【全成分&成分解析】ラフラバームオレンジ

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全成分

グリセリン、オリーブ油、PEG-10ヒマワリグリセリズ、オレンジ油、(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル-10、ステアリン酸グリセリル(SE)、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ミツロウ、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリー、ハチミツ、グルコシルルチン、グルコシルヘスペリジン、カラメル、水、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル

この商品の特徴

  • W洗顔不要でクレンジングを時短&心地よいケアができる温感美容液クレンジング
  • メイク落とし、洗顔、マッサージ、角質ケア、美容パックとして使える
  • 肌の上でじんわりとろけるバームでメイクや毛穴の汚れをしっかり浮かせてうるおい透明美肌へ導きます

レビュー記事はこちら

目次

成分解析

ラフラバームオレンジの成分解析です。

温感効果の正体はグリセリン

温感は『グリセリン』と水が混ざることで熱が発生することで得られます。

トウガラシエキスなどの肌に直接作用して温感を与える成分は入っておらず、刺激は低いです。

ホットタオルのような温め効果で毛穴の汚れを落としやすくしてくれます。

メイクを落とす仕組みはクレンジングオイルと同じ

メイクを落とす仕組みは、『オリーブ油(油脂)』でメイクを浮かせて、『PEG-10ヒマワリグリセリズ』などの乳化剤で洗い流しています。

これは「クレンジングオイル」と同じ仕組みで、界面活性剤で落とすクレンジングよりもクレンジング力は高いです。

油脂は脱脂力が強すぎず、人の肌の油に近い成分なので肌に残っても悪影響がなく、保湿効果も与え、肌を柔らかくしてくれる嬉しい成分✨

グリセリンが高配合な分、クレンジングオイルよりは洗浄力は劣りますが、他のホットクレンジングゲルよりはしっかり洗えるのに乾燥しなさそうですね。

ただしオリーブ油はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いので、肌質によってはやや不向きです⚡

敏感肌や乾燥肌の人でも、そこそこ洗浄力があるので、毎日使うと肌に刺激になる可能性はありますね。(ミルククレンジングでメイクがちゃんと落としきれないよりはマシです💦)

オレンジ油は香り付けがメイン。人によっては合わないことも。

オレンジ油に関しては、油脂ではなく精油なので、配合量も少なく、メイクを溶かす力はそんなにないかと思われます。

香り付けがメインで、保湿、ハリツヤ、血行促進、抗菌などの作用が期待できる精油です。

ただしオレンジに含まれるリモネンにクレンジング作用があるので、クレンジングに全く無意味ではなさそうです。

精油であるオレンジ油は、刺激がゼロではない成分で、人によっては合わないこともあるので注意しましょう。

オレンジ油には光毒性があり、化粧品に配合される量では問題ないと言われていますが、配合濃度がけっこう高そうなのが不安要素。

でもクレンジングなので夜に使う限りは特に問題ないと思います。

保湿成分もしっかり配合

保湿成分は『ミツロウ』『水溶性コラーゲン』『ローヤルゼリー』『ハチミツ』『トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル』などの肌に優しい水溶性&脂溶性の保湿成分をたっぷり配合👍

カラメルは当ブログでは着色料として分類していますが、保湿作用があり、特に悪影響はない成分です。

水分が少ないバーム状なので防腐剤も入っていません。香り付けはオレンジ油の精油なので、香料も不使用です。

全体的な評価としては、乾燥肌・普通肌の人のしっかり落とすメイク落としにはかなり優秀だと思います💕

まとめ

  • 温感効果はグリセリンによる発熱。毛穴を開いて洗浄力アップ
  • メイクを落とす仕組みはクレンジングオイルと同じで油で浮かせて落とす
  • 精油は香り付けメイン。人によっては刺激になることもあるので注意。
  • 保湿成分もしっかり入っている

全成分

グリセリンベース(保湿)
オリーブ油保湿orクレンジング
PEG-10ヒマワリグリセリズ乳化
オレンジ油精油
(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル-10増粘・乳化安定
ステアリン酸グリセリル(SE)乳化
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル増粘・乳化安定
ミツロウ保湿
水溶性コラーゲン保湿
ヒアルロン酸Na保湿
ローヤルゼリー保湿
ハチミツ保湿
グルコシルルチン酸化防止
グルコシルヘスペリジン血行促進
カラメル着色
ベース
トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル保湿
グリセリンベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
オリーブ油保湿orクレンジングオリーブの果実から採れる油脂です。
皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。
鉱物油などにはない、お肌を柔らかくする作用も。
油脂の中ではやや重めのテクスチャで、しっとり感は強いですが、配合量が多いとべたつくことも。
また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意です。
クレンジングに配合される場合は、メイクを溶かして落とす役割を持ちます。
PEG-10ヒマワリグリセリズ乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
主に製品の乳化目的で配合されます。
クレンジングの成分を洗い流す成分として配合されることもあります。
オレンジ油精油天然香料(精油)です。オレンジ採れるオイル。
フラボノイド、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれています。
保湿、コラーゲンの生成促進、血行促進、抗菌などの効果があります。
光毒性が指摘されていますが、化粧品に配合される程度の量であれば特に影響はないでしょう。
(ベヘン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル-10増粘・乳化安定製品の増粘やゲル化のために配合されます。
O/W型の乳化を安定させる役割もあります。
ステアリン酸グリセリル(SE)乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤です。グリセリンエステル系で、非常に多くの化粧品に使われています。
乳化・分散作用が高く、酸化されにくい構造を持ちます。
(SE)とは自己乳化型という意味で、少量の石けん成分を含みますが、刺激は気にするほどありません。
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル増粘・乳化安定製品を増粘・ゲル化させます。
O/W型の乳化安定剤としても配合されます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
ミツロウ保湿肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。
テクスチャの調整やマスカラの皮膜形成、髪のスタイリングなどの目的でも配合されます。
水溶性コラーゲン保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。
保水力が高く、肌の土台で水分を蓄えて保湿・ハリ・弾力をサポートします。
さらさらとしたテクスチャですが、肌や髪の表面に膜を作って保護する効果も。
低温ではゲル状になり、体温ほどの温度では液状になる性質を持ち、化粧品に配合された場合はとろみが出ます。
ヒアルロン酸Na保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。
肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。
粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。
ローヤルゼリー保湿ヒドロキシデセン酸、ビタミンB、パントテン酸、アミノ酸、酵素、ミネラルなどを多く含み、栄養価が高いエキスです。
肌を保湿する効果があり、実験で肌の水分量の増加が確認されています。抗菌、肌の新陳代謝の促進効果も。
食用のローヤルゼリーには肌に刺激のある成分が含まれていますが、化粧品に配合される際には取り除かれているので問題ありません。
ハチミツ保湿化粧品でよく使われる保湿成分です。
皮膚をなめらかにしたり、肌荒れ防止する効果も持ちます。
肌に残りやすく、洗顔料に配合すると、すすいだあとも保湿力を残します。
増粘効果もあるので、天然の増粘剤として使用されることも。
クレオパトラも愛用したと言われています。
グルコシルルチン酸化防止主に製品の酸化防止のために配合されることが多いですが、肌への抗炎作用も期待できます。
グルコシルヘスペリジン血行促進血行促進効果、血管強化作用を持ち、くすみやくまを改善します。
抗酸化、抗炎症、保湿効果も。化粧品に配合すると血行を良く見せてくれます。
カラメル着色薄褐色をした着色料(天然色素)です。保湿効果もあると言われていますが、基本は着色料としての役割です。
ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル保湿お肌に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。
油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。増粘・ゲル化・乳化安定剤としての役割も。

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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