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今回は、2024年8月21日にリニューアル発売された、ワンバイコーセーの大人気導入美容液「セラムヴェール ディープリペア」を成分面からガッツリ解析していきます。
2017年の発売以来、ブランド売上No.1を誇る人気保湿美容液が、ついに3回目のリニューアル。
コーセーが業界で初めて発見した「悪玉セラミド」研究に基づく新処方を採用し、日本初のうるおい改善有効成分「ライスパワーNo.11」をさらにパワーアップさせた導入美容液として生まれ変わりました。
ドラッグストアで買える本格エイジングケア美容液としての実力を成分の観点から徹底的に見ていきましょう👌
| ブランド名 | ONE BY KOSE(ワンバイコーセー) |
| 価格 | 5,940円/10,120円 |
| 容量 | 60mL/120ml |
| 発売日 | 2024年8月21日 |
全成分はこちら
有効成分:ライスパワーNo.11(米エキスNo.11)
その他の成分:精製水、1,3-ブチレングリコール、エタノール、濃グリセリン、ジグリセリン、N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、イリス根エキス、カンゾウ葉エキス、チョウジエキス、酵母エキス(1)、天然ビタミンE、2-オクチルドデカノール、エデト酸二ナトリウム、キサンタンガム、クエン酸、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ジェランガム、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ピロ亜硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、リン酸一水素ナトリウム、植物性スクワラン、無水エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
公式のアピールポイント
- 日本初のうるおい改善有効成分「ライスパワーNo.11」配合 – セラミドを生み出し、うるおいを蓄えられる肌へ。肌の水分保持能を改善する有効成分として唯一認められた成分
- 業界初の「悪玉セラミド」研究に基づく処方 – コーセーが発見した乾燥を加速させる「悪玉セラミド」の発生を抑制し、うるおい密度を高める独自アプローチ
- ディープリペア処方でもっちり感アップ – 保湿成分を増量しアルコール量を低減。超微細乳化技術により、みずみずしさは維持しながらもっちり感・うるおい感がパワーアップ
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
成分解析
日本初のうるおい改善有効成分・ライスパワーNo.11配合
セラムヴェール ディープリペアの最大の特徴は、有効成分として配合されている「ライスパワーNo.11(米エキスNo.11)」です。
ライスパワーNo.11の誕生秘話
ライスパワーNo.11は、安政元年(1854年)創業の造り酒屋「勇心酒造」が開発した成分。
日本酒造りで培った醸造発酵技術と最先端の科学を融合させた「日本型バイオ」という独自技術によって生み出されました。
製造プロセス:
- 国産白米を蒸して丁寧に抽出
- 麹菌、酵母、乳酸菌などの微生物を絶妙なバランスで組み合わせ
- 約90日間じっくりと発酵・熟成
- 厳しい品質管理をクリアしたものだけが製品化
この長期間の発酵により、数十種類のアミノ酸や豊富なペプチド・糖類が生成され、人工的には再現できない複雑な成分構成を持つエキスが完成します。
日本初の「水分保持能改善」効果
ライスパワーNo.11は、2001年に医薬部外品の有効成分として「皮膚水分保持能の改善」効果が厚生労働省に認められた成分です。
保湿と水分保持能改善の違い
- 保湿: 一時的に肌表面をうるおわせる。洗い流すと効果がなくなる
- 水分保持能改善: 肌そのものが水分をキープする力を高める。洗い流しても効果が持続
つまり、ただ水分を与えるだけの保湿とは根本的に異なり、肌が自らうるおいを生み出し、蓄える力を改善するというのがライスパワーNo.11の本質です。
セラミド産生を促進するメカニズム
ライスパワーNo.11の最も重要な作用は、角層内のセラミド生成を促進すること。
セラミドは角層の細胞間脂質の主成分で、うるおいを保つために不可欠な成分です。しかし、年齢とともに減少し、20歳を境に減少傾向が加速します。
一般的な化粧品はセラミドを「補う」アプローチですが、ライスパワーNo.11は肌が自ら「生み出す」力を高めるため、より根本的なケアが可能になります。
実際に、3ヶ月の継続使用でセラミド量が1.4倍に増加したという研究報告もあり、継続使用によって肌のバリア機能が着実に向上していくことが期待できます。
セラミド配合のスキンケアが流行りだしたのは2020年以降ですが、それよりもずっと前から「セラミド」に着目したケアをしていたのです。
業界初の発見 – コーセーが解明した「悪玉セラミド」
今回のリニューアルのもう一つの大きなポイントが、コーセーが業界で初めて発見した「悪玉セラミド」研究に基づく処方です。
「悪玉セラミド」とは?
コーセーの研究により、乾燥を加速させる原因として、セラミドが形態変化した「悪玉セラミド」の存在が明らかになりました。
悪玉化のメカニズム:
- 角層の細胞間脂質から遊離脂肪酸が脱離
- セラミドの分子形態が変化(V型構造)
- 細胞間脂質の充填構造が低密度になる
- バリア機能が低下し、「うるおいのすき間」が発生
この低密度な領域は、バリア機能が低く乾燥しやすい「うるおいのすき間」となり、いくら保湿しても乾燥してしまう肌の原因になっていたのです。
この研究成果は第16回セラミド研究会学術集会(2023年11月)で発表され、業界に大きなインパクトを与えました。
「悪玉セラミド」への対策 – 2つのアプローチ
コーセーは、「悪玉セラミド」への対策として、2つの戦略を提唱しています:
①すき間を埋めるケア(対処型) → ライスパワーNo.11でセラミドを生成し、低密度な領域を埋める
②すき間を開けないケア(予防型) → アセチルアミノ酸で悪玉化の発生を抑制
この両方からのアプローチが、セラムヴェール ディープリペアの「ディープリペア処方」の核心です。
うるおい密度アップ成分 – 新配合の保湿成分
リニューアルで新たに配合された、うるおい密度を高める成分を見ていきましょう。
①N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン(アセチルアミノ酸)
配合目的: 悪玉セラミド発生の抑制、角層NMF成分
コーセーの研究により、「悪玉セラミド」の発生を抑制できることが確認された成分です。
作用メカニズム:
- アセチルアミノ酸が持つ負電荷と、遊離脂肪酸との間に電気的な反発力が働く
- 細胞間脂質からの遊離脂肪酸の脱離を抑制
- セラミドの悪玉化を防ぎ、細胞間脂質の密度を維持
さらに、角層の天然保湿因子(NMF)の一種でもあり、保湿効果も期待できます。
ヒト由来の角層シートにアセチルアミノ酸を60分間作用させることで、低密度な充填構造の減少が確認されており、科学的根拠のある成分です。
②アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(スーパーヒアルロン酸)
配合目的: 高保湿、肌密着性向上
通常のヒアルロン酸を改良した高機能版で、別名「スーパーヒアルロン酸」とも呼ばれます。
特徴:
- 通常のヒアルロン酸の約2倍の保水力
- 高い肌密着性で、角層に留まりやすい
- 角層深部までうるおいを届ける
- 水分蒸発を防ぐ
旧バージョンには配合されていなかった成分で、今回のリニューアルで新たに追加されました。
既存の保湿・美容成分
旧バージョンから引き続き配合されている、実績のある美容成分も見ていきましょう。
イリス根エキス
配合目的: 保湿、エモリエント
アヤメ科の植物イリス(ニオイアヤメ)の根茎から抽出されたエキス。
主な効果:
- 高い保湿効果
- 肌をやわらかく整える
- 肌のキメを整える
カンゾウ葉エキス(甘草葉エキス)
配合目的: 抗炎症、保湿
マメ科植物カンゾウ(甘草)の葉から抽出されたエキス。
主な効果:
- 抗炎症作用
- 肌荒れ改善
- 保湿効果
- 敏感肌にも使いやすい優しさ
チョウジエキス
配合目的: 抗酸化、保湿
フトモモ科植物チョウジ(丁子、クローブ)の花蕾から抽出されたエキス。
主な効果:
- 抗酸化作用
- 血行促進
- 保湿効果
- 肌のハリ・弾力向上
酵母エキス(1)(アクティライズ酵母エキス)
配合目的: 保湿、肌代謝サポート
コーセー独自の酵母エキス「アクティライズ酵母エキス」。
主な効果:
- アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの美肌成分が豊富
- 肌のターンオーバーをサポート
- 保湿効果
- 肌にハリとツヤを与える
天然ビタミンE
配合目的: 抗酸化
主な効果:
- 抗酸化作用で肌の老化を防ぐ
- 血行促進
- 肌荒れ防止
ベース・感触改良成分
製品の使用感や安定性を高める成分についても見ていきましょう。
保湿剤
- 1,3-ブチレングリコール(BG): 基本の保湿成分。さっぱりした使用感
- 濃グリセリン: しっとりした保湿感
- ジグリセリン: グリセリンよりべたつきが少なく、保湿力が高い
エモリエント成分
- 2-オクチルドデカノール: 油性成分。肌をやわらかく保つ
- 植物性スクワラン: 肌なじみが良く、水分蒸発を防ぐ
増粘剤・ゲル化剤
- キサンタンガム: 微生物発酵により得られる多糖類。とろみをつける
- ジェランガム: 増粘剤。安定したゲル構造を形成
乳化・可溶化剤
- シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール: エステル油。さらっとした感触
- テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット: 非イオン界面活性剤
- ポリオキシエチレンコレステリルエーテル: 乳化剤
- ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油: 可溶化剤
pH調整・安定化
- クエン酸: pH調整剤、保湿剤
- リン酸一水素ナトリウム: pH調整剤、緩衝剤
- エデト酸二ナトリウム: キレート剤。製品の安定性を保つ
- ピロ亜硫酸ナトリウム: 酸化防止剤
防腐剤
- フェノキシエタノール: パラベンフリー処方の主流防腐剤
- メチルパラベン: ごく少量配合で製品の安定性を保つ
アルコール
- エタノール: 清涼感、浸透感を高める。ただし、今回のリニューアルで配合量を低減
- 無水エタノール: 高濃度のエタノール(配合量が多いとは限らない)
香料
- 香料: グリーンフローラルの香り
リニューアル前との比較 – 何が変わった?
2020年8月発売の「セラムヴェール」(2代目)と、2024年8月発売の「セラムヴェール ディープリペア」(3代目)を比較してみましょう。
「セラムヴェール」と「セラムヴェール ディープリペア」は別の製品なのか?という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、「セラムヴェール ディープリペア」は「セラムヴェール」の完全リニューアル版です。
つまり、旧「セラムヴェール」は廃盤となり、現在販売されているのは「セラムヴェール ディープリペア」のみです。
名称に「ディープリペア」が追加されたのは、今回の大幅リニューアルを強調するため。処方コンセプトが大きく進化したことを表現しています。
追加された成分
✅ N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン(アセチルアミノ酸) – 悪玉セラミドの発生を抑制
✅ アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(スーパーヒアルロン酸) – 通常の2倍の保水力
据え置きの主要成分
◎ ライスパワーNo.11 – 引き続き有効成分として配合
◎ イリス根エキス、チョウジエキス、酵母エキス(1) – 既存の保湿・美容成分も継続配合
処方コンセプトの進化
旧バージョン:
- ライスパワーNo.11によるセラミド生成でうるおい改善
新バージョン(ディープリペア):
- ライスパワーNo.11によるセラミド生成(すき間を埋めるケア)
- アセチルアミノ酸による悪玉化抑制(すき間を開けないケア)
- 2方向からのアプローチで、うるおい密度を徹底的に高める
容器の変更
重要な注意点:
- 旧版(2020年8月発売)の容器とは互換性がありません
- 旧版の本体ポンプに新版の付け替え用をセットすることはできません
- 新版は、レギュラーサイズ(60ml)とラージサイズ(120ml)の付け替えが相互に可能
評価
今回のリニューアルは、単なるマイナーチェンジではなく、コーセーの最新研究「悪玉セラミド」発見を反映した大幅リニューアル。
特に「すき間を埋める + 開けない」という2方向からのアプローチは、非常に理にかなっており、従来の保湿ケアとは一線を画す処方設計です。
ライスパワーNo.11の効果を最大限に引き出すための、科学的根拠に基づいた進化と言えるでしょう👌
他のライスパワーNo.11配合製品との違い
ライスパワーNo.11を配合した製品は他にも複数ありますが、セラムヴェール ディープリペアとはどう違うのでしょうか?
コーセーグループ内の比較
①米肌(まいはだ) – 同じコーセーのライスパワーブランド
ブランド: KOSÉ(コーセー)
価格帯: 肌潤化粧水 120ml 5,500円
特徴:
- コーセーのライスパワーNo.11専門ブランド
- 全ラインでライスパワーNo.11を配合
- 「肌潤」と「活潤」の2シリーズ展開
- エイジングケアに特化した「活潤」シリーズもあり
セラムヴェール ディープリペアとの違い:
- 米肌は化粧水・乳液・クリームのライン使いが前提
- セラムヴェールは導入美容液として単品使いがメイン
- 価格帯は同じぐらい
- ワンバイコーセーは高機能特化型ブランド、米肌はライスパワー専門ブランドという位置づけ
②ワンバイコーセー セラムシールド – シワ改善も可能
ブランド: ONE BY KOSÉ(ワンバイコーセー)
価格: 40g 5,500円(編集部調べ)
有効成分: ライスパワーNo.11+(プラス)
特徴:
- 「水分保持能改善」と「シワ改善」のダブル効果
- 日本初のダブル改善有効成分「ライスパワーNo.11+」配合
- バーム状美容液
セラムヴェール ディープリペアとの違い:
- セラムヴェールは「水分保持能改善」のみ
- セラムシールドは「水分保持能改善 + シワ改善」
- テクスチャーが全く異なる(セラムヴェールは水状、セラムシールドはバーム状)
- 使用順序も異なる(セラムヴェールは導入、セラムシールドは乳液・クリームの代わり)
他社との比較
①勇心酒造 ライースリペア – 開発元の最高峰ライン
ブランド: 勇心酒造(ライスパワーNo.11の開発元)
価格帯: インナーモイスチュアローションNo.11 120ml 8,800円
特徴:
- ライスパワーNo.11を高濃度配合
- 開発元ならではの品質管理
- エイジングケアに特化
- トライアルセット: 10日間 1,650円
セラムヴェール ディープリペアとの違い:
- ライースリペアの方が高価格帯
- ライースリペアは全アイテムに高濃度ライスパワーNo.11配合
- セラムヴェールの方が手頃な価格でライスパワーNo.11を試せる
②ライスフォース – 高級エイジングケアライン
ブランド: アイム(勇心酒造グループ)
価格帯: ディープモイスチュアローション 120ml 8,800円
特徴:
- 高級エイジングケアライン
- 芸能人・有名人の愛用者多数
- 「ディープモイスチュア」と「プレミアムパーフェクト」シリーズ
セラムヴェール ディープリペアとの違い:
- ライスフォースの方が高価格帯
- セラムヴェールはドラッグストアで買える手軽さ
- ライスフォースはデパコス並みの高級感
価格とコスパで選ぶなら
ドラコス価格で本格ケア: ワンバイコーセー セラムヴェール ディープリペア(60ml 5,500円)
コーセーでライン使い: 米肌(肌潤シリーズ)
高濃度・高品質重視: 勇心酒造 ライースリペア
高級エイジングケア: ライスフォース
シワ改善も欲しい: ワンバイコーセー セラムシールド(ライスパワーNo.11+配合)
セラムヴェール ディープリペアの最大の魅力は、ドラッグストアで買える手頃な価格帯で、日本初の「水分保持能改善」有効成分を試せること。
さらに、コーセーの最新研究「悪玉セラミド」に基づく独自処方は、他のライスパワーNo.11製品にはない差別化ポイントです👌
メリット・デメリット
メリット
✅ 日本初の「水分保持能改善」有効成分を配合
ライスパワーNo.11により、単なる保湿ではなく、肌が自らうるおう力を改善。継続使用でセラミド量が増加し、乾燥に負けない肌へ。
✅ 業界初の「悪玉セラミド」研究に基づく処方
コーセーが発見した「悪玉セラミド」の発生を抑制するアセチルアミノ酸を配合。「すき間を埋める + 開けない」という2方向からのアプローチで、従来の保湿ケアを超えた処方設計。
✅ 導入美容液としての基本性能が高い
洗顔後の肌を整え、次に使う化粧水の浸透を格段に高めてくれる。今使っているスキンケアの効果を底上げできる。
✅ ドラコス価格で本格エイジングケア
60ml 5,500円(編集部調べ)という、ドラッグストアで買える価格帯。ライスパワーNo.11配合製品の中では手頃で続けやすい。
✅ 科学的根拠のある成分設計
コーセーの最新研究に基づく処方。悪玉セラミド研究は学術集会でも発表されており、信頼性が高い。
✅ テクスチャーが進化
保湿成分増量・アルコール量低減により、みずみずしさは維持しながらもっちり感・うるおい感がアップ。
デメリット
❌ 即効性は期待しにくい
ライスパワーNo.11は肌のセラミド生成を促進する成分なので、効果を実感するには最低でも2週間〜1ヶ月の継続が必要。角層を整え、セラミド量を増やすには時間がかかる。
❌ 香りが好みを分ける
グリーンフローラルの香りがしっかりついている。無香料派や香りに敏感な人には気になる可能性。
❌ エタノール配合
アルコール量は低減されたものの、エタノールと無水エタノールが配合されている。超敏感肌や、アルコールに敏感な人には刺激になる可能性。
❌ ライスパワーNo.11の濃度は不明
成分表示では「ライスパワーNo.11(米エキスNo.11)」としか記載されておらず、具体的な配合濃度は不明。ライスパワーNo.11開発元の勇心酒造ライースリペアと比べて、濃度が高いのか低いのかは判断できない。
❌ 単品では保湿力が不十分な可能性
導入美容液なので、これ一本で完結するわけではない。必ず化粧水・乳液・クリームとのライン使いが必要。
向いている人・不向きな人
✅ こんな人におすすめ
30代〜50代のエイジングケアをしたい人
セラミド量が減少し始める30代以降に特におすすめ。うるおいが減った、肌のごわつきや硬さが気になるという悩みに直球でアプローチ。
肌がゴワゴワ・カサカサで化粧水が入らない人
導入美容液としての基本性能が高く、硬くなった角層をふっくら柔らかく整えてくれる。化粧水の浸透が格段に良くなる。
乾燥を繰り返す・保湿しても乾燥する人
単なる保湿ではなく、肌が自らうるおう力を改善できる。継続使用でセラミド量が増加し、乾燥に負けない肌へ。
最新の研究に基づくスキンケアを試したい人
コーセーの最新研究「悪玉セラミド」発見に基づく処方。科学的根拠のあるエイジングケアに興味がある人に。
今使っているスキンケアの効果を高めたい人
手持ちのスキンケアはそのままに、洗顔後にプラス1品するだけ。化粧水や美容液の浸透が良くなり、効果を底上げ。
コスパ良くエイジングケアしたい人
ライスパワーNo.11配合製品の中では手頃な価格帯。デパコスは手が出ないけど、プチプラでは物足りない人に。
ドラッグストアで買える手軽さが欲しい人
ライースリペアやライスフォースのような高級ラインは続けられないけど、ライスパワーNo.11の効果は試したい人に。
❌ こんな人には不向き
即効性を求める人
ライスパワーNo.11の効果を実感するには、最低でも2週間〜1ヶ月の継続が必要。翌朝劇的に変わる!というタイプの製品ではない。
無香料派
グリーンフローラルの香りがしっかりついている。無香料派や香りに敏感な人には気になる可能性。
超敏感肌・アルコールに敏感な人
アルコール量は低減されたものの、エタノールが配合されている。アルコールに弱い人は、パッチテストをおすすめします。
これ一本で完結したい人
導入美容液なので、化粧水・乳液・クリームとのライン使いが前提。単品で保湿が完結するわけではない。
ライスパワーNo.11の濃度にこだわる人
成分表示では具体的な配合濃度が不明。開発元の勇心酒造ライースリペアのような「高濃度配合」を求める人には物足りないかも。
使い方とコツ
洗顔後、化粧水の前に使用します。
- 洗顔後、清潔な肌に2〜3プッシュを手のひらに取る
- 顔全体に優しくなじませる
- ハンドプレスでじっくり浸透させる
- その後、化粧水→乳液・クリームと続ける
効果を最大化するコツ
①洗顔後すぐに使う
導入美容液は、洗顔後の清潔な肌に、すぐ使うのがポイント。ライスパワーNo.11やアセチルアミノ酸を角層に届けることで、バリア機能の強化と次の化粧水の浸透が最大化されます。
②ケチらず適量を
公式推奨の2〜3プッシュをしっかり使いましょう。少量だと、十分な効果を感じにくくなります。
③継続は力なり(最低2週間〜1ヶ月)
ライスパワーNo.11は、肌のセラミド生成を促進する成分。角層を整え、セラミド量を増やすには時間がかかります。
使用スケジュールの目安:
- 1日目: 浸透力の違いを実感
- 2日目: 化粧のりがアップ
- 1週間: うるおいが湧き上がる感覚
- 2週間〜1ヶ月: もっちり感が定着
- 2〜3ヶ月: セラミド量が増加し、乾燥に負けない肌へ
最低でも2週間〜1ヶ月は使い続けて、肌の変化を観察しましょう。
④首・デコルテにも
顔だけでなく、年齢が出やすい首やデコルテにも使うと◎。顔より年齢が出やすい部分こそ、ライスパワーNo.11ケアが効果的です。
⑤化粧水はたっぷりと
セラムヴェール ディープリペアで角層を柔らかくした後は、化粧水の浸透が格段に良くなります。たっぷりめの化粧水で、うるおいを満タンに👌
まとめ
ワンバイコーセー セラムヴェール ディープリペアは、コーセーの最新研究を結集し、日本初の「水分保持能改善」有効成分ライスパワーNo.11を軸に、業界初の「悪玉セラミド」研究に基づく処方を採用した導入美容液です。
3つのアプローチ:
①セラミドを生み出すケア: ライスパワーNo.11で角層のセラミド生成を促進
②悪玉化を防ぐケア: アセチルアミノ酸で「悪玉セラミド」の発生を抑制
③導入効果: 次に使う化粧水の浸透を高め、スキンケア全体の効果を底上げ
この3つのバランスが絶妙で、単なる「導入美容液」を超えた、積極的なエイジングケアを実現しています。
コーセーが業界で初めて発見した「悪玉セラミド」研究は、2023年のセラミド研究会学術集会でも発表された、科学的根拠のある研究成果。その最新知見を反映した処方は、従来の保湿ケアとは一線を画します。
価格も、60ml 5,500円(編集部調べ)と、続けやすい価格帯。
ライスパワーNo.11配合製品の中では、コスパに優れています。
「肌がゴワゴワして化粧水が入らない」「繰り返し保湿しても乾燥する」「最新のエイジングケア成分を試したい」という人には、間違いなく試す価値のある一本です👌
よくある質問
- どのくらいで効果を感じられる?
-
個人差がありますが、化粧水の浸透が良くなる・角層がふっくらする感覚は、使用後すぐ〜数日で感じられる人が多いです。ただし、ライスパワーNo.11によるセラミド生成効果を実感し、肌質を根本から改善するには最低でも2週間〜1ヶ月は必要です。
研究報告によると、3ヶ月の継続使用でセラミド量が1.4倍に増加したというデータもあります。継続が大切な製品です。
- 敏感肌でも使える?
-
低刺激設計で、アレルギーテスト・パッチテスト・スティンギングテスト・ノンコメドジェニックテスト済みです。ただし、エタノールが配合されているため、アルコールに敏感な人や超敏感肌の人は、念のためパッチテストをおすすめします。
リニューアルでアルコール量は低減されていますが、完全なアルコールフリーではありません。
- ライスパワーNo.11の濃度は?
-
成分表示では「ライスパワーNo.11(米エキスNo.11)」としか記載されておらず、具体的な配合濃度は公開されていません。
コーセーは「200億個もの菌の発酵力」というキャッチコピーを使っていますが、これは1本(60ml)に含まれる有効成分ライスパワーNo.11の製造に必要な菌数(概算値)を示したもので、濃度そのものではありません。
開発元の勇心酒造ライースリペアは「高濃度配合」を謳っていますが、セラムヴェール ディープリペアとの濃度比較はできません。
- セラムシールドとの違いは?
-
セラムシールドは、ライスパワーNo.11の進化版「ライスパワーNo.11+(プラス)」を配合した製品です。
セラムヴェール ディープリペア:
- 有効成分: ライスパワーNo.11
- 効果: 水分保持能改善のみ
- 剤型: 水状の導入美容液
- 使用順序: 洗顔後、一番最初
セラムシールド:
- 有効成分: ライスパワーNo.11+(プラス)
- 効果: 水分保持能改善 + シワ改善
- 剤型: バーム状美容液
- 使用順序: 化粧水の後、乳液・クリームの代わり
シワ改善効果も欲しい人はセラムシールド、まずは基本的な保湿ケアから始めたい人はセラムヴェール ディープリペアがおすすめです。


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