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今回は「水分保持能を改善する」効果効能が認められた薬用クリーム・ライースリペアインナーモイスチュアクリームNo.11の成分解析です。
8,360円相当がプチプラ価格
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ライースリペアインナーモイスチュアクリーム No.11の成分解析
医薬部外品なので、その他の成分を濃度順に書く義務はないのですが、全成分を見た感じでは、化粧品と同基準で1%以上の成分を濃度順に書いている可能性が高いでしょう。
今回は、その前提で解析していきます。
ベース成分をチェック
水溶性の保湿成分・BG[1,3‐ブチレングリコール]と、エステル油[2‐エチルヘキサン酸セチル]、植物性スクワランをベースに作られています。
ベースの油分は、クセの少ないさらっとした感じですね。
また、同ラインの化粧水と美容液はエタノールが高濃度で入っているのですが、クリームは14番目の記載。
おそらく濃度は1%以下かな。使った感じでも、エタノール感は感じませんでした。
ちなみに、同じ勇心酒造が開発したアトピスマイルクリームは、ライスパワーNo.11を有効成分に配合しつつ、エタノールの記載がないので、微量でもエタノールを避けたい人はアトピスマイルクリームがおすすめです。 (エタノールフリーの記載はないので、キャリーオーバー成分としての配合は不明)
ライスパワーNo.11を有効成分に配合
この製品の最大の特徴は「ライスパワーNo.11を配合し、水分保持能の改善訴求が認められている」ということ。
これだけで、お値段分の価値のある大きな特徴です。
詳しくは別の記事で解説していますが、ライスパワーNo.11は基底層まで浸透して、細胞に働きかけて、「セラミドの産生を助ける」ことで、お肌の水分保持機能を「改善」していく成分なんです。
「使った瞬間の保湿力」が優秀な成分はたくさんあるけれど、「お肌の水分保持機能を改善していく」という根本的なケアができるのは、かなり大きなメリットだと思うよ。
また、このライスパワーNo.11を開発しているのがライースリペアの販売元である勇心酒造。
作った側だからこその、設計の上手さも期待できますね👍
訴求成分をチェック
- 植物性スクワラン
- 人の皮脂成分と近い性質を持つ油分です。
肌馴染みが良く、水分の蒸発を防ぐ効果に優れています。 - ホホバ油
- 植物から採れる油ですが、油脂ではなくエステル油に分類されます。
人の皮脂に近い性質を持ち、 肌馴染みが良く、水分の蒸発を防ぐ効果に優れています。 - メドウフォーム油
- 植物から採れる油脂(油分)です。
水分の蒸発を防ぎ、お肌を柔らかく整えます。 - 2‐エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル
- 安定性の高い油分(エステル油)です。
水分の蒸発を防ぐ効果に優れています。 - N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2‐オクチルドデシル)
- 細胞間脂質に存在する、セラミドに似た性質の成分です。
お肌の保湿や、バリア機能をサポートします。 - トリメチルグリシン
- 化粧品の成分では「ベタイン」と表記されるアミノ酸誘導体です。
お肌の保湿効果に加え、しっとりなめらかな手触りに整えるコンディショニング効果も期待できます。 - オレンジ果汁、モモ果汁、ノバラエキス
- 植物エキスです。お肌を保湿して整え、引き締めます。
化粧水や美容液とは少し種類を変えているものの、あまり大きな変更はありません。
こちらも特に珍しいものはなく、ほとんどよくある成分です。
そもそもライスパワーNo.11がメインの商品だから、ここはおまけ程度な要素かな。
また、製品のテクスチャやphを調整するような成分が多く入っており、とにかく「ライスパワーNo.11を基底層までしっかり届けて、働かせること」を重視しているような感じがしました。
敏感肌適正は?
化粧水や美容液と比べると、エタノールの濃度が低い分、敏感肌適正はちょっと上かな。
製品コンセプトを見た感じ、化粧水や美容液よりも、じんわり浸透させていくコンセプトなので、「浸透」という意味でもクリームは少しおだやかだと思います。
また、ライスパワーNO.11は素晴らしい成分だし、着色料や香料などの肌にとっては余分な成分は特にありません。
ビタミンや植物エキス類などをごちゃごちゃ入れすぎず、シンプルに設計しているのもプラスポイント。
ライースリペアの基本の3アイテムの中では、一番誰でも使いやすそうかな。
トライアルキットも売っているので、もし合わなくても金銭的なリスクはプチプラレベルです。
まとめ
クリームがどんな役割を果たすのかは、公式がわかりやすい画像を挙げています。
この画像を見る限りだと「浸透」という視点では、化粧水や美容液よりはイマイチな部分もあるかもしれません。
しかし
- じっくり時間をかけて浸透してくれる
- 化粧水や美容液よりマイルドに使えそう
という視点では、クリームも優秀なアイテムだと思います。
個人的に使用感がいちばん好きなのはクリーム。
スフレのようななめらかなテクスチャで、するんとお肌に乗ってくれるよ💕
ライースリペアはどこで買える?
公式サイトによると、実店舗での取り扱いは以下のようになっています
- 日本橋三越本店(東京)
- 高松三越(香川)
- 松屋三越(愛媛)
- 名古屋栄三越(愛知)
- 勇心酒造本社(香川)
基本的に通販がメインのブランドで、ドラッグストアやコスメショップでは見かけたことはないです。
公式サイトでは初回限定超お得なトライアルセットを販売中。
1,650円で、3種類の美容液を含むライースリペアがじっくり試せる、お得なセットです🙌
8,360円相当がプチプラ価格
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
ライスパワーNo.11 | 水分保持能の改善 | ★ |
1,3‐ブチレングリコール | ベース(保湿) | |
2‐エチルヘキサン酸セチル | エステル油(エモリエント) | |
植物性スクワラン | 炭化水素油(エモリエント) | |
メチルポリシロキサン | シリコーン(被膜形成) | |
濃グリセリン | 保湿 | |
ホホバ油 | エステル油(エモリエント) | |
メドウフォーム油 | 油脂(エモリエント) | |
自己乳化型モノステアリン酸グリセリル | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
ミリスチン酸ミリスチル | エステル油(エモリエント) | |
ミリスチルアルコール | 高級アルコール(調整) | |
ステアリン酸 | 高級脂肪酸(調整or石けん合成) | |
N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2‐オクチルドデシル) | 疑似セラミド(保湿) | |
エタノール | ベース | △ |
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
モノステアリン酸ソルビタン | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
トリメチルグリシン | アミノ酸誘導体(保湿) | |
バチルアルコール | 二価アルコール(エモリエント) | |
N‐ステアロイル‐L‐グルタミン酸ナトリウム | アミノ酸系アニオン界面活性剤(乳化) | |
メチルパラベン | 防腐剤 | (旧) |
オレンジ果汁 | 植物エキス(保湿・引き締め) | |
天然ビタミンE | 整肌・製品の抗酸化 | |
ブチルパラベン | 防腐剤 | (旧) |
プロピルパラベン | 防腐剤 | (旧) |
エデト酸二ナトリウム | キレート | |
疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース | 増粘 | |
モモ果汁 | 植物エキス(保湿) | |
キサンタンガム | 多糖類(増粘) | |
ノバラエキス | 植物エキス(保湿、整肌) | |
クエン酸 | ph調整 | |
クエン酸ナトリウム | ph調整 |
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