【成分解析】ディオール アディクト リップ マキシマイザー001

全成分

ポリブテン、リンゴ酸ジイソステアリル、ミネラルオイル、トリメリト酸トリデシル、パルミチン酸エチルヘキシル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ジメチルシリル化シリカ、ジバルミトイルヒドロキシプロリン、メントキプロパンジオール、香料、マイカ、BG、トリヒドロキシステアリン、フェノキシエタノール、ヒマシ油、トウガラシ果実エキス、カプリリルグリコール、ヒアルロン酸Na、BHT、ヘキレングリコール、ポリリシノレイン酸ポリグリセリン-3、ベンジルアルコール、没食子酸プロピル、リモネン、(+/-)赤228、赤201、赤202、黄5、黄4、青1、赤223、赤230(1)、赤218、赤104(1)、赤226、カルミン、酸化チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄、マンガンバイオレット

この商品の特徴
  • 素早く&持続的に、1日中保湿とふっくらボリュームを叶えるケア リップ プランパー
  • たっぷり保湿された、美しく艶めくリップに仕上げます

成分解析

色の展開がある商品ですが、今回は定番の001(ピンク)で解析していきます。

ベースとなる成分、ピリピル感・ふっくら唇になる理由、着色料の3つに焦点をあてて解説していきます。

メインの成分は油

配合濃度が高い順に、最初のポリブテン~テトライソステアリン酸ペンタエリスリチルまで7つの成分は油です。

リップグロス系のコスメとしては自然なことで、安定性の高いエステル油や炭化水素油がメイン。

他にもヒアルロン酸やジバルミトイルヒドロキシプロリンなどの保湿成分が入っています。

この部分に関しては、とくに珍しいものはないかな~と思います。

ピリピリ・ふっくらの理由はトウガラシ果実エキス

使用時にピリピリするのは、トウガラシ果実エキスによる刺激です。

あと同時にすーっとした感じがするのは、メントール(メントキプロパンジオール)の効果もあります。

使うとふっくらボリュームのある唇になるのは、トウガラシ果実エキスによるもの。トウガラシを食べると唇が腫れるのと同じ仕組みです。

これがディオールのマキシマイザーが成分解析で酷評される理由。

確かに刺激になるんですが、私の個人的な意見だと、完全に悪者ではないと思います。

トウガラシ果実エキスに多少の刺激があったとしても、日本で化粧品として販売されるものは一定の基準をクリアしているので、直ちに大きなリスクがあるわけではありません。

トウガラシの効果で出来るふっくら感は、他で再現するのは難しいもの。メイクアップ効果としては、かなり優秀だと思うんです。

夜寝る前のスキンケア目的で塗るのはおすすめできませんが、日中のメイクアップ目的で塗るのであれば、悪くはないと思っています。

デートのときには不向きかも

ライブドアニュースにディオールマキシマイザーの話題が上がったときに「キスしたくなる唇になるって評判」というテーマで取り上げられていました。

ここまで読んだ方はもうお察しかもしれませんが、デート時に、キスさせるためにディオールのマキシマイザーを塗るのは絶対辞めておいた方がいいです。

相手の唇にマキシマイザーがついたら、ピリピリします(笑)

中には「刺激的❤」と思う人もいるかもしれませんが、ほとんどの男性はリップでピリピリスースーするのは苦手です。

変な印象を与えないためにも、デートのときは別のリップを塗ることをおすすめします。

デパコスならではの色素配合

口紅の色を作っている主な成分は着色料(有機合成色素・タール色素)です。

他の顔料も使われていますが、ここでは有機合成色素の話をします。

プチプラのリップだと、使われている有機合成色素の種類ってだいたい5種類以下とかです。

でも、ディオールのマキシマイザー(001)に使われている有機合成色素は12種類!

ここはさすがディオール様😍ってポイントで、たくさんの色素を混ぜ合わせてこだわりの色を作っているんだと思います。

刺激のリスクはややありそう

色のこだわりは素敵ですが、色素の種類に、刺激になりやすい酸性染料や建染染料もあり、染料不使用で作られたリップに比べると唇に刺激になりやすそうです。

あと酸化防止剤として使われている没食子酸プロピルや、着色料に使われているカルミンあたりはアレルギーや刺激が気になる成分。

また着色料のオキシ塩化ビスマスも耐光性が弱く、黒く変色しやすい成分なので、何故入れたのか理解できないです💦

化粧品なので大きなリスクはないと思いますが、トウガラシ果実エキスの刺激もあるし「唇に優しい製品か」と聞かれると、頷けない部分が多いです。

まとめ

  • ピリピリしてふっくら唇になる理由はトウガラシ果実エキス
  • トウガラシ果実エキスは刺激になるけど、ボリュームアップ(メイクアップ)効果は他では再現しにくいとても良いもの。
  • 他の成分にも多少の刺激は気になるものがある
  • 多くの色素を複雑に混ぜ合わせて、こだわりのカラーを作ってそう

全成分の詳細

ポリブテン調整
リンゴ酸ジイソステアリルエモリエント
ミネラルオイルエモリエント
トリメリト酸トリデシルエモリエント
パルミチン酸エチルヘキシルエモリエント
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチルエモリエント
ジメチルシリル化シリカ増粘
ジバルミトイルヒドロキシプロリン保湿
メントキプロパンジオール血行促進・冷感
香料香料
マイカ顔料
BGベース(保湿)
トリヒドロキシステアリンエモリエント
フェノキシエタノール防腐剤
ヒマシ油エモリエント
トウガラシ果実エキス血行促進・温感
カプリリルグリコール保湿
ヒアルロン酸Na保湿
BHT酸化防止剤
ヘキレングリコール保湿
ポリリシノレイン酸ポリグリセリン-3乳化
ベンジルアルコール溶剤
没食子酸プロピル酸化防止剤
リモネン香料
(+/-)赤228着色料
赤201着色料
赤202着色料
黄5着色料
黄4着色料
青1着色料
赤223着色料
赤230(1)着色料
赤218着色料
赤104(1)着色料
赤226着色料
カルミン着色料
酸化チタン顔料・紫外線散乱剤
オキシ塩化ビスマス顔料
酸化鉄顔料
マンガンバイオレット顔料
ポリブテン調整リップなどのベースとしてよく使われる油分です。
製品を増粘させて、テクスチャを調整したり顔料を分散させる目的で配合されます。
リンゴ酸ジイソステアリルエモリエント化粧品でよく使われるエステル油です。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
メイクアップ製品の顔料や色素を混ぜる目的でも配合されます。
ミネラルオイルエモリエント化粧品でよく使われる油分です。
肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。
液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。
固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。
「鉱物油不使用」のコスメは、ミネラルオイルやワセリンが入っていないという意味です。
昔のワセリンは精製度が低く、肌への刺激が指摘されて鉱物油として避けられていました。
最近は99.9%以上の精製度で統合され、低刺激で安全性の高い成分です。
安価なクレンジングオイルでは主成分として配合されがちですが、脱脂力が強いので乾燥を招きます。
トリメリト酸トリデシルエモリエントエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。
炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。
パルミチン酸エチルヘキシルエモリエント化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。
炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチルエモリエントエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。
炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。
ジメチルシリル化シリカ増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
とくにシリコーンオイルを含む商品の増粘効果に優れています。
ジバルミトイルヒドロキシプロリン保湿アミノ酸系の保湿成分です。
コラーゲンをサポートする役割があると言われています。
メントキプロパンジオール血行促進・冷感メントールにプロパンジオールを結合させた成分です。
製品の使用時にひんやり感・スーッと感を与えます。かゆみを鎮める作用も。
エタノールと同時に配合することでより強い効果を出します。
人によっては刺激を感じることも。敏感肌の人や大量に配合されている場合は特に注意しましょう。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
」マイカ顔料着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。 細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
トリヒドロキシステアリンエモリエントエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。
肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌への刺激の心配はほとんどありません。
クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。
炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。
フェノキシエタノール防腐剤防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。
抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。
高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。
ヒマシ油エモリエント肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。
リシノール酸が9割近くを占める、やや珍しい構成の油脂です。
トウガラシ果実エキス血行促進・温感カプサイシン、βカロチン、ルテインなどの成分が含まれます。
血管を拡張して血行を促進したり、温感を与えます。
ピリピリ系のリップや発汗作用のある入浴剤によく配合されます。
育毛効果も持っています。
必ずしも肌に悪いわけではありませんが、刺激性が高く、ヒリヒリ感も強いので、配合されているコスメは要注意です。
カプリリルグリコール保湿保湿成分ですが高い抗菌性を持っており、防腐剤代わりとしても使われています。
防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
ヒアルロン酸Na保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。
肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。
粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。
BHT酸化防止剤自らが酸化することで、油の酸化を防止して、製品の劣化を防止します。
酸化防止効果が高く、耐熱性もあるので、化粧品の品質維持のために多く配合されます。
似た名前のBHAは毒性が非常に高いですが、BHTは特別避けるほど危険な成分ではありません。
発がん性が指摘されていますが、実際は心配するほどではないでしょう。
ヘキレングリコール保湿化粧品のベースとして使われるさっぱり系の保湿成分です。
保湿作用以外にも抗菌・防腐作用を持っています。
防腐効果も持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
ポリリシノレイン酸ポリグリセリン-3乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を油の中に水が溶け込むW/O型に乳化します。
W/O型は水に流れにくくこってり。ウォータープルーフのコスメなどによく使われる乳化です。
ベンジルアルコール溶剤植物エキスや芳香成分を溶かし込む溶剤として使われ、製品自体の防腐効果も持ちます。
旧表示指定成分のひとつでわずかな眼睛刺激・皮膚刺激はありますが、少量配合されている程度なら特に避けるべき成分ではありません。
没食子酸プロピル酸化防止剤食品にも使われる酸化防止剤です。 作用は強いのですが、変色しやすく、アレルギーリスクも高めなのであまり良いものではありません。
リモネン香料柑橘系の香りを持つ香料です。
酸化したリモネンは皮膚刺激になりますが、化粧品の一般的な使用ではそれほど問題はなさそう。
また、EU化粧品指令でアレルゲン物質リストに指定されています。
めちゃくちゃ危険!というわけではありませんが、不安のある成分です。
(+/-)赤228着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
顔料の一種で、有機合成色素の中では刺激等のリスクは少ない部類です。
赤201着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
顔料の一種で、有機合成色素の中では刺激等のリスクは少ない部類です。
赤202着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
顔料の一種で、有機合成色素の中では刺激等のリスクは少ない部類です。
黄5着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
黄4着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
青1着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。鮮やかな青色をしています。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
赤223着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
油性染料の一種で、顔料よりは刺激になりやすいですが、染料の中ではリスクは少ない部類です。
赤230(1)着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
赤218着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
油性染料の一種で、顔料よりは刺激になりやすいですが、染料の中ではリスクは少ない部類です。
赤104(1)着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
赤226着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。明るい赤色をしています。
建染染料の一種で、着色料の中でも刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
カルミン着色料鮮やかな赤色の着色料(有機合成色素・タール色素)です。
刺激になりにくい顔料の一種ですが、人によってはアレルギー症状が出やすいようです。
酸化チタン顔料・紫外線散乱剤肌の表面で紫外線を反射し、UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。カバー力のある白色の粉末なので、メイクアップ目的でも配合されます。
フェイスパウダーなどに多く配合すると、皮脂を吸収する役割も。水や油を吸収しやすいので、制汗剤やボディパウダーに配合されることもあります。
そのまま使うと刺激が強いため、シリカや水酸化AIなどでコーティングして配合されます。
コーティングされたものは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。酸化亜鉛に比べ、金属アレルギーのリスクもほぼありません。
石鹸に配合される場合は白く発色させるのが目的です。洗い流されるので特に危険はありません。
オキシ塩化ビスマス顔料着色料(真珠光沢顔料)です。パールのような光沢が出ます。
耐光性が弱く、陽に当たると黒っぽく変色しやすいので、あまり主流ではありません。
酸化鉄顔料鉄の酸化物(さび)の総称で、代表的な顔料(着色料)です
赤、黒、黄色の3色があり、化粧品ではすべて酸化鉄と表示されますが、医薬部外品では色によって違う呼び方がされます。
光の屈折率が高く、紫外線錯乱効果も持ち合わせています。
サビと言われると少し怖いですが、ミネラルファンデーションにも使われており、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
マンガンバイオレット顔料紫色の無機顔料です。
製品を着色する目的で配合されます。
耐光性、耐熱性に優れた性質を持ちます。
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