【全成分＆成分解析】イニスフリー レチノール シカ リペア セラム

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

今回は韓国コスメブランド・イニスフリーの看板商品「レチノール シカ リペア セラム」の成分解析です。

イニスフリー レチノール シカ リペア セラムの成分解析

ベース成分はグリセリンとBGでよくある保湿成分です。

4番目に油分（アジピン酸ジブチル）が入っていて、乳液状のテクスチャの美容液ですね。

美容成分はまずはこの製品のコンセプトであるレチノールから見ていきましょう。

レチノールは控えめ？

ピュアレチノール※を配合した美容液。

日本公式では情報が出てないのですが、海外情報を見ると濃度は「500UI」とありました。

％に直すと、約0.015％の配合量です。

市販品でやや攻めたものだと0.1％が主流だからレチノールの濃度はかなり控えめ。

初心者や手軽に取り入れたい人向けのレチノール美容液です。

※保湿成分

他の美容成分をチェック

ナイアシンアミド

お肌のキメを整え、透明感やハリ弾力をサポートする成分です。
全成分の5番目に書かれているので、濃度はそれなりに入っている可能性が高いです。

シカ成分（アシアチコシド、マデカシン酸、アシアチン酸）

ツボクサ由来の成分。お肌を健やかに保つ効果が期待できます。

アデノシン、アセチルテトラペプチド－１１

エイジングケア分野で人気のハリ弾力をサポートする成分

セラミドＮＰ

肌の角質層に元々存在し、接着剤のような役割を果たす物質。不足すると乾燥やゆらぎの原因になるので、スキンケアでは必須級に取り入れたい成分です。

あとはヒアルロン酸などの基本的な保湿成分や、アラントインなどの整肌成分も入っています。

レチノール美容液として人気を集めていますが、どちらかというと他の成分（特にナイアシンアミド）の作用が大きいんじゃないかな？と予想します。

まとめ

「レチノール美容液」としては、やや物足りない印象。

でも、レチノール以外の成分がそこそこ優秀です🙌

お値段もプチプラ寄りで、評判の良いアイテムなので、使ってみる価値はあると思います✨

全成分と配合目的（予想）

成分名	概要・一般的な目的	評価
水	ベース
グリセリン	ベース（保湿）
BG	ベース（保湿）
アジピン酸ジブチル	エステル油（エモリエント）
ナイアシンアミド	整肌・透明感＆ハリ弾力サポート	★
１，２－ヘキサンジオール	ベース（保湿・抗菌）
トリ（カプリル酸／カプリン酸）グリセリル	合成油脂（エモリエント）
アシアチコシド	植物由来成分（整肌）
マデカシン酸	植物由来成分（整肌）
アシアチン酸	植物由来成分（整肌）
レチノール	ビタミンA（整肌、ターンオーバーのサポート）	★！
アデノシン	ハリ弾力サポート
ニンジン根エキス	植物エキス（保湿）
チャ実エキス	植物エキス（整肌）
ダイズ油	油脂（エモリエント）
コレステロール	エモリエント
アラントイン	整肌	★
エチルヘキシルグリセリン	保湿・抗菌
グリチルレチン酸ステアリル	整肌
ヒアルロン酸	保湿
β－グルカン	多糖類（保湿・ハリ弾力）
β－カロチン	着色
フィトスフィンゴシン	保湿・整肌
アセチルテトラペプチド－１１	ペプチド（ハリ弾力）
マンニトール	水溶性多価アルコール（保湿）
ヒマワリ種子油	油脂（エモリエント）
セラミドＮＰ	ヒト型セラミド（保湿）	★
サリチル酸	ピーリング
プロパンジオール	ベース（保湿・抗菌）	△
水添レシチン	両性界面活性剤（乳化）
ステアロイルメチルタウリンＮａ	アミノ酸系アニオン界面活性剤（乳化）
（アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム／ＶＰ）コポリマー	合成ポリマー（増粘）
トコフェロール	ビタミンE（整肌・製品の抗酸化）
酢酸トコフェロール	ビタミンE誘導体（整肌・製品の抗酸化）
ＢＨＴ	製品の酸化防止	（旧）

よくある疑問に回答