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今回は、エイジングケアの定番成分として人気の [レチノール] を、「そもそも何の成分?」「なぜ効くの?」「使うときに何に気をつければいい?」を成分の目線で整理していきます。レチノールは効果も期待できる反面、使い方を間違えるとひりひりしやすい成分。正しい知識で付き合いましょう😊
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ひとことで言うと
[レチノール]は ビタミンAの一種で、肌のターンオーバーやコラーゲン・ヒアルロン酸の産生に関わるとされるエイジングケア成分です。化粧品のレチノールは、肌の中で少しずつ変換されて働く“前駆体(ぜんくたい)”なので、処方薬のトレチノインよりはおだやか。そのぶん、使い始めのA反応(皮むけ・赤み)や、朝の紫外線対策など、知っておくべき使い方のコツがある成分です。
レチノールってどんな成分?
レチノールは、いわゆるビタミンAのこと。肌のなめらかさやハリに関わる成分として、昔からエイジングケアの代表選手として使われてきました。
ただし、レチノールは酸素・光・熱に弱く、安定化が難しい成分でもあります。だから各メーカーは、光や空気を通しにくい容器にしたり、処方を工夫したりして配合しています。「レチノール入りは容器が凝っている」と感じたら、それはこの弱さをカバーするための工夫なんですね。

[レチノール]はビタミンAそのもので、光や空気に弱いデリケートな成分なんです。だから遮光容器やチューブに入っていることが多いんですね。私は容器の作り込みを見ると、メーカーの工夫がちょっと伝わってくる気がします😊
なぜ効く?肌の中で変換されて働く
ここがレチノールを理解するいちばんのカギです。
研究・解説で分かっていること
化粧品の[レチノール]は、肌の中で レチナール(レチノールアルデヒド)→ レチノイン酸 と酵素によって段階的に変換されて作用するとされています。実際に肌で活性を示すのは、いちばん最後の形であるレチノイン酸です。作用の本体であるレチノイン酸(トレチノイン)は医薬品で、レチノールの50〜100倍ともいわれる強い作用をもつため、その前駆体である化粧品のレチノールはより穏やかに働くとされています(出典3)。
つまり、こう覚えておくとスッキリします。
- 化粧品のレチノール=おだやかに働くビタミンA(前駆体)
- トレチノイン=パワフルな医薬品(作用の本体)
市販コスメとクリニックで処方される薬は、同じ「ビタミンA仲間」でも別物、というわけです。
よくある誤解
- 「皮がむける=効いている証拠」ではない。むけなくても作用は進みますし、むけすぎはバリアを損ねているサインのこともあります。
- 「濃ければ濃いほどいい」わけではない。高濃度ほど刺激も出やすいので、肌と目的に合ったものを。
- 「化粧品のレチノール=トレチノイン」ではない。医薬品と化粧品は別物です。

“皮むけ=効いている証拠”ではないし、“濃いほどいい”わけでもありません。[レチノール]は正しく知ればこわくない成分。おだやかに・段階的に・朝はUVとセットで――これだけ持ち帰ってもらえたら嬉しいです😊
まとめ
レチノールは、仕組みと使い方さえ理解すれば心強いエイジングケア成分です。
- 肌の中で段階的に変換されて働く前駆体。作用の本体レチノイン酸(トレチノイン)は医薬品で、化粧品のレチノールはより穏やか。
- 純粋レチノールは日本で唯一「シワ改善」で承認された医薬部外品の有効成分。
- 使い始めのA反応は一時的なことが多い。週1〜2回の夜だけから段階的に。
- 合言葉は「おだやかに・段階的に・朝はUVとセットで」。
具体的な製品での配合例は、純粋レチノール配合の「エリクシール レチノパワー リンクルクリーム」の解析記事もあわせてどうぞ(解析記事は近日公開予定)。ほかのエイジングケア成分と比べたいときは「ナイアシンアミドとは?」、レチノール使用時の保湿には「セラミドの基礎知識」の記事も参考にしてくださいね。
参考文献・出典
- 出典1:資生堂 ニュースリリース「有効成分純粋レチノールによるしわを改善する効能効果の承認を日本で初めて取得」(2017) https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002135
- 出典2:資生堂 スキンエイジングラボ「シワ改善有効成分『純粋レチノール』の働き」 https://www.shiseido.co.jp/skinaging-labo/tech_02/
- 出典3:化粧品成分オンライン「レチノールの基本情報・配合目的・安全性」 https://cosmetic-ingredients.org/anti-aging-agents/2702/
- 出典4:名古屋Re:Birth Clinic 院内ブログ「ビタミンAの種類を徹底比較」 https://rebirth-clinic.jp/blog/4299/
- 出典5:青い鳥クリニック「レチノイドのA反応(赤み・皮むけ)はいつまで続く?」 https://www.aoitori-clinic.com/blog/2026/07/a-877540.html
- 出典6:健栄製薬 ヒルマイルドコラム「レチノールの効果とは?種類や使う際の注意点」 https://www.kenei-pharm.com/healmild/column/dry_skin/column119/

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