【成分解析】ビベッケ全身さらさらUVジェル

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ビベッケ全身さらさらUVジェルの成分解析です、

BLOOMBOXで出会ったのをきっかけに、自腹でリピ購入もしている私のお気に入りの日焼け止め。

今月のRAXYでも入っていましたし、今年の夏もお世話になります👍

ひとことで言うと「紫外線カット成分の入った保湿クリーム」みたいなアイテム。

使用感が良く、スキンケア効果は高いのですが、かなり落ちやすいので短時間の外出向けです。

ビベッケ 全身まるごとサラサラUVジェルのレビューはこちら

目次

ビベッケ全身さらさらUVジェルの成分解析

全体的に、他の日焼け止めとはちょっと違った設計になっているコスメです。

ベースの成分が変わってる

一般的な日焼け止めのベースの成分は、揮発性の高いシリコーン(シクロメチコンやシクロペンタシロキサン)かエタノールが主流になっています。

どちらも肌に塗ったらすぐに揮発することで肌に成分を密着させます。

※気体となって発散すること

しかし、ビベッケのUVジェルは「ノンシリコーン」「ノンアルコール」で作られており、揮発性の高い成分は使われていません。

水と紫外線吸収剤以外のベース成分として使われているのは[DPG]と[パルミチン酸エチルヘキシル]。

どちらもすぐに揮発する成分ではなく、保湿クリームのようにお肌に潤いを与えたり、水分の蒸発を防ぐ成分です。

[DPG]はベースで使われる保湿成分の中では少し刺激になりやすいと言われていますが、大容量のプチプラ日焼け止めなので、まぁ仕方ないかな。

[パルミチン酸エチルヘキシル]はエステル油で、他の成分を溶かし込んだり、肌の水分の蒸発を防ぐ目的で配合されています。

塗り心地的には、日焼け止めでよくある肌にすっと密着していく感じではなく、保湿クリームのように肌にするすると馴染んでいく感じになります。

また、さらさら系の日焼け止めで主流なエタノールベースのものに比べて、乾燥や刺激を感じにくいのも特徴です。

落ちやすいので要注意

揮発する成分が入っていないということは、肌に成分が密着しにくいので、汗・皮脂・こすれなどで落ちてしまう可能性が非常に高いです。

基本的には、1時間以内のちょっとした外出向けって感じですね。

それ以上の時間、外にいるなら1時間おきぐらいに塗り直したほうが良いかも。

強い日差しの元で長時間過ごすレジャーシーンでは、他の日焼け止めを推奨します。

「落としやすい」メリットにも

ピタッと密着させるような成分が入っていないので「落ちやすい」というデメリットがある反面、「落としやすい」というメリットにもなります。

一般的な日焼け止めって「石けんで落とせるタイプ」と書いていても、ボディソープで優しく洗う程度じゃ落ちないことが多いんですが、ビベッケは優しく洗うだけでも落ちやすいと思います。

紫外線吸収剤のみで、散乱剤フリー

ビベッケのUVジェルの紫外線カット成分は[メトキシケイヒ酸エチルヘキシル][スエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン]の2種類の紫外線吸収剤です。

紫外線散乱剤は使用されていません。

紫外線散乱剤の入った日焼け止めと比べて、このようなメリット・デメリットがあります。

  • 白浮きしない
  • きしみにくい
  • 時間が経つと光分解する
  • 肌の負担になりやすい
ありす

ありす

まぁぶっちゃけ、使用感を除くと、「紫外線散乱剤」を使った日焼け止めの方が優秀です。

でも、紫外線散乱剤を効果が出るように入れてしまうと、粉っぽさが出てしまいます。

ビベッケUVジェルの良いポイントである「サラサラ感」は作れません。(皮脂を吸着するためのコーンスターチなどの粉末は入っています)

光分解に関しては、そもそもビベッケの日焼け止めUVジェルは長時間の使用に向いた日焼け止めではないので、まぁ仕方ないかなと思っています。

紫外線吸収剤は悪者?

敏感肌向けの日焼け止めのコンセプトを見ていると「肌の負担になりやすい紫外線吸収剤は不使用」「ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)で肌に優しい」といった文面が書かれています。

そういったことから「紫外線吸収剤は肌に悪い」というイメージを持つ方も多いでしょう。

確かに、紫外線吸収剤は紫外線散乱剤と比べて肌の負担になりやすい成分です。

でも日本では厚生労働省が出している化粧品基準というもので、化粧品に使用できる紫外線吸収剤の種類と濃度が厳しく規制されています。

肌質にもよりますが、この範囲内であれば、使用していても特に問題はありません。

ビベッケの日焼け止めはこの化粧品基準に沿って、紫外線吸収剤が配合されています。

また大前提として「紫外線吸収剤による肌への負担より、紫外線による肌へのダメージの方が、圧倒的に肌に悪い」です。

※紫外線吸収剤が肌に合わない場合を除く

「日焼け止めのベタベタ感がイヤ」とか「塗るのがめんどくさい」といった理由で日焼け止めを塗らずに外にでるぐらいなら、紫外線吸収剤がメインで使用感の良い日焼け止めを使った方が絶対に良いと思います。

ベビーパウダー成分(コーンスターチ)で皮脂を吸収

全成分にある「コーンスターチ」は、ベビーパウダーにも入っている成分。

余分な皮脂を吸着する効果があるので、時間が経ってもサラサラな肌状態をキープします。

皮脂による崩れでUVカット力が落ちることも防いでくれそうですね。

美容成分もがっつり配合

ビベッケのさらに良いところは、プチプラなのに美容成分がしっかり入っているところです。

日焼け止めは肌に塗り置くコスメなので、美容成分が入っているメリットってけっこう大きいんですよね。

アセチルヒアルロン酸、加水分解コラーゲン

化粧品で定番のヒアルロン酸やコラーゲンを、より効果が得られるように処理した成分です。

お肌の角質層での水分保持を助けます。

セラミド

セラミドNG、セラミドNP、セラミドAPが配合されています。

お肌のうるおい・バリア機能を助ける効果があり、スキンケアにはとても重要な成分です。

植物エキス

カミツレ花エキス、アロエベラ葉エキス、カンゾウ根エキスが配合されています。

化粧品なので薬機法の都合上「保湿成分」として配合されていますが、原料のデータだとメラニンの生成を抑制したり、日焼けによる肌荒れを防いでくれる成分です。

成分解析のまとめ

  • 揮発性のベース成分が入っていないから、さっぱりした保湿クリームのような使い心地
  • 密着力が低くて落ちやすいから短時間の使用向け
  • その分、石けんで簡単に落としやすい
  • 紫外線吸収剤のみで作られているから、きしみや白浮きがなく、使用感が良い
  • 皮脂を吸着してベタつきや皮脂くずれを防ぐ
  • プチプラ日焼け止めにしては豪華な美容成分が入っている

全成分の詳細

ベース
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル紫外線吸収剤
DPGベース(保湿)
パルミチン酸エチルヘキシルエモリエント
シリカ顔料
コーンスターチ調整
マイカ顔料
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン紫外線吸収剤
アルギニン保湿・ph調整
トコフェロール酸化防止剤
アセチルヒアルロン酸Na保湿
加水分解コラーゲン保湿
フィチン酸キレート・酸化防止
セラミドNG保湿
セラミドNP保湿
セラミドAP保湿
カルボマー増粘・乳化安定
ラウリン酸ポリグリセリル-10乳化or洗浄
エチドロン酸4Naキレート
カミツレ花エキス透明感・抗炎症
アロエベラ葉エキス保湿
カンゾウ根エキス整肌
BGベース(保湿)
酸化銀防腐
ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル紫外線吸収剤多くの日焼け止めで使われるメジャーな紫外線吸収剤です。
赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れています。
紫外線吸収力は高いのですが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。
DPGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。
眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。
パルミチン酸エチルヘキシルエモリエント化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。
炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。
シリカ顔料光を均一に反射して肌をキレイに見せたり、皮脂や汗を吸収して肌をなめらかにします。
酸化チタンなどの成分をコーティングする効果も。
粒子が小さなものはパック、大きなものはスクラブとしても使用されます。
アレルギーや刺激の報告もありますがわずかな例で、無理に避けるほどの成分ではありません。
コーンスターチ調整トウモロコシのデンプンから作られるパウダー状の成分です。
ファンデーションに入れると吸着性をアップしたり、皮脂を吸収します。
製品の増粘やスクラブ剤として配合されることもあります。
マイカ顔料着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。
細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン紫外線吸収剤UV-A、UV-Bのどちらも吸収しやすく、持続力が高い紫外線吸収剤です。
強い刺激はありませんが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。
アルギニン保湿・ph調整人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれます。
他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。
製品をアルカリ性にするph調整の役割も。
基本的には刺激はありませんが、まれにピーリング目的で高濃度で配合されているものがあります。
その場合は乾燥や刺激の原因になりがちなので使い方に注意しましょう。
トコフェロール酸化防止剤製品の酸化を防ぎます。
ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。
防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。
アセチルヒアルロン酸Na保湿ヒアルロン酸Naの7倍の吸着性、2倍の保湿性を持ちます。
とろみがないので商品のテクスチャに変化を与えません。
普通のヒアルロン酸と比べて高価な原料です。
加水分解コラーゲン保湿水溶性コラーゲンを加水分解して小さくして浸透力を高めた成分です。
肌の土台で水分を蓄える保湿の役目を持っています。
フィチン酸キレート・酸化防止金属イオンを封鎖したり、製品の酸化を防止して品質を維持するために配合されます。
セラミドNG保湿肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。
保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。
もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。
他のセラミドに比べ、人の肌に最も多いです。強い保湿力とバリア機能を持ち、化粧品に多く使用されます。
セラミドNP保湿肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。
保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。
もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。
他のセラミドに比べ、水分を保持し、シワを抑制、減少させる作用があります。加齢によって減りやすいです。
セラミドAP保湿肌の細胞間脂質に元から存在する保湿成分で、加齢や乾燥などにより不足しやすくなります。
保湿したり、刺激から肌を守るバリア機能の維持にとても重要なので、化粧品で積極的にとりたい成分。
もともと肌の浅いところで働く成分なので、化粧品で補いやすいです。
他のセラミドに比べ、水分を保持し、シワを抑制・減少し、ターオンーバーも促進する作用があります。加齢によって減りやすいです。
カルボマー増粘・乳化安定よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。
じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。
アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。
製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。
天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。
肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。
皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。
合成ポリマーと聞くとあまり印象は良くないですが、肌への負担や刺激はなく、安全な成分です。
ラウリン酸ポリグリセリル-10乳化or洗浄非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
3%以上の濃度で入っていると洗浄・気泡の効果も発揮します。
エチドロン酸4Naキレート製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。
ヘアカラーの変色防止やパーマの安定剤としても使われます。
カミツレ花エキス透明感・抗炎症メラニンの生成を抑制する効果あると言われている植物成分です。
他にも保湿・抗炎症・血行促進・収れんなどの効果があると言われています。
ローマカミツレエキスやカモミラETとは別の成分です。
アロエベラ葉エキス保湿アロエベラの葉から抽出される植物エキスです。
ムコ多糖類、アミノ酸、アロエサポナリンⅠなどを含む保湿成分。
ターンオーバーの正常化、傷の治癒促進、紫外線吸収、抗酸化、抗老化などの効果もあると言われています。
アロエベラの表皮は下剤成分であるアロインが含まれているので、化粧品には表皮を除いた葉肉部のみが使用されます。
カンゾウ根エキス整肌アトピーなどの皮膚炎を持つ人向けの化粧品にも多く配合されています。
約4000年前に発見され、古くから消炎などの漢方として使われてきました。今では葛根湯などの医薬品にも配合されています。
グリチルリチン酸やフラボノイドなどを含み、抗炎症以外にも、抗酸化、抗アレルギー、抗菌、刺激緩和、メラニン生成阻害などの効果を持ちます。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
酸化銀防腐抗酸化・抗菌作用を持つ成分で、製品の品質を維持するために配合されます。
ビベッケ全身さらさらUVジェルの特徴
  • サラッとしたテクスチャーなのに保湿力も高い日焼け止め
  • SPF30/PA+++
  • 毎日使える大容量200gの長持ちファミリータイプ

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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