タイ生まれの保湿クリーム・SMOOTH Eの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ニキビ跡ケアとして使っている人が多いようですが、正式にはニキビケア用品ではありません。
そもそも日本では薬機法の都合上「ニキビ跡用」といった効果効能を謳ってコスメを販売することはできないんですよね。
なので、日本語のサイトには「あとケア」という表現が書かれており、「ロイドや色素沈着ではなく健常な状態にもどったお肌のケア」という位置付けで販売しています。
ベースの成分はあまり見かけない油分
全成分の水に書かれている「安息香酸アルキル(C12-15)」「水添野菜脂肪酸グリセリズ」は水分の蒸発を防ぐエモリエント成分です。
どちらも日本のコスメでは、あまり使われていない成分ですね。
特に危険などの情報は見当たりませんでしたが、あまり使われてない成分というのはちょっと不安を感じる要素です。
乳化剤の量も多めかも
具体的な濃度が公開されているわけではありませんが、全成分の「5,6,8,9番目」に書かれているのが非イオン界面活性剤です。
クリームなので多少乳化剤が多くなるのは仕方ないですが、ちょっと多いような気がしました。
訴求成分をチェック
- ホホバ種子油(油脂・エモリエント)
- トコフェロール(整肌・製品の抗酸化)
- タマネギ根エキス(植物エキス・整肌・製品の抗酸化)
- ツボクサエキス(植物エキス・整肌)
- アロエベラ葉汁(植物エキス・整肌)
- ビサボロール(整肌)
タイ生まれのコスメですが、成分のラインナップ的には、韓国コスメのシカクリームに近いアイテムです。
ツボクサエキスやアロエベラなどの植物エキスで、お肌を整えて肌荒れを防ぐ目的のコスメですね。
ややギャンブルなコスメ
- ベースのオイル成分が日本ではあまり見かけない
- 乳化剤の量がけっこう多そう
- PH調整のTEAも日本ではあまり見かけない
- 防腐の設計が日本の主流ではない
日本で正式に販売されているコスメなので、日本の法律で許されている範囲ですが、日本のコスメではあまり見かけないような成分&構成をしています。
だから「良い」とか「悪い」とかを一概に決められるわけではありませんが、日本の定番の設計のコスメを使うよりは若干リスクはあるかなと思います。
- 防腐剤の種類について
- 防腐剤に関しては日本では定番のパラベンやフェノキシエタノールではなく、シメン-5-オール(イソプロピルメチルフェノール)で防腐しています。
同濃度ではシメン-5-オールの方が低刺激ですが、防腐力が低いため、高濃度で入れる必要があります。
それが刺激になるって人もいるので「パラベンフリーだから安心」と言えるものではありません。
あとは「独自技術MES」を使っているとのことですが、調べても日本語での情報があまり出てこなかったので割愛します。
全成分と配合目的
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
水 | ベース | |
安息香酸アルキル(C12-15) | エステル油(エモリエント) | |
水添野菜脂肪酸グリセリズ | エモリエント | |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | エステル油(エモリエント) | |
ステアリン酸グリセリル | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
ステアリン酸PEG-100 | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
ミツロウ | ロウ(調整) | |
セテアレス-6 | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
セテアレス-25 | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
ステアリルアルコール | 高級アルコール(エモリエント) | (旧) |
ホホバ種子油 | エステル油(エモリエント) | |
トコフェロール | 整肌・製品の抗酸化 | |
シクロメチコン | シリコーン(被膜形成) | |
セタノール | 調整 | (旧) |
香料 | 香料 | △ |
カルボマー | 合成ポリマー(増粘・乳化安定) | |
TEA | ph調整 | (旧) |
EDTA-4Na | キレート | |
タマネギ根エキス | 植物エキス(整肌・製品の抗酸化) | |
ツボクサエキス | 植物エキス(整肌) | |
アロエベラ葉汁 | 植物エキス(整肌) | |
ビサボロール | 整肌 | |
乳酸 | ph調整orピーリング | |
シメン-5-オール | 製品の抗菌 |
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