの植物エキスが入っています。

収れん作用のある植物成分で、肌を引き締めたり、お肌のキメを整える効果が期待できます。

合う人には、かなり良いと感じる成分なんですが、収れん系の成分は人によっては刺激になりやすいので注意です。

あともうひとつ注目なのが「グルタチオン」。

3つのアミノ酸からなるペプチドで、エイジングケアやホワイトケア分野で人気のある成分。

化粧水とは効果は異なりますが、クリニックで行われる「白玉点滴」に入っていたりもしますね。

訴求成分に「保湿効果」に優れたものは特になくて「整肌・引き締め」がメインのラインナップです。

すっとした使用感

アルビオンのスキコンのスーッとした使用感は「エタノール」と「l-メントール」から作られています。

エタノールは記載位置や実際の使用感からして、けっこうな濃度が入ってそう。

エタノールを入れるメリットとしては、べたつきの軽減・浸透性の向上などがありますが、人によっては刺激や乾燥の原因になります。

あとは、メントールを入れることで、す~っとした使い心地を演出しています。

にごりの理由

プチプラハトムギ化粧水の白濁は、ポリマーで濁らせて作っています。

ポリマーは見た目を濁らせるだけで、特に美容効果はありません。

そして、他の方の解析では「油を乳化させてるんだよ!」という意見があったのですが、成分を見ても、一般的に「油」に分類されるものは見当たりません。

気になったので、アルビオンに問い合わせてみたところ[ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油]が油に該当しているようです。

[ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油]は名前に「油」が入っており、水添ヒマシ油という油から作られるものなので、元は油なんですが、成分的には「非イオン界面活性剤」に分類されます。

「非イオン界面活性剤」は水と油を混ぜ合わせる、「乳化」の目的で配合される成分。

問い合わせたときのアルビオンの方の話によると、乳液の油のような保湿目的の成分ではなく、角質層への馴染みをUPして、成分を浸透させる目的で入れているとのことでした。

オイルを入れることでしっとり感を出してるような、一般的なオイルインの化粧水とはまた違うってことですね。

敏感肌適正

  • エタノール高配合
  • 引き締め系の成分
  • 浸透させる設計
  • 香料使用

などなど、敏感肌向けではない要素がたくさん。

抗炎症成分は入っていますが、敏感肌適正は非常に低いと感じました。

まとめ

一般的な保湿化粧水の役割って「お肌に潤いを与えて、抱え込む」ことなんです。

だから一般的な保湿化粧水には、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分を入れたり、うるおいキープを助けるセラミドなどを配合しています。

でも、アルビオンのスキコンには「保湿」目的の成分はほとんど入っておらず、お肌を整え・引き締めるための設計になっています。

一般的な保湿化粧水とアルビオンのスキコンを比べるのは「ステーキとサラダはどっちが良い食事なの?」と聞いてるようなもので、全く無意味。

確かに「一般的な保湿化粧水」とは大きくかけ離れた設計なんですが、この化粧水の設計を必要としている人も中にはいます。

「保湿」が目的なら微妙な設計なんだけど、「整肌・引き締め」が目的ならすごく良いコスメだと思うよ。

どちらかというと、脂性肌寄りの人向けかな。

あとは保湿は、アルビオンのスキンケア方法では先に使う「乳液」に任せて、化粧水は整肌目的だけで使うって人なら、他の肌質でもアリかも。

まとめるなら「他社コスメと使うなら脂性肌向け」「アルビオンの乳液と合わせるなら肌質問わず(敏感肌向けではない)」ってところかな。

全成分と配合目的(予想)

成分名 目的 評価
グリチルリチン酸ジカリウム整肌 (有) ★
精製水ベース
エタノールベース
1,3-ブチレングリコールベース(保湿)
グルタチオン整肌
ハマメリスエキス植物エキス(引き締め)
マロニエエキス植物エキス(引き締め)
ヨクイニンエキス植物エキス(整肌)
l-メントール冷感
カラギーナン増粘
セスキオレイン酸ソルビタン非イオン界面活性剤(乳化)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油非イオン界面活性剤(乳化)
無水エタノールベース
エチルパラベン防腐剤(旧)
プロピルパラベン防腐剤(旧)
メチルパラベン防腐剤(旧)
香料香料

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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