【成分解析】ミノン薬用ヘアシャンプー

ミノン薬用ヘアシャンプーは頭皮のうるおいを守りながら洗い、ふけ・かゆみを防ぐ、優しいシャンプーです。

現状、ミノンから出ているシャンプーはこれ1種類のみ。

成分解析界隈ではそこそこ評判の良い成分です。

全成分が長めでいろいろ入ってそうに見えますが、医薬部外品名の表示でひとつひとつの表示が長くなっているだけ。

実際は13種類の成分で構成されたシンプルなシャンプーです。

なぜ「薬用」なの?

有効成分として「グリチルリチン酸2K」を配合しているからです。

肌荒れケア系のコスメの有効成分にほぼ入ってます。

グリチルリチン酸2Kは化粧品・薬用化粧品では非常によく使われる成分で、お肌の炎症を鎮めてくれる作用があります。

製品説明による「かゆみ」を防ぐための成分で、有効成分の中でも特にお肌に優しく、すぐに効果が得られやすい成分と言われていますね。

グリチルリチン酸2Kは肌質や使用量によっては赤みが出たり逆に肌が弱まる人もいるようですが、シャンプーに配合されているだけなら、ほぼ問題ないと思います。

洗浄成分をチェック

洗浄や気泡に関する成分はこの6つ。

  • ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液
  • ラウロイルメチル-β-アラニンNa液
  • ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液
  • ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
  • POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル
  • ラウリン酸ポリグリセリル

難しそうな名前ですが、化粧品での名称と同時にひとつずつ説明しますね。

ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液

化粧品では「ココイルグルタミン酸TEA」と表記されます。

いわゆる『アミノ酸系』の洗浄成分で、肌や髪に必要なうるおいを残しながら優しく洗い上げます。

やや高価な原料で、「ココイルグルタミン酸TEA」をメインに配合したシャンプーってプチプラにはほぼないので、1,000円前後のお値段でこの主成分のシャンプーが買えるのはお得だと思います。

ラウロイルメチル-β-アラニンNa液

化粧品では「ラウロイルメチルアラニンNa」と表記されます

こちらも『アミノ酸系』の洗浄成分で、肌や髪に必要なうるおいを残しながら優しく洗い上げます。

カチオン化ポリマーとのコンプレックス形成能があり、シャンプーに使用するとすすぐときにコンディショニング効果があります。

ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液

化粧品では「コカミドプロピルベタイン」と表記されます。

両性イオン(アンホ)界面活性剤・洗浄成分で、アミノ酸よりも洗浄力は穏やかですが、泡質を良くしたり、洗浄成分の刺激を和らげる効果があります。

ベビーソープなどでもよく使われている成分ですね。

ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド

化粧品では「コカミドDEA」と表記されます。

非イオン(ノニオン)界面活性剤で、ふんわりクリーミーな泡を作るための起泡剤として配合されます。

POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル

化粧品では「セテアレス-60ミリスチルグリコール」と表記されます。

非イオン(ノニオン)界面活性剤です。増粘して気泡力を補助します。

ラウリン酸ポリグリセリル

化粧品と表記は同じです。

非イオン(ノニオン)界面活性剤で、主に乳化のために配合されるもの。

シャンプーの場合は、洗浄成分の刺激緩和の目的もあるかもしれません。

ありす

ありす

いわゆる「サルフェート系」などの高洗浄力の界面活性剤を使わないシャンプーです。

優しい洗浄力を持つ(けどちょっと高い)アミノ酸ベースで、プチプラの中ではかなり優秀な処方になっています。

優しい洗浄成分を使用することで洗いすぎによる乾燥・ふけ・ダメージを予防してくれます。

皮脂が多い人、スポーツをする人、外仕事の人、強い整髪料をつけている人などは洗浄力が弱くて洗いきれず、逆にふけやかゆみの原因になる可能性があるのでそこは注意。

洗い足りないと感じたら。二度洗いするか、もう少し洗浄成分が強めのシャンプーに変えたほうがよいかもしれません。

アミノ酸系なので泡立ちはもこもこ~っとはいきませんが、気泡を助ける成分を多めに入れて、泡立ちを良くしていますね。

その他の成分をチェック

保湿・補修・美容成分

保湿成分は「BG」のみ。濃度もそれほど高くなさそうなので、成分を溶かし込む目的とかかな?あまり効果は発揮しなさそうです。

髪の補修・保湿効果のあるような美容成分・植物エキスは特に入っていません。入れないことで合わない成分による刺激のリスクを防いだり、商品価格を抑えているんだと思います。

美容成分を取り込みたいなら、トリートメントなどでプラスしてあげるという方法もあります。

コンディショニング

あと『塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース』は化粧品では『ポリクオタニウム-10』と表記されるカチオン(陽イオン)界面活性剤です。

コンディショニング作用があるので、洗い流したあとの髪の手触りを良くします。

洗浄成分の『ラウロイルメチル-β-アラニンNa液』にもコンディショニング作用があり、そもそも洗浄力が強くないシャンプーなので、髪質次第ではリンスやコンディショナーを使わなくても問題ないかも。

品質維持

あと『安息香酸Na』『パラベン』は防腐剤、『ヒドロキシエタンジホスホン酸液』はキレート剤、シャンプーの品質維持に必要なものです。悪いイメージの成分ですが、ごく低濃度で効果を発揮し、リスクもほぼありません。

香料

香料も入っています。商品説明によると弱いフローラル系の香りです。

香料にネガティブなイメージを持つ方もいますが、シャンプーの場合は香りがまったくないと頭皮のニオイが目立っちゃうので、香料が入っていた方が良いと思います。

成分解析のまとめ

  • アミノ酸系の洗浄成分がメインで、優しい洗浄力を持つシャンプー
  • 頭皮の炎症やかゆみを防ぐ抗炎症成分「グリチルリチン酸2K」を配合
  • 保湿・補修効果のある成分はほぼ入っておらず、シンプルな処方
  • 補修や保湿などの洗うことで髪を良くする効果は薄いけど、洗いすぎによる乾燥やダメージを防いでくれる
  • ふけ・かゆみが気にならない人が使っても問題ナシ

全成分の詳細

全成分

グリチルリチン酸2K、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、BG、POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル、ラウリン酸ポリグリセリル、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、安息香酸Na、パラベン、香料、ヒドロキシエタンジホスホン酸液

グリチルリチン酸2K整肌肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。
有効成分として配合できる成分で、ある程度の濃度があれば、けっこうすぐに効果が現れます。
抗炎症成分が複数配合されていたり、他の抗炎症系コスメと重ね塗りしたり、長期的に使いすぎると、刺激になったり、肌本来の機能が弱まる可能性もあるので注意。
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液洗浄or乳化化粧品では「ココイルグルタミン酸TEA」と表記されます。
アミノ酸系のアニオン(陰イオン)界面活性剤です。
肌に必要なうるおいを残して洗える、優秀な洗浄成分。
製品の水と油を混ぜ合わせる乳化を助ける役割もあります。
敏感肌向け・子供向け・肌に優しいタイプの商品によく使われています。
使い方によっては、汚れが落ちきらない場合もあるので注意しましょう。
ラウロイルメチル-β-アラニンNa液洗浄or乳化化粧品では「ラウロイルメチルアラニンNa」と表記されます。
アミノ酸系のアニオン(陰イオン)界面活性剤です。
肌に必要なうるおいを残して洗える、優秀な洗浄成分。
カチオン化ポリマーとのコンプレックス形成能があり、シャンプーに使用するとすすぐときにコンディショニング効果があります。
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液洗浄化粧品では「コカミドプロピルベタイン」と表記されます。
両性イオン(アンホ)界面活性剤・洗浄成分です。
アミドベタイン系で、洗浄力は普通ぐらい。
柔軟作用もあります。粘り気があり、泡立ちを良くしたり泡だれを防ぐ効果や、陰イオン界面活性剤の刺激をやわらげる効果も持っています。
ほどよい洗浄力で皮膚刺激が少なめの、バランスの取れた洗浄成分です。
低刺激シャンプーやベビーソープにもよく配合されています。
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド洗浄化粧品では「コカミドDEA」と表記されます。
非イオン(ノニオン)界面活性剤・気泡剤です。
ふんわりクリーミーな泡を作るための起泡剤として配合されます。
他の洗浄成分の刺激を緩和する作用もあります。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
POEセトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル乳化・気泡補助化粧品では「セテアレス-60ミリスチルグリコール」と表記されます。
非イオン(ノニオン)界面活性剤です。
製品の乳化に使われたり、増粘して気泡力を補助します。
ラウリン酸ポリグリセリル乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
主に製品の乳化目的で配合されます。
分子量によって性質は異なり、一定濃度以上の配合で穏やかな洗浄・気泡力を発揮することもあります。
塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースコンディショニング化粧品では「ポリクオタニウム-10」と表記されます。
第四級アンモニウム塩のカチオン(陽イオン)界面活性剤です。
シャンプーやトリートメントに配合すると、手触りが良くなります。
洗顔やボディーソープに配合すると、すべすべ感を演出します。
泡質を改善させる効果もあります。
カチオン界面活性剤なので多少の懸念されますが、無理に避けるレベルではありません。
安息香酸Na防腐細菌やカビなどに対して殺菌作用を持ちます。
食品の防腐剤としても使用できる成分ですが、高濃度では強い毒性があります。
化粧品の防腐剤では濃度が低いので、特に避けるほどではありません。
パラベン防腐ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。
パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。
化粧品では~パラベンと種類が記載されますが、医薬部外品ではパラベンとまとめて表示されます。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
ヒドロキシエタンジホスホン酸液キレート化粧品では「エチドロン酸」と表記されます。
製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。
グリチルリチン酸2Kの特徴
  • 頭皮のうるおいを守りながら洗い、ふけ・かゆみを防ぐ薬用シャンプー
  • 泡立ちがよく、頭皮・毛髪の汚れをすっきり落とします

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