【成分解析】オラクル クラリファイング・トナー(化粧水)

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植物研究成果をスキンケアに活かしたブランド・オラクルの化粧水『クラリファイング・トナー』の成分解析です。

全成分

水、ダマスクバラ花水、エタノール、グリセリン、ベタイン、ジグリセリン、BG、ブクリョウエキス、ツボクサエキス、オトギリソウエキス、ハマメリス水、ヒマワリエキス、ビワ葉エキス、シラカバエキス、マグノリアオフィシナリス樹皮エキス、トウキンセンカエキス、ゼニアオイエキス、タイムエキス、ヒアルロン酸Na、水酸化レシチン、香料

目次

オラクル クラリファイング・トナーの成分解析

全成分が21種類と少なめで、ほとんどが美容成分で構成されています。

美容成分に該当しないのは[水][エタノール][水酸化レシチン(乳化剤)][香料]ぐらいですね。

ベースはローズウォーター

水の次に入っている成分は[ダマスクバラ花水]。

ダマスクバラの花を水蒸気蒸留して精油を作る際に得られる、芳香蒸留水です。

主な目的は香り付け。香料も入っていますが、香料ではない本物のバラの香りがつくので、香りの質がグンとアップします。

あとはただの水よりも保湿だったり、お肌を整える効果が期待できますね。

一般的なコスメは、水とグリセリンやBGなどの保湿成分がベースになっているんですが、オラクルの化粧水は[水]と[ダマスクバラ花水]がベースになっています。

一般的な保湿成分はエタノールよりも濃度が低い、4番目のグリセリン以降ですね。

成分だけ見ると「保湿力めっちゃ低いんじゃ・・・」と思ったんですが、実際に使ってみた感じでは、それなりに保湿力はありました。

エタノールの濃度が高め

全成分の3番目にきているのがエタノール。

この書き方だと1%以上か未満かわかりませんが、おそらく1%以上で入っているんじゃないでしょうか。

エタノールは使用感の向上などの目的で配合されます。

さっぱりした使用感になるのですが、エタノールはお肌が乾燥しやすかったり、アルコールが肌に合わないと刺激や赤みが出やすい成分。

1%以下ならあまり影響はないのですが、濃度が高い場合は合わない人も多いので注意です。

エタノールの効果とべたつきやすい成分も入っていないので、使用感はかなりさっぱりしたものになるでしょう。

植物エキスがメイン

植物エキス以外の成分に目立ったものはなく、植物エキスの効果を重視したコスメかと思われます。

  • グリセリン]・・・一般的なベースの保湿成分。しっとり系。
  • ベタイン]・・・アミノ酸誘導体。一般的な保湿成分。
  • ジグリセリン]・・・グリセリンより少しさらっとした保湿成分。
  • BG]・・・一般的なベースの保湿成分。さっぱり系。
  • ヒアルロン酸Na]・・・一般的な保湿成分。

どれもお肌の「保湿」が目的で、目立った特徴がなく、市販のコスメでよく使われている一般的な成分です。

化粧品の植物エキスって「イメージ作りのために微量入れているけどほぼ効果はない」ってことも多いんですが、オラクルの化粧水は植物エキスメインで配合されているお高めのコスメなので、濃度はそれなりに入っているんじゃないでしょうか。

入っている植物エキスの特徴はこんな感じ。

  • ダマスクバラ花水]・・・香り付け、保湿。
  • ブクリョウエキス]・・・お肌の保湿、エイジングケア。
  • ツボクサエキス]・・・肌荒れケア、エイジングケア。最近話題のシカクリームのメインの成分。
  • オトギリソウエキス]・・・お肌の引き締め、肌荒れケア。
  • ハマメリス水]・・・引き締め、皮脂コントロール、収れん。
  • ヒマワリエキス]・・・保湿。
  • ビワ葉エキス]・・・保湿、肌荒れケア。
  • シラカバエキス]・・・保湿、抗アレルギー。
  • マグノリアオフィシナリス樹皮エキス]・・・抗菌、肌荒れケア。
  • トウキンセンカエキス]・・・肌荒れケア、皮脂コントロール。
  • ゼニアオイエキス]・・・保湿、肌荒れケア。
  • タイムエキス]・・・抗菌、収れん、保湿。

「肌荒れをケアする抗炎症」「肌と製品の抗菌」「引き締め」「収れん」「皮脂コントロール」などの作用があると言われる植物がたっぷり入っています。

全成分に防腐剤が入っていないことを考えると、抗菌作用のある植物もそれなりに高濃度で入っているのではないでしょうか。

脂性肌の人、毛穴が気になる人、ニキビケアに良さそうな成分構成です。

いままで保湿メインの守りの成分のコスメを使ってきた方だと「お肌が整った」と感じることも多いのではないでしょうか。

あとは、植物エキスがメインになっている化粧品は、使用感や香りが良いのが特徴ですね。

一方で気になるのは植物エキスによる刺激。

特に抗菌、引き締め、収れんなどの作用を持つ植物は、お肌の刺激になりやすいんです。

問題なく使えてお肌が整うという人も多いとは思いますが、敏感肌適正はイマイチです。

また、保湿を重視したい場合はこれ単体では不向き。どうしても使いたいなら他のアイテムで補いましょう。

成分解析のまとめ

  • ベースにダマスクバラ花水が使われていて、香り付けと保湿効果あり
  • 植物エキス以外の成分は一般的な保湿成分のみ
  • 荒れがちなお肌を整えたり、引き締め、収れん、皮脂コントロール系の植物エキスが多め
  • 上記の植物エキスは刺激になりやすいので敏感肌の人は注意

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レビュー記事はこちら

ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
ダマスクバラ花水植物エキスバラ科のダマスクローズから採れる植物成分です。
製品の香り付け、リラックス、保湿などの効果が期待できます。
エタノールベース化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。
使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。
高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
グリセリンベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
ベタイン保湿糖蜜から得られるアミノ酸誘導体で、化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。
帯電防止効果もありますが、刺激のリスクはほぼありません。
ジグリセリン保湿2個のグリセリンを結合して作られる成分です。
低刺激でグリセリンに近い性質を持ちますが、テクスチャはグリセリンより少しさらっとしています。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
ブクリョウエキス植物エキスサルノコシカケ科のマツホドというきのこから採れる植物エキスです。
お肌の保湿やエイジングケア作用があると言われています。
ツボクサエキス植物エキスセリ科のツボクサから採れる植物エキスです。
抗炎症、抗酸化、保湿、血行促進、ターンオーバー促進、コラーゲン生成促進などの作用があると言われています。
肌や唇に塗るとふっくらした作用が得られるとの報告もあります。
オトギリソウエキス植物エキス昔から傷の治療や神事に使われてきた植物成分です。
ニキビ発生の原因にもなるリパーゼの生成を抑制します。
お肌の引き締め、肌荒れ防止、日焼け後のケア、育毛などにも効果があると言われています。
ハマメリス水収れんタンニンを多く含み、肌を引き締めたり、皮脂の分泌をコントロールする働きがあります。
抗酸化・抗炎症・抗菌作用を持ち、肌トラブルの改善や、商品の防腐効果も持っています。
昔からアメリカで傷や炎症、虫刺され等の薬として使われてきました。
効果はある成分ですが、やや刺激が強く、人によってはアレルギーを起こす可能性も。
メインの成分として大量に配合されている場合は特に注意しましょう。
ヒマワリエキス植物エキスヒマワリから採れる植物エキスです。
お肌を保湿します。
ビワ葉エキス植物エキスビワの葉から水、エタノール、BGなどで抽出される植物エキスです。
糖類、有機酸類、アミグダリン、タンニンなどが含まれ、お肌を保湿します。
ヒアルロニダーゼ活性阻害による抗炎症作用、ヒスタミン遊離抑制による抗アレルギー作用、色素沈着抑制、白髪抑制などがあると言われています。
シラカバエキス植物エキスカバノキ科のシラカバの葉や樹皮から採れる植物エキスです。
保湿、抗アレルギー、紫外線防御、育毛、抗白髪などの作用があると言われています。
マグノリアオフィシナリス樹皮エキス抗菌恐竜時代から生き延びた植物と言われるマグノリアから採れる植物エキスです。
抗菌、抗炎症、お肌のハリ弾力をサポートする効果があると言われています。
トウキンセンカエキス整肌消炎作用に優れており、肌の炎症を抑える効果があると言われています。
皮脂の過剰分泌を抑える効果も期待できます。
ゼニアオイエキス植物エキスアオイ科のゼニアオイから採れる植物エキスです。
糖類、ビタミン、タンニンなどを含み、お肌を保湿します。
お肌を整えたり、老化の原意となるエラスターゼをブロックする作用もあると言われています。
タイムエキス植物エキスシソ科のタチジャコウソウ(タイム)の花・葉・茎から採れる植物エキスです。
抗菌・収れん・保湿などの作用を持っています。
古来から天然の防腐剤としても使用されてきました。
フローラル系の香料としても使用されます。
ヒアルロン酸Na保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。
肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。
粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。
水酸化レシチン乳化両性イオン(アンホ)界面活性剤・乳化剤です。
レシチン系で、洗浄作用はほとんどなく、基本的には乳化補助として配合されます。
乳化作用もゆるやかなので、水酸化レシチンのみで乳化することは少ないです。
セラミドのように保湿効果やお肌の保護効果も持っています。リポソームを作り、不安定な成分を包み込むこともできます。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
オラクル クラリファイング・トナーの特徴
  • ローズの豊かな香りに包まれる化粧水
  • ダマスクローズ、ヒマワリといった保湿効果のある植物成分を濃密に配合
  • 濃密な植物エキスで、深く満たす

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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