【全成分&成分解析】ココネ クレイクリームシャンプー

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Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

今回はSNSでも話題のココネ クレイクリームシャンプーの成分解析です。

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ありす

製品名は「シャンプー」だけど、成分は全然違ったよ💦

目次

ココネ クレイクリームシャンプーの成分解析

ココネ クレイクリームシャンプー
総合評価
( 1.5 )
メリット
  • 洗いすぎによる乾燥やダメージを予防
  • 肌や髪をケアする植物成分が多い
  • 補修成分のヘマチン配合
デメリット
  • 洗浄力の低さがフケ・匂い・ごわつきの原因になるかも
  • 頭皮にやや刺激になるリスクあり

このアイテム、製品名は「シャンプー」ですが、成分を見る限りでは「トリートメント」や「ヘアパック」と呼ぶべきアイテムです。

その理由を今から解説していきますね。

洗浄成分がほとんど入っていない

化粧品の全成分は、濃度が高いものから順番に記載されます。

まず、ココネクレイクリームシャンプーの上位成分を見ていきましょう。

  • セテアリルアルコール(油剤・高級アルコール)
  • グリセリン(保湿・多価アルコール)
  • トリエチルヘキサノイン(油剤・トリエステル)
  • ベヘントリモニウムメトサルフェート(コンディショニング・陽イオン界面活性剤)

油剤をベースに、コンディショニング成分である陽イオン界面活性剤を配合した構成です。

次に、一般的なシャンプーとトリートメントの上位成分を例に挙げてみます。

シャンプートリートメント
水,ラウレス硫酸Na,コカミドプロピルベタイン,DPG,ラウリルグリコール酢酸Na水,ステアリルアルコール,イソペンチルジオール,ベヘントリモニウムクロリド,グリセリン

某人気プチプラシャンプー&トリートメントの全成分の序盤です。

シャンプーは[ラウレス硫酸Na][コカミドプロピルベタイン][ラウリルグリコール酢酸Na]などの陰イオン界面活性剤をベースに作られています。

陰イオン界面活性剤は一般的に「洗浄成分」と呼ばれるもので、汚れを落とす効果を持っています。

シャンプーは髪や頭皮の汚れを落とすものなので、陰イオン界面活性剤を多く入れる必要性があるのです。

一方でトリートメントは油剤である[ステアリルアルコール]をベースに、陽イオン界面活性剤である[ベヘントリモニウムクロリド]を配合。

シャンプー後に「マイナス」に帯電した髪に吸着して、静電気を防いだり、手触りを良くする役割を持ってるんです。

ありす

さて、ここまで読んだ方に質問です。
ココネクレイクリームシャンプーは本当に「シャンプー」なのでしょうか?

上位成分を見る限りでは、シャンプーではなく「トリートメント」や「ヘアパック」なんですよね・・・。

高評価だけど・・・

Instagram見てると「全然乾燥しない!」「ツヤツヤになった!」みたいな意見が出てきます。

でも、洗浄成分が入ってないんだから当然です😂

スキンケアに例えると、乳液で顔を洗ってるようなものです。

炭やクレイが入っているものの、洗浄成分は入っていないので、汚れの落ちは非常に悪いです。

フケや匂いの原因になったり、ヘアケア用品や整髪料のシリコーンが髪に溜まってごわつく「ビルドアップ現象」が起こる可能性も高いでしょう。

植物エキス盛り盛り系

ベース成分意外の部分を見ていくと、全成分数は57種類でかなり複雑な構成。

その大半は植物エキスです。

油脂もしっかり入っているので、しっとりさせてくれるでしょう。

ここはまぁ豪華なんですが、ヘアケアに特化した成分ではないかな。

毛髪補修系ではヘマチンが入っています。

頭皮に使って大丈夫?

ココネクレイクリームシャンプーは頭皮のケアも出来るシャンプーとして売られています。

しかし、成分はトリートメント。

トリートメントは基本的に頭皮にはつけるべきではないアイテムです。

なぜなら、コンディショニング成分である陽イオン界面活性剤は肌にとって刺激になりやすい成分だから。

髪にとってはメリットの大きな成分ですが、肌に使うにはややリスクがあるんですよね。

もちろん「絶対ダメ」って言うほどの危険性はありませんが、頭皮への刺激の原因になるかもよってことは、知っておいた方が良いと思います。

まとめ

何度も言いますが、成分的には「シャンプー」じゃなくて「トリートメント」「ヘアパック」です。

成分解析という視点で見ると、シャンプーとして使うのはおすすめしません。

でも、他のシャンプーとは違った形のケアなので、これがちょうどハマって調子が良くなる人もいるでしょう。

使ってみて調子が良いなら、それはそれで良いでしょう。

でも、ココネクレイクリームシャンプーをメイン使いするとしても、週に2回ぐらいは普通のシャンプーを使ってしっかり汚れを落としてあげた方が良いんじゃないかと思います。

全成分と配合目的(予想)

成分名目的評価
ベース
セテアリルアルコール高級アルコール(調整・乳化補助)(旧)
グリセリンベース(保湿)
トリエチルヘキサノイン合成油脂(エモリエント)
ベヘントリモニウムメトサルフェート陽イオン界面活性剤・第四級アンモニウム系(コンディショニング)
ソルビトール糖アルコール(保湿)
セタノール高級アルコール(調整)(旧)
ベヘントリモニウムクロリド陽イオン界面活性剤・第四級アンモニウム系(コンディショニング)
ヘマチン毛髪補修
カオリン顔料
汚れ吸着
ハチミツ保湿
ベルガモット果皮油精油(香料)
マンダリンオレンジ果皮エキス植物エキス(保湿・整肌)
アーモンド油油脂
ヒマワリ種子油油脂(エモリエント)
ヤシ油油脂(エモリエント)
ホホバ種子油エステル油(エモリエント)
スクワラン炭化水素油(エモリエント)
オリーブ果実油油脂(エモリエント)
アセチルヘキサペプチド-1ペプチド(ハリ弾力サポート)
デシルグルコシド非イオン界面活性剤(洗浄)
ゴマ油油脂(エモリエント)
バオバブ種子油油脂(エモリエント)
ローズマリー葉エキス植物エキス(整肌・製品の抗菌)
アスコフィルムノドスムエキス透明感
フカスセラツスエキス海藻エキス(保湿・整肌)
加水分解マンゴー液汁エキス植物由来エキス(角質柔軟)
加水分解コンキオリン真珠エキス(保湿)
乳酸桿菌/ハイビスカス花発酵液植物発酵エキス(整肌・ターンオーバーのサポート)
ノリウツギ果実/花エキス植物エキス(保湿)
スサビノリエキス海藻エキス(保湿)
サガラメエキス海藻エキス(保湿)
水溶性プロテオグリカン保湿
加水分解チェリモヤ果実エキス植物由来エキス(保湿)
ヒバマタエキス植物エキス(保湿)
加水分解マンゴスチン果実エキス植物由来エキス(保湿)
ハス花エキス植物エキス(整肌・透明感サポート)
ニンニク根エキス植物エキス(整肌・保湿)
ローマカミツレ花エキス植物エキス(整肌)
ゴボウ根エキス植物エキス(保湿・整肌)
アルニカ花エキス植物エキス(整肌)
セイヨウキズタ葉/茎エキス植物エキス(整肌)
オドリコソウ花/葉/茎エキス植物エキス(引き締め・整肌)
オランダガラシ葉/茎エキス植物エキス
セイヨウアカマツ球果エキス植物エキス(整肌)
エタノールベース
クエン酸ph調整
ペンテト酸5Naキレート
クエン酸Naph調整・キレート
カプリリルグリコール保湿・抗菌
メントール冷感
BGベース(保湿)
香料香料
パルミチン酸エチルヘキシルエステル油(エモリエント)
フェノキシエタノール防腐剤
イソプロパノール防腐剤

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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