イガリシノブさんプロデュースブランド・フーミーのエイジングケア化粧水「モイストエイジングケアローション」の成分解析です。
水、BG、グリセリン、ウシ除タンパク血液、プラセンタエキス、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、サイタイエキス、イワベンケイ根エキス、酒粕エキス、コメ発酵液、アスペルギルス/脱脂ダイズ種子発酵エキス、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ユビキノン、PCA-Na、パルミチン酸レチノール、リン酸アスコルビルMg、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アセチルヘキサペプチド-8、ヒトオリゴペプチド-1、ヒトオリゴペプチド-13、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、異性化糖、フラーレン、セレブロシド、加水分解コラーゲン、加水分解アナツバメ巣エキス、加水分解エラスチン、フィトステロールズ、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、グルコノバクター培養液、ピーナッツ油、白金、キビ芽エキス、チョウジエキス、チャ葉エキス、ゼニアオイ花エキス、シソ葉エキス、オタネニンジン根エキス、イノシトール、ベタイン、ポリクオタニウム-51、アミノカプロン酸、水添レシチン、コレステロール、ペンチレングリコール、ポリソルベート80、PEG-60水添ヒマシ油、PVP、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、セルロースガム、(スチレン/VP)コポリマー、クエン酸、クエン酸Na、エタノール、フェノキシエタノール
フーミー モイストエイジングケアローションの成分解析
まずは同じフーミーから出ている、通常タイプの化粧水「フーミーモイストローション」との違いから解析していきます。
通常タイプ(モイストローション)との違いを比較
モイストエイジングケアローション | モイストローション |
---|---|
200ml・税込2530円 | 300ml・税込2,200円 |
1回分(5mlあたり) 約63円 | 1回分(5mlあたり) 約37円 |
水、BG、グリセリン、ウシ除タンパク血液、プラセンタエキス、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、サイタイエキス、イワベンケイ根エキス、酒粕エキス、コメ発酵液、アスペルギルス/脱脂ダイズ種子発酵エキス、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ユビキノン、PCA-Na、パルミチン酸レチノール、リン酸アスコルビルMg、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アセチルヘキサペプチド-8、ヒトオリゴペプチド-1、ヒトオリゴペプチド-13、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、異性化糖、フラーレン、セレブロシド、加水分解コラーゲン、加水分解アナツバメ巣エキス、加水分解エラスチン、フィトステロールズ、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、グルコノバクター培養液、ピーナッツ油、白金、キビ芽エキス、チョウジエキス、チャ葉エキス、ゼニアオイ花エキス、シソ葉エキス、オタネニンジン根エキス、イノシトール、ベタイン、ポリクオタニウム-51、アミノカプロン酸、水添レシチン、コレステロール、ペンチレングリコール、ポリソルベート80、PEG-60水添ヒマシ油、PVP、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、セルロースガム、(スチレン/VP)コポリマー、クエン酸、クエン酸Na、エタノール、フェノキシエタノール | 水、BG、グリセリン、ジグリセリン、グリチルリチン酸2K、アラントイン、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、モモ葉エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ワイルドタイムエキス、スフィンゴ糖脂質、ソルビトール、トレハロース、水添レシチン、フィトステロールズ、エチルヘキシルグリセリン、ベタイン |
モイストエイジングケアローションは全成分が61種、モイストローションは21種なので、入っている成分の種類が3倍近く違います。
エイジングケアタイプは成分が増えた上位版ではなく、通常タイプにのみ入っている成分もありますね。
その上で、それぞれの良いポイントを上げてみます。
モイストエイジングケアローションの良い点
- エイジングケアコスメで人気の成分が大量に詰め込まれてる
- 美容成分の数がとにかく多い
- セラミドの数が多い
モイストローションの良い点
- 価格が安い
- 成分数が少ない分、ひとつあたりの濃度が期待できる
- アラントインやモモ葉エキスなど、肌荒れ・ゆらぎ肌をケアする成分が入っている
- 刺激・アレルギーのリスクのある成分が少ない
- エタノールフリー
単純に美容成分の種類だけで言うと、モイストエイジングケアローションの方が良いんですが、濃度や安全面などで少し気になる部分もあります(後ほど成分解析で解説していきます)
一方で、モイストローションにのみ入っている[アラントイン][モモ葉エキス]などにも注目。
エイジングケアではなく「肌荒れ」「ゆらぎ肌」のケアでは、通常タイプのモイストローションの方が良いって可能性が高いんじゃないでしょうか。
モイストローションの成分解析はこちら
ありす
もし私が「価格を気にせず使うならどっち?」と聞かれても、モイストローションの方を選びます。
その詳しい理由は、これから解析で書いていきますね。
ベース成分はシンプル
ベースとなる保湿成分はBG、グリセリンです。
BGはさっぱり系、グリセリンはしっとり系。
BGの濃度が多めですが、製品コンセプト的には、それなりにしっとりするように調整されているんじゃないでしょうか。
どちらも低刺激で一般的な成分です。
美容成分はあまり意味がない?
モイストエイジングケアローションは61種類の成分が入ったコスメです。
水、乳化剤、防腐剤などの成分を省いて、50種類ぐらいの美容成分が入っています。
「美容成分がたくさん!豪華そう!」と感じるかもしれませんが、美容成分は多けりゃ良いってものじゃないんです。
あくまでも予想ですが、このコスメは「美容成分のひとつひとつの濃度はめちゃくちゃ低い」と思います。
理由は2つあって
- 中価格帯の化粧水で、豪華な美容成分を高濃度で詰め込むのは難しい
- ひとつの化粧品の中に混ぜ込める美容成分の濃度には限界がある
という点です。
全く意味がないというわけではなく、例えば「グリセリンとヒアルロン酸と調整系の成分だけで作った化粧水」と比べると、美容効果は期待できます。
成分が合わさった「なんとなくの効果」はあるとは思いますが、「ひとつひとつの成分の効果」は期待できないって感じですね。
6種類のセラミド
この化粧水のコンセプト成分はセラミド。
5種のヒト型セラミド(セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP)と動物セラミド(セレブロシド)が入っています。
セラミドはお肌のバリア機能や潤いの維持に重要な成分。
スキンケアで積極的に取り入れたい成分なので、入っているのは嬉しいポイントです。
通常タイプは3種のヒト型セラミド+スフィンゴ糖脂質なので、(濃度は不明ですが)種類はエイジングケアタイプの方が多いです。
人気のエイジングケア成分
成分をひとつひとつ見ていると、高価なエイジングケア美容液の主成分になっているものが、たくさん入っています。
- プラセンタ系※・・・保湿、ターンオーバーを助ける
- イワベンケイ根エキス・・・抗糖化
- ユビキノン・・・コエンザイムQ10、抗酸化
- パルミチン酸レチノール・・・ビタミンA誘導体、抗シワ
- リン酸アスコルビルMg・・・ビタミンC誘導体、抗酸化
- テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・・・VCIP、ビタミンC誘導体、抗酸化
- アセチルヘキサペプチド-8・・・塗るボトックス注射、抗シワ
- ヒトオリゴペプチド-1・・・EGF、ターンオーバーを助ける
- ヒトオリゴペプチド-13・・・FGF、ハリ弾力をサポート
- カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル・・・ナールスゲン、ハリ弾力をサポート
- フラーレン・・・抗酸化
- 加水分解アナツバメ巣エキス・・・ハリ弾力をサポート
- 白金・・・プラチナ、抗酸化
- ポリクオタニウム-51・・・リピジュア、お肌に潤いを与える
- アミノカプロン酸・・・医薬品にも使用される整肌成分
※プラセンタ系・・・ウシ除タンパク血液、プラセンタエキス、サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、サイタイエキス
この値段で、これだけの種類のエイジングケア成分が入ったコスメってあまり見かけないです。
先ほど書いたように、濃度は低いので、ひとつひとつの効果はイマイチですが、「成分が合わさった、なんとなくの効果」なら、それなりに期待できるんじゃないでしょうか。
他にも美容成分はたくさん入っていますが、種類が多く、濃度も期待できないので、省きます。
刺激・アレルギーのリスクが高め
- 動物由来の成分(ウシ除タンパク血液、サイタイエキス、セレブロシドなど)
- 植物エキス(イワベンケイ根エキス、キビ芽エキス、チョウジエキスなど)
- エイジングケア成分(ユビキノン、パルミチン酸レチノールなど)
- ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルなど)
- 発酵系の成分(サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液、酒粕エキス、コメ発酵液など)
これらの成分は「人によっては、お肌の刺激になりやすい」と言われるものです。
それぞれの濃度はごくわずかだと思いますが、ごく少量でも駄目だったり、合わない成分が複数あって、刺激や肌荒れの原因になることも。
エイジングケア成分はたっぷり入っていますが、リスクは高めの「攻めのエイジングケアコスメ」ですね。
敏感肌でなくても、初めて使う時はパッチテストを推奨します。
あと、微量ですがピーナッツ油も含まれているので、アレルギーの方は使わないほうが良いですね。
防腐剤や乳化剤などの調整系の成分は一般的な感じ。特に気になる点はありません。
エタノールは入っていますが1%以下なので、よっぽど合わない方じゃなければ気にしなくて良いと思います。
成分解析のまとめ
- 通常タイプの約3倍の成分が入っている
- 美容成分の種類が多いから、ひとつあたりの濃度は期待できない
- お肌のバリア&水分保持に重要なセラミドを配合
- エイジングケア成分の種類数がとにかく多い
- 成分的には刺激・アレルギーのリスクはやや高め
フーミーの他のアイテムの解析はこちら
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
---|---|---|
BG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
グリセリン | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。 高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。 |
ウシ除タンパク血液 | エイジングケア | その名の通り、ウシの血液由来の美容成分です。 アミノ酸などの栄養がありお肌を保湿して整え、ターンオーバーをサポートします。 刺激やアレルギーになりやすいものは除去されていますが、安全面はやや心配な成分です。 |
プラセンタエキス | 透明感 | メラニンを生成するチロシナーゼの生成を抑制したり、新陳代謝を高めてターンオーバーを正常化するシミ排出作用を持っています。 美白だけでなく保湿効果もある美容成分。医薬部外品の有効成分として承認されています。 刺激はほとんどなく、美白成分の中で特に低刺激な成分だと言われています。 |
サッカロミセス/(黒砂糖/プラセンタエキス)発酵液 | 保湿 | 「発酵熟成プラセンタ」と呼ばれるアミノ酸を多く含むプラセンタ系の保湿成分です。 保湿や美白効果が期待できます。 |
サイタイエキス | 保湿 | 馬や豚のへその緒から採れる抽出物です。 ムコ多糖類とアミノ酸を多く含み、お肌を保湿し、柔らかくします。 |
イワベンケイ根エキス | 植物エキス | ベンケイソウ科イワベンケイの根から採れる植物エキスです。 強い抗糖化作用を持っており、エイジングケアコスメで人気です。 レチノールと共に配合すると効果を高めます。 |
酒粕エキス | 保湿 | コメ発酵液(お酒)を作る際に得られる成分です。 グルコシルセラミドやアミノ酸などの栄養が多く含まれており、お肌を保湿し、整えます。 |
コメ発酵液 | 整肌 | お米を発酵させた成分、日本酒です。 アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどの栄養が含まれ、お肌を保湿し、整えます。 微量のアルコールが含まれる成分です。 |
アスペルギルス/脱脂ダイズ種子発酵エキス | エイジングケア | 大豆由来イソフラボンを発酵させた成分です。 抗糖化を持ち、ハリ弾力の低下や黄ぐすみをケアできると、エイジングケアコスメに人気です。 基本的には低刺激ですが、発酵系の成分なので刺激を感じる人もいるかも。 |
ヒアルロン酸Na | 保湿 | 化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。 肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。 粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。 |
グリチルリチン酸2K | 整肌 | 肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。 有効成分として配合できる成分で、ある程度の濃度があれば、けっこうすぐに効果が現れます。 抗炎症成分が複数配合されていたり、他の抗炎症系コスメと重ね塗りしたり、長期的に使いすぎると、刺激になったり、肌本来の機能が弱まる可能性もあるので注意。 |
ユビキノン | エイジングケア | コエンザイムQ10とも呼ばれる抗酸化成分です。 元は医薬品成分でしたが、2004年から化粧品への配合が認められました。 お肌の保湿と、強い抗酸化作用を持ち、エイジングケアコスメで人気の成分です。 |
PCA-Na | 保湿 | 人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれるPCAのナトリウム円です。 他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。 洗顔料のつっぱり感、髪のきしみ防止のために配合されることもあります。 |
パルミチン酸レチノール | エイジングケア | 油溶性のビタミンA誘導体です。 不安定な性質を持つレチノールを安定させています。 抗シワ作用があると言われ、エイジングケアコスメでは非常に人気の成分です。 保湿、ハリ弾力のサポートにも良い成分です。 |
リン酸アスコルビルMg | 透明感 | 美白成分(メラニン生成制御・メラニン還元・メラニン排出促進型)です。 ビタミンCの約8倍の浸透力がある水溶性のビタミンC誘導体の一種。 アスコルビルリン酸Naに似た性質を持ちますが、リン酸アスコルビルMgの方が安定性が高く、長時間(約12時間以上)効果を発揮します。 メラニン系以外にも、皮脂の分泌抑制、コラーゲンの生成促進、色素沈着抑制、抗酸化、抗シワ、抗老化などの作用も持っています。 皮膚刺激はほとんどなく、ビタミンC誘導体の中で特に安全性と効果のバランスが良い成分です。 |
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル | 抗酸化 | 「VCIP」とも呼ばれるメラニン還元型の美白成分です。 油溶性のビタミンC誘導体の一種で、水溶性のビタミンC誘導体に比べて即効性はありませんが、皮膚浸透力に優れ、安定していて低刺激です。 ビタミンC誘導体は強い抗酸化作用を持ち、酸化で黒くなったメラニンを元に戻したり、メラニンの酸化を予防する成分。 化粧品ではなかなか難しいですが、理論上では高濃度ならシミを薄めることも可能です。 刺激はゼロではありませんが、美白成分の中ではまだ安心して使える方かなと思います。 |
アセチルヘキサペプチド-8 | エイジングケア | 「塗るボトックス注射」とも呼ばれています。 表情ジワの原因となる物質の分泌を抑える作用、表情筋の緊張を和らげる作用があります。 |
ヒトオリゴペプチド-1 | エイジングケア | 「EGF」と呼ばれ、細胞を再生させる力があると言われています。 人の肌に存在するタンパク質の一種で、加齢と共に減っていきます。 EGFは表皮細胞成長因子とも呼ばれ、肌のターンオーバーをサポートしてシミやくすみ、肌のこわつきにアプローチします。 コストが高いので、配合したコスメは価格が高くなりがちです。 皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分ですが、ただし「肌に塗ったところで本当に効果があるのか」という疑問の声もあります。 |
ヒトオリゴペプチド-13 | エイジングケア | 「FGF」と呼ばれ、細胞を再生させる力があると言われています。 人の肌に存在するタンパク質の一種で、加齢と共に減っていきます。 FGFは線維芽細胞成長因子とも呼ばれ、線維芽細胞を増殖させて肌のハリ弾力に必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートします。 コストが高いので、配合したコスメは価格が高くなりがちです。 皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。 ただし「肌に塗ったところで本当に効果があるのか」という疑問の声もあります。 |
カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル | エイジングケア | アミノ酸誘導体の一種で、「ナールスゲン」とも呼ばれる成分です。 コラーゲン・エラスチンの産生をサポートして、お肌のハリ・弾力を助けます。 低分子コラーゲンよりさらに小さな分子量で、お肌への浸透性が向上。 細胞内でのコラーゲン産生量が2~3倍、エラスチンの産生量が1.5倍以上になったという研究データもあります。 京都大学と大阪市立大学の研究によって開発された、新しいエイジングケア成分です。 |
異性化糖 | 保湿 | 砂糖を酵素で分解した保湿成分です。 お肌の天然保湿因子に含まれており、補うことでお肌を保湿します。 |
フラーレン | 抗酸化 | 60個の炭素がサッカーボールのように繋がった、炭のように黒い成分です。 ビタミンCの100倍以上と言われる、非常に強い抗酸化力を持っています。 抗酸化力により活性酸素を生成を抑制し、シミや肌荒れなどを防ぎます。 美白効果もある成分ですが、化粧品に配合する濃度では刺激はありません。 |
セレブロシド | 保湿 | ウマの脳や脊髄から抽出されるセラミドで、人間の持つセラミドと近い性質を持っています。 セラミドと同じように、乾燥や刺激から肌を守る(バリア機能を高める)働きがあります。 |
加水分解コラーゲン | 保湿 | 水溶性コラーゲンを加水分解して小さくして浸透力を高めた成分です。 肌の土台で水分を蓄える保湿の役目を持っています。 |
加水分解アナツバメ巣エキス | エイジングケア | アナツバメ巣エキスを加水分解し、浸透しやすくした成分です。 シアル酸を多く含み、お肌を保湿し、ハリやターンオーバーをサポートします。 |
加水分解エラスチン | エラスチンを加水分解して小さくしたもので、より高い浸透力を持つ保湿成分です。 肌でコラーゲンに絡まり、バネのように支えて皮膚の弾力性を保つ役割があります。 | |
フィトステロールズ | 保湿 | 大豆由来の保湿成分です。 製品の乳化を安定させる作用もあります。 |
セラミドEOP | 保湿 | 肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。 保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。 もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。 他のセラミドに比べ、水分保持と外部の刺激を防ぐバリア機能を強く持ち、アトピー肌の人は特に少なくなりがち。原料がやや高価です。 |
セラミドNG | 保湿 | 肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。 保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。 もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。 他のセラミドに比べ、人の肌に最も多いです。強い保湿力とバリア機能を持ち、化粧品に多く使用されます。 |
セラミドNP | 保湿 | 肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。 保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。 もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。 他のセラミドに比べ、水分を保持し、シワを抑制、減少させる作用があります。加齢によって減りやすいです。 |
セラミドAG | 保湿 | 肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。 保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。 もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。 |
セラミドAP | 保湿 | 肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。 保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。 もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。 他のセラミドに比べ、水分を保持し、シワを抑制・減少し、ターオンーバーも促進する作用があります。加齢によって減りやすいです。 |
グルコノバクター培養液 | 整肌 | 細菌の培養液から作られる成分です。 保湿、整肌、ハリ弾力、ターンオーバーを助ける効果があると言われています。 |
ピーナッツ油 | 油脂 | マメのラッカセイの種子から採れる油脂です。 肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。 オレイン酸とリノール酸を多く含みます。 ピーナッツアレルギーを持つ方には危険なので注意しましょう。 |
白金 | 抗酸化 | 「プラチナ」とも呼ばれる抗酸化成分です。11種類あると言われている活性酸素の全種類を除去できるという、強力な抗酸化力を持っています。 また、抗酸化成分は一度作用すると効果がなくなるものも多いですが、白金の抗酸化力は半永久的です。 ただし価格が非常に高く、コスト的に配合出来る濃度でどの程度効果が得られるのかは微妙なところです。 |
キビ芽エキス | 植物エキス | イネ科のキビから採れる植物エキスです。 メラニンの生成を防いだり、ターンオーバーを助ける、美白コスメでも人気の成分です。 |
チョウジエキス | 植物エキス | フトモモ科のチョウジノキの開花直前のつぼみから採れる植物エキスです。 抗炎症作用を持ち、吹き出物やニキビを防ぐ効果もあります。 独特のにおいがあり、香水や防虫剤にも配合されます。 |
チャ葉エキス | 整肌 | チャカテキン(ポリフェノール)、カフェイン、ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸などを含む抗炎症成分です。 消炎、抗酸化、抗菌、収れん、消臭、育毛、美容、保湿などの作用もあると言われています。 |
ゼニアオイ花エキス | 植物エキス | アオイ科のゼニアオイから採れる植物エキスです。 糖類、ビタミン、タンニンなどを含み、お肌を保湿します。 お肌を整えたり、老化の原意となるエラスターゼをブロックする作用もあると言われています。 |
シソ葉エキス | 植物エキス | シソ科のシソの葉から採れる植物エキスです。 抗アレルギー作用があると言われています。 セラミドの合成を促進してお肌のバリア機能をサポートしたり、整肌、チロシナーゼ阻害などの作用もあると言われています。 |
オタネニンジン根エキス | 保湿 | 朝鮮人参の根から抽出されるエキスで、保湿以外にも美白、血行促進などの効果があると言われています。 |
イノシトール | 保湿 | コメヌカや母乳に多く含まれるビタミンB様成分です。 保湿、バリア機能改善、ハリ・弾力、皮脂分泌の調整などの作用があると言われています。 |
ベタイン | 保湿 | 糖蜜から得られるアミノ酸誘導体で、化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。 帯電防止効果もありますが、刺激のリスクはほぼありません。 |
ポリクオタニウム-51 | 保湿 | 「リピジュア」と呼ばれる保湿成分です。 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。 医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。 |
アミノカプロン酸 | 整肌 | アミノ酸の一種です。 抗炎症作用があると言われ、湿疹などの皮膚炎に対する医薬品にも使用されます。 |
水添レシチン | 乳化 | 両性イオン(アンホ)界面活性剤です。 化粧品の水と油を混ぜ合わせる乳化の目的で配合されますが、保湿力もあります。 |
コレステロール | 保湿 | 人の組織内に存在する成分で細胞間脂質の10%に含まれ、柔軟性を高める役割があります。 保湿効果、肌バリア効果、肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。 リボゾーム構造の安定効果も。 コレステロールといえば動脈硬化の原因とも言われる成分ですが、化粧品に配合する分には問題ありません。 |
ペンチレングリコール | 保湿 | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 さっぱりした使用感で、抗菌効果もあります。 高濃度で配合されている場合は、肌に刺激になる可能性の高いので、肌の弱い方は避けたほうが無難です。 1%以下の濃度なら特に気にしなくても大丈夫でしょう。 |
ポリソルベート80 | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤です。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 化粧品の浸透感をアップさせるためにも配合されます。 |
PEG-60水添ヒマシ油 | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤の中でも特に低刺激な成分。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 化粧品の浸透感をアップさせるためにも配合されます。 |
PVP | 保湿 | お肌でフィルム状になって皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌を守ります。 成分を分散したり、乳化を補助する役割も持っています。 |
ヒドロキシエチルセルロース | 増粘 | 幅広いphで安定した性質の増粘剤で、製品をゲル化させずに増粘します。 メイクアップ製品では顔料などの分散効果も持っています。 |
キサンタンガム | 増粘 | 化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。 |
セルロースガム | 調整 | 増粘、感触改善、泡の安定化など化粧品のテクスチャを整えます。 乳化安定のために配合される場合もあります。 |
(スチレン/VP)コポリマー | 調整 | 合成ポリマーの一種です。 スキンケアでは化粧品を白濁化して、見た目を整えるために配合されます。 主にメイクアップ製品では被膜形成のために配合されることもあります。 |
クエン酸 | ph調整 | 製品を酸性にするph調整剤です。 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果も期待できます。 ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はありませんが、ピーリング目的にたくさん配合されていると刺激になりやすいので注意です。 |
クエン酸Na | ph調整・キレート | 製品をアルカリ性にするph調整剤です。 キレート(金属イオン封鎖)や酸化防止の役割も。 ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はほぼありません。 |
エタノール | ベース | 化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。 使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。 高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | 防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。 抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。 高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。 |
- プラセンタエキス、6種のセラミドを配合
- 30種類以上の美容成分がお肌に徹底的なアプローチ
- 香料、着色料、鉱物油不使用