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今回は、2025年10月7日に発売された、乾燥さんシリーズ初のクレンジング 乾燥さん 薬用保湿力泡クレンジング(医薬部外品)を成分から読み解いていきます。
「乾燥さん」といえば、化粧水や乳液でおなじみの“乾燥肌の駆け込み寺”みたいなブランド。そこからついに出たクレンジングということで、注目している人も多いはず。
ポンプを押すと濃密な泡が出てきて、これ1本でメイク落としも洗顔も完了するタイプです。正直、泡タイプのクレンジングと聞くと「ちゃんとメイク落ちるの?」と身構える人もいると思うので、そのあたりも成分から正直にお話しします😊
| ブランド | 乾燥さん(BCL/スタイリングライフ・ホールディングス) |
| 容量 | 120mL |
| 価格 | ¥1,430(税込) |
| 発売日 | 2025年10月7日 |
| 区分 | 医薬部外品(薬用泡クレンジング) |
全成分はこちら
グリチルリチン酸ジカリウム*、精製水、濃グリセリン、ソルビット液、エデト酸二ナトリウム、1,3-ブチレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、フェノキシエタノール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、クエン酸、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸、水素添加大豆リン脂質、フィトステロール、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ステアロイルオキシヘプタコサノイルフィトスフィンゴシン、シロキクラゲ多糖体、タウリン、塩酸リジン、DL-アラニン、L-ヒスチジン塩酸塩、L-アルギニン、L-セリン、L-プロリン、L-グルタミン酸、L-スレオニン、L-バリン、L-ロイシン、グリシン、アラントイン、L-イソロイシン、L-フェニルアラニン、ワセリン、ニコチン酸アミド(*=有効成分、無表示=その他の成分)
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
ひとことで言うと

肌あれを防ぐ有効成分[グリチルリチン酸ジカリウム]を配合した、医薬部外品の泡タイプのクレンジング洗顔。主役はあくまで“やさしく洗うこと”です。
そのうえで、石油系界面活性剤を使わないマイルドな洗浄成分と、セラミド・アミノ酸・[シロキクラゲ多糖体]などの保湿成分を重ねて、「洗いすぎによる乾燥」を防ぎにいった処方になっています。
ひとことで言えば、攻めの保湿アイテムではなく 「洗顔で肌を削りすぎないための一本」。乾燥肌・敏感肌で、クレンジングのたびにつっぱる…という人の“引き算”にハマるタイプだと思います。
この記事のポイント
- 有効成分は[グリチルリチン酸ジカリウム]のみ。肌あれ・にきびを防ぐタイプで、美白や角質ケアの成分ではない
- 洗浄はアミノ酸系・ベタイン系のマイルド設計。石油系界面活性剤・アルコール・シリコーンはフリー
- セラミドやアミノ酸など保湿成分は手厚いが、“洗い流す”アイテムなので塗る保湿の代わりにはならない
※この製品の有効成分(グリチルリチン酸ジカリウム)の承認された効能は「肌あれ・にきびを防ぐ」です。
有効成分 ― 主役は[グリチルリチン酸ジカリウム]ひとつ
医薬部外品なので、まずは有効成分から。この製品で“薬用”を名乗る根拠になっている有効成分は、[グリチルリチン酸ジカリウム]の1種だけです。
甘草(カンゾウ)由来の抗炎症成分で、肌あれやにきびを防ぐ目的で、化粧水から洗顔までいろいろなアイテムに使われている定番中の定番。肌がゆらいで荒れ気味のときに、コンディションを落ち着ける土台づくりの成分です。
ここで一つ、誤解しやすいポイントを正直に。パッケージには[ナイアシンアミド]や[セラミド]、[アミノ酸]といった成分名も大きく出ていますが、これらは医薬部外品としての“有効成分”ではなく、あくまで「その他の成分(潤い成分)」という位置づけです。シワ改善や美白を狙ったナイアシンアミド配合の美容液とは役割が違う、と分けて考えておくと期待値がズレません。
洗浄成分 ― “やさしく落とす”をどう実現しているか
このクレンジングの個性がいちばん出ているのが、洗浄成分の選び方です。洗浄を担っているのは、主に[ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa]と[ラウリルヒドロキシスルホベタイン液]。
[ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa]はアミノ酸系(タウリン系)の洗浄成分で、適度な洗浄力ときめ細かい泡立ちを両立できるのが持ち味。[ラウリルヒドロキシスルホベタイン液]はベタイン系の両性界面活性剤で、洗浄をサポートしつつ肌あたりをマイルドにする、洗顔料でよく見る組み合わせです。
公式が 「石油系界面活性剤フリー」 とうたっているとおり、いわゆる高洗浄・高脱脂な洗浄剤は避けた構成。このあたりが「濃密泡でやさしく」のうたい文句を、成分の面から裏づけている部分だと思います。

保湿・うるおい成分 ― ここはかなり手厚い
“乾燥さん”の名に恥じず、保湿まわりの成分はプチプラとは思えない充実ぶりです。
セラミド類+リン脂質+フィトステロール
[ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン]をはじめとするセラミド類が4種、そこに[水素添加大豆リン脂質]と[フィトステロール]が組み合わせて配合されています。これは肌の角層にあるバリア構造(ラメラ構造)に近い顔ぶれで、洗うときにうるおいを守る“クッション”の役割が期待できる構成です。クレンジングでここまでセラミドを入れてくるのは、なかなか気合が入っています。
[シロキクラゲ多糖体]
個人的に「お、入ってる」と思ったのがこれ。白きくらげ由来の保湿多糖体で、ヒアルロン酸と同等以上の水分を抱える力があるとされる高保水成分です。
研究で分かっていること
シロキクラゲ多糖体は分子量100万以上の多糖体で、水によく溶け、ヒアルロン酸Naと同等以上に多くの水を抱えることができると報告されています(出典:化粧品成分オンライン)。
そのほかの保湿成分
ほかにも、低分子化した[加水分解ヒアルロン酸]、肌の天然保湿因子(NMF)に近い15種のアミノ酸、定番の保護成分[ワセリン]、整肌の[ナイアシンアミド]まで。“うるおいの底上げ役”をこれでもかと重ねていて、洗顔後のつっぱり感を減らす方向に全振りした処方だな、という印象です。
正直に気になる点
ここは商品の価値を下げるつもりはなく、買う前に知っておくとガッカリしない、という目線で正直にお話しします。
メイク落ちは“ナチュラルメイク向き”
マイルドな洗浄成分+泡タイプ+W洗顔不要、という設計上、得意なのは薄づき〜ナチュラルメイクです。ウォータープルーフの日焼け止めや、しっかりめのベースメイク・濃いポイントメイクの日は、これ一本だと落としきれない場面もありそう。そういう日はポイントリムーバーを併用するか、同シリーズのクレンジングバームなど“しっかり落とす”タイプと使い分けるのが現実的だと思います。
“保湿力”という名前への期待値
名前に「保湿力」と付いていますが、これは あくまで洗い流すアイテム。配合された保湿成分の多くは、最終的にはお湯と一緒に流れていきます。なので「これ自体が肌に保湿膜を残してくれる」というより、「洗いすぎを防いで、もともとのうるおいを奪いすぎない」のが本質。塗る保湿(化粧水・乳液・クリーム)の代わりにはならない、と理解しておきましょう。
「アルコールフリー」の意味
フリー設計に「アルコール」とありますが、これは エタノール(エチルアルコール)を使っていないという意味です。防腐目的の[フェノキシエタノール]は配合されています。名前に“エタノール”と付くので紛らわしいですが、肌をピリッとさせやすいエタノールとは別物。アルコールのつっぱりが苦手で選ぶ人も多いと思うので、ここは正直に補足しておきます。
相性チェック
| 🙆♀️ 向いていそうな人 | 🔍 要注意な人 |
|---|---|
| ✓ クレンジングのたびに肌がつっぱる・乾燥する | しっかりメイク・ウォータープルーフを毎日する |
| ✓ W洗顔のステップを減らしたい | クレンジングに強い洗浄力・さっぱり感を求める |
| ✓ 普段はナチュラル〜薄めのメイクが多い | 拭き取りやオイルでガッツリ落としたい |
| ✓ アルコール(エタノール)の刺激が苦手 | 美白・角質ケアなど“攻め”の効果を期待している |
全成分と特徴
| 成分名 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| グリチルリチン酸ジカリウム | 抗炎症(有効成分) | 肌あれ・にきびを防ぐ。甘草由来の定番 |
| 濃グリセリン/ソルビット液/BG | 保湿(ベース) | うるおいを抱える保湿剤 |
| ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa | 洗浄 | アミノ酸(タウリン)系のマイルド洗浄成分 |
| ラウリルヒドロキシスルホベタイン液 | 洗浄補助 | ベタイン系の両性界面活性剤。泡質と低刺激に寄与 |
| フェノキシエタノール | 防腐 | エタノールとは別物の防腐成分 |
| 加水分解ヒアルロン酸 | 保湿 | 低分子化したヒアルロン酸 |
| 水素添加大豆リン脂質/フィトステロール | 保湿・バリアサポート | セラミドと相性のよいラメラ系成分 |
| セラミド類(フィトスフィンゴシン系4種) | 保湿 | 角層バリアに近い構成 |
| シロキクラゲ多糖体 | 保湿 | 白きくらげ由来の高保水多糖体 |
| アミノ酸15種(タウリン・グリシン ほか) | 保湿 | 天然保湿因子(NMF)に近い顔ぶれ |
| アラントイン | 整肌 | 肌を健やかに保つ |
| ワセリン | エモリエント | うるおいを守る保護成分 |
| ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド) | 整肌 | ここでは“その他の成分”として配合 |
※配合の正確な順序・全項目は商品の全成分表示をご確認ください。
よくある質問
Q. これ1本でメイクも落ちる? W洗顔は本当にいらない?
A. ナチュラル〜薄めのメイクなら、これ1本でメイク落とし+洗顔までOKです。W洗顔不要なので、洗いすぎによる乾燥を防げます。ただし、しっかりメイクやウォータープルーフの日は落としきれないことがあるので、その場合はポイントリムーバーの併用がおすすめです。
Q. [ナイアシンアミド]が入っているけど、シワ改善や美白の効果はある?
A. この製品の[ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)]は、整肌目的の“その他の成分”として配合されています。シワ改善・美白の効能で承認された医薬部外品ではないので、その点は分けて考えてください。
Q. アルコールが入っているのにアルコールフリー?
A. フリー設計の「アルコール」はエタノール(エチルアルコール)のこと。防腐目的の[フェノキシエタノール]は配合されていますが、肌をピリッとさせやすいエタノールとは別の成分です。
特性タグ: 医薬部外品 / 有効成分=グリチルリチン酸ジカリウム / 肌あれ・にきび予防 / アミノ酸系洗浄 / 石油系界面活性剤フリー / セラミド配合 / シロキクラゲ多糖体 / W洗顔不要 / アルコール(エタノール)フリー

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