【成分解析】ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水しっとりタイプ

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ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水 しっとりタイプの成分解析です。

通常タイプのメラノCCの化粧水に比べて、しっとり感が強く、マイルドな使用感になっています。

170mlで1,000円弱で買えるプチプラ美白化粧水なんですが、実はめちゃくちゃ優秀な成分で作られています。

目次

ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水しっとりタイプの成分解析

  • 有効成分は[3-O-エチルアスコルビン酸][グリチルリチン酸ジカリウム]
  • 全成分の濃度は不明
  • ビタミンCそのもの(アスコルビン酸)が入っている
  • 3種の植物エキスが入っている

といった点は、通常タイプのメラノCCの化粧水と同じです。

この記事では、通常タイプとしっとりタイプの違いについて書いていきます。

メラノCCの通常タイプとしっとりタイプの違い

しっとりタイプ通常タイプ
有効成分:3-O-エチルアスコルビン酸、グリチルリチン酸ジカリウム有効成分:3-O-エチルアスコルビン酸、グリチルリチン酸ジカリウム
その他の成分:アスコルビン酸(ビタミンC)、グレープフルーツエキス、レモンエキス、アルピニアカツマダイ種子エキス(アルピニアホワイト)、BG、濃グリセリン、DPG、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、パラベン、クエン酸ナトリウム水和物、無水クエン酸、キサンタンガム、エデト酸塩、香料その他の成分:アスコルビン酸(ビタミンC)、グレープフルーツエキス、レモンエキス、l-メントール、アルピニアカツマダイ種子エキス(アルピニアホワイト)、BG、無水エタノール、濃グリセリン、POPメチルグルコシド、エタノール、POE・ジメチコン共重合体、DPG、POE・POPジメチコン共重合体、ジメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、パラベン、クエン酸ナトリウム水和物、無水クエン酸、キサンタンガム、エデト酸塩、香料

通常タイプは25種類の成分で構成されていますが、しっとりタイプは16種類と、成分がかなり少なくなっています。

しっとりタイプにのみ入っている成分はなく、通常タイプからいくつかの成分が除外されているのが違いです。

一番大きな違いは、通常タイプに入っている「l-メントール、無水エタノール、エタノール」が入っていないこと。

通常タイプにあるスースー感がなくなり、エタノールによる刺激もありません。

刺激の少なさと、マイルドな使用感で選ぶのなら、しっとりタイプの方が圧倒的に優秀です。

ただし[3-O-エチルアスコルビン酸][アスコルビン酸]は作用が強い分刺激になりやすい成分なので、敏感肌適正が高いとは言えないコスメですね。

また、シリコーンやポリマーなどが入っていないので、通常タイプよりも被膜感が少ないと思われます。

その分、グリセリン等の濃度を高めることで、保湿力を上げているのかな?

あくまでも予想ですが、ビタミンCは濃度が高いと乾燥しやすいので、もしかしたら通常タイプよりもビタミンCの濃度が抑えられている可能性はあります。

成分解析のまとめ

  • 有効成分に[3-O-エチルアスコルビン酸]、その他の成分に[アスコルビン酸]が配合されており、美白コスメとしての作用は強め
  • 肌荒れ防止成分の[グリチルリチン酸ジカリウム]も有効成分で入っている
  • 通常タイプにある「l-メントール、無水エタノール、エタノール」が入っていない分、低刺激でマイルドな使用感
  • ビタミンCの成分が強いから、敏感肌には不向き
3-O-エチルアスコルビン酸透明感水溶性のビタミンC誘導体です。医薬部外品の有効成分として配合できます。
持続性・安定性が高いのが特徴です。強い還元作用を持ち、酸化で黒くなったメラニンを元に戻したり、メラニンの酸化を予防する効果があります。
(薬機法上、効果として謳うことはできませんが)高濃度ならシミを薄めることも可能な成分。
そこそこパワーのある成分なので、人によっては刺激を感じる可能性も高いです。
グリチルリチン酸ジカリウム整肌肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。
有効成分として配合できる成分で、ある程度の濃度があれば、けっこうすぐに効果が現れます。
抗炎症成分が複数配合されていたり、他の抗炎症系コスメと重ね塗りしたり、長期的に使いすぎると、刺激になったり、肌本来の機能が弱まる可能性もあるので注意。
アスコルビン酸美白美白成分(メラニン還元型)です。
ビタミンC誘導体の一種で、強い還元作用を持ち、酸化で黒くなったメラニンを元に戻したり、メラニンの酸化を予防する効果があります。
理論上では高濃度ならシミを薄めることも可能な成分。
作用は強力ですが、そのままでは安定しないので、配合する難易度の高い成分。
ビタミンC誘導体として配合されることが多いです。
グレープフルーツエキス保湿グレープフルーツの果実から採れる植物成分です。
保湿、収れん、バリア機能改善などの作用があると言われています。
レモンエキス保湿レモンの果実から採れる植物成分です。
保湿、収れんなどの作用があると言われています。
アルピニアカツマダイ種子エキス保湿・透明感ショウガ科のアルピニアカツマダイの種子から採れる植物成分です。
メラニンの生成を阻害する効果もあると言われています。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
濃グリセリン保湿化粧品によく使われる低刺激な保湿成分です。
一般的なグリセリンは85%前後の濃度ですが、濃グリセリンは95%以上の濃度。
グリセリンよりもさらに保湿力が高く、重いテクスチャをしています。
DPGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。
眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。
POE・POPデシルテトラデシルエーテル乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
パラベン防腐ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。
パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。
化粧品では~パラベンと種類が記載されますが、医薬部外品ではパラベンとまとめて表示されます。
クエン酸ナトリウム水和物ph調整・キレート製品をアルカリ性にするph調整剤です。
キレート(金属イオン封鎖)や酸化防止の役割も。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はほぼありません。
無水クエン酸キレート・ph調整製品の金属イオンを封鎖して品質を維持するキレート剤、製品を酸性にするph調整剤です。
収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果も期待できます。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はありませんが、ピーリング目的にたくさん配合されていると刺激になりやすいので注意です。
キサンタンガム増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
エデト酸塩キレート製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。
刺激の可能性も指摘されていますが、化粧品に少し配合される程度ではそれほど影響はありません。
品質の維持に意味のある成分ですし、無理に避ける必要はないでしょう。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水しっとりタイプの特徴
  • 顔全体にうるおいを与えながら、しみ対策できる薬用美白化粧水。
  • 美白有効成分高浸透ビタミンC誘導体が角質層の奥深くまでぐんぐん浸透
  • メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぎ、透明感のある肌へと導きます
  • 抗炎症成分と3種のうるおい成

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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