【成分解析】ももぷり 潤い化粧水

ももぷり 潤い化粧水の成分解析です。

ももぷりは「塗る乳酸菌」と「モモセラミド」をテーマにしたスキンケアブランドです。

ももぷり 潤い化粧水の成分解析

まず全成分の最初に来るのがDPG。

単価が安く配合しやすいので、プチプラコスメによく使われてがちですが、人によっては少し刺激になるかもしれない成分です。

ちなみにしっとりタイプ（潤い濃密化粧水）はグリセリンベースですが、3番目にエタノールが入っています。

成分の合う・合わないは人によって違いますが、ベースの成分を比較した感じでは、通常タイプの方が刺激になりにくいかも。

桃セラミドについて

全成分ではフィトステリルグルコシド／グルコシルセラミドと記載されています。

桃由来の植物セラミドで、お肌の水分保持やバリア機能をサポートする成分。

セラミドNPなどのヒト型セラミドよりも効果は劣ると言われますが、その分、プチプラコスメでも高濃度で配合しやすいというメリットが。

特にももぷりは桃セラミドをテーマにしたスキンケアブランドなので、それなりに濃度が入っている可能性も高いですね。

塗る乳酸菌について

全成分では「エンテロコッカスフェカリス」と記載されています。

お肌の美肌菌のバランスを整えることで、トラブルの起きにくい肌作りをサポートします。

こちらも製品のコンセプトとなっている成分なので、濃度は期待できるかも。

他の成分はどんな感じ？

全成分の4番目にある「PEG／PPG／ポリブチレングリコール-8／5／3グリセリン」は水性保湿油とも呼ばれる成分。

とろみがありますが、高濃度で配合してもべたつきにくく、製品の乳化や成分の浸透を助ける役割もあります。

個人的にはけっこう好きな成分。

コーン油も入っているので、化粧水ですがオイル感・エモリエント効果が少しあるのかな。

あとは、ビタミンC誘導体（VCIP）やレチノール誘導体（パルミチン酸レチノール）も入っていますね。

プチプラで、製品のコンセプトの成分ではないのでおそらく濃度は低いと思いますが、入っているのは嬉しい成分です。

誘導体なので作用も弱いとは思いますが、もしかしたらパルミチン酸レチノールで刺激を感じたり、皮が剥ける人はいるかも。

後は目立ったものと言えば、モモ葉エキスやベルガモット果実エキスなどの植物エキスですが、そんなに影響はないかと思います。ちょっと保湿や整肌効果があったら良いなって程度。

まとめ

• モモセラミド（フィトステリルグルコシド／グルコシルセラミド）
• 乳酸菌（エンテロコッカスフェカリス）
• 水性保湿油（PEG／PPG／ポリブチレングリコール-8／5／3グリセリン）
• コーン油
• ビタミンC誘導体（テトラヘキシルデカン酸アスコルビル）
• レチノール誘導体（パルミチン酸レチノール）

このあたりはけっこう嬉しい成分。

これらの成分が肌に合う人は、けっこう良い効果を感じるんじゃないかな？？

ただし、乳化に石けんを使っているのが、ちょっとマイナスポイントかな。

お値段的に濃度はあまり期待できませんが、1,000円以下で買えるプチプラコスメだし、気になる人は試してみる価値はあると思います。

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全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
DPG	ベース（保湿）	△
グリセリン	ベース（保湿）
PEG／PPG／ポリブチレングリコール-8／5／3グリセリン	グリセリン誘導体
アルギニン	天然保湿因子成分（保湿・ph調整）
エンテロコッカスフェカリス	乳酸菌（保湿）
コーン油	油脂（エモリエント）
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル	油溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	★
トコフェロール	ビタミンE（整肌・製品の抗酸化）
パルミチン酸レチノール	レチノール誘導体（整肌、ターンオーバーのサポート）	★
ヒアルロン酸Na	保湿
フィトステリルグルコシド／グルコシルセラミド	植物性セラミド
ベルガモット果実エキス	植物エキス（保湿）
メチルグルセス-20	保湿
モモ葉エキス	植物エキス（整肌）
酸化銀	防腐剤
BG	ベース（保湿）
PCAイソステアリン酸グリセレス-25	非イオン界面活性剤（乳化）
オレイン酸Na	石けん系陰イオン界面活性剤（洗浄・乳化補助）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
キシリトール	糖アルコール（保湿）
クエン酸	ph調整
クエン酸Na	ph調整・キレート
フィチン酸	キレート
ラウリン酸ポリグリセリル-5	非イオン界面活性剤（乳化）
香料	香料	△