Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
今回は資生堂・オイデルミン エッセンスローションの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ややクセはあるけど、技術の詰まった名品だよ!
SHISEIDO オイデルミン エッセンスローションの成分解析
資生堂のデパコスブランド・SHISEIDOから出ている化粧液(化粧水)です。
資生堂が1897年に初めて発売した化粧品・オイデルミンの現代版として作られたアイテム。
従来のオイデルミンの世界観を残したまま、現代の技術が詰まったアイテムです。
キー成分はケフィア発酵エキスGL
オイデルミン エッセンスローションは「健康な肌のターンオーバー」と「毛細血管」に着目して作られたアイテムです。
そこで資生堂が独自に開発した成分が「ケフィア発酵エキスGL(乳酸桿菌/コメ発酵物、グリセリン)」。
「ななつぼし(お米)」の発芽玄米をケフィア菌で発酵させて、独自に生み出したエキスです。
現状「ケフィア発酵エキスGL」が使われているのはオイデルミンエッセンスローションやエッセンス スキングロウ ファンデーションなど、SHISEIDO(デパコスブランド)の製品のみ。
アクアレーベルが似てる等の噂がありますが、「ケフィア発酵エキスGL」がキー成分であることを考えると、現状でプチプラで代用品はなく、高くても価値のあるアイテムです。
他の成分もチェック
- ユズエキスGL(ユズ果実エキス、グリセリン)
- 資生堂独自成分4MSK(メトキシサリチル酸K)
ユズエキスGLもオイデルミンエッセンスローションのために新たに開発された成分。
お肌の状態を整え、ターンオーバーをサポートする保湿成分です。
4MSKは資生堂独自の成分で、HAKUなどの美白化粧品で有効成分になっていますね。
オイデルミンエッセンスローションは医薬部外品ではなく、整肌や角質柔軟目的での配合ですが、人気のある良い成分なので入っているのは嬉しい要素です。
角層への浸透&テクスチャにも技術あり!
美容液成分を微細化する資生堂独自の乳化技術:マイクロエマルション技術を採用。
吸水性ポリマーを配合することで、うるおいを少しずつ角層に届ける設計に。
とろみがあるのに、なじませた瞬間にすっと角層まで浸透し、長く潤いつづける処方になっています。
エタノールがかなり多め
全成分の2番目にエタノールの記載あり。(配合量が2番目に多い)
使った感じでも、エタノールのスーッと感が強いです。
エタノールは肌なじみを良くしたり、成分の浸透(角質層まで)を助ける役割があるので、資生堂の製品ではよく使われていますね。
しかし、人によっては乾燥・刺激の原因になる成分🤔
濃度が多めなので、乾燥肌・敏感肌の人は注意したほうが良さそうです。
香料・着色料が残念?
香りがやや強い商品で、香料の使用量が多そうです。
香りに関しては使うときに気持ち良いし、「ジャスミンサンバック」という独自の香料を使っている様子。
だから香料はメリットもあるし、デパコスとして全然アリな範囲です。
さらに残念な要素はタール色素(酸性染料)が2種類使われている点ですね💦
おそらく、従来のオイデルミンの世界観を演出するために、色をつけているのでしょう。
確かに見た目は可愛いのですが、タール色素って悪影響がないとは言えないし、スキンケア製品には不要な成分。
色を見た感じ、そこまで多くは入ってないのですが、スキンケアには無意味だし、入れないで欲しかったかな💦
まとめ
資生堂の原点であるオイデルミンの世界観を残しつつ、最新の技術力を詰め込んだアイテム。
ただしエタノールや着色料などやや気になる部分があるため、肌がやや強めの人向けかも。
クセは少しあるけれど、合う人には価値の高い、ハイレベルなスキンケアだと思います👍
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 概要・一般的な目的 |
---|---|
水 | ベース |
エタノール | ベース |
DPG | ベース(保湿) |
BG | ベース(保湿) |
グリセリン | ベース(保湿) |
ジグリセリン | 保湿 |
PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル | アクアインプール(保湿・浸透サポート) |
メトキシサリチル酸K | 4MSK(整肌) |
乳酸桿菌/コメ発酵物 | 整肌 |
PEG-60水添ヒマシ油 | 非イオン界面活性剤(乳化) |
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン | シリコーン(皮膜形成) |
2-O-エチルアスコルビン酸 | ビタミンC誘導体(整肌) |
エリスリトール | 保湿・清涼感 |
グリチルリチン酸2K | 整肌 |
キサンタンガム | 多糖類(増粘) |
ポリアクリル酸Na | 増粘 |
ユズ果実エキス | 植物エキス(保湿) |
アセチルヒアルロン酸Na | 保湿 |
ヒアルロン酸Na | 保湿 |
ハマメリス葉エキス | 植物エキス(引き締め) |
カルボマー | 合成ポリマー(増粘・乳化安定) |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2 | 非イオン界面活性剤(乳化) |
水酸化K | ph調整 |
EDTA-2Na | キレート |
イソステアリルアルコール | 調整 |
イソステアリン酸 | 高級脂肪酸(調整) |
クエン酸Na | ph調整・キレート |
クエン酸 | ph調整 |
ピロ亜硫酸Na | 酸化防止剤 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |
香料 | 香料 |
赤227 | タール色素(酸性染料) |
黄4 | タール色素(酸性染料) |
よくある疑問に回答
- 敏感肌でも使える?
-
エタノール量多め、香料多め、着色料使用など、敏感肌向けでない要素が多いです。どうしても使いたいならいきなり現品を買わず、カウンターに行ってサンプル貰って顔で試してみてください。敏感肌の人は手の甲で1回使って購入はおすすめしません。
- 使い方・おすすめのタイミングは?
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朝晩の洗顔後に使います。タイミングは導入美容液を使う場合はその後、美容液や乳液よりは前です。
使い方は一般的な化粧水と同じで、手のひらかコットンに適量を取り、顔全体に馴染ませます。
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