【全成分&成分解析】ミノン薬用ヘアシャンプー

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こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨

ミノン薬用ヘアシャンプーは頭皮のうるおいを守りながら洗い、ふけ・かゆみを防ぐ、優しいシャンプーです。

現状、ミノンから出ているシャンプーはこれ1種類のみ。

成分解析界隈ではそこそこ評判の良い成分です。

全成分が長めでいろいろ入ってそうに見えますが、医薬部外品名の表示でひとつひとつの表示が長くなっているだけ。

実際は13種類の成分で構成されたシンプルなシャンプーです。

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
目次

ミノン薬用ヘアシャンプーの成分解析

医薬部外品なので、まずは有効成分から解析していきます。

なぜ「薬用」なの?

有効成分として「グリチルリチン酸2K」を配合しているからです。

肌荒れケア系のコスメの有効成分にほぼ入ってます。

グリチルリチン酸2Kは化粧品・薬用化粧品では非常によく使われる成分で、お肌の炎症を鎮めてくれる作用があります。

製品説明による「かゆみ」を防ぐための成分で、有効成分の中でも特にお肌に優しく、すぐに効果が得られやすい成分と言われていますね。

グリチルリチン酸2Kは肌質や使用量によっては赤みが出たり逆に肌が弱まる人もいるようですが、シャンプーに配合されているだけなら、ほぼ問題ないと思います。

洗浄成分をチェック

洗浄や気泡に関する成分はこの6つ。

  • ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液
  • ラウロイルメチル-β-アラニンNa液
  • ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液
  • ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
  • POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル
  • ラウリン酸ポリグリセリル

難しそうな名前ですが、化粧品での名称と同時にひとつずつ説明しますね。

ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液

化粧品では「ココイルグルタミン酸TEA」と表記されます。

いわゆる『アミノ酸系』の洗浄成分で、肌や髪に必要なうるおいを残しながら優しく洗い上げます。

やや高価な原料で、「ココイルグルタミン酸TEA」をメインに配合したシャンプーってプチプラにはほぼないので、1,000円前後のお値段でこの主成分のシャンプーが買えるのはお得だと思います。

ラウロイルメチル-β-アラニンNa液

化粧品では「ラウロイルメチルアラニンNa」と表記されます

こちらも『アミノ酸系』の洗浄成分で、肌や髪に必要なうるおいを残しながら優しく洗い上げます。

カチオン化ポリマーとのコンプレックス形成能があり、シャンプーに使用するとすすぐときにコンディショニング効果があります。

ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液

化粧品では「コカミドプロピルベタイン」と表記されます。

両性イオン(アンホ)界面活性剤・洗浄成分で、アミノ酸よりも洗浄力は穏やかですが、泡質を良くしたり、洗浄成分の刺激を和らげる効果があります。

ベビーソープなどでもよく使われている成分ですね。

ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド

化粧品では「コカミドDEA」と表記されます。

非イオン(ノニオン)界面活性剤で、ふんわりクリーミーな泡を作るための起泡剤として配合されます。

POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル

化粧品では「セテアレス-60ミリスチルグリコール」と表記されます。

非イオン(ノニオン)界面活性剤です。増粘して気泡力を補助します。

ラウリン酸ポリグリセリル

化粧品と表記は同じです。

非イオン(ノニオン)界面活性剤で、主に乳化のために配合されるもの。

シャンプーの場合は、洗浄成分の刺激緩和の目的もあるかもしれません。

ありす

ありす

いわゆる「サルフェート系」などの高洗浄力の界面活性剤を使わないシャンプーです。

優しい洗浄力を持つ(けどちょっと高い)アミノ酸ベースで、プチプラの中ではかなり優秀な処方になっています。

優しい洗浄成分を使用することで洗いすぎによる乾燥・ふけ・ダメージを予防してくれます。

皮脂が多い人、スポーツをする人、外仕事の人、強い整髪料をつけている人などは洗浄力が弱くて洗いきれず、逆にふけやかゆみの原因になる可能性があるのでそこは注意。

洗い足りないと感じたら。二度洗いするか、もう少し洗浄成分が強めのシャンプーに変えたほうがよいかもしれません。

アミノ酸系なので泡立ちはもこもこ~っとはいきませんが、気泡を助ける成分を多めに入れて、泡立ちを良くしていますね。

その他の成分をチェック

保湿・補修・美容成分

保湿成分は「BG」のみ。濃度もそれほど高くなさそうなので、成分を溶かし込む目的とかかな?あまり効果は発揮しなさそうです。

髪の補修・保湿効果のあるような美容成分・植物エキスは特に入っていません。入れないことで合わない成分による刺激のリスクを防いだり、商品価格を抑えているんだと思います。

美容成分を取り込みたいなら、トリートメントなどでプラスしてあげるという方法もあります。

コンディショニング

あと『塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース』は化粧品では『ポリクオタニウム-10』と表記されるカチオン(陽イオン)界面活性剤です。

コンディショニング作用があるので、洗い流したあとの髪の手触りを良くします。

洗浄成分の『ラウロイルメチル-β-アラニンNa液』にもコンディショニング作用があり、そもそも洗浄力が強くないシャンプーなので、髪質次第ではリンスやコンディショナーを使わなくても問題ないかも。

品質維持

あと『安息香酸Na』『パラベン』は防腐剤、『ヒドロキシエタンジホスホン酸液』はキレート剤、シャンプーの品質維持に必要なものです。悪いイメージの成分ですが、ごく低濃度で効果を発揮し、リスクもほぼありません。

香料

香料も入っています。商品説明によると弱いフローラル系の香りです。

香料にネガティブなイメージを持つ方もいますが、シャンプーの場合は香りがまったくないと頭皮のニオイが目立っちゃうので、香料が入っていた方が良いと思います。

成分解析のまとめ

  • アミノ酸系の洗浄成分がメインで、優しい洗浄力を持つシャンプー
  • 頭皮の炎症やかゆみを防ぐ抗炎症成分「グリチルリチン酸2K」を配合
  • 保湿・補修効果のある成分はほぼ入っておらず、シンプルな処方
  • 補修や保湿などの洗うことで髪を良くする効果は薄いけど、洗いすぎによる乾燥やダメージを防いでくれる
  • ふけ・かゆみが気にならない人が使っても問題ナシ

全成分と配合目的(予想)

成分名目的評価
グリチルリチン酸2K肌荒れ防止★(有)
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液アミノ酸系陰イオン界面活性剤(洗浄)
ラウロイルメチル-β-アラニンNa液アミノ酸系陰イオン界面活性剤(洗浄)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液両性イオン界面活性剤(洗浄)
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド非イオン界面活性剤(洗浄)
BGベース(保湿)
POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル非イオン界面活性剤(乳化・気泡補助)
ラウリン酸ポリグリセリル非イオン界面活性剤(乳化)
塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースカチオン性ポリマー(コンディショニング)
安息香酸Na防腐剤(旧)
パラベン防腐剤
香料香料
ヒドロキシエタンジホスホン酸液キレート

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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