キュレル ディープモイスチャースプレーの成分解析です。
医薬部外品なのでまずは有効成分、あとはベースの保湿成分とセラミドケア成分について解説します。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
抗炎症成分「アラントイン」を配合
有効成分として配合しているのはアラントイン。
細胞増殖作用を持つ成分で、肌荒れや炎症のある皮膚の角質細胞の増殖をサポートして、正常化のサポートをします。
抗炎症成分として有名なグリチルリチン酸ジカリウムよりも作用はやや強め。
一般的な肌荒れはもちろん、日焼けやマスクでダメージを受けたお肌に嬉しい成分です。
基本的には悪い成分ではなく、これ1本使ってる分には問題ありません。
あと、肌の調子が良いのにわざわざ使う必要はないかな~という成分です。
ベースの保湿成分はそこそこ
医薬部外品なので、その他の成分に関しては配合量順に記載されません。
仮に順番通りに記載されているとしたら、ベースの保湿成分はグリセリンとDPG。
スプレータイプの化粧水なので、水の量はけっこう多いと思います。
グリセリンは低刺激の保湿成分ですが、DPGは僅かな皮膚刺激や眼刺激があるあ成分。
とくにスプレータイプの化粧水は目に入りやすいので、DPGが入っているのは微妙ですね💦
まぁそれほど刺激のある成分でもないし、プチプラコスメなので、こんなもんかな~って感じです。
セラミドケアにはやや疑問
キュレルシリーズ全体で言えることなんですが『セラミドケア』と名乗って販売しているのに、実際に使っているのは本来のヒト型セラミドではなく、『疑似セラミド』や『セラミドの生成をサポートすると言われている効果のある成分』なんです💦
一応、入っている疑似セラミドは『ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド』というもので、細分化しているから届きやすいらしいです。
でも、セラミドって別にわざわざ細かくしなくても角質層に届いて効果を発揮してくれる成分なので、意味ある??って思いました。
まぁ花王の研究者が何度も試験を重ねた独自製法で配合してるので、全く意味がないってことはないだろうけど、この努力をするなら普通にヒト型セラミド入れときゃよかったような💦
あとユーカリエキスも表皮のセラミドの生成を促進する効果が発見された成分ですが、やっぱりヒト型セラミドを入れたコスメには敵わないと思います。
もちろん無意味というわけではなく、セラミドサポート系の成分が全く入っていない化粧品と比較すれば、セラミドケアは出来ると思います。
14成分のシンプル処方が◎
キュレル ディープモイスチャースプレーは、有効成分を含めて14種類の成分で出来ています。
成分の種類が少ないということは「どれかしらの成分が合わずに肌が荒れる可能性が低い」ということ。
敏感肌向けを名乗るコスメで、成分数が少ないのは好印象ですね。
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
アラントイン | 整肌 | ★(有) |
水 | ベース | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
DPG | ベース(保湿) | △ |
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | 疑似セラミド(保湿) | |
ユーカリエキス | 植物エキス(抗菌、整肌) | △ |
BG | ベース(保湿) | |
コレステロール | エモリエント | |
ステアロイルメチルタウリンNa | アニオン界面活性剤(洗浄、乳化) | ! |
POE水添ヒマシ油 | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
アジピン酸 | ph調整、香料? | |
アルギニン | 天然保湿因子成分(保湿・ph調整) | |
エデト酸塩 | キレート | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |
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