こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨
今回は2021年にリニューアル発売された資生堂の美容液・アルティミューンの第3世代・SHISEIDOアルティミューンパワライジングコセントレートⅢを使ってみました。
アルティミューンパワライジングコンセントレートⅢってどんなコスメ?
ざっくりいうと「毛細血管」に着目し、美のめぐりを整える美容液です。
アルティミューンの初代が発売されたのは2014年ですが、実は資生堂は20年以上前から毛細血管に関する研究を進めていて、かなりの期間をかけて開発されたようですね。
あと、デパコスを買うときに悩むのが「ライン使いを買うお金がない」という問題。
資生堂のアルティミューンはブランド内でのおすすめアイテムはあるものの「この美容液単体」でちゃんと効果を発揮してくれるんです。
私自身、SHISEIDOのカウンターでアルティミューンを購入したのですが、BAさんにライン使いのおすすめアイテムを聞くと「ライン使いしなくても、これ1本で凄く良い」を言われました。
どんな効果があるの?
アルティミューンは「シワ」「シミ」「毛穴」など特定の肌悩みに特化したものではなく、「美のめぐり」を整え、お肌全体のコンディションを整えてくれる美容液です。
「これをどうにかしたい!!」と強い肌悩みがある人には、物足りないかもしれません。
どちらかというと「いろんな肌悩みがある」「お肌全体の調子を整えたい」って人向けのアイテムかなって印象です。
あとは成分的な話になるので、後日成分解析の記事を投稿予定です。
アルティミューンパワライジングコセントレートⅢを使ってみた
容器はめちゃめちゃ可愛い、透け感のある赤の瓶。
前から思ってたんですが、 セーラームーン感ありません?
特にコラボしてるとかじゃないんですが、セーラームーン世代にめちゃめちゃ刺さる見た目だと思うんですよね❤
瓶っぽいので、捨てるときにちょっと面倒なのはマイナスポイントかな。
容器はプッシュポンプ式で、毎回適量が簡単に出せます。
それでは、さっそくテクスチャをチェック。
とろみはありますが、オイリー感は控えめで、べたつきません。
それなのにしっとり感も強く、不思議な感覚のテクスチャ。
浸透はめちゃくちゃ早いってほどじゃないけれど、普通に馴染ませたら、すっと馴染んでいきます。
馴染んだあとは、吸い付くようにもちっと整えてくれる美容液です。
香りは「資生堂の化粧品の香り」って感じ。
すごく良い香りですが、少し香水っぽさがあるので、ちょっと好き嫌いは分かれるかもしれません。
エタノールが多い?
全成分を見ると、2番目にエタノール(変性アルコール)が書かれており、たしかにエタノールの濃度が高いアイテムです。
「エタノール自体が肌に合わない」という人にはおすすめしません。
BAさんによると、エタノールが多いのは、処方の都合上「しっとりさせるため」。
乾燥すると思われがちだけど、この製品はエタノールが入っていないと、逆にここまでしっとりしないらしいです。
ちなみに塗ったときの匂いやすっと感が苦手な人は、お肌に乗せる前に手で少し伸ばして、エタノールを飛ばしてあげると良いそうです。
まとめ
ぶっちゃけ、このアイテム「短期的なコスパ」でいうとそこまで魅力は感じません。
もう少し安い他社コスメで、ビタミンCやセラミドなどの成分を狙っていけば、短期的な保湿・整肌効果は十分に得られます。
でも、資生堂の研究って日本でもトップクラスのガチ研究で、お肌を細かく分析して、長期的な目線で良いと思える成分をガチで研究しています。
おそらく「原料費」というよりも「研究費」にすごいお金がかかっているんですよね。
「原価」や「コスパ」といった点を最重視するのなら、そこまでオススメ出来るものではないのですが「日本トップクラスのガチ研究で生まれた最新のコスメ」という部分に投資するなら、おすすめできる美容液です。
単純に「コスパ」という点では、お値段がちょっと高いのですが、 「月5,000~10,000円ぐらいの美容液」というジャンル内では、かなり完成度の高いアイテムだと思います。
アルティミューンに関する疑問を解決
アルティミューンに関する、疑問で私が答えられるものをまとめてみました。
リニューアル前とどう変わったの?
大きな違いは、新成分の配合です。
特に注目なのが、毛細血管に着目した新成分の「ハートリーフエキス(ドクダミエキス)」「発酵ハイビスカスエキス」。
原料自体の製造にもこだわりがある成分です。
リニューアル前との見分け方
発売順 | 商品名 | 発売日 |
---|---|---|
初代 | パワライジングコセントレート | 2014/9/1 |
第2世代 | パワライジング コンセントレート N | 2018/6/1 |
第3世代 | パワライジング コンセントレート Ⅲ | 2021/7/1 |
名前の後ろに何もないのが初代、「N」が第2世代、「Ⅲ」が第3世代です。
正規店で買うときはちゃんと最新の第3世代が置いていますが、通販・特に並行輸入品は「N」が多く出回っているので、購入時は間違えないように注意しましょう。
並行輸入品ってどうなの?
ベルコスメやコスメデネットで少し安く購入できます。
ただ、私は第2世代の時に並行輸入品のアルティミューンを購入したことがあるのですが、フランスの資生堂工場で作られたものが届き、配合成分も少しだけ異なっていました。
同じコスメの海外版なので大部分は同じだと思いますが、並行輸入品は「全く同じ中身」とは言えないんじゃないかな。
ライン使いの組み合わせはどうすれば良いの?
アルティミューンには「絶対コレ」という併用アイテムはありません。
一応、SHISEIDOの他アイテムとの相性は良いように作られているみたいですが、そこまで無理してライン使いする必要はないようです。
正しい使い方・タイミングは?
使用タイミングは化粧水と乳液の間。
1回2プッシュをお肌全体に優しく馴染ませます。
他の美容液と併用する場合は「アルティミューンが先」が推奨されています。
対象年齢はどのぐらい?
アルティミューンは決まった年齢や肌悩みに対応する製品ではなく、誰でも使うことができます。
特に決まった対象年齢はありません。
若い世代の肌コンディションも整えてくれるし、肌悩みが増える年齢肌も満足できる構成です。
コメント