【成分解析】 PAUL&JOE モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S 01

  • URLをコピーしました!

[このサイトはプロモーションを含みます]

PAUL&JOE モイスチュアライジング ファンデーション プライマー Sの成分解析です。

PAUL&JOEといえば「プライマー」シリーズの化粧下地が有名ですが、3つのタイプがあります。

商品名特徴紫外線カット力30mlの価格
プロテクティング ファンデーション プライマー紫外線カット力強めSPF50+ PA++++税込3,850円
モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S保湿重視SPF15 PA+
(03を除く)
税込3,850円
ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー Nラベンダーパール効果SPF20 PA++税込4,400円

一番人気があるのは、今回解析する、真ん中の「モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S」です。

カラーは全部で3色。今回は01のドラジェを解析していきます。

  • 01ドラジェ:明るめ、ピンク系
  • 02ハニー:暗め、オレンジ系
  • 03クリーム:薄付き、SPFなし

ちなみにあまり知られていませんが、ポール&ジョー ボーテはアルビオンのブランドです。

全成分

オレンジフラワー水、水、BG、グリセリン、DPG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、トリエチルヘキサノイン、ナイロン-12、シクロメチコン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、アセチルヒアルロン酸Na、アンズ果汁、アンズ核油、トコフェロール、ヒアルロン酸Na、ホホバ種子油、マドンナリリー根エキス、加水分解ヒアルロン酸、BHT、TEA、アクリレーツコポリマー、カルボマー、キサンタンガム、ステアリン酸、セスキオレイン酸ソルビタン、セテアリルアルコール、タルク、トリセテアレス-4リン酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ベヘニルアルコール、ポリステアリン酸スクロース、ポリソルベート80、ポリソルベート85、ミネラルオイル、ラウリル硫酸Na、レシチン、含水シリカ、水酸化Al、水添ポリイソブテン、水添レシチン、サリチル酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料、マイカ、酸化チタン、酸化鉄

目次

PAUL&JOE モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S 01の成分解析

まずはベースの成分から解析していきます。

他の化粧下地はちょっと違う、特殊な構成になっていました。

オレンジ水がベース

ベースになる「水」のかわりに「オレンジ水」が使われています。

これはオレンジの精油を抽出する際に得られる蒸留水で、微量の精油成分を含み、香り付けをします。

普通の水を使うよりも保湿力が期待でき、オレンジなので引き締め系の作用もあるかもしれません。

オレンジと聞くと光毒性が心配になりますが、アルビオン系のコスメなので、さすがにそこは大丈夫なように作られているとは思います。

基本的には問題ないですが、オレンジが肌に合わない方だと刺激や赤みが出るかもしれません。

「油分」より「水分」がメイン

一般的な化粧下地はシリコーンなどの「油」がメインに作られています。

ポール&ジョーのプライマーでは、全成分は濃度順にこのように始まります。

オレンジフラワー水、水、BG、グリセリン、DPG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、トリエチルヘキサノイン

ベースとなる保湿成分は[BG][グリセリン][DPG]ですが、すべて水溶性の保湿成分です。

BGとグリセリンは低刺激な一般的な保湿成分。

DPGは少し刺激があると言われる成分ですが、濃度が高くないので、特に問題はないと思います。

シリコーンなどの油がベースになった下地に比べて、サラッとした使用感になります。

ただし、肌の凸凹を埋めたり、メイクを密着させるといった、下地としての機能は弱めですね。

また、油分の多い下地に慣れている方だと、乾燥しやすいと感じることもあります。

油分もさっぱり系

水溶性の保湿成分の濃度は高いですが、化粧下地なので、油分も入っています。

  • トリエチルヘキサノイン:エステル油
  • シクロメチコン:環状シリコーン
  • ジカプリン酸ネオペンチルグリコール:さっぱり系の保湿成分
  • アンズ核油:さらっとした油脂
  • ホホバ種子油:エステル油
  • ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル:エステル油
  • ミネラルオイル:鉱物油

などが油分ですね。(種類が多いから抜け落ちてるかも)

ほとんどが、さっぱりサラサラした油分なので、軽いつけ心地です。

紫外線吸収剤入り

紫外線吸収剤は[メトキシケイヒ酸エチルヘキシル]の一種類のみです。

ちなみに、他のサイトの解析を見ていると「紫外線吸収剤が入っているから肌に悪い!」と酷評されている意見もありました。

でも、SPFのある化粧下地(特にデパコス)は、ほとんどの商品に紫外線吸収剤が入っていますし、入っていることで「紫外線を防げる」というメリットがあります。

乾燥しやすいのは紫外線吸収剤のせいって意見もありますが、どちらかというと、油分の少なさが原因なような気もします。

この製品の場合、SPF15で濃度も低いし、よっぽど肌が弱いとか、紫外線吸収剤が合わないとかじゃなければ、特に問題のないレベルだと思います。

そもそも肌が弱いなら、これじゃなくて、国産の敏感肌向けブランドの下地を使った方が安心です。

あと、SPFがあるといっても15程度なので、補助的に使うレベルですね。

外で日差しを浴びるには、これ1本じゃ全然足りません。(休みの日やテレワークでほぼ外に出ないならまぁ良いかも)

日焼け止めやパウダーなどを併用して、しっかり紫外線対策をしましょう。

着色成分は一般的な顔料

肌の色を整えてくれる、着色成分は主に顔料です。

[タルク][含水シリカ][マイカ][酸化チタン][酸化鉄]が該当します。

[水酸化Al][ナイロン-12]あたりも着色に関係してるかな。

ほとんどは下地やファンデーションでよく使われる一般的な成分ですが、ポール&ジョーの独自の設計で混ぜ合わせ、色を作っています。

特徴的な成分といえば[ナイロン-12]ぐらい。ポリアミド系の合成繊維で、色をつけるというよりは、ツルッとしたテクスチャに調整する成分です。

刺激などのリスクがあると言われている「タール色素(有機合成色素)」は使われていません。

美容成分はけっこう豪華

化粧下地は肌に塗り置くコスメなので、美容成分も重視したいところです。

まずは3種のヒアルロン酸[アセチルヒアルロン酸Na][加水分解ヒアルロン酸][ヒアルロン酸Na]が入っています。

ヒアルロン酸はお肌の水分保持を助ける保湿成分。通常のヒアルロン酸の機能をさらに高めたものが[アセチルヒアルロン酸Na][加水分解ヒアルロン酸]です。

濃度がわからないのでなんとも言えませんが、しっかり入っていれば、保湿力は期待できそうです。

他の美容成分はこんな感じですね。

  • アンズ果汁:植物エキス、保湿、ヒアルロン酸をサポート
  • アンズ核油:油脂、保湿、お肌を柔らかくする
  • マドンナリリー根エキス:植物エキス、セラミドをサポート

種類は多くありませんが、ヒアルロン酸に期待できそうだし、口コミを見た感じでも「保湿」という面では優秀じゃないかと思います。

がっつりエイジングケアや美白効果を求める人には、物足りない印象ですね。

乳化剤に刺激あり

[ラウリル硫酸Na]は製品の水と油を混ぜ合わせる、乳化剤として配合されています。

この成分、シャンプーでさんざん嫌われている[ラウレス硫酸Na]よりもさらに刺激が強い洗浄成分。

日本の化粧品ではほとんど使われていません💦

乳化剤なので濃度は低いですが、肌に塗り置くコスメだし、やや不安がある・・・。

他でも代用できそうな成分なのに、なぜこれ入れたんだろう・・・😓

あとはph調整で入れられてるTEAも刺激が指摘されている成分なので、ちょっと微妙ですね。

評価が高い理由を推測

この下地、SNSや口コミサイトでもやたらと絶賛されていますよね。

これは個人的な推測ですが、人気がある理由は「他のデパコスと購入者層が違う」という部分があると思います。

成分を解析したところ、PAUL&JOEのプライマーは「カバー力は弱いけど、軽く付けられて保湿力もある下地」という位置付けです。

そしてPAUL&JOEのメイン顧客層はこんな感じ。

  • 10代・20代の若い世代(肌悩みが少ない)
  • ナチュラル、フェミニン系のメイクを求めている(マット肌を求めていない)
  • 見た目が可愛くて、価格の安いデパコスを求めている

つまり、ベースメイクアイテムに求める完成度の基準が低いんですよね。

そんな人がPAUL&JOEの下地を使うと「軽くてつけ心地が良い!ナチュラル!潤う!デパコスなのに安い!」という感想になります。

若くて肌悩みが少なく、ギャルメイクのような濃さも求めていないので、カバー力の低さも気になりません。

また、PAUL&JOEのプライマーを買う前はCANMAKEやCEZANNEなどのプチプラコスメを愛用してたって人も多いと思います。

PAUL&JOEはデパコスなので、成分や開発にお金がかかっていて、プチプラよりは当然完成度が高いです。

そういった人たちの感想が多く集まるので、数ある化粧下地の中でも、特に高い評価を受けるんじゃないでしょうか。

成分解析のまとめ

  • 水ではなく、香り付け・保湿・引き締め効果のあるオレンジ水を使用
  • 水分がベースになったさっぱり系の化粧下地
  • 紫外線吸収剤は入っているが少量。刺激になりにくいがカット力は低い。
  • 着色成分は一般的な顔料が中心でタール色素不使用
  • 3種のヒアルロン酸など、美容成分はけっこう豪華
  • 乳化剤とph調整剤に少量だけど刺激になりやすい成分が含まれている
  • 評価が高いのは、カバー力よりも、軽くてしっとりの使用感を求めているユーザーが使うから
オレンジフラワー水植物蒸留水ビターオレンジの精油を抽出したときに得られる蒸留水です。
保湿、整肌、収れん、皮脂抑制、古い角質細胞の剥離を促すピーリング効果も持っています。
ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
グリセリン化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
DPG化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。
眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル紫外線吸収剤多くの日焼け止めで使われるメジャーな紫外線吸収剤です。
赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れています。
紫外線吸収力は高いのですが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。
トリエチルヘキサノインエステル油肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。
油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。
天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。
他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。
ナイロン-12調整ポリアミド系の合成繊維です。
滑らかな性質を持ち、化粧品のテクスチャを調整するために配合されます。
マスカラに配合すると、ロングラッシュ効果を発揮します。
シクロメチコン被膜形成肌や髪に皮膜を作り、表面をキレイに見せたり、成分を密着させる環状シリコーンです。
ベースの油剤としても使われ、揮発性が高く、自らは揮発してなくなります。
撥水性を持つので、ウォータープルーフコスメにも使われる成分。
環状シリコーンはさらっとしたテクスチャで落としやすい性質を持ちます。
シリコーンは嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール保湿メイクアップ化粧品によく使われる油性の保湿成分です。
低粘度でさっぱりしたテクスチャを持っています。
油やアルコールと溶けやすく、酸化安定性が高い特性もあります。
アセチルヒアルロン酸Naヒアルロン酸Naの7倍の吸着性、2倍の保湿性を持ちます。
とろみがないので商品のテクスチャに変化を与えません。
普通のヒアルロン酸と比べて高価な原料です。
アンズ果汁アンズの果実から採れる植物成分です。
お肌に水分を与えて保湿したり、ヒアルロン酸の生成をサポートします。
アンズ核油油脂バラ科の杏の種子から採れる油脂です。
肌を柔らかくする作用や、被膜を作って水分の蒸発を防ぐ作用があります。
老人性いぼにも効果があると言われています。アーモンド油とよく似た、サラサラとしたテクスチャです。
椿油よりも軽くベタつかないオイルとしてヘアケア製品に多く配合されています。
オレイン酸とリノール酸を多く含みます。
酸化安定性が低いのと、肌質によっては皮脂の過剰分泌やキメの悪化の原因になる可能性があるので注意しましょう。
トコフェロール酸化防止剤製品の酸化を防ぎます。
ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。
防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。
ヒアルロン酸Na保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。
肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。
粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。
ホホバ種子油エステル油植物(ホホバ)の種から採れるけど、油脂ではなくエステル油に分類される成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌なじみがよく、さっぱりした使用感が特徴。
油脂に比べて安定性が高く、アクネ菌のエサにならないので、ニキビ肌でも使いやすい油性成分です。
マドンナリリー根エキス植物エキスユリエキスとも呼ばれる植物成分です。ユリ科のマドンナリリーから抽出されます。
セラミドの合成を促進して肌の保湿・バリアを改善したり、肌のバランスを保つヘパラン硫酸を生み出します。
他にも抗酸化、抗くぼみ効果もあると言われています。
加水分解ヒアルロン酸保湿ヒアルロン酸を加水分解して小さくした保湿成分です。
通常のヒアルロン酸よりも角質層への浸透能力が高くなっています。
BHT酸化防止剤自らが酸化することで、油の酸化を防止して、製品の劣化を防止します。
酸化防止効果が高く、耐熱性もあるので、化粧品の品質維持のために多く配合されます。
似た名前のBHAは毒性が非常に高いですが、BHTは特別避けるほど危険な成分ではありません。
発がん性が指摘されていますが、実際は心配するほどではないでしょう。
TEAph調整pH調整剤(アルカリ性)です。
安価な化粧品にもよく使われるアルカリ成分で、カルボマーなどと中和反応して化粧品を増粘させたり、合成界面活性剤の原料となります。
強く危険な成分ではありませんが、人によっては刺激を感じたり、肌荒れやアレルギーを起こす可能性があるので注意しましょう。
市販コスメの多くに入っているので、完全に避けるのは難しいと思います。
アクリレーツコポリマー増粘化粧品の粘度を上げて、ゲル化させる役割で配合されます。
耐水性のある被膜を形成する役割もあります。
カルボマー増粘・乳化安定よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。
じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。
アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。
製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。
天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。
肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。
皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。
合成ポリマーと聞くとあまり印象は良くないですが、肌への負担や刺激はなく、安全な成分です。
キサンタンガム増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
ステアリン酸洗浄or調整高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。
石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。刺激が少し強めです。
テクスチャ調整や乳化の補助のために配合されることもあります。
セスキオレイン酸ソルビタン乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を油の中に水が溶け込むW/O型に乳化します。
W/O型は水に流れにくくこってり。ウォータープルーフのコスメなどによく使われる乳化です。
セテアリルアルコール調整製品のテクスチャを調整したり、乳化を補助する油性成分です。
ヘアケア製品ではベースとして配合されることも多いです。
一部では「刺激がある」という噂もありますが、多くの有名製品で使われており、特に避けるほど刺激が強い成分ではありません。
タルク顔料着色料(体質顔料)です。他の体質顔料にはない、なめらかな使用感と自然な光沢があります。
抗炎症作用も持っています。
発がん性・危険性が指摘されている成分ですが、国内の化粧品で使用されているタルクの刺激は少なく、無理して避けるほどではありません。
トリセテアレス-4リン酸#N/A
ヒドロキシプロピルメチルセルロース増粘幅広いphで安定した性質の増粘剤です。
粉末のコーティング剤としての役割もあります。
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルエモリエント化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
エステル油の中でもしっとり感が強く、お肌にツヤを出す効果もあります。
ベヘニルアルコール乳化安定・調整水の中に油が溶け込むO/W型の乳化を安定させます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。
製品のテクスチャを調整するために配合されることもあります。
ポリステアリン酸スクロース乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を乳化します。
ポリソルベート80非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤です。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
化粧品の浸透感をアップさせるためにも配合されます。
ポリソルベート85非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
他の成分を溶かし込む役割もあります。
ミネラルオイルエモリエント化粧品でよく使われる油分です。
肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。
液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。
固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。
「鉱物油不使用」のコスメは、ミネラルオイルやワセリンが入っていないという意味です。
昔のワセリンは精製度が低く、肌への刺激が指摘されて鉱物油として避けられていました。
最近は99.9%以上の精製度で統合され、低刺激で安全性の高い成分です。
安価なクレンジングオイルでは主成分として配合されがちですが、脱脂力が強いので乾燥を招きます。
ラウリル硫酸Na乳化アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄成分です。
昔から使われていた定番の界面活性剤。アルキル硫酸系で、泡立ちや洗浄力は非常に良いのですが、化粧品に配合される界面活性剤の中でも特に刺激が強い成分。
脱脂力が高いので乾燥を引き起こしやすく、経皮毒も指摘されています。入っているものは避けた方が良いでしょう。
レシチン両性イオン(アンホ)界面活性剤・乳化剤です。
レシチン系の界面活性剤ですが洗浄作用はほとんどなく、基本的には乳化補助として配合されます。
乳化作用もゆるやかなので、レシチンのみで乳化することは少ないです。
セラミドのように保湿効果やお肌の保護効果も持っています。リポソームを作り、不安定な成分を包み込むこともできます。
含水シリカ顔料着色料(体質顔料)です。粒子のサイズによって性質は違ってきます。
皮脂や汗を吸収して肌すべりをなめらかにするので、パウダー系のコスメに多く使用されます。
光を均一に反射するメイクアップ効果も。
酸化チタンなどの成分をコーティングする目的でも配合されます。
粒子が小さなものはパック、大きなものはスクラブとしても使用されます。
極めて危険な成分ではありませんが、アレルギーや皮膚刺激の報告があるので、肌が弱い方は少し注意した方が良い成分です。
水酸化Alコーティング肌に直接触れると酸化して肌荒れの原因になる酸化チタンの表面をコーティングする役割を果たします。
化粧品の色調調整、粘膜の被覆保護、収れん作用も持っています。
水添ポリイソブテン調整伸びがよく、べたつきにくい性質を持つ油剤です。
テクスチャを調整したり、油性成分を溶かしこむために配合されます。
撥水性が高く、ウォータープルーフ系のメイク用品・リムーバー用品にも使われています。
ツヤがでますが、脂性肌や混合肌の人が使用するとお肌にテカリが起こることがあります。
皮膜力が高いので、濃度が高いと落としずらかったり、毛穴に成分が詰まる原因になることもあります。
使い方を間違えなければ、特に避ける成分ではありません。
水添レシチン乳化両性イオン(アンホ)界面活性剤です。
化粧品の水と油を混ぜ合わせる乳化の目的で配合されますが、保湿力もあります。
サリチル酸ピーリング雑菌の繁殖を防いだり、ごわついた角質を柔らかくするために使われます。
医薬品ではイボやウオノメの除去に。ニキビにも軽度の効果があります。
雑菌の繁殖を防ぐ効果もあるので、防腐剤としての役割も。
配合量の上限が0.2%の旧指定成分で、刺激が強め。
防腐剤として少量配合されるのは問題ありませんが、ピーリング成分としては刺激がかなり強いので注意しましょう。
フェノキシエタノール防腐剤防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。
抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。
高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。
メチルパラベン防腐ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。
パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。
メチルパラベンは代表的なパラベン4種類の中で、少し防腐力は弱めですが、低刺激です。
香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
マイカ顔料着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。
細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。
酸化チタン顔料・紫外線散乱剤肌の表面で紫外線を反射し、UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。カバー力のある白色の粉末なので、メイクアップ目的でも配合されます。
フェイスパウダーなどに多く配合すると、皮脂を吸収する役割も。水や油を吸収しやすいので、制汗剤やボディパウダーに配合されることもあります。
そのまま使うと刺激が強いため、シリカや水酸化AIなどでコーティングして配合されます。
コーティングされたものは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。酸化亜鉛に比べ、金属アレルギーのリスクもほぼありません。
石鹸に配合される場合は白く発色させるのが目的です。洗い流されるので特に危険はありません。
酸化鉄顔料鉄の酸化物(さび)の総称で、代表的な顔料(着色料)です
赤、黒、黄色の3色があり、化粧品ではすべて酸化鉄と表示されますが、医薬部外品では色によって違う呼び方がされます。
光の屈折率が高く、紫外線錯乱効果も持ち合わせています。
サビと言われると少し怖いですが、ミネラルファンデーションにも使われており、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
PAUL&JOE モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S 01の特徴
  • うるおいで肌を満たすポール&ジョーのベストセラープライマー
  • 保湿効果がありみずみずしいうるおいを与えるオレンジフラワー水や3種のヒアルロン酸を配合
  • くすみや色ムラ、毛穴をカバーして自然なツヤと立体感のある仕上がりに

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

Sponsored Link

目次