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【コスメ成分解析講座】ピーリング・汚れ吸着成分のキホンと成分辞典

【コスメ成分解析講座】ピーリング成分のキホンと成分辞典

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ピーリング剤とは?

本来、健康な若い肌はターンオーバーにより不要な角質が自然に剥がれ出てきます。

しかし加齢、肌荒れ、生活習慣の乱れ、不適切なコスメの使用などの原因によりターンオーバーは乱れることがあります。

ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌にたまり、スキンケアの浸透を邪魔したり、ざらつき、ごわつき、くすみを引き落とします。

ピーリング成分は薬剤によって不要な古い角質を柔らかくして剥がすことで、ターンオーバーを起こし、肌を正常な状態に戻す効果があるのです。

ピーリングのポロポロの正体はポリマー

一般的なピーリングジェルを使うと、ポロポロとした白いカスがでてくる商品があります。

これは「肌の汚れがポロポロ取れた」と誤解されることもありますが、カスの正体はポリマーという成分が固まったもの。

ピーリングジェルはこのカスで汚れを絡め取ることで、不要な角質を除去するという作用を持ちます。

汚れ吸着成分とは?

泥や鉱石などが基本。

化粧品に使えるように調整されたものなので、基本的に強い刺激はありません。

ただし成分や肌質によっては、粒の尖った部分ので肌を傷つけたり、皮脂を吸着しすぎて乾燥を招くケースもあるので注意しましょう。

ピーリング・汚れ吸着成分は基本的に刺激あり

ピーリング成分は『角質を溶かして剥がす』成分です。高濃度で配合している、いわゆる『ピーリング剤』『ゴマージュ』などは、肌への刺激の可能性は高め💦

汚れ吸着成分も、肌に本来必要な皮脂や角質まで吸着してしまうリスクがあります😨

敏感肌の人や肌荒れ中の人が使うと、肌の状態が悪くなることも。健康な肌の人でも、高頻度のものを使いすぎると、肌が弱っていきます。

古い角質や毛穴の汚れを落としてターンオーバーを正常化・肌をきれいにするのは肌にとって良いことなので「ピーリングや汚れ吸着成分は使うな❗」というわけではありませんが、使う際は成分や使用頻度に注意しましょう。

ピーリングコスメのカチオン界面活性剤に注意❗

カチオン(陽イオン)界面活性剤はリンスやトリートメントなどによく配合される成分で、すべすべとした洗い上がりを作ります。

ピーリングコスメに配合すると洗い上がりがツルっとするので『不要な角質や毛穴のつまりが取れた!』と誤解されがちですが、これはカチオン(陽イオン)界面活性剤の作用による見せかけもので、肌の状態がよくなったわけではありません。

カチオン界面活性剤(陽イオン)は髪に使う分には大きな問題はありませんが、皮膚には刺激になりやすい成分。

カチオン(陽イオン)界面活性剤が入っているピーリングコスメは基本的におすすめしません。

ピーリング成分の成分辞典

グリコール酸

別名
製造方法

ピーリング成分です。フルーツ酸の一種で、サトウキビやパイナップルなどの植物に含まれています。角質の柔軟効果・除去作用があり、ターンオーバーを促進してお肌をなめらかに整える効果があります。ピーリング効果があるため若干の刺激がありますが、敏感肌&高濃度でなければ毎日使っても肌の負担にならない程度です。医療現場でも使われる安全性は高い成分です。

酵素

別名
製造方法

ピーリング成分です。タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。お肌のターンオーバー促進効果も。「酵素」と記載されていた場合、何由来の酵素かは不明です。由来する成分によって効果の強さや刺激性は変わります。

サリチル酸

別名
製造方法 植物から抽出したり、化学合成で作られます。

ピーリング成分です。雑菌の繁殖を防いだり、ごわついた角質を柔らかくするために使われます。医薬品ではイボやウオノメの除去に。ニキビにも軽度の効果があります。雑菌の繁殖を防ぐ効果もあるので、防腐剤としての役割も。配合量の上限が0.2%の旧指定成分で、刺激が強め。防腐剤として少量配合されるのは問題ありませんが、ピーリング成分としては刺激がかなり強いので注意しましょう。

スブチリシン

別名
製造方法

ピーリング成分です。酵素の一種で、タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は避けたほうが良いでしょう。

乳酸

別名
製造方法 デンプンを発酵させて抽出したり、化学合成で作られます。

ピーリング成分です。医療機関でのケミカルピーリングとしても使われます。やや穏やかなピーリング作用や収れん作用を持ちます。製品のphを調整する役割も。洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は避けたほうが良いでしょう。

💡『乳酸Na』はアルカリ性の水酸化Naで中和されているので、ピーリング効果はありません。

パパイン

別名
製造方法 パパイヤの果実から抽出したタンパク質分解酵素です。

ピーリング成分です。酵素の一種で、タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。アミノ酸、ビタミンC、ポリフェノールなどの美肌成分も含まれています。まれアレルギーを起こす人もいるので要注意です。ピーリング効果は高いですが、刺激が強め。洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は避けたほうが良いでしょう。

プロテアーゼ

ピーリング成分です。タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。まれアレルギーを起こす人もいるので要注意です。ピーリング効果は高いですが、刺激が強め。洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は避けたほうが良いでしょう。

リパーゼ

別名
製造方法

ピーリング成分です。酵素の一種で、皮膚の表面の余分な皮脂を分解して除去する作用があります。作用は穏やかですが皮脂を分解する酵素なので、肌に塗り置くものに入っている場合は避けたほうが良いでしょう。洗い流す洗顔料に入っている分には、基本的に問題ありません。

汚れ吸着成分

海シルト

別名 マリンシルト、くちゃ
製造方法 沖縄などの海底に溜まった海洋成分から得られます。

汚れ吸着成分です。皮膚の細部や毛穴に入り込んで、マイナスイオン後からで汚れをしっかり吸着して取り除きます。ミネラル分が多く、消炎、引き締め効果も期待できます。クレイ系の成分なので人によっては肌が乾燥したり、目に入ると刺激になる可能性はあります。基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

海シルト配合コスメ

どろあわわ

含硫ケイ酸Al

別名 マリンクレイ、含硫ケイ酸アルミニウム
製造方法 昔の海洋動植物が埋没体積されたものの分解物です。

汚れ吸着成分です。イオウやミネラルを含み、毛穴の汚れや余分な皮脂を吸着して取り除きます。肌に潤いを与えたり、キメを整える効果も。クレイ系の成分なので人によっては肌が乾燥したり、目に入ると刺激になる可能性はあります。基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

ケイ酸・ケイ酸アルミニウム焼成物

汚れ吸着成分です。火山灰由来で、結晶が尖った形をしています。眼に入った際に網膜を傷つける恐れがあるとして、国民生活センターから注意喚起が出ています。

別名
製造方法 木材や竹を焼いて作られます

汚れ吸着成分です。たくさんの孔が、皮膚の細部や毛穴の汚れやニオイを吸着して取り除きます。製品を黒色に着色する役割も。

タナクラクレイ

別名
製造方法 福島県の棚倉町で採掘されるクレイです。

汚れ吸着成分です。たくさんの孔が、皮膚の細部や毛穴の汚れを吸着して取り除きます。数あるクレイの中でも等にミネラル含有率が高く、美容効果が期待できます。クレイ系の成分なので人によっては肌が乾燥したり、目に入ると刺激になる可能性はあります。基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

海シルト配合コスメ

どろあわわ

ベントナイト

別名
製造方法

汚れ吸着成分です。自然界の掃除役とも言われる吸着力を持ち、頑固な角栓や皮脂をしっかり取り除きます。水を吸収して粘度のような性質になり、洗い流すパックなどに良く使用されます。増粘・乳化作用も持っています。クレイ系の成分なので人によっては肌が乾燥したり、目に入ると刺激になる可能性はあります。基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

ベントナイト配合コスメ

どろあわわ

スクラブ成分

アズキ

別名
製造方法

スクラブ剤です。粒状になっていて、古い角質などの汚れを絡め取ります。皮膚刺激は指摘されていませんが、スクラブの粒が肌の刺激になりやすいので注意しましょう。

アンズ核

別名
製造方法 アンズの種子の内果皮を砕いて作られます。

スクラブ剤です。粒状になっていて、古い角質などの汚れを絡め取ります。皮膚刺激は指摘されていませんが、スクラブの粒が肌の刺激になりやすいので注意しましょう。

海塩

別名 海水乾燥物
製造方法 海水から得られます。

スクラブ剤です。粒状になっていて、古い角質などの汚れを絡め取ります。ミネラル、カリウム、カルシウム、マグネシウムを含み、収れん効果や肌のキメを整える、血行促進、代謝促進などの効果も。ゲル化剤や乳化剤の働きを弱める作用もあります。「塩」なので、高濃度で配合されていたり、洗い流しが不十分だと一時的な刺激を感じる可能性はあります。スクラブの粒が肌の刺激になりやすいので注意しましょう。

メマツヨイグサ種子

別名
製造方法

スクラブ剤です。粒状になっていて、古い角質などの汚れを絡め取ります。抗酸化作用も持っています。皮膚刺激は指摘されていませんが、スクラブの粒が肌の刺激になりやすいので注意しましょう。

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この記事を書いた人

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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