こんにちは。Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
「保湿クリームなのに、テカリを防ぐ」——最初にこの説明を読んだとき、正直ちょっと矛盾してない?と思いました🤔 テカリ対策といえば下地かパウダーが定番で、うるおいを与えるクリームの側でやるって、あまり聞かないですよね。
今回レビューするのは、フランスのスキンケアブランド・アンブリオリスから2024年に日本発売されたマッティファイング モイスチャライザー。美容サブスクのBLOOMBOXで届いて、そのまま朝のスキンケアに組み込んで使ってみた1本です。
先に正直なところを言ってしまうと、テカリ対策の強さは「専用の下地ほどではないけれど、たしかにある」くらい。そのかわり、コンセプト的に心配していた乾燥やつっぱりはありませんでした。この記事では、その体感のリアルなところと、同じブランドの定番「モイスチャークリーム」との設計の違いまでまとめています✨
本記事は、美容サブスク「BLOOMBOX」で届いた商品を実際に使ったレビューです。メーカーからの提供・報酬を受けた記事ではありません。記事内の使用感はすべて個人の感想です*³。
結論|アンブリオリス マッティファイング モイスチャライザーはこんな人に向いている
先に結論

細かい話の前に、しばらく使ってみて感じたことをまとめておきますね。
テカリも乾燥も両方気になる人の、朝のクリームとして使いやすい1本でした。
- なじませた直後からさらっとマットな手ざわりになって、そのままメイクに進める
- 皮脂によるテカリは目立ちにくくなった。ただし専用のテカリ防止下地ほどの強さはない
- マットに仕上がるわりに、つっぱる感じや粉っぽさは出なかった
- 香りが独特で、ここは好みが分かれそう🤔
「テカリをしっかり抑え込みたい」という期待で選ぶと、たぶん物足りないと思います。逆に、テカリ防止下地の厚ぼったさや、そのあとの乾燥に疲れている人には、スキンケアの側からゆるやかに整えてくれる感じがちょうどいいはずです😊
良かった点・残念だった点をひと目で
| 良かった点 | 残念だった点 |
|---|---|
|
・塗った直後からマットで、下地としても使いやすそう ・マット系なのに乾燥・つっぱりを感じなかった ・皮脂によるテカリが目立ちにくくなった ・50mLで2,970円と、このカテゴリでは試しやすい価格 |
・香りが独特(ハーブっぽさがあり好みが分かれそう) ・テカリ対策の強さは専用下地には届かない ・量が多いとヨレ・モロモロが出やすい ・かなり乾燥する肌には物足りない可能性 |
アンブリオリス マッティファイング モイスチャライザーとは?
ブランド・基本情報
アンブリオリス(Embryolisse)は、1950年にフランスの薬局で生まれたスキンケアブランド。日本では定番の「モイスチャークリーム」がメイク前のツヤ下地として知られていますが、こちらはその混合肌〜オイリー肌向けの裏返しのような1本です。
分類は化粧品(医薬部外品ではありません)。天然由来成分98%配合、ノンコメドジェニックテスト済み*¹・敏感肌対応テスト済み*²で、チューブには再生プラスチックが55%使われています。
| ブランド | アンブリオリス(Embryolisse)/フランス |
|---|---|
| 価格・容量 | 2,970円(税込)/50mL |
| 発売日 | 2024年4月5日(日本) |
公式のキャッチコピーは「テカリを抑え、サラサラなお肌へ」。使い方は朝晩のお手入れで、化粧水のあとになじませるという、ごく普通のクリームと同じ位置づけです(公式商品ページ)。
皮脂吸着パウダー(結晶セルロース)の設計とは

公式が言っている「皮脂吸着パウダー成分」の正体は、全成分表示のなかの結晶セルロースです。植物由来のこまかいパウダーで、肌の上に出てきた皮脂を物理的に吸着して、光の反射を抑える役割をします。
ここ、買う前に知っておくと期待値を間違えずにすむポイントだと思っていて。このクリームは皮脂の分泌そのものにはたらきかけるタイプではなく、出てきた皮脂をパウダーで受け止めてテカって見えにくくするタイプなんですね。医薬部外品ではないので、皮脂に対する「有効成分」が入っているわけでもありません。
だから効き方はゆるやかで、私が感じた「効果はそんなに強くないけど、たしかにある」という体感とも、設計としてきれいに一致します。ここを誇張せずに理解しておくと、がっかりしにくいはず👌
全成分からわかる「保湿されるのにサラサラ」の理由
水、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、スクワラン、グリセリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ペンチレングリコール、ステアリン酸グリセリル、結晶セルロース、カルボマー、ステアロイルグルタミン酸Na、香料、カプリリルグリコール、ウコン根エキス、安息香酸Na、フィチン酸Na、キサンタンガム、水酸化Na、クエン酸、ヒマワリ種子油、トコフェロール、ポリリシン
油分として使われているのが、スクワラン・(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルという、さらっとした感触のエステル油中心なのがポイント。ワセリンやミネラルオイル、シアバターのような重い油がほとんど使われていません。
うるおいを抱えるほうはグリセリンが担当していて、そこに結晶セルロースのパウダーが乗る構成。つまり「うるおいは水性成分と軽い油で、表面のさらさらはパウダーで」と役割分担しているので、保湿感とマットな手ざわりが両立するわけですね。使ってみて不思議に感じた感覚に、あとから納得しました✨
そのほか、ブランドが推している整肌成分としてウコン根エキス(オーガニックターメリック由来)を配合。香料も入っていて、この2つが後述する独特な香りに関係していそうです。防腐は安息香酸Na+カプリリルグリコール+ペンチレングリコールで、パラベン・エタノールの表示はありませんでした。
実際に使ってみた|使用感レビュー
テクスチャー・伸び・なじみ

チューブから出すと、白くてやわらかい、ゆるめのクリーム。公式は「塗るときは瑞々しくて伸びもいいのに、塗り終わると密着して全然ベタベタしない」と説明していて、口コミでも「ゆるめで伸ばしやすい」という声が目立ちます。
実際に手の甲でのばしてみると、たしかに水っぽさのある伸び方で、するっと広がってくれました。そしてなじみきったところで、ふっと表面がさらっと変わる感じ。クリームを塗ったあとにありがちな、指がぺたっと吸いつく感触が残らないのが特徴的でした。

塗った直後のマット感・下地としての使用感
いちばん驚いたのがここで、なじませた直後から、肌の表面がしっかりマットになります。ツヤ系のクリームのようなぬるっとした光り方がなくて、パウダーをはたいたあとに近い手ざわりに落ち着く感じ😍

この質感なので、そのままメイクに進んでも下地として相性が良さそうだなと感じました。公式もメイク前の使用に触れていますし、口コミにも「朝使ってもメイクの邪魔をしなさそう」「昼のメイク直しがいらないくらい」という声があります。
ただ、ここは正直に書いておきたいところで。私が「下地としても有能そう」と感じたのはあくまで塗った直後の質感からの印象です。ベースメイクとの相性は使うファンデーションによっても変わるので、そこはご自身の手持ちで試してみてくださいね😊
皮脂対策効果のリアルな強さ|一般的なテカリ防止下地との違い
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
結論から言うと、皮脂によるテカリを抑える働きは、たしかにあります。でも、そんなに強くはありません。いわゆる皮脂テカリ防止をうたった化粧下地を使ったときのような、「夕方までピタッと変わらない」レベルではないというのが正直な体感でした🤔
そう感じたのも、成分の設計を見ると納得で。テカリ防止下地の多くは、シリコーンで膜を作ったり、大量の吸油パウダーを配合したりして、化粧膜そのものでテカリを抑え込む作りになっています。一方こちらは、あくまでスキンケアのクリームで、そこに皮脂を吸うパウダーが加えてあるという構成。効き方の強さが違うのは、むしろ当然なんですよね。
期待値の目安としては、こんなイメージで考えるとちょうどいいと思います。
- 向いている考え方:いつものクリームを、テカリにくいものに置き換えたい
- 向かない考え方:これ1本で、テカリ防止下地を卒業したい
保湿力・乾燥やつっぱりの有無
マットに仕上がると聞いて、いちばん心配していたのが乾燥でした。テカリを抑えるコスメって、使ったあとにカサついたり、口元だけ粉っぽくなったりしがちなので…😅
でも実際に使ってみたら、つっぱる感じはなく、しっとりした仕上がりでした。表面はさらさらなのに、内側はしっとりしている感覚。前の項目で書いた、グリセリンと軽い油で保湿しつつ表面はパウダーで整える、という設計がそのまま体感に出ている感じでした✨
ただしこれは、私の肌でこう感じたという話。口コミを見ると「しばらくするとつっぱる」「極度の乾燥肌には保湿力が足りないかも」という声もあります(@cosme 商品ページ)。かなり乾燥する肌の方には物足りない可能性があることは、前提として知っておいてもらえたらと思います。
香りの正体と強さ|好みが分かれるところ
そして、この商品でいちばん人を選ぶのが香りです。
かなり独特な香りがします。甘い系でもフローラル系でもなく、青くて少し薬草っぽい方向。口コミでも「きゅうりのような香り」「ハーブ系」「薬草みたい」と、表現がバラバラなのがおもしろいところで、それだけ既存のコスメの香りに当てはめにくいということなんだと思います。
成分表を見ると香料が入っているうえ、ウコン根エキスも配合されているので、このあたりが合わさった香りなのかなと感じました。強さとしては、顔に塗っているあいだはしっかり感じるレベル。私は数分でそこまで気にならなくなりましたが、無香料のスキンケアに慣れている人や、香りに敏感な人はけっこう驚くと思います🤔
逆に言うと、ここさえ受け入れられたら残りの使い心地はかなり良い商品です。可能なら、店頭やサンプルで一度香りを確かめてから買うのがいちばん失敗しにくいと思います。
良かった点/残念だった点
良かった点
- 保湿されているのに、表面がさらさら:この両立が想像以上でした。クリームを塗ったあとの、あのぺたっとした感触が残らないのが快適です
- 塗った直後からマットで、メイクにすぐ進める:スキンケアがなじむのを待つ時間が短くてすむのは、朝うれしいポイント
- テカリがゆるやかに目立ちにくくなる:劇的ではないけれど、日中の顔のギラつきは以前より気になりにくくなりました
- 価格が意外と手に取りやすい:50mLで2,970円=1mLあたり約59円。同じくテカリ対策をうたうアベンヌ クリナンス マティファイング エマルジョン(40mL・2,860円/約72円)などと比べても割高ではありません
残念だった点
- 香りが独特で人を選ぶ:これが最大の分かれ道。私は平気でしたが、苦手な人はけっこういると思います
- 皮脂対策の強さは専用下地には届かない:テカリを本気で抑え込みたい日は、やはり下地やパウダーの助けが必要でした
- 量が多いとヨレやすい:口コミでもモロモロが出るという声があります(対処法は後述します)
- かなり乾燥する肌には物足りないかも:軽い油分中心なので、真冬の乾燥や、もともと乾燥が強い肌だと保湿が足りなく感じる可能性があります
アンブリオリス「定番モイスチャークリーム」との違い|結局どっちを買う?
アンブリオリスといえば、青と白のチューブでおなじみのモイスチャークリーム(Lait-Crème Concentré)が定番。1950年から続くロングセラーで、メイク前のツヤ下地としても人気ですよね。
「同じブランドの保湿クリームだけど、何が違うの?」というのはいちばん気になるところだと思うので、両方の全成分を突き合わせて比べてみました。
全成分比較でわかった設計思想の違い
先に結論を言うと、この2つは上位版・下位版という関係ではなく、設計の方向がほぼ真逆でした。
| 比較項目 | マッティファイング モイスチャライザー | モイスチャークリーム(定番) |
|---|---|---|
| 容量・価格 | 50mL/2,970円(約59円/mL) | 75mL/3,465円(約46円/mL) |
| 主な油分 | スクワラン、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | ミネラルオイル、ステアリン酸、ミツロウ、シア脂、パルミチン酸セチル |
| 感触の狙い | 軽いエステル油+結晶セルロースでマットに | 油性成分をしっかり重ねてこっくり・ツヤに |
| 仕上がり | さらさら・マット | しっとり・ツヤ |
| 向いている肌 | 普通肌〜オイリー肌、インナードライ | 普通肌〜乾燥肌 |
| 下地としての方向性 | テカリを抑えたいベース作り | ツヤを出したいベース作り |
定番のほうはミネラルオイル・ステアリン酸・ミツロウ・シア脂と、しっかりした油性成分が上位に並ぶ、いかにも「守る」タイプの処方(公式商品ページ)。乾燥肌さんに支持されてきた理由がそのまま出ています。
対してマッティファイングは、その油分をさらっとした軽いものに置き換えて、皮脂を吸うパウダーを足した構成。つまり「アンブリオリス=こってりツヤ」というイメージで避けていた脂性寄りの人のために作られた、もう一つの答えなんですね。同じ棚に並んでいても、選ぶ理由がまったく違います。
肌質・シーン別にどっちを選ぶべきか
- テカリ・皮脂が気になる/マットに仕上げたい → マッティファイング モイスチャライザー
- 乾燥が気になる/ツヤっぽいベースが好き → 定番モイスチャークリーム
- 季節で肌が変わる → 夏はマッティファイング、冬は定番、という使い分けもあり
- Tゾーンはテカるのに頬は乾く → 部分で塗り分けるか、まずはマッティファイングから
ちなみにアンブリオリスには、この2つよりさらに保湿に振ったフィラデルム モイスチャークリーム(75mL・3,630円)もあります。定番でも乾燥が追いつかない、粉を吹くくらい乾く、という方はそちらも選択肢に入れてみてください。プチプラ寄りの価格帯のブランドに見えて、乾燥ケアの上位ラインまできちんと用意されているのは、老舗ならではだなと思います😊
そもそも乳液とクリームの基本的な違いが気になる方は、「乳液とクリームの違い」もあわせて読んでみてください。
モロモロを出さない使う量・使い方のコツ
口コミで見かける「塗りすぎるとモロモロが出る」という声。これは配合されている増粘剤(カルボマー・キサンタンガム・ステアロイルグルタミン酸Na)が、量が多いと肌の上で寄れてしまうために起きやすい現象です。
裏を返せば量と塗り方を調整すれば避けやすいということなので、私が気をつけていたポイントをまとめておきますね。
- 1回量はパール1粒くらいから:まず少なめに広げて、足りないところだけ足すほうがヨレにくいです
- こすらず、押さえるようになじませる:手のひらで包むように押さえると、モロモロが出にくくなります
- 前の化粧水をなじませてから塗る:肌表面が濡れたままだと寄れやすくなります
- マットになったのを確認してから下地へ:表面が落ち着いてからメイクに進むと崩れにくいです
こんな人におすすめ/おすすめしない人
向いている人
- テカるのに乾く、いわゆるインナードライで、さっぱり系だと乾く・しっとり系だとテカる、を行き来している人
- テカリ防止下地の厚ぼったさや、その後の乾燥が苦手な人
- スキンケアの段階からベタつきを減らして、朝の工程を短くしたい人
- アンブリオリスの定番クリームが「重すぎる」と感じたことがある人
インナードライかどうか自信がない…という方は、見分け方とケアの順番を「乾燥するのに脂っぽい『インナードライ』の対策」でまとめているので、あわせて読んでみてください😊
向かない人
- 皮脂・テカリをしっかり抑え込みたい人(専用の下地やパウダーのほうが向いています)
- もともと乾燥が強い肌の人、真冬に粉を吹くタイプの人
- 香りに敏感な人、無香料でないと使えない人
- 肌がゆらいでいる時期の人(口コミにはヒリつきやニキビが出たという声もあります*¹*²)
まとめ
アンブリオリス マッティファイング モイスチャライザーは、「保湿クリームなのにテカらない」を、パウダーの力でゆるやかに叶えてくれる1本でした。
使ってみて感じたことを、もう一度まとめておきますね。
- 塗った直後からマットになり、そのままメイクへ進みやすい
- 皮脂によるテカリは目立ちにくくなるが、専用下地ほどの強さはない
- マット系なのにつっぱらず、しっとりとした仕上がり
- 香りが独特で、ここだけは好みがはっきり分かれそう
- 定番のモイスチャークリームとは上下ではなく、ツヤ/マットで真逆の設計
「テカリを完全になくす魔法のクリーム」ではありません。けれど、乾燥もテカリも両方あって、どっちに寄せても不正解だった人にとっては、ちょうど真ん中に置ける貴重な選択肢だと思います。香りだけ一度確かめてから、ぜひ試してみてくださいね✨
【注記】
*¹ ノンコメドジェニックテスト済みとは、ニキビのもと(コメド)ができにくいことを確認するテストを実施済みという意味です。すべての方にニキビができないわけではありません。
*² 敏感肌対応テスト済みとは、敏感肌の方を対象にしたテストを実施済みという意味です。すべての方に肌トラブルが起こらないわけではありません。
*³ 記事内の使用感・感想はすべて個人の感想であり、効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。
※価格・成分は2026年7月時点で公式サイトを確認した内容です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

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